千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

最後の1秒まで諦めない【全学年】

 本日より2学期末考査がスタートしました。2学期の成績を左右する重要な考査です。多い学年・類型で最大12科目の試験がありますが、2学期のヤマ場となる期末考査をしっかりと乗り切ってほしいと思います。1学年の黒板には「最後の1秒まで諦めない!」の文字が書かれていましたが、その言葉通り各学年の生徒たちは、最後まで試験に向き合い懸命に頑張っている姿が見られました。当たり前のことのようですが、大切な事だと思います。
 以前、私が勤めていた学校では、考査の巡回のため試験途中に教室に行くとほとんどの生徒が机に伏せて寝ている光景がありました。考査の量や質に問題があるのではないかと、改善を加えても生徒の様子に変化はなく悔しい、情けない思いをしたことがあります。各教科担当の先生方が何時間もかけて作成したテストですので、本校の生徒もこれまで通り、誠意をもって試験に臨んでほしいと思います。
 新型コロナウイルス感染も、依然予断を許さない状況です。この週末は、不要不急の外出を控え家庭学習に努めてください。気張れ、千高生!!

 
 

簿記の対面授業【47回生】

 2020年の通常授業(6限または7限授業)も本日が最終日となりました。そして、明日からの期末考査に向けて各教科で考査前最後の授業が行われました。テスト範囲はすでに発表されていますが、考査に向けた具体的な話があったはずです。生徒の皆さんは、そうした考査のポイントを聞き逃さず記録に残すことができたでしょうか?是非とも、ポイントを押さえた勉強をしてほしいと思います。また、千種高校の先生方は、学習内容で分からない箇所があれば、親切・丁寧に対応して下さる先生ばかりです。些細な内容でも疑問点があれば、声をかけて疑問を解決することも大切な勉強法です。是非、先生方を頼ってくださいね。
 今日は、遠隔での「簿記」授業でお世話になっている和田山高校の霜尾利之先生にご来校いただき、考査前の対面授業をしていただきました。普段はモニター越しでの授業のため、個別に質問等ができないため定期考査の前には直接指導をしていただいています。さらに、放課後には補習の時間も設けてくださり、生徒にとっては安心できます。本日の対面授業で理解が深まったのではないでしょうか?霜尾先生、ありがとうございました。
 簿記の補習をはじめ、放課後に教室に残って勉強している生徒の姿が今日もたくさん見られました。12月10日(木)までの5日間の期末考査に向けて、ベストを尽くしてほしいです。頑張れ!千高生!!

 
 
 

たかが駆け足 されど駆け足【46回生】

 「たかが駆け足 されど駆け足」…私が以前勤めていた陸上競技部のキャッチフレーズです。自分のこれまでの人生と重なるので、私はこの言葉が大好きです。中学校の部活動を通じて何気なく始めた陸上を30歳まで競技として続け、教師となるきっかけを与えてくれました。そして、走ることを通じて多くの方と出会い、自分を高めさせてもらいました。また、現在でもストレスの発散や夜に美味しいビールを飲むために私の生活に欠かせない大切な時間になっています。
 そんなふうに、人から見れば大した事でないのに、ある人にとってはずごく魅力的な事となり、夢中になって取り組むうちに無くてはならない大切なものになることがあります。「たかが〇〇、されど〇〇」、高校生の皆さんにとって、〇〇に当てはまる言葉は何でしょうか?部活動でも趣味でも何でもいいと思います。私がそうだったように「やってみようかな?!」という気持ちがきっかけとなり人生を大きく左右する出来事に発展することもあるのです。是非、自分の〇〇を見つけてほしいです。
 今日は、3年生の体育「持久走」に参加させていただき、一緒に3.6kmを走りました。若い時のように速くは走れませんが、走り終わった後は爽快でした。生徒たちは、1,2年生同様、練習なのにマラソン大会本番のようなタイムを意識した熱い走りが見られました。そして、多くの生徒が自己記録の更新ができたようでした。持久走のような忍耐を要するスポーツは、上級学年になるとダレる傾向がありますが、本校の生徒は学年に関係なく常に全力で見ていても清々しかったです。マラソン大会本番まであと2週間、期末考査もありますが本番に向けて体調を整えていきましょう。

 
 
 

花で学校を元気に!【茶華道部】

 花やグリーンはストレスを軽減させ、心をリラックスさせてくれます。そして、みんなを笑顔にしてくれます。この度、そんな素敵な花を西播地区の県立学校等に無償で提供いただきました。素晴らしい企画を用意して下さったのは、(株)姫路生花卸売市場の田寺様で、「花を学校に飾って、生徒や先生に元気になってほしい」という願いが込められています。生徒も私たち教職員もコロナ禍で疲れやストレスが貯まってきていた時期だけに、本当に有難く、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
 今回いただいたのは、大量のかすみ草、ガーベラ、トルコキキョウ、アルストロメリア、スイトピーの切り花でしたが、早速放課後に茶華道部の生徒たちの手によって仕分けされ、花瓶に生けられていきました。そして、玄関、トイレ前、事務室、職員室、保健室など校内のあちこちに飾らせていただきました。「本当にキレイ!!」寒いこの季節は長く楽しませていただけると思います。
 生徒の皆さん、期末考査3日前という時期となり焦りやイライラも多いかと思いますが、そんな時はゆっくり花を眺め心を落ち着かせてくださいね。改めて生花の魅力や美しさを感じる機会となりました。(株)姫路生花卸売市場の皆さま、本当にありがとうございました。

 
 
 

㊗全国お米甲子園 金賞受賞!【48回生】

 やりました!全国農業高校お米甲子園に出品していた1学年が栽培してきたお米が、「金賞」を受賞しました。前回もお知らせした通り、様々な機器による食味分析等の1,2次審査を通過して、最終審査では食味鑑定士によるご飯試食後の投票により最高金賞1校、金賞4校、特別優秀賞10校が選出されるのですが、本校は全国2位の称号を得たことになります。農業を専門に学ぶ高校ですらなかなか入賞できないコンテストなのに、普通科の生徒たちが栽培したお米が「おいしい!」と評価いただいたことは誇りですし、大きな自信となります。YouTubeで公開されている結果発表の様子を終わりのSHRで1学年の生徒全員で確認しました。生徒たちも、さぞかし喜んでいたことでしょう。
 まさか金賞を頂けるなんで…、今回の1学年の生徒たちの取り組みを見ていて感じることは、日々の積み重ねの重要性と挑戦することの大切さです。実は、このコンテストにエントリーが決まったのは収穫後のことで、栽培の前から「おいしいお米作り」を意識して取り組んだ訳ではありません。しかし生徒たちは、当番制で日々の水管理や、水田の除草を効果的に行うなど指導者の指示を忠実に守り、愛情を込めて栽培してきました。こうした当たり前の積み重ねが、今回の快挙につながっていると思うのです。
 本校の生徒たちの気質「素直・我慢強い・前向き」と先生方の熱心な指導がもたらした金賞です。このプレミアのついたお米の活用を1学年の生徒たちも一生懸命考えてくれているようです。今後、販売や寄付などの活動に自信をもって取り組んでもらいたいです。

より良い校風を築くために…【生徒会】

 今日は一日出張でした。学校を空けても先生方を信頼していますし、生徒も落ち着いており、生徒指導上の心配も全く必要としないため安心です。しかし、新型コロナウイルス感染症が身近に迫ってきている現在、そうした関係の緊急連絡があるのではないかという不安は頭から離れません。本日、休日におけるコロナ感染症に係る緊急連絡先の文書や保健だよりを配布させていただいております。保護者の皆様には今一度、感染防止に向けた正しい知識と行動に協力いただきますと共に、感染が疑われた際の対応についてご確認をお願いいたします。
 さて、少し前の話題になりますが、先日の全校集会の後、生徒会による寸劇が行われました。内容は、授業開始前の挨拶について全校生徒に考えてもらおうと、実演を交えながら訴えるものでした。体育館のステージに机や椅子を並べ、教師役と生徒役になった生徒たちが、悪い挨拶例と良い挨拶例を3パターンに分けて演じていきます。クラスみんなが同じ気持ちで声を出し、きちんと礼が出来た時はとっても見ていて美しく授業へのやる気を感じますが、一部の生徒しか声を出さない時や礼が揃わない時などは見た目も悪く意欲が感じられません。その差は歴然としており、大変わかりやすい寸劇でした。
 言葉で「授業前の挨拶をちゃんとしよう!」と呼びかけるのは簡単ですが、こうした実演により客観的にその違いが見れたことで、見ていた生徒達にはその大切さが伝わったのではないでしょうか。生徒の授業へ向かう姿勢を正そうと、生徒会のみんなが気づいてくれたこと自体、素晴らしいと思いますが、この課題を解決するためにどうやって伝えれば良いかを考え、実行したその行動力に感謝したいです。生徒会のみなさん、本当にありがとう!
 生徒が主体となった生徒目線からの呼びかけにより、より素晴らしい千種高校が築きあげられていきます。千種高校の底力を見たような気がしました。「挨拶」や「礼儀」の大切さを今一度見直していきましょう。
 
 
 

積極性を大切にする授業【48回生】

 小学校の授業で児童が先生から発問を受けると「ハイ!!、ハイ!!ハイ!!」…答えが合っていようが間違っていようが積極的に手を挙げて授業に参加します。しかし、中学校、高校と学年が上がるごとに手を挙げて答えることをためらい、限られた人しか手を挙げてくれません。本校の生徒も例外ではなく、解っていても「恥ずかしい」、「他の人が言ってくれるだろう」などを理由とし、自分の考えを述べられない生徒が多いようです。
 英語科の村上先生は、そうした生徒の気持ちの変化に疑問を感じ、授業の中で意識して生徒たちに挙手を求める授業を行っています。「間違っていても恥ずかしいことではない。むしろ、自分の考えを伝えることよってクラスみんなの理解が深まる」と考えているのです。この日の1年生「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業も、ICTを活用しながら英会話の翻訳をみんなで考えていきます。そして、生徒の表情を伺いながら時々ヒントを与えつつ…、さぁ、「この英文の意味を答えられる人!」と満を持して発問します。すると、小学生の児童のごとく、ほとんどの生徒が一斉に手を挙げ積極的に授業に参加しているではありませんか。この授業にお邪魔したわずか15分ほどの間に5~6回、そんなシーンがありました。
 「いやぁ~、スゴイ」、生徒が積極的に授業に参加した主体的、対話的で深い学びの授業が実践できていました。こうした挙手制の授業を考え実行している村上先生のアイデアと、間違いを恐れず積極的に参加しようとする1年生の生徒たちに敬意を表します。何事にも、そうした姿勢を大切にしてください。積極的な失敗(間違い)は深い学びとなり、必ず自分を成長させてくれるのです。

 
 
 

ハーフラウンドゴルフ実習【46回生・アクティブ類型】

 アクティブ類型の生徒は、春から秋のシーズンにかけて2週間ごとに教科「アクティブ」の中でゴルフ実習を行っています。千草カントリークラブ(以下、千草C.C)のゴルフ場を使用させていただき、外部講師の林良民プロから指導が受けられるという恵まれた環境の中で、生徒たちは3年間を通じてメキメキと力をつけていきます。そして、何よりゴルフの楽しさをこの授業を通じて学んでいます。
 今日は、3年生のアクティブ類型の生徒にとっては最後となるゴルフ実習でしたが、その集大成としてハーフラウンド実習が千草C.Cで行われました。少し肌寒い陽気でしたが、1限~6限まで1日中コースをまわり、そのスコアを競いました。このたび宍粟市ゴルフ協会、林プロ、校長先生からご出資いただき、豪華な景品付きのプレイです。私は同行しませんでしたが、さぞかしテンションが上がり、楽しいゴルフになったことでしょうね。

 今回も宍粟市ゴルフ協会の皆さまをはじめ、多くの関係者の方々に大変お世話になりました。今年度のゴルフ実習は終了となりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。上位成績は以下のとおりです。

  優勝:山口 大翔   準優勝:西川 昂輝   3位:小林 敦志    おめでとうございます!

 
 
 

㊗全国大会出場!!【ライフル射撃部】

 やってくれました!昨日、大阪能勢町ライフル射撃場で開催された近畿高等学校秋季ライフル射撃大会で、秦陽乃(2年)が見事3位に入賞し、全国大会への出場権を獲得しました。県大会を高得点で優勝した実力どおり、近畿大会でも兵庫県勢ではトップとなる621.7点をマークしての3位です。プレッシャーもあったと思いますが、本当によく頑張ってくれました。ちなみに上位二人は大会新記録で、過去に例のないハイレベルの戦いでした。
 本人は、県大会にマークした624.5点に及ばなかったこともあり、もしかしたら満足していないかも知れません。もし、悔しい気持ちがあるのなら、全国大会で是非ともリベンジをしてほしいです。また、猶原宏海(1年)も競技歴半年ながら14位(出場23名)と健闘。実力はしっかり発揮できたのではないでしょうか?今回の経験を活かして、来年度は全国大会に出場してほしいです。この二人の活躍に、ライフル射撃部員みんなも喜んでくれていることでしょう。一緒に練習している仲間が全国大会に出場することは誇らしいことですが、「次は私が!」という意識を持ち、互いに切磋琢磨してほしいです。全国大会は来年3月に熊本県で開催予定です。ライフル射撃部の快進撃はまだまだ続きます。

  
 

全力疾走、限界への挑戦!【47回生】

 2年生の体育もバスケット、バドミントン、卓球の選択による球技から「持久走」に移行し、2週目を迎えています。1年生の授業と同様に、前回の記録をもとに1周(300m)の目安となるラップタイムを確認させ、自己記録の更新を目指し、全力の持久走が行われています。男子は15周(4.5km)、女子は12周(3.6km)をタイムトライアル形式で走るのですが、体育の授業の域を越えた部活動並みの白熱した戦いが繰り広げられていました。
 本校は陸上部がありませんが、特に2年生には男女共に運動能力の高い生徒が多く、陸上部顔負けの走りが見られました。前半突っ込んで後半歯を食いしばり粘り切る生徒、最初から最後まで周囲に惑わされず自分のペースを刻む生徒、足を引きずりながら必死に前を追う生徒、走り方は違いますが、みんな余力を残さずゴールしていました。こんなにも追い込んだ持久走の様子を見るのは初めてです。いやぁ~、スゴイ!この後まともに授業が受けられたのでしょうか?
でも、本番までに故障してしまっては意味がありません。お風呂上りのストレッチやマッサージ等のケアを行い、次の練習に備えてくださいね。
 こうしたスポーツを観戦する際、とかく上位生徒ばかりに目が奪われますが、私は男子の最終ランナーをずっと見ていました。彼は、最後から2番目の生徒がゴールしてからさらに2周も走っていました。早歩きくらいのペースですが、必死に足を運び歩こうとしません。それどころか、最後はゴール直前でラストスパートをかけ倒れ込むようにゴールていたのです。順位やタイムは他の生徒よりはるかに劣りますが、前回の自分を越えようとタイムを意識して走っている姿に大きな感動をもらいました。この生徒に「金メダル級の走りだった」と讃えたい気持ちです。

 
 
 

樹木を学び森林を考える【48回生】

 季節外れの温かい日が続いています。一昨日ですが、直射日光の当たる外気温計は25℃にまで上昇しており、「えっ!ウソやろ?」と目を疑いました。活動しやすく有難いですが、この後の寒さが一段とこたえそうで少し怖いです。 
 さて、先週と今週の2週に渡り1年生「生物基礎」の授業では、外部講師による特別授業が行われました。講師は植物のスペシャリスト、藤原誠先生です。先週の授業では、「身近な草木と私たちとの大切な関係」というテーマで、様々な雑草や樹木を実物を見ながら説明していただきました。普段は、遠隔授業等のICTを活用し衛生的に管理している視聴覚室ですが、この時間は教室内が森と化していました。藤原先生から、1つ1つ植物の名称や特徴など解説いただくのですが、生徒たちも興味津々で、どんどん藤原ワールドに吸い込まれていきます。普段なにげなく見ている雑草や樹木の見方が変わったのではないでしょうか?宍粟市の森林についても深く考えさせられました。
 そして、今週は学校近くの大森神社に出かけフィールドワークを行いました。「森を調べ、樹木の生長を測り、詳しい絵図を書こう」というテーマで、1~70の番号札がついたすべての樹木の胸高周囲や樹種、特徴を調べていきます。また、記録係の生徒は樹木の位置関係も正確に書き込んでいきます。さらに、樹木の高さを二等辺三角形の型紙を用いて測定する方法を教わり、調査していきます。生徒たちは、各グループごとに協力して70本もの樹木の調査等を真剣に取り組んでいました。
 教室内で知識を詰め込むだけでなく、実際に森林に出向き、こうした調査を通じて実体験から学ぶことで、生徒の理解度や学ぶ楽しさは何倍も増したことと思います。「いやぁ、素晴らしい授業!」藤原先生、本当に有難うございました。

 
 
 

全国お米甲子園で入賞が確定!【48回生】

 16日(月)の放課後、一通のFAXが送られてきました。なんと!全国農業高校お米甲子園に出品していた本校生徒が栽培してきたお米(コシヒカリ)が最終審査にノミネートされました。これは、全国から出品された検体数の中で、1次審査の食味分析計での(水分・タンパク・アミロース・脂肪酸)計測、穀粒判別器による(色や形)計測、2次審査の味度値(おいしさの度合い)測定結果が優れており、上位15検体に選ばれたということなのです。
「やったーっ!」、「マジかーっ!」、「すごい!!」と職員室で先生方と大盛り上がり…。生徒たちが地道に栽培してきたお米が、美味しいお米であることが科学的に証明されて、本当に嬉しかったです。
 このコンテストは、米・食味鑑定士協会が実施され今年で11回目を数えますが、全国の農業高校で栽培された自慢のお米を様々な角度から分析し、最終審査では食味鑑定士によって食べ比べを行いその味の美味しさを競うものです。本校は、農業高校ではありませんが、毎年1年生の「総合的な探究の時間」の授業で一年間を通じて環境に優しい米作りから販売・寄付などを行っているため、校長先生の承認を得て、初出品したのです。
 私が過去に、農業高校で勤務していた時に何度もこのコンテストに参加していたことがあります。しかし、最終審査にノミネートされ入賞したのは1回だけで農業高校でも入賞するのは容易ではないのです。(参考:昨年度の参加校は76校、183検体がエントリー)
 千種の自然や風土(美しい水と空気、肥沃な土壌、寒暖差の大きな気象等)が美味しいお米をつくりだす基盤となっていることは間違いないと思いますが、それ以上に1学年の生徒たちが夏の水管理や除草作業などをきっちりと行ってきた証であると私は思います。改めて、生徒たちの頑張りを讃えたい気持ちです。
 最終審査は11月28日(土)に静岡県小山町で開催され、食味鑑定士による食味検査後の投票によって特別金賞1校、金賞4校、特別優秀賞9校が決定します。当日は、YouTubeで会場の様子や審査の様子が配信される予定ですので、米・食味鑑定士協会のHPをご覧ください。最終審査結果が今から楽しみで仕方ありません。
とんでもない快挙を成し遂げた生徒たちが、今後お米の販売、寄付等の活動を通じて多くの人に喜ばれ、自信を深めてほしいと願っています。

決意新たに…【ライフル射撃部】

 昨日、近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会のビームライフルの部に出場する2名(2年秦陽乃・1年猶原宏海)の壮行会が行われました。まず初めに、顧問の高橋先生より2名の選手紹介がありましたが、それぞれの生徒の強さの秘密が垣間見れました。秦さんは、人が見ていようが見てなかろうが関係なく、日々のトレーニングを黙々とこなす芯の強さと集中力の高さ、また大きな舞台でも緊張しない強心臓が武器であること。猶原さんは、日々の生活における誠実さとライフル射撃に対する執着心の強さ、負けず嫌いな性格であること。なるほど…二人を上手く表現していると感じました。
 その後、生徒会副会長の戸井美津希さんより、「千種高校のみんなが応援しています。緊張すると思いますがベストを尽くして頑張ってください」と激励の言葉を受け、最後にそれぞれ一言ずつ決意を語りました。
 近畿大会は、今週末の22日(日)に大阪府能勢町のライフル射撃場で行われます。心を落ち着かせ平常心でベストスコア目指してほしいです。近畿大会での活躍を心から願っています。

 
 
 

自己記録を目指してGoGo!【48回生】

 職員室に響く「がんばれー!!」、「この一周78秒!」、「あと3周!」等の掛け声。
 1学年の体育では、ラグビー(男子)、ソフトボール(女子)の球技を終えて「持久走」へ移行しています。本校は、グランドにトラックがありませんが、1周300mの特設周回コースが作られ、男子15周、女子12周の計測が行われていました。前回走った時のタイムが記された記録用紙を見ながら、1周あたり目安となるペースを事前に確認させ、自己記録更新を目指します。
 内心「いややなぁ」「走りたくないなぁ」と思っている生徒も多いはずですが、生徒たちは意を決してスタートラインへ…。2組目に走る仲間は記録係になり、周回の伝達と一周ごとのラップを瞬時に計算して読み上げていました。走る生徒は、1周ごとに記録係の生徒から様々な掛け声を受け、懸命にゴールを目指して歩を進めます。見ていて清々しく、微笑ましい光景が広がっていました。本校の生徒の本質である「常に全力、手を抜かない」、「相手を思いやる優しい心」が走る姿や応援する姿に詰まっており、今日も温かい気持ちになりました。
 12月17日(木)のマラソン大会当日は、男子8km、女子5kmを走り切らなければなりません。1か月後の本番に向けて練習が続きますが、みんなで支え合いながら乗り越えていきましょう。きっと、苦しみを乗り越えた先には、大きな疲労感もあるでしょうが、それを越える達成感と充実感が得られるはずです。

 
 
 

校種の垣根越えて④…【交流授業】

 昨日、園小中高連携交流授業の第4弾が千種小学校6年生(13名)を対象に行われました。今回の授業は、本校の英語科教諭の村上先生が担当し、千種小・中学校のALTエミリー先生の協力のもと楽しい英語の授業が展開されました。テーマは、「千種高校の部活動について知ろう!」で、村上先生が小学生になりすまし、卓球のラケットをもって登場する場面から始まります。その後イラストを用いて、どんな部活動があるかを児童たちに問いかけながら英語で紹介していきます。高校生の兄や姉をもつ子供たちもいて、あっさりと答えていました。それぞれの部活動を正しい発音で発声しながらマスターした後、What club will you join?(どの部活動に入るつもりですか?)I will join the 〇〇(〇〇部に入るつもりです。)という会話をマスターするためのミニゲームが始まります。頭の後ろに手を組んで、さきほどの会話文を繰り返し発声しつつ、指示された部活動が呼ばれたらそのカードを奪います。反射神経が問われますが、子供たちはゲーム感覚で楽しみながら英会話を身につけていました。
 学習指導要領の改訂に伴い、今年度から小学校高学年(5,6年生)の英語が教科として必修化されるようになりましたが、もうすでに英語に抵抗感なく楽しんで参加できている子供たちにとても驚かされました。また、聞く力や話す力、英語でのコミュニケーションも想像以上に進んでいると感じました。
 村上先生の柔らかい雰囲気とエミリー先生の明るさが絶妙にマッチした、とっても楽しい実践的な授業でした。村上先生、エミリー先生、大変お疲れさまでした。明るく元気な児童に私もとても癒されました。

 
 
 

うれしい報告【46回生】

 今朝、本校の校庭で歓喜の声が響き渡り、生徒たちの手による胴上げが行われました。公務員試験を受験していた生徒が最終合格したのです。私もその話を聞いて、目頭が熱くなり学年の先生方と喜びを分かち合いました。ほんとに、おめでとう!よく頑張りました。
 私は、この生徒との関りはわずか半年ほどですが、部活動を懸命に取組む姿、放課後に一人図書室にこもって勉強に打ち込む姿、繰り返しの面接練習に立ち向かう姿等をいつも見てきました。先の見えない孤独な状況の中でも、決して逃げることなく努力している姿を見て「頑張れよーっ」といつも心の中で応援していたので、本当に嬉しかったです。
 この生徒に限らず、本校の生徒たちは真面目でコツコツ努力する生徒が非常に多く、応援したくなる生徒ばかりです。相手がある選考試験なので、頑張ったからといって必ず良い結果につながるという保障はありません。仮に不合格だったとしても力不足だったと認めるしかないのです。しかし、目標に向けて妥協せず努力してきた過程は、合否に関係なく必ず今後の人生の糧となり自分を成長させてくれます。そして、次へと繋がる原動力になると私は信じます。本校のキャッチフレーズである「小さな学校で大きな夢を」を身をもって実践してくれている生徒たちに「ありがとう」と伝えたいです。
 さて、新型コロナウイルス感染拡大関連のニュースが再び大きく取り上げられています。本校でも、改めてマスクの着用、こまめな手洗い・消毒、教室内の換気、登校前の検温等の基本的な対策の徹底と感染リスクの高まる3密の行動を避けるように呼び掛けていますが、ご家庭におかれましてもご協力をお願いします。インフルエンザと同じで、気をつけていても感染する時は感染するものだと思いますが、いかに対策していたかが大切です。コロナ感染への意識を高めて、日常の学校生活が継続できるように努力していきましょう。
 生徒たちは、今日も当たり前のようにしっかりと手洗い・アルコール消毒ができており、手洗いチェック表にはマルが全員記入されていました。職員も校内の消毒頑張ってます。

 
 

Enjoy Sports【46回生】

 今日は「晴れ」と聞いていた天気予報でしたが、ほとんど太陽の日差しがない一日となりました。日差しがないと非常に寒く、生徒からも「寒~っ!」という声が多く聞かれました。肩をすくめて、ポケットに手を入れて歩く生徒もちらほら見られるようになっています。
 そんな寒さの中でも体育の授業は熱く、アグレッシブな授業が展開されています。職員室にいると体育館から大きな歓声が聞こえてきたので様子を見に行くと、3年生が選択制で球技を行っていました。生徒たちは、バドミントン、バスケットボール、卓球の中から好きな球技を選択して試合を楽しんでいました。バドミントンは男女分け隔てなく楽しそうにラリーを楽しんでおり、微笑ましく思いました。真ん中のコートでは、トーナメントを勝ち上がった代表生徒が清水先生と真剣勝負を行っており大盛り上がり…非常にレベルの高い試合でしたが、最終的にどちらが勝ったのでしょうか?
また、バスケットボールでは男子生徒が試合を行っていました。パス、ドリブル、シュート等を周囲の動きを見ながら見事にこなし、こちらも非常に技術の高さが伺えました。本校は、バスケット部がないのですが3年生は全体的に運動能力の高い生徒が揃っており、体育の授業とは思えないレベルでした。
 3年生の選択制の球技の時間も、どうやら今週までのようですよ。来週からは、12月17日(木)開催予定のマラソン大会に向けて、全学年の体育は持久走となるようです。ゲーム性のない持久走は苦手な人も多いかと思いますが、体力向上に向け頑張っていきましょう。
今年度は新型コロナウイルス感染症防止のため、例年実施している園小中高合同でのマラソン大会は行いません。ご了承ください。

 
 
 

生徒が先生役に②…【48回生】

 今朝も姫路からの紅葉を楽しみながら約62キロのドライブを楽しんで通勤しました。車の温度計は、姫路市内で8℃あったものが、山崎で5℃まで下がり、佐用(三河地区)では3℃まで低下しました。ところが、千種に入るとまた5℃に逆戻り…「アレ、なんで?」と不思議に感じました。地元の先生に話を聞くと、真冬になると千種の方が断然寒いけど、この季節は放射冷却の影響を受けやすい佐用(三河地区)の方が気温が低くなるそうです。千種の方が標高が高いはずなのに不思議な現象です。
 今日も1年生「現代社会」の授業にお邪魔して、生徒によるテーマ「世界の偉人」の授業を受けました。一人5分以上の授業を求めていますが、30分以上熱弁する生徒もおり、大変盛り上がりを見せていました。一人の先生は、レオナルド・ダ・ヴィンチの天才ぶりを身振り手振りでクラスの仲間に語り掛けます。自分の好きな人物とは言え、高校生離れした深い知識と知ってほしいという生徒に語り掛ける姿勢に、聞いている生徒が目を輝かせていました。私も、「自分に当てられたらどうしよう…」とハラハラしながら、大変勉強させてもらいました。授業の最後には、人生の成功者になるために「強い執着心」と「観察力」が必要です。とダ・ヴィンチの言葉を用いて生徒に訴えていました。もう、完璧すぎます…。
また、もう一人の先生は、沢村栄治の偉大さを語っていました。「1試合で23奪三振はすごいんですか?」と生徒に聞かれ、適切に分かりやすい応答ができていました。また、先生が「ノーヒットノーランってどういう意味か知ってますか?」と発問し、野球部の仲間がちゃんとフォローを入れながら回答していました。高校生らしい爽やかな笑顔が印象的な授業でした。生徒による授業は、もうしばらく続きます。次回を楽しみにしています。

 
 
 

広がれ!優しさの輪【ボランティア部】

 紅葉が進み、千種の山々もかなり色づき始めています。太陽の日差しを受けると赤色や黄色の葉が一層輝き、目を和ましてくれます。少し寒いですが、千種の豊かな自然がもたらす景色は最高に美しいと感じます。
 さて、今日は放課後にボランティア部の生徒たちが地域の福祉施設(ちくさの郷、デイサービスさくら)に分散して花壇苗を植え付けていました。この取り組みは、ボランティア部の生徒たちが毎年実施している奉仕活動で、施設に花を植えて利用者の方に心を癒してもらうことが目的です。
 生徒たちは、慣れない手つきでしたがパンジーとビオラの苗を丁寧に植え付けていました。本校のボランティア部は他の部活動と兼部している生徒がほとんどですが、活動日にはほとんど全員が揃ってこうした活動も意欲的に取り組んでくれます。ほんとに善意の精神に満ちた、優しい心の持ち主ばかりです。それぞれの施設の方から、お礼のお言葉をいただき、施設を後にしました。
 学校へ戻る途中、千種の町に大きな虹が広がっていました。きっと生徒たちの優しい心が天まで届いたのでしょうね。ボランティア部の皆さん、いつも有難うございます。優しい心、いつまでも持ち続けてください。

 
 
 

オープンハイスクール2020

 本日は予定通りオープンハイスクールが開催され、中学3年生と保護者、引率教員を含めて100名以上の皆さまにご来校いただきました。雨模様の天候にも関わらず、本校へ足を運んでいただきました事に、まずもってお礼申し上げます。本当に、有難うございました。限られた時間ではありましたが、千種高校の魅力や生徒の様子を少しでも感じていただけたのではないかと思います。進路選択の1つとして、今後ご検討いただければ幸いです。
 さて、本校のオープンハイスクールは生徒会役員を中心として、生徒たちが前面に立ち成り立っていることを実感いただけたのではないでしょうか。受付から体育館までは、生徒たちが誘導しながらの挨拶攻撃からスタートします。開会行事では、中学生の緊張をほぐそうと、秦陽乃さんと長井大樹くんの掛け合いによる楽しい学校紹介…しかし、中学生はクスリとも笑ってくれませんでしたね。
 体験授業への誘導や授業のサポートも生徒たちの手で行われ、中学生の皆さんも安心していただけたのではないでしょうか?理科の実験授業に至っては、3名の中学生に8名の高校生が授業をサポートし生徒自らが授業していました。部活動体験では、各部の上級生が中学生を指導しながら練習に打ち込んでいました。教師からの細かな指導がなくとも、本校の生徒は自ら考え気遣い、心遣いができ素晴らしい動きでした。今日のオープンハイスクールを盛り上げてくれた、本校の生徒みんなにも感謝します。ありがとうございました。
 本年度のオープンハイスクールは終了しましたが、11月25日(水)~27日(金)はオープンスクールデーを設け、授業や部活動など自由に見学いただける期間があります。是非とも、また本校へお越しください。また些細なことでもご不明な点がございましたら教頭の細見までお問い合わせください。本日は、ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

卒業に向け着々と…【46回生】

 11月に入り、3年生の進路が決まりつつあります。しかし一方で、まだこれから受験を控えている生徒もおり、気が抜けない日々が続いています。周囲に進路が決まった生徒が増えてきたため、不安を感じている生徒もいると思いますが、来たる日に向けて焦ることなく努力を続けてほしいと思います。
 さて、今日は3年生の卒業アルバム用の個人写真撮影が行われていました。そのため3年生の様子を見ていると、事前に散髪をしたり、いつにも増して鏡の前でヘアスタイルを整えたりする生徒が目立ちました。一生残る写真になりますから当然ですね。リラックスして普段通りの笑顔となるよう、カメラマンも話しかけてくれますが、カメラを向けられると緊張してどうしても硬い表情になるものです。次に控える生徒や撮影を終えた生徒が、和やかな雰囲気をつくってくれたりする様子もなく、粛々と写真が撮影されていました。冬の足音と共に、着実に卒業に向けての準備が進められています。
 明日は、本校のオープンハイスクールです。ご参加いただく中学生と保護者の皆さま、12時30分に受付開始です。学校前の道路端にのぼりを立てて、皆さまのご来校を歓迎しています。気をつけてお越しください。

 
 
 

生徒が先生役に…【48回生】

 今朝も千種町は2℃まで冷え込み、田畑は霜が降りて真っ白になっていました。日中は快晴となり心地よかったですが、車のフロントガラスも凍りついて、吐く息も白く、暖房器具が恋しくなる寒さでした。ストーブの使用は12月からが基準ですので、もうしばらくは防寒着(指定のセーター、カーディガン、ウインドブレーカー等)で寒さから身を守っていきましょう。
 さて、今日は地歴・公民の教科担当の高橋先生から「生徒が授業しますので、見に来てください」と依頼を受けて、1年生教室へ伺いました。授業のテーマは「世界の偉人」です。自分の好きな世界的偉人について、事前にi-pad等を使用して調べ、教材となる新聞や板書計画を作成して、全員が一人ずつ最低5分以上の授業をするというものです。ポイントは、「先生になりきる!!」という点で、教室への入室や号令の指示などから授業が始まっていきます。私がお邪魔した時間は、3人の先生が授業をされ、それぞれ織田信長、黒田如水、空海を題材とした力のこもった授業が展開されていきます。教材となる新聞をスクリーンに投影したり、板書を通じて、それぞれの人物が残した歴史上の出来事などについて説明していきます。わざと太い声を出して先生になりきり生徒に発問したり、「ここは大事、テストに出るぞ!!」と時折笑いを誘う場面もありました。また、「字が見えにくかったら言ってください」など生徒目線での配慮もきちんとできていました。聞いている側も板書された内容をノートに書き写し、鋭い質問を投げかけます。そんな場面でも、冷静に的確な応答ができており関心しました。
 「いやぁ~、スゴイ!」、想像以上のクオリティーの高い授業に驚きと感動で胸がいっぱいになりました。3人の先生方、緊張したと思いますが楽しく分かりやすい授業、ありがとうございました。

 
 
 

高校生クイズ選手権に初参戦!【48回生】

 今朝の千種町の気温は5℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなり、通勤道中に見る後山(1344m)や千種高校から見る三室山(1358m)の山頂付近は薄っすらと雪が積もっていました。「えぇ~っ、もう雪、早い!!」
昨年の冬は暖かく、ほとんど雪が降らなかった千種町ですが、「今年は冬らしい厳しい寒さの日が多い」と予測されていますので、今朝はその予兆を感じました。
 さて昨日、本校1学年の生徒たちが第40回全国高校生クイズ選手権県予選会にオンライン形式で参加しました。新型コロナウイルス感染状況により、今年度は1回戦から決勝までもリモート収録での実施のようですが、いずれにしても「やってみたい!」「やってみよう!」という挑戦する姿勢に嬉しく思います。挑戦者は大田光(波賀中)、猶原宏海(千種中)、山森咲楽(一宮北中)、南光開斗(山崎西中)の4名でしたが、9月以降、放課後に教室に残って熱心に対策勉強会をしている様子を何度も見てきました。
 とてつもなく広く、深い知識と瞬時の判断力、実践力等が求められる高校生クイズですが、高校1年生の柔らかな頭脳で全国の高校生と渡り合いました。結果は兵庫県内で19位(参加チーム数は不明)と予選敗退となりましたが、他府県では上位に入れる得点であり、初出場としては大健闘だったと言えます。本当に、よく頑張りました。
 高校生クイズ選手権に向けて結束し、一つの目標に向けて涙ぐましい努力を積み重ねた4名の挑戦者に大きな拍手を送ります。お疲れさまでした。

 
 
 

給食に神戸ビーフ!【全学年】

 11月に入り、すっかり日が短くなってきました。特に朝の起床時にはまだ真っ暗で、寒さも加わり布団から出るのが辛くなってきましたね。暗くなると声掛け事案も発生しやすくなりますし、最近、千種町ではクマの目撃情報も発生していますので、生徒の皆さん、登下校時は十分に注意してください。
 さて、先月の30日(金)の給食は、ふるさと献立ということで「兵庫県産100%」の食材を使用した給食が提供されました。10月は兵庫の食育月間ということで、地元の食材を学校給食に使用し、食べ物を通じて実りの季節を感じると共に、「食」について考えてもらうことを狙いとしています。
メニューは、ご飯、野菜スープ、和風ステーキ、ひじきサラダ、牛乳でしたが、なんと和風ステーキには「神戸ビーフ」が使用されており、それを聞いて私も一気にテンションが上がりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、観光や外食をする人が減り、全国的に食材が余っている状況下であり、地元農家の支援と消費拡大、地元の食材のもつ美味しさや魅力を伝えることがその目的とされています。
 その美味しさは言うまでもありません。但馬牛の中でも肉質等級や霜降りの度合い等の基準を満たした肉にか与えられない神戸ビーフの称号を得たお肉は、普段食べているお肉とは別格でした。「おいしい→うれしい→ありがとう!」という気持ちとなり、思わず調理して下さったちくさ学校給食センターへお礼の電話をしてしまいました。生徒たちも、きっと喜んで食べていたことでしょう。今後も、兵庫県より牛肉や地鶏の肉類をはじめ、鯛、ハモ、タコなどの水産物も学校給食として定期的に提供いただく予定です。今からとっても楽しみです。

校種の垣根越えて③…【交流授業】

 本日、千種小学校4年生(11名)を対象とした「交流授業」が行われました。授業担当は、本校の社会科担当の高橋先生です。授業の内容は道徳で、テーマは「人との関わり方」について考える授業でした。
 授業の導入では、高橋先生の小学校時代の友達との人間関係における失敗談からスタートします。この失敗から「人の気持ちを考えなアカン」ということに気づかれたそうです。その後、名札作りの作業に移っていきます。①名前②呼んでほしい名前③最近、嬉しかったこと④将来の夢を記入し一人一人発表します。自分を紹介し合うことで、新たな友達の情報が得られ、人との距離が近づくことを体感していました。将来の夢が同じであったり、同じ趣味が見つかるなど、知りえた情報をもとに会話が広がることも学んでいました。コミュニケーションの取り方はキャッチボールとよく似ています。最後は、高橋先生とクラス担任の新宮先生がキャッチボールの実演を交えながら人との関わり方を説いていきました。「攻撃・拒否・無視」は相手を傷つけ、信頼を失うため絶対にしてはいけません。
 「なるほど、とても分かりやすい!!」高橋先生の過去のエピソードに加え、実演を交えての授業は、子供たちも引き付けられていました。今後、より良い人間関係をつくっていく上でのヒントがたくさん詰まった素晴らしい授業でした。 
 高橋先生、4年生のみなさん、今日は楽しい時間を有難うございました。次回は、11/12(木)に6年生を対象とした英語の授業でお邪魔します。

 
   

クラス目標【47・48回生】

 千種高校は1学年1クラスの小さな学校です。ですから、HR教室も3つしかありません。しかし、生徒や教室の雰囲気はそれぞれ違い、担任をはじめとする学年の先生方の指導方針が反映されることが多いのです。本日昼休みになにげなく1,2年生のHR教室に立ち寄ると、クラス目標が掲げられている様子が目に飛び込んできました。
 1年生は「明るく、元気に、前向きに」というスローガンを掲げ、その両サイドには明るく元気なクラス写真が掲示されていました。「小さなことでクヨクヨせずポジティブに生きることで、きっと明るい未来が切り拓かれる…だからクラスみんなで支え合いながら頑張ろう!」という吉田先生からのメッセージだと思います。確かに、1年生の生徒のカラーはスローガンのような明るく前向きなイメージぴったりのクラスです。
 一方、2年生は「時を守る、場を清める、礼を正す」というスローガンが掲示されています。教育学者の森信三先生の言葉ですが、①時を守る:相手を尊重すること、それにより自分の信用が積み重なるという意。②場を清める:掃除することで気づく人に、心を磨き、謙虚になれるという意。③礼を正す:挨拶や返事をしっかりすることで人間関係が良好となるという意。「人としての基本姿勢をしっかり身につけ、多くの人から愛される人になってほしい」という舩曳先生からのメッセージだと思います。確かに、2年生の教室は最も美しく整えられており、いつ見てもゴミ一つ落ちていません。
 こうした教師によるメッセージを常に見える所に掲示し、求める人間像を示すことはとても大切だと感じました。生徒の皆さん、これからもクラス目標を念頭に置いて担任の先生にしっかりとついていって下さい。

学校あげて応援してます!【ライフル射撃部】

 澄みきった青空が広がり、今日も爽やかな一日となりました。朝はかなり寒さを感じますが、日中は太陽の日差しをたっぷりうけて心地よく、勉強するにも運動するにも最適な気候となっています。
 さて、9月27日(日)に行われたライフル射撃選手権兵庫県選考会のビームライフルの部で優勝した秦陽乃(2年)と4位の猶原宏海(1年)が11月22日(日)に大阪府能勢町で行われる近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会に出場します。大会当日まで1カ月を切り、放課後は熱のこもった練習が繰り広げられていることでしょう。そのライフル射撃部の県大会での躍進をお祝いすると共に近畿大会でのさらなる活躍を願って、千種高校の校舎壁面に懸垂幕が設置されています。また、校門付近の道路端には応援旗が立てられ、学校あげてライフル射撃部を応援しようとするムードが高まっています。懸垂幕については11/7(土)~11/21(土)の間、咲ランド山崎にも設置していただく予定ですので、お立ち寄りの際には是非ご覧ください。澄みきった青空に、生徒たちを応援する懸垂幕や応援旗が一層輝きを放っていました。

 
 
 

給食を通じた食育【48回生】

 本校の昼食は、ちくさ学校給食センターにお世話いただき千種小・中学校と同じ給食を提供いただいています。栄養バランスが満点で、生徒の満足度が高い美味しさの給食は、生徒たちの活力源であり、楽しみな時間の一つとなっています。
 先週23日(金)に1学年を対象とした食育講演会が行われ、その給食の献立を作っておられる、ちくさ学校給食センターの栄養士前田真由子先生から講義を受けました。給食センターで働く前田先生や調理員のみなさんが毎日どんな気持ちで給食を作っておられるのか、また給食が作られる工程などをスライドを通じて教えていただきました。前田先生が特に大切にされている事は、衛生管理と地元の食材をなるべく使用している点です。なんと、20軒を越える農家の方々から旬の食材の提供を受け、食材を通じて季節を感じながら食べてほしいと私たちに語ってくださいました。また、その生産者さんを毎日の手書きの献立表の中で紹介することで、生産者の顔が見え安心を届けたり、地元への愛着を深めてほしいという願いが込められています。
 今回の講演の中で、普段何気なく食べている給食が、生産者の方々のご苦労やその農作物を美味しく安全に調理する作り手側の様々なこだわりによって出来ていることを強く感じることができました。学校内でもお米づくりを体験している生徒たちですが、今回のお話しを聞き、改めて食への感謝や給食への愛着が湧いたことでしょう。これからも、残さず美味しくいただきたいと思います。前田先生、今日は貴重なお話をいただきありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 

お米甲子園に出品します!【48回生】

 1学年が「総合的な探究の時間」に栽培してきたお米が、乾燥→もみすり→選別等の調整作業を経て約200kgの玄米として米袋に入った形で戻ってきました。昨年の総重量は約170kgだったそうで、「過去の収量と比べても最高の出来だ」と外部講師の田住先生もおっしゃっていました。天候の良し悪しによって収穫量は大きく左右されるものですが、それ以上に、今年の生徒たちが日頃の水管理、除草作業などしっかり取り組めたことが一番の要因であると思います。収穫されたお米は、生徒たちの努力の結晶なのです。本当によく頑張りました。
 その収穫したお米を今後どのように活用していくかを先日、田住先生の指導の下、グループに分かれて話し合いました。アンテナショップや道の駅などでの販売、こども食堂やちくさ給食センターへの寄付、1学年での調理実習での使用など様々なアイデアがあがっていました。その中で、このお米がどれだけ美味しいのかを知るために、科学的分析し、その食味値や食味鑑定士によって実際にご飯として食べた時の味、香り、粘り等によって優劣を競う「全国農業高校お米甲子園」に1学年が作ったお米を出品しよう…という話になりました。これは面白い!!!農業高校ではないですが、校長先生の承諾があれば普通科高校でも出品が可能だと聞き、「申し込みギリギリだけどやってみよう!」と盛り上がっています。
 本日、総合的な探究の時間の授業の中で、出品する玄米の選別作業を生徒全員の手で行いました。今日は、この選りすぐりの玄米をお米甲子園事務局へ郵送します。千種町の美しい水と寒暖差の大きな気象条件、そして生徒たちの愛情をたっぷり受けたお米がどんな評価を受けるか、今からとても楽しみです。1年生の新たなチャレンジが始まっています。

 
 
 

美術の授業【47回生】

 今日は2年生(ペーシック・アクティブ類型)の「美術Ⅱ」の授業にお邪魔しました。授業を拝見する頻度が高い教科なのですが、普通教科の授業に比べ生徒の活動に変化があり、みんなイキイキしていることが一番の理由です。また、教科担当の野村先生が「いつでも見に来てください」と言ってくださり、ブログを書く上で美術は非常に有難く、いつも遠慮なく写真を撮らせてもらっています。
 教室に近づいてそ~っと扉を開けると、いつも元気な男子生徒たちが静まりかえった教室の中で作品作りに集中していました。生徒の進度により、紙粘土を使った手のひらサイズの空想動物づくりや能面の模写が行われていました。空想動物づくりでは、事前に作成したアイデアスケッチをもとにアクリルガッシュを用いて着色した粘土で形をつくっていきます。ユニークな空想動物が少しずつ形になっていく様子は見ていてとても楽しく、生徒たちも夢中になって取り組んでいました。
 いつも明るくノリの良い2年生(特に男子)、野村先生からも「最後まで投げ出さない子たちです」と評価されていました。これからも、得意不得意に係わらず明るく楽しく全力で頑張ってください。

 
 
 

人事を尽くして天命を待つ【46回生】

 今朝の千種町は8℃(午前7時時点)まで冷え込みましたが、日中はポカポカ陽気で気持ちのいい秋晴れとなりました。2,3年生のアクティブ類型は午前中に千草C.Cでゴルフの授業でしたが、絶好のコンディションでのゴルフは最高でしょうね。生徒が羨ましく感じます。
 さて、3年生の進路指導も就職や進学(大学・専門学校)に違いはあれど、生徒にとって最も変化に富んだ時期を迎えています。一部の専門学校受験生徒はすでに合格を勝ち取っていますが、就職希望生徒の約7割は結果待ちの状態、残り3割は明日以降に試験を控えている状況です。また、推薦での大学受験も生徒によっては始まっており、3学年の生徒たちの心中は穏やかではないと思います。試験を終えた友達から様々な話を聞いて、さらに不安がかき立てられている人がいるかも知れません。どうか、今こそ心を落ち着かせて、地に足をつけた行動を心がけてほしいと思います。
 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。自分でできるベストを尽くしたのだから、どんな結果になろうとも後悔しないという心境に立てるよう皆さんは努力してきたはずです。あとは静かに天に運命を任せましょう。また、これから受験を控える人は自分でできるベストを尽くし、試験日まで最善の努力を積み重ねてほしいです。
 選考試験ですから、当然うまくいかない事もあるかも知れません。46回生全員の進路が決まるまで、仲間を思いやり励まし合いながら頑張っていきましょう。今日はそんな3年生の昼食(給食)の様子を写真で紹介します。現在もコロナ対策として男女別々に食べていますが、食欲は旺盛のようです。

 
 

体育はソフトボール【48回生女子】

 今朝の千種町は11℃(午前7時時点)、雲に覆われている時間が長かったため日中も気温がさほど上がらず肌寒かったです。夏の間外に出して、涼しい日陰で過ごしていたクンシランも寒さから守るために再び校舎内に並べられ、クンシランたちも冬支度に入っています。
 さて、今日は48回生女子の体育の様子を紹介します。2学期の後半は「ソフトボール」を実施しており、和やかな雰囲気の中でキャッチボールや守備練習が行われていました。ソフトボール経験者も何名かいるようですが、ほとんどが初心者のようで相手のグラブめがけて正確に投球したり、キャッチすることに最初は苦戦していました。送球した生徒が「(悪送球のため)ごめ~ん」と言えば捕球する生徒も「(捕球できず)ごめ~ん」と言い返す。そして、悪送球のボールを追いかけて走る…そんな微笑ましいシーンを何度も見ました。
 櫻井先生から(相手の受けとりやすい)「愛のあるボールを投げるんやぞ」と指導を受けて、練習を繰り返す中で少しずつコントロールが定まりキャッチボールのラリーが続いていました。その後、ノックを受けてゴロを捕球し1塁へ送球する練習へ進みます。櫻井先生の愛のある絶妙なノックを生徒たちは前進しながら上手に捕球していましたが、その後の送球では「ごめ~ん」という場面が多かったように思います。それでも、生徒たちはお互いに声を掛け合いながら楽しんで取り組めており、見ていて清々しい気持ちになりました。
 今日は、肩の筋肉痛かも知れませんね。男子のラグビー同様に今後の成長を楽しみに見守っていきたいと思います。

 

 
 

体育はラグビー【48回生男子】

 中間考査も終了し今日から2学期の折り返し、学校では通常授業を再開しています。授業によっては、考査返却もあったのではないでしょうか?考査の結果に一喜一憂するのではなく、今回の結果を踏まえしっかり反省し次回の考査に気持ちを切り替えてほしいと思います。
 本校は職員室前の廊下からグランドが一望でき、いつも部活動や体育の授業の様子を楽しみに見させてもらっているのですが、今日は面白い光景が目に飛び込んできました。なんと、男子生徒が赤と紺のヘッドギアをつけて一列に整列しているではありませんか。本校の1年生(男子)の2学期の体育では、なんと「ラグビー」をしていたのです。これは珍しい!!グランドに足を踏み入れ様子を伺うと、頭で体全体を支えるケガ防止のための補強運動が始まります。ラグビーは、首に力を入れておかないと大きなケガにつながるのです。その後、ラグビーボールを使用したパス練習が始まり、上手にスクリューパスもこなしていきます。さらに、1対1でパス→タックル→ラック動作の練習、ステップ動作のポイント等を学び、最終的には2対2でのミニゲームまで行われていました。生徒たちは、清水先生の指導に真剣に耳を傾け、汗と土ボコリにまみれながら楽しく意欲的に頑張っていました。
 昨年、日本で開催されたラグビーワールドカップで日本チームが大活躍したことは記憶に新しい所ですが、生徒たちも見たことはあっても実際に経験したことのないスポーツでしょう。1つのボールを守り、奪い、チームみんなの力で前に進めるラグビーの精神と技術をしっかり身につけてください。本格的にゲームが出来るようになったら、また見学に行きます。
 
 
 

いざ、出陣!【46回生】

 今日も安定した爽やかな秋晴れとなりました。朝の冷え込みが増し、道端の樹木の紅葉や柿の実の色づきも進んできたように感じます。夏場に弱っていたマリーゴールドなどの草花も再び輝きを増し、コスモスが咲き誇るなど本格的な秋の訪れを実感します。また、獣(特にシカ)も繁殖シーズンに入り活動が活発になっているのか、交通事故による死骸を毎日のように見かけます。千種町に通勤している以上、こうした思わぬ事故にも気をつけなければいけません。生徒、保護者のみなさんも十分に気をつけてください。
 さて、今日は中間考査の最終日でした。みんな最後まで気持ちを切らさずしっかり取り組めていました。そして、3年生の就職希望者は明日から就職選考試験がいよいよ始まります。そこで考査終了後に、該当生徒18名を会議室に集めて激励会が行われました。最初に校長先生から、過去の経験を交えながら試験に向かう心構えと激励の言葉を受けました。みんな引き締まった表情をしていました。その後、学年主任や進路指導部長から諸注意等を受け試験に向けての最終確認を行いました。試験の合否は相手があることなのでどうなるか分かりませんが、これまで勉強や面接練習をし準備してきたものをしっかりと発揮してもらいたいです。落ち着いて、「自己ベスト」を目指し頑張ってください。心から応援しています。

 
 
 

Enjoy English【47回生・チャレンジ類型】

 中間考査2日目、今日も爽やかな秋晴れでした。昨日もそうでしたが3年生は就職試験直前であり、試験終了後は学校に残り勉強や面接練習をしている姿が見られました。私も集団討論や面接の練習に入らせてもらいましたが、たくさんの先生方から指導を受けて「かなり仕上がっているな」という印象でした。人生を左右する大切な試験を目前に控え、必死にもがき頑張る生徒たちに心からエールを送ります。「ラストスパートだ、ゴールまで必死で駆け抜けろ!」
 さて、先週金曜日の2年生(チャレンジ類型)「英語表現」の授業では英語による発表会が行われていました。自分の好きなものについて調べ、ポスターで表現し、みんなの前で英語で紹介するものです。驚いたのは、発表後に説明を聞いた人たちが全員1つずつ英語で質問をし、発表者も臨機応変に英語で身振り手振りを交えて返答していた点でした。
「すごい!!」恥ずかしながら、私はほとんど聞き取れなかったのに、生徒たちはきちんと内容を聞き取り流暢な英語で会話が進められていたのです。本校の生徒たちは改めて力のある生徒が多いと感じました。また、英語の指導も昔と大きく変わり、実践力を重視したものになっていると感じました。現在、コロナの影響によりALTが不在のなか英語の授業が行われていますが、早く生徒たちに本物の英語を聞かせてあげたいです。

 
 
 

本日より中間考査【全学年】

 本日より2学期の中間考査(10/12~15までの4日間)が始まりました。例年より少し早く、8月24日(月)に始まった2学期もようやく折り返しです。いつもより早めに登校し教室で勉強する生徒や寝不足で目をこすりながら登校する生徒、余裕の笑みが見れる生徒などさまざまですが、みんなしっかりと登校できており安心しました。受験科目数は期末考査に比べ少ないですが、1学期末の終了が延び2学期の開始が早まった分、考査の範囲が広がっていると思われます。
 生徒のみなさん、しっかりとした学習の準備と体調管理を行いベストを尽くしてください。ノート等の提出も忘れずに!頑張る千高生を応援しています。

 

校種の垣根を越えて②…【交流授業】

 本日、千種中学校の1年生を対象とした2回目の「交流授業」が行われました。授業担当は、理科教員である筏先生で生物(特に魚類や水産)の専門家です。今回の内容は、「アユの生態と解剖」について学ぶ授業です。
 最初に、アユの生態についてスライドを用いながら説明を受けた生徒たち、産卵から孵化した稚魚が海に流され、また大きく成長し川の上流へ戻ってきて、産卵後に死んでいくという短いアユの一生について感慨深げに聞き入っていました。先生からの発問に対して積極的に挙手したり、意見を述べたりと中学生の反応は大変素晴らしかったです。また生徒たちが驚くほど知識が豊富で、的確に回答できており感心させられました。
 メインとなるアユの解剖では、一人一匹ずつまだ元気に生きているアユを手渡され、テレビモニターに映し出される筏先生の解剖技術を手本にハサミを使用して進めていきます。生徒からは「自分が切られている気分」、「かわいそう」、「ごめんなさい」、「おいしそう」など様々な声が上がっていましたが、みんな恐るおそるも興味津々に解剖を進めていきました。解剖後もピクピクと動く心臓に「まだ、生きてる!ごめんよ」と声をかける生徒もいました。その後、各臓器を一つひとつ確認しながら、臓器の働きや配置について学んでいました。
 中学生のみなさん、今日の授業はどうでしたか?筏先生からあったように、命や食への感謝を忘れず、アユの住める美しい千種川をこれからも守っていきましょう。今日は、ありがとうございました。

 
 
 

情報をデザインする【46回生・ベーシック類型】

 今日は1日中冷たい雨が降り続き、気温が上がらずとても寒い一日となりました。コロナ対策で、教室や職員室も適度に換気するようにしていますが、扉が閉まったままの時間のほうが多かったように思います。また、生徒の服装を見ても、セーターやブレザーを着用している生徒が多くなり、秋の深まりを感じます。来週からは、中間考査が始まります。大切な時期ですので、体温調節をしっかりとして風邪等をひかないように注意して下さい。
 今日は3年生の「情報デザイン」の授業にお邪魔しました。情報と言えばタイピングしているイメージがありますが、この授業ではコンピュータを使ってポスターやホームページ、CG画像などを作成する技術の習得を目指す授業です。生徒たちはほとんど音のない静かな教室の中で画面と向き合い、この日はCG画像を作成していました。こうした授業を通して、レイアウトや造形、配色を工夫し、適切な情報伝達やコミュニケーション力、表現力等を身につけてほしいと思います。
 ワード、エクセル、パワーポイントなどの情報の基礎学習から、ベーシック類型の3年生はさらに高度な内容の授業へと進化し、実社会で通用する技術を身に着けようと今日も頑張っていました。

 
 

男子団体県大会出場決定!【卓球部】

 10月3日(土)~4日(日)、兵庫県高等学校新人卓球選手権大会西播予選がウインク体育館で行われました。
 3日(土)は男女団体戦が行われ、見事に男子団体が県大会への切符を手にすることができました。男女とも敗者復活戦で県大会の残り少ない枠を争う展開となりましたが、なかなか練習試合で勝てなかった高校に勝利するなど、今まで以上のチーム力を発揮することができました。女子団体も敗者復活戦でどんどん勝ち上がっていったものの、ほんとうにあと一歩の所で県大会出場に届かず悔しい結果となりました。
 また4日(日)は個人戦が行われ、残念ながらどの生徒も個人で県大会へ駒を進めることはできませんでしたが、生徒個々に課題や収穫を得て、今後につながる2日間となりました。悔しさも残る大会で、これから長いオフシーズンに入っていく中で、来年度の総体に向けて、キャプテンを中心に練習を頑張ると心に誓っていました。
 11月13日(金)~14日(日)にグリーンアリーナ神戸で開催される兵庫県大会の男子団体戦では、今持てる力を十分に発揮できるように、これからさらに練習を頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

 
 

気持ち切り替えて…【全学年・全教員】

 第4回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった本日、生徒はほとんど欠席することなく元気に登校しており、安心しました。その一方で、教員は私も含めリレーで無理をし過ぎて足どりが重く、足を引きずりながら歩く先生の姿もあり、年齢の差を痛感しています。しかし、この体育祭で教員チームが結成され、数日前から生徒に勝つために作戦会議を開いて教員が一つになり、生徒たちとリレーで一体となれたことは非常に意義深く、千種高校ならではの素晴らしい所だと思っています。来年は負傷者を出さないように事前トレーニングをしっかりと積んで、出場種目を絞ってまた生徒たちに挑戦しますので、楽しみにしていて下さい。
 さて、今日から中間考査一週間前となりました。生徒の皆さんは、来週からの中間考査に向けて気持ちを切り替えて今度は勉強に力を注いでほしいと思います。また、3年生は中間考査が終わるとすぐに就職選考試験がスタートします。何度も繰り返し練習している面接練習もいよいよ仕上げの段階に入ってきました。これまでの指導の過程で挫折しそうなこともあったと思いますが、「最後まで手を抜かない」という本校生の素晴らしい姿勢を今こそ発揮し妥協せず努力してください。私たち教員も、気持ち切り替えて今日からまた頑張ります!! ※写真は力走する本校教員たち

 
 
 

笑いと感動の第4回CHIKUSA合同体育祭

 第4回CHIKUSA合同体育祭が終了しました。笑いと感動の連続で、午前中開催でしたが非常に中身の濃い素晴らしい合同体育祭となりました。今日は多くを語りません。保護者のみなさま、今日はご声援いただきありがとうございました。
生徒たちの様子を写真で紹介します。成績は以下の通りです。
【中学の部優勝】2年生 【高校の部優勝】2年生 【総合の部優勝】中学2年生 【総合の部準優勝】高校1年生

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

予定通り開催します!【合同体育祭】

 おはようございます。本日の第4回CHIKUSA合同体育祭は予定通り9時より開催します。ご観覧の家族の皆さまは、検温やマスクの着用等感染予防対策を講じた上で、中学校へお越しください。なお、場内2か所にあるどちらかの受付を行なっていただきグランドに入場されますようご協力をお願いします。

本番さながらに…【合同体育祭予行】

 本日午前中、第4回CHIKUSA合同体育祭に向けた中学校との合同予行演習が行われました。入場行進、ラジオ体操などの最終動作確認と、本番を想定した各演技のリハーサルを行う中で、演技のイメージやそれぞれの集合隊形、入退場の流れ等も理解できたと思います。一番盛り上がったのは新種目のクイズでした。指揮者の長井大樹君(1年・波賀中)のアドリブと筏先生とのやり取りは会場に笑いを誘いました。また、最終演技の中高選抜リレーでは高校教員チームを結成し、普段見ることのない先生方の必死な姿を見て生徒たちも大喜びでした。当日も、教員チームは生徒チームに勝ちにいきますので、生徒のみなさん、負けないように頑張ってください。本番さながらの素晴らしい予行となりました。
 
  
 
 

食トレやってます!【硬式野球部】

 職員室前の机の上に置いてある上皿はかり、「なんでこんな所に!?」と思っていましたが、登校してきた野球部員が自宅から持ってきた弁当箱を計測していることに使用されていました。清水監督から「しっかり食べろよ」と声をかけられ、「はい!失礼します!」と言って教室へ戻っていきます。再び昼食後に、同じ生徒たちが職員室前へ現れて、今度は体重計に乗ります。「よし、合格!」「おいおい、全然増えてへんがな…」とファイルに記録されながら増体状況のチェックを受ける……。これは硬式野球部員による食トレで、生徒は通常の給食に加えタッパーに入った1kgのご飯を毎日プラスして食べることを命じられているのです。まるでその様子は、お相撲さんの新弟子検査のような光景……。
 この夏の公式戦を何戦か見させてもらいましたが、本校の野球部員は他校の生徒と比較しても確かに小柄な生徒が多く、線が細く、パワーがないことは明らかでした。この課題を克服するために、野球部では9月から食トレが毎日続き、生徒たちは給食時と練習前後にこの1kgのご飯を食べきることを実践しているのです。いやぁ~、これは辛い!!給食だけでも、かなり量が多く食べきるのが大変なのに、これにプラスとは…。生徒に話を聞いてみると、「野球の練習よりもキツイです」と本音を漏らす生徒もいましたが、この食トレを辛い顔一つせず、前向きに捉えていました。
 試合で勝つためには野球の技術練習だけでなく、こうした体を作る努力も必要不可欠ですね。しっかりとした食事とトレーニングを通じて野球に必要な筋力を身につけ、しっかりパワーアップしてもらいたいです。そして、毎日お弁当を持たせてくれ応援してくれる家族にも感謝の気持ちを忘れず、野球を通じて自分を磨いてください。

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 9月27日(日)、近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会兵庫県選考会が明石西高校で行われ、本校から1,2年生の9名が出場しました。ライフル射撃部は、コロナの影響により今年度は一度も公式戦がなく、目標を見出せない中で地道なトレーニングが続けられてきましたが、初戦となる公式戦で本校部員が大躍進しました。
 なんと、ビームライフルの部で、秦陽乃(2年)が624.5点の高得点で優勝!!、猶原宏海(1年)が4位に入賞し、二人揃って近畿大会への出場権を獲得したのです。また、ビームピストルの部でも近畿大会にはあと一歩届きませんでしたが、藤川佳大(2年)が7位に入賞しました。本人たちには失礼ですが…7月に各校ごとで行われた記録会では、本校ライフル射撃部員は、他校の選手に圧倒されており、実力不足は否めない状況でした。ですから私も、正直上位大会へ進出することなど想像もしていませんでした。しかし、毎月ごとに個人目標を定め、ランニングや体幹トレーニング、縄跳びなどの基礎トレーニングをコツコツ積み重ねたことや、本番を意識した緊張感ある部活動への取り組みによって、生徒たちは格段に飛躍していたのです。入賞者以外の生徒も自己ベストやそれに近い成績を収めたと聞いています。ライフル射撃部員の活躍に大きな拍手を送りたいです。よく頑張りました!
 近畿大会は11月20日(金)、21日(土)に大阪にて開催されます。「やれば出来る!!」を実践してくれた生徒たちが、自信を深め今後さらに活躍してくれることを願っています。



 

とったどーっ!実りの秋 実感【48回生】

 今朝の千種町は14℃(午前7時時点)とよく冷え込んだ分、すっきりと青空が広がる秋晴れの一日となりました。千種町を見下ろす兵庫県で2番目に高い山「三室山(1358m)」も青空にくっきりと映え、山頂付近ではかすかに紅葉が始まっているように見えました。
 そんな絶好の秋空の下、1学年によるイネの収穫実習が行われました。外部講師の田住学先生にご指導いただきながら、ノコギリ鎌を持って腰をかがめながらイネを刈り取っていきます。黄金色に輝くイネはずっしりと重く、何株かまとめて最終的にはコンバインで脱穀していました。約4カ月前、小さくか細かったイネがこの期間に分げつ、出穂、受粉、登熟と順調に生育し、1株2500~3000粒もの籾をつけるにまで生長していました。夏休み期間も含め毎日水管理したり、除草作業を適切に行ってきた成果が形になり、生徒たちもとても喜んでいました。収穫したお米は、後日学年で試食したいと思いますが、残りは今後の「総合的な探究の時間」を通じてみんなで活用方法を考えていきたいと思います。
 田植えからイネ刈りまでの一連の作業工程を身をもって学んだ生徒たち、「食」への感謝の気持ちが一層強まり、環境問題や農業の営みについて関心をもってもらえると嬉しいです。田住先生、今日は大変お世話になり有難うございました。

 
 
 

特別な想いを胸に…【合同体育】

 本日午前中に中高の「合同体育」が予定通り行われ、週末の体育祭に向けての練習が行われました。千種中学校グランドに歩いて移動し、最初に体育祭に向けて体育科の先生方や生徒代表による挨拶等が行われました。その中で、「今年の合同体育祭は、例年と形は違うけど開催できる喜びを噛みしめながら、思い出深い最高の体育祭にしよう」と確認しあいました。また、千種中学の生徒会代表より、今年の体育祭スローガン「新輝一天」~仲間と共に架けぬけろ~について説明がなされました。全生徒・職員を前に、長いセリフを堂々と話す中学生の姿に驚きと体育祭への意気込みを感じました。
 合同練習の内容は、入場行進、開会式、ラジオ体操、退場までの流れを前半に繰り返し行い、後半は部活動行進と各クラス別の演技練習を行いました。クラスごとに息を合わせ、力強く行進する姿は見ごたえがあり、入場行進も立派な一つの演技だと思いました。そして、ラジオ体操では指先まで神経を張り巡らせているような「動」と「静」のメリハリある動き、目線までも意識した完成度の高さに感動を覚えました。高校生は中学生の見本となるように、中学生は高校生に刺激を与えられるように、互いを意識しながらの非常に質の高い中身の濃い合同練習が出来ていたと思います。本番まで限られた時間ですが、特別なCHIKUSA合同体育祭への想いを胸に全力で練習していきます。

 
 
 

CHIKUSA合同体育祭に向け始動!【全学年】

 今日は朝から一日中雨が降り続き、気温もほとんど上がらず肌寒い一日でした。3年生はしっかり登校できていますが、1,2年生は体調不良で欠席する生徒が続いており心配しています。週末はゆっくり体を休め、体調を整えてほしいです。
 さて、10月4日(日)に開催予定の第4回CHIKUSA合同体育祭が近づいてきました。今日は、本来ならば午前中、「合同体育」として千種中学校で体育祭に向けての中高合同練習を実施する予定でしたが、雨天のため各校別々での練習となりました。1,2限は、体育館にて主に入場行進、ラジオ体操、種目別の競技説明が行われました。普段の授業等も常に真剣で一生懸命な生徒たちですが、集団が大きくなっても崩れることなく、素晴らしい行進、体操が出来ていました。特に、行進時の大きな腕振り、脚の上げ方は大きな声で注意されなくとも自然と身についており圧巻でした。3,4,6限は学年ごとに競技練習が行われました。八の字跳びやPKなど、生徒たちは和やかな雰囲気の中で、笑顔の絶えない楽しい時間を過ごしました。
 来週からは、予行も含めて3回の合同体育を実施する予定です。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとりながらの半日開催(午前中のみ)ですが、今年度唯一の連携行事の成功に向けて生徒と共に頑張っていきます。なお体育祭当日は、感染防止の観点から事前に申し出のあったご家族の方のみの観覧となりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 
 
 

和太鼓を奏でる【47回生、アクティブ類型】

 アクティブ類型では、教科「アクティブ」の中で様々なジャンルの専門家より体験的な授業を受けています。先日、2,3年生の2学期のアクティブでは橋爪先生による木工技術に関する授業を行っていることを紹介しましたが、実は2年生では隔週で並行しながらもう一つの授業を受け始めています。それは「和太鼓」の授業です。
 千種町には古くから伝わる「千種太鼓」があり、地域にちなんで和太鼓を授業の中に取り入れているのです。外部講師の山田先生は、和太鼓の専門家でアクティブの授業のみならず、カルチャー部の演奏指導など日頃から何かと大変お世話になっている方です。今日も山田先生による熱い和太鼓の実技指導が行われており、生徒たちはリズムをとりながら懸命にバチを振っていました。見ていて思ったのは、当たり前のことですが「人数が増えれば増えるほど迫力があるけど、音を合わせるのはとても難しい」ということです。最初は息が合わず太鼓の音もバラバラでしたが、練習を繰り返す中で山田先生のリズムを聞き取り、音が合っていきました。その瞬間は見ているだけでも爽快!!実際にやってる本人たちは、もっと爽快なんでしょうね。
 和太鼓の演奏は、思いのほか体力と集中力を消耗するようで、小休憩があると生徒たちは、倒れ込むように寝そべっていました(笑)が、今日も全力で授業に取り組んでいます。

 
 
 

みんなイキイキ就業体験【47回生】

 先週金曜日、2学年(38名)による就業体験実習がスタートし、町内の各事業所に分散して生徒たちが1日中実習に励みました。例年ならば6月よりこの実習を行っているのですが、今年はコロナの影響からスタートが大幅に遅れ、この時期からのスタートになりました。実習先は、日頃からお世話になっている地元のこども園、小学校、中学校、図書館、自動車整備工場、ゴルフ場、養鶏場など全12事業所です。
 巡回指導された先生方からは、「学校で勉強してるよりイキイキしている」「よく働いてくれるとこちらが褒められた」という報告を聞き、とても嬉しく感じました。
 将来の自分の進路に直結する実習先ばかりではないかも知れませんが、生徒という立場ではなく社会人という立ち位置で物事が見れ、新たな自分の発見につながってくれることを願っています。まだ高校2年生、それぞれの職場で必要とされる技術や知識はなくて当然ですが、学びとろうとする姿勢が最も重要です。その上で、褒められた経験、失敗した経験こそが宝になります。一つでも多くの宝を獲得し、就業体験を通じて大きく成長してほしいです。各事業所のみなさん、生徒が大変お世話になり、ありがとうございました。次回は12月となりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
 
   
   
   

新役員による新たな挑戦【生徒会】

 先日、紹介した生徒会役員による「思いやりBOX」。先輩方の取組みを継承し、本校の伝統として取組んでいる活動もあれば、新役員の発案によって新たな取組みも行われています。
 「先生、こんな企画を考えてみたのですが、どうでしょうか?」先月末に、生徒会担当教員に提出された自作の企画書は、教師が全く介入することなく生徒自らが企画・発案した取組みでした。すごい行動力!!
その名も「千種合同ステナイ企画」。国際協力NGOである特定非営利活動法人シャプラニールが行っている「ステナイ生活」という活動に町内の小学校・中学校・高校で連携して、千種町から優しさの輪を広げようというものです。具体的には、①未投函のハガキ、②未使用・使用の切手、③トレーディングカードを回収し、寄付することで換金された資金を使用し、開発途上国での教材購入や授業開催等に役立ててもらう活動です。
 9月には、この活動の協力依頼を生徒たち自らが小・中学校に出向いて行い、支援の輪が町内に広がっています。今日は、募集期間の一次締切日でしたが、放課後に生徒たちが設置した応募箱からハガキ等を回収していました。金額にすればわずかな支援かも知れませんが、生徒会役員の想いを受けて多くの生徒・職員が心動かされ、千種町から世界へ確実に優しさの輪が広がっています。生徒会役員の新たな挑戦に心から感謝しています。これからも、高校生の柔らかな発想でいろんな取組みに挑戦してください。

  
  
  

体育はマット運動【48回生】

 1学年の「体育」の授業では、1学期に集団行動と新体力テストを行ってきましたが、2学期からは「マット運動」が行われています。教科目標の1つとして、1学年では年間を通して「自身の運動能力を知る」ことを目標に掲げ授業が展開されており、マット運動では体のバランス能力や柔軟性、身体操作性の向上を狙いとしています。
 この日は、男女に分かれてこれまで練習してきた①前転、②後転、③前方開脚前転、④後方開脚後転、⑤倒立前転、⑥伸膝後転を反復練習していました。回転の際は「小さく、速く、スムーズに」ということを意識しながら、また後転の際の手のつき方の重要性について教師から指導を受けながら生徒たちは、楽しそうに全力で取り組んでいました。頭でイメージした動作をやろうとしても恐怖心もあり、思い描いたようにいかない生徒もいましたが、友達から補助やアドバイスをもらいながら、何度も挑戦していました。その光景はとても微笑ましく、見ている私も「がんばれ!!」と声が出そうなほどでした。一方で、①~⑥の技を難なくこなし、連続技やさらに高度な技に挑戦している生徒もおり、みんなの注目の中で技が決まると拍手が起きる場面も見られました。
 体育科の先生方が身をもって見本を示し、生徒の力に合わせて丁寧に指導している姿に対し称賛すると同時に、自分の壁を乗り越えようと諦めず努力する生徒の姿に今日も感動しました。

  
  
  

地道な活動 積み重ねて【自然科学同好会】

 本校の校舎から西に約50mの位置に千種川が流れており、生徒たちは清らかな川の音を聞きながら毎日授業を受けています。透明度が高く水温の低い千種川上流は、見た目にも涼しく私たちの心を落ち着かせてくれます。
 この千種川上流にて、先日本校の自然科学同好会の生徒7名と千種ライオンズクラブの方々と合同での水生生物調査が実施されました。この活動は千種川流域のライオンズクラブの方々によって40年以上継続して行われており、本校が一緒に活動をさせていただき10年以上になります。千種川の各地点の水温や川底に生息する水生生物の調査によって、その生物自体が指標となり各地点の水質を知ることができ、身近な環境保全活動として定着しているのです。
 生徒たちは、放課後の生物教室で各地点ごとに採取した小さな水生生物を顕微鏡で観察し、とてもマニアックな生物図鑑と照らし合わせながら「これは…ヘビトンボかな⁈」とか言いながら、一匹ずつ丁寧に調べて記録していました。
 自然科学同好会では、この他にもちくさ高原に分布するクリンソウの調査や繁殖活動等も同時に行っています。千種の山と川を題材にした研究を通して、生物資源や環境保全への意識を高め、広めていく地道な活動が生徒たちの手によって今日も行われていました。

 
 
 

実りの秋 目前に…【48回生】

 9月11日(金)1学年の「総合的な探究の時間」に水田の除草実習を行いました。つい10日ほど前までは、まだ青々としていた稲穂が徐々に黄金色に輝き、かなり登熟が進んでいました。また、環境に配慮して化学肥料や農薬をほとんど使用せずに栽培されたイネは、周辺のイネに比べるとやや痩せ細って見えますが、ヒエ等の雑草に養分を奪われながらも立派に生長しており、生命力の強さを感じました。
 この日生徒たちは、鎌を片手に水田に素足で入り、ヒエの穂をみんなで協力して取り除きました。このヒエの穂を放置しておくと、ヒエの種子が水田に落ちて、来年の栽培時にヒエが大発生することが考えられます。そうした目的を生徒たちはしっかりと理解し、嫌な顔ひとつせず楽しんで実習に取り組めていました。
 天候にもよりますが、9月25日(金)に1学年生徒全員で手刈りによる稲刈りを実施する予定です。実りの秋はもう目前です。

 
 
 

ようこそ中学生!【連携部活動】

 今朝の千種町は朝7時の時点で15℃とよく冷え込みました。半袖では肌寒く感じるくらいで、先週までの蒸し暑い空気からカラっとした空気に変わり、過ごしやすい気候となりました。一気に秋が来た!という印象です。
 そんな爽やかな秋晴れの下、本日放課後は「連携部活動」が行われました。中高連携事業の一環として、千種中学校3年生を対象に高校の部活動を体験してもらう行事として定着しています。今年は、一部の波賀中学生にも参加いただき、それぞれの部活動で校種の枠を越えたいつもと雰囲気の違う部活動の姿が見られました。迎え入れる高校生は、中学生を相手に緊張しながらも優しく声をかけたり指導したりと頑張っていました。「数は力」と言いますが、中学生が一緒にいるだけで活気が増し、普段以上に良い練習が出来ていると感じました。
 千種中学校、波賀中学校のみなさん、千種高校での部活動はどうでしたか?限られた時間ではありましたが、連携部活動をきっかけとして本校の様子が垣間見れ、千種高校をより身近に感じてくれたら嬉しく思います。今日は、来てくれて本当にありがとうございました。

 
 
 

ICTを活用した授業【全学年】

 昭和の時代に学生だった私たちは、「授業=黒板とチョーク」という概念が根強く残っていますが、時代とともにICTを活用した授業が求められています。
 そんな中今年度、県教育委員会による「県立学校学びのイノベーション推進事業」により、41台のタブレット型ノートパソコンが導入され、さらに各HR教室に小型液晶プロジェクタが設置されました。8月にWi‐Fi環境の整備工事やLAN工事等を終え、9月よりこうした情報機器を授業で活用しています。
 若手教員を中心にさっそく教室でICTを活用した授業を実践しており、今日は授業の様子を見学させてもらいました。プロジェクタを活用した授業では、授業担当者が事前にスマートフォンに取り入れたプレゼンデータをプロジェクタにつなぎスクリーンに投影。驚いたのは、電子黒板機能が搭載されており、電子ペンでスクリーンに文字を書き加えながらより詳細な解説ができていました。また、英会話の授業においては、タブレット型ノートパソコンを一人一台使用して、調べ学習が行われていました。自分の好きなテーマを決め、調べた内容を英訳し、後日みんなの前で英語で発表するようです。
 まだまだ優れた機能があるようで、十分に使いこなせていない部分もありますが、私たち教員も日々研鑽し「わかる授業」に向け努力していきたいと思います。

 
 
 

就業体験に向けて【47回生】

 2学年の「総合的な探究の時間」では、9月18日(金)からの就業体験実習に向けて事前指導が行われています。この就業体験は2学年を対象として、将来の進路を見据え、町内の事業所・施設で「働く」という体験を通じて千種町に誇りと愛着をもち、千種町を活性化するアイデアと自身のキャリアについて考える力を身につけることを目的に実施している本校独自の取り組みです。
 先日は外部講師の田住学先生より、就業体験の意義や目的等について講義を受けた生徒たちですが、今日は就業体験場所の確認と各実習先における事前打ち合わせに関する指導が行われていました。各事業所での様々な体験を通じて、学校の中だけでは得ることのできない学びを1つでも多くつかんでほしいです。以下の日程で実施して参ります。
 就業体験実習でお世話になる関係機関の皆さま、地域の皆さま、保護者の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。

  9月11日(金) 13:15~15:05 事前打ち合わせ
  9月18日(金)  8:35~15:05 就業体験(1日)
 12月16日(水)  8:35~12:25 就業体験(半日)
 12月23日(水)  8:35~12:25 就業体験(半日)
  1月22日(金)  8:35~15:05 就業体験(1日)
  2月12日(金) 13:15~15:05 成果発表会

 
 

広がれ!思いやりの心【生徒会】

 各HR教室前の廊下に置かれている赤い箱。「これは何だ⁈」と赴任当初から気になっていましたが、放課後にこの箱から用紙を取り出し、生徒会室で作業している生徒を発見しその謎が解けました。
この箱は、本校の生徒会が取り組んでいる「思いやりBOX」です。普段身のまわりで起こった小さな思いやり、気遣い、嬉しかった出来事などを用紙に記し投稿するというもので、アメリカ・アリゾナ州の団体「Ben's Bells(ベンズ ベルズ)」)の取り組みにならって、2年前から活動を始めました。
 この日は定期的に行っている思いやりBOX回収日で、生徒会役員の手によって投稿された内容を模造紙に反映させ、生徒玄関に掲示したり、プリントにまとめて全校生徒に配布する準備を進めていました。「〇〇君が給食準備を手伝ってくれた」、「〇〇ちゃんが体調を心配してくれた」、「〇〇君が換気してくれた」、「〇〇君がマスクがなくて困っていた僕にマスクをくれた」など、様々な小さな思いやりが溢れていました。
 生徒会のみなさんの取り組みによって、みんなが温かい気持ちになり、その活動の輪が広がることでより良い人間関係が学校全体で築けていければ最高ですね。ついつい私たち人間は、人の悪い所ばかり目がいきがちで、つまらないことで腹を立て、時にはトラブルを起こしてしまいますが、この素晴らしい活動を通じて人の良い所、自分にない素晴らしい所を見る目を養ってほしいです。

 
 
 

それぞれの目標に向けて【47・48回生】

 今日は、放課後の部活動の様子を見学しました。どの部活動も3年生が引退し、新たに任命された主将を軸にして一生懸命に練習に励んでいました。女子バレー部、ライフル射撃部、卓球部はそれぞれ目前に迫った秋の大会に向け、熱のこもった練習が繰り広げられています。また、グランドでは硬式野球部が元気よく声を張り上げながらポジションごとに走り込みや守備、バッティングの基礎練習を繰り返し行っていました。野球部は次の公式試合は3月までありませんが、地道な練習を積み重ね力を蓄えて、来るべき日に備えてもらいたいです。武道場からは軽快な太鼓の音が聞こえ、カルチャー部が仲良く活動していました。3年生が不在となり人数が減っても、次の発表の場が見えなくても、しっかり頑張れていました。それぞれの部活動で状況は違いますが、目標を持ち一生懸命に頑張っている生徒たちを心から応援しています。がんばれ、千高生!!ちなみに、秋の大会予定は以下の通りです。
 ★女子バレー部  9/26(土)~27(日) 全国選手権大会西播地区予選会(赤穂高校)
 ★ライフル射撃部 9/27(日)       県秋季総合体育大会(明石西高校)
 ★卓球部     10/3(土)~4(日)  県新人卓球選手権大会西播地区予選会(ウインク体育館)

  
 
 

雨にも負けず 風にも負けず【全学年】

 台風10号の接近に伴い、今朝は兵庫県南部の沿岸地域を中心に「暴風・波浪警報」が発令され、多くの学校が臨時休業となっています。しかし、幸いなことに宍粟市には警報が発令されることなく、本校は予定通りの授業が行われています。通常どおりの授業が出来て良かったと思う反面、8月の猛暑の影響や2学期の開始が早まったことで、生徒も疲れが出ていると感じていたため、今日はゆっくりさせてあげたかったという気持ちもあり、少し複雑な気持ちでした。
 そんな心配をよそに、生徒たちは強い風と雨が吹きつける中、みんな元気に登校してきました。いつも通り、生徒会役員によるあいさつ運動も行われていましたが、そんな生徒に「今日は学校休みになってほしかった?」と尋ねると「正直、期待してました。でも学校がある以上、自分一人休む訳いかないんで…」と本音を話してくれました。本校生徒は、真面目でポジティブだと改めて感じました。生徒たちは、荒れた天候の中でも動じることなく、自分のすべきことをしっかり前向きに取り組んでいました。

 
 

体育祭メンバー決め【全学年】

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2学期も多くの学校行事やイベント等が中止となっていく見込みです。千種町内の園小中高の連携行事も軒並み中止であり、本校の特色ある教育の1つである、こども園から高校までの連携一貫教育が実践できていません。そんな中ではありますが、10月4日(日)に開催予定の第4回CHIKUSA中高合同体育祭は感染防止策を講じた上で、種目を精選し、午前中のみで実施していこうと準備を進めています。
 今年のテーマは千種中学生の考案により「新輝一天 ~仲間と共に架けぬけろ~」に決まりました。新型コロナウイルスで多くの行事が無くなっていますが、気持ちを切り替え前向きに頑張ろうという想いや、体育祭を開催できる喜びを仲間と共有し、笑顔の虹を架けていきたいという希望が込められています。素晴らしいテーマだと思います。私たち教員も、このテーマに向けた生徒たちの想いを受け、思い出深い体育祭となるようサポートしていきたいと思います。
 今日は、各学年のLHRの時間に体育祭のメンバー決めが行われました。生徒たち主導の明るい雰囲気の中で無事にメンバーが決められたようです。体育祭当日に向けて、クラスで一致団結し素晴らしい体育祭となることを心から願っています。

 
 
   

木工の技術を学ぶ【46回生・アクティブ類型】

 2,3年生のアクティブ類型では、本校ならではの特色ある教科「アクティブ」があり、1学期は写真専門家の萩原先生より写真の技術等を学んできましたが、2学期は木工技術について体験を通して学んでいます。今年も特別非常勤講師の橋爪先生にご指導いただき、2学期最初の木工授業が行われました。
 3年生では、「ハノイの塔」という木工おもちゃの制作に取り組みました。パズルの一種で、決められたルールの中で円盤を別の棒に移動させていくのですが、これが簡単そうでなかなか難しい。制作前に見本を使って生徒たちが挑戦しましたが、悪戦苦闘していました。その後、生徒個々に与えられた材料を用いて土台や円盤を制作していきました。穴の位置一つ決めるにも、円盤の半径などを考慮しなければならず、実用的な数学の力が試されます。生徒たちは、卓上糸ノコ盤やベルトサンダーなどの機械を器用に使いこなし、時折鼻歌を歌いながら楽しそうに実習に励んでいました。

 
 
 

芸術の時間【47・48回生】

 本校の芸術教科は、音楽と美術の選択制となっており、1学年では生徒全員が履修し、2学年になるとベーシック類型とアクティブ類型のみが継続して履修するようになっています。
 今日はその中で、「美術」の授業にお邪魔して生徒の活動を見させてもらいました。2年生では、現在「オリジナルカレンダー」の制作に取組んでいます。まず、教科・部活動・校内の場所等から好きなものを1つ選び、そこからイメージしたオリジナルキャラクターのデザインを作り上げる所から始まります。生徒たちは、イメージしたキャラクターを自由な発想で作り上げていき、最終的には画用紙に色付けを行っていました。1年生では、前回までの授業で制作した「オリジナルマグネット」をみんなで鑑賞し、人の作品を「いいねカード」で評価し合っていました。紙粘土で作られた作品は、どれも個性豊かでユーモアたっぷり。作品から人柄が伝わってきました。
 選択制の教科とは言え、得意、不得意があると思いますが、生徒たちは一生懸命に楽しんで授業に参加できていました。美術の野村先生のち密で丁寧な指導に関心すると同時に、生徒のイキイキとした姿に心癒されました。

 
 
 

残暑の中にも秋の気配

 本日より9月。今日も残暑厳しい一日でしたが、朝晩の千種町はいく分涼しさが感じられるようになりました。早朝、姫路からの通勤道中で車の温度計に目をやると4~5℃も気温が下がっていきます。さずがは「兵庫の軽井沢!」日中は暑さが残るものの、朝晩は千種町の恩恵を受けていると感じます。
 今日は、昼休みに水田の水管理当番をしている1年生と一緒にイネの様子を観察しました。夏季休業期間中は、ほとんど雨が降らず厳しい暑さが続いてきましたが、水田のイネは大きく株を張り、いつの間にか出穂・受粉がなされ、たくさんの稲穂を実らせていました。生徒が育てているイネが順調に生長し、確実に秋が近づいていることを実感しました。そう言えば、千種ではセミの鳴き声もかなりトーンダウンし、秋に感じる昆虫の鳴き声が耳に心地よく響くようになりました。赤トンボもたくさん水田周辺に飛んでいる様子が確認できます。まだまだ暑い、でも少しだけ秋の気配を感じる一日でした。

  
  

悔しさを糧に…【硬式野球部】

 8月29日(土)に県大会出場をかけた敗者復活戦が相生産業高校を相手にウインク球場で行われました。ゲーム前半は、両チームとも攻めきれず1対1の互角の戦いを繰り広げましたが、5回に1年生エース世良優和(一宮北中)が連打を浴びて4点差とされると最後まで流れを取り戻すことができず1対6で敗れました。記録上、エラーは1つのみでしたが、打ちとった打球を拾いきれない守備力や6安打放ったもののバットの芯でなかなか打ち返せない打力など、チームとしての課題がたくさん見えたように思います。
 一方で、この夏の猛練習により頼りなかった1,2年生が目を見張る急成長を遂げたことで、ここまでの戦いが出来たことも事実です。本当に、厳しい練習を耐えよく頑張りました。今回の結果は、当然悔しいと思いますが、新チームはスタートしたばかりです。練習で力を蓄え、次の戦いの舞台に向けて努力を続けてください。

 
 
 

本校ならではの有難い悩み【全学年】

 今日も1学年で体調不良による欠席が目立ちました。週末はゆっくり体を休め、来週からの通常授業(6、7限授業)に備えてもらいたいと思います。
 さて、本校では平成29年度からちくさ給食センターにお世話いただき、お昼は小・中学校と同じ給食をいただいています。地元食材をふんだんに使用した温かい給食は、栄養バランスも考えられ「とっても美味しい」と生徒・職員からも好評です。美味しい給食ですが、女子生徒には少し量が多いようで、各学年ごとに配膳時は苦慮しているようです。
 食育の観点からも「残食を出さない」ように指導しているのですが、本日のように急な体調不良等による欠席者が多いときは、クラス人数分の食事を残さず食べきることが大変になります。「ご飯、お代わりいらんか~っ」指導される先生が、毎日のようにお代わりを勧める光景をよく見ます。
 今日は、1学年の残食をなくすために、生徒へのお代わり指導のほかに私も含め4名の教員が食べる側で応援にあたりました。その結果、見事に完食!!「用意されたものは残さない」今日も生徒・職員で協力して美味しい給食をお腹いっぱいいただきました。

 
 

3年生としての覚悟と自覚【46回生】

 2学期に入り4日目。今日は、連日の猛暑で疲れが出ているのか1,2年生で体調を崩し学校を休んでいる生徒が目立ちました。長期休業明けは、学校中心の生活リズムがまだつくれていない上に、今年は暑さが加わり例年以上に生徒にとって過酷な状況であることは間違いないと思います。
 そんな中で改めて気づいたことがあります。学校が再開されてからの6月以降、「3年生の生徒が誰も1日も休んでいない」ということです。3年生は通常の授業に加え、現在は自分の進路に向けての勉強や面談、面接練習、さらに早い生徒は願書の作成など放課後は3学年の先生方とマンツーマンで指導していただいている真っただ中です。休んでいる場合ではないかも知れません。しかし、3年生にとって先が見えない進路への不安もあり、3年間の高校生活の中で一番辛く、しんどい時期ではないでしょうか。それでも現実から目を背けることなく、体調を崩すことなく学校を休まない46回生の生徒たちに、3年生としての覚悟と自覚を感じるのです。
 先生方に話を聞くと、「46回生も1,2年生の時は欠席者が多く、全員揃う日が珍しかった」と言います。4月に赴任したばかりの私には、1,2年生の頃の様子は伺い知れませんが、この事を聞くだけでも生徒たちの成長を感じます。
 46回生のみなさん、それぞれの進路が決まるまで不安も多いかと思いますが、どうか今の姿勢を貫き進路実現に向け邁進してください。そして、どんなことでも不安があれば相談してください。千種高校の先生方は、みなさんを応援しています。

 
 

最後の晴れ舞台【茶華道部】

 本日、放課後に茶華道部による「お茶席」が行われました。茶華道部も今年度はコロナの影響により、すべてのイベントが中止となり活躍の場が奪われてきました。稽古をしても全く発表の場がない状況に、部員たちのモチベーションも下がっていましたが、この度3年生の区切りとして校内でお茶席を実施する運びとなったのです。この日に向けて、夏季休業期間中も外部講師の深川先生にご指導いただきながら準備を進めてきました。
 今日も残暑が厳しく蒸し暑い一日でしたが、生徒たちは涼しげな浴衣姿に変身し私たちを出迎えてくれました。多くの来客を前に少し緊張した様子でしたが、これまで培ってきた作法の一つ一つを丁寧にこなし、見事な御点前を披露してくれました。心が込められた抹茶は、まずかろうはずがありません。お茶菓子と合わせて、大変おいしくいただきました。
 部長の寺谷若葉さん(3年・千種中)、副部長の大地菫礼さん(3年・一宮北中)は「色々あったけど、最後はみんなで笑顔で締めくくれて良かった。お世話になった方々のお陰です。」と感謝し、満面の笑顔で話してくれました。
 校内の招待形式での小さなお茶席でしたが、3年生にとっては生涯忘れることのない特別なお茶席になったに違いありません。茶華道部のみなさん、今日は本当にありがとうございました。茶華道部で学んだことを今後の人生に活かしてください。

 
 
  

熱中症とコロナ対策に努めながら…【全学年】

 今週は午前中授業を行っていますが、給食を食べて午後からは多くの生徒が部活動に励んでいます。今年は残暑が厳しく、8月も終わろうという時期にもかかわらず、連日のように35℃前後の猛暑予報となっており、熱中症にも気をつけなければなりません。授業教室のエアコン使用や部活動における練習内容の配慮など、私たちも出来ることはしていきますが、生徒の皆さんも個々に睡眠時間の確保や食事をしっかり食べる生活習慣を守り、細やかな水分補給などの対策をお願いしたいと思います。また、コロナ対策としてマスクの着用をお願いしていますが、運動時や人との距離が保てる状況下では適宜マスクを外して熱がこもらないように気をつけましょう。
 今日は給食時に各学年の生徒の様子を見学しました。マスクの着用はもちろん、手洗い・消毒の徹底、同じ方向を向いての食事、大声での会話の禁止などが守られており、感染予防への意識の高さが感じられました。「ウズ コロナ」、新型コロナウイルスとの長期戦を見据え、今後も毎朝の検温とClassiへの健康観察チェックも含め、日々の自己管理をしっかりと行って下さい。

  
  
  

2学期が始まりました!【全学年】

 例年に比べ短い夏季休業が終了し、本日より2学期がスタートしました。夏季休業とは言うものの、部活動や補習、三者面談や面接指導などがあり、ゆっくり過ごせなかった生徒も多いかと思いますが、みんなが元気に登校してくれたことを嬉しく思います。2学期も可能な限り、千種高校の日常をブログで紹介していきますのでどうぞよろしくお願い致します。
 本日の始業式でも校長先生や保健部長から話があったように、新型コロナウイルスはより身近なものとなっており、2学期も気を緩めることはできません。私たち教職員も気持ちを新たに感染予防に取組んでいきますが、ご家庭におきましても引き続きご協力をお願いいたします。

 
 

新チーム躍動!【硬式野球部】

 令和2年度秋季高等学校野球大会地区予選会が各地区で始まっています。千種高校に赴任して高校野球を身近に感じるようになりましたが、夏季大会が終わってわずか2週間ほどで新チームの大会が行われ、夏季休業は顧問、生徒にとって非常にタイトで体を壊さないかと心配します。

 本校の硬式野球部も夏季大会を終えた次の日から猛暑の中、秋季大会に向けてお盆休みも関係なく練習を積み重ねてきました。技術も体力も考え方も未熟な12年生を監督はじめ4名の野球経験豊富な顧問がそれぞれ打撃、守備・走塁、投手等のコーチとなり一人一人を丁寧に指導している姿に頭が下がる思いです。と同時に、本校は指導者に恵まれた学校だと改めて感じています。

 さて、本校の秋季大会予選会の初戦は22日(土)ウインク球場で姫路高校と対戦しました。世良優和(1年・一宮北中)と平田倭生(1年・千種中)の1年生バッテリーが毎回のようにピンチを迎えても、最少失点でしのぎしっかり守りきると、攻撃ではゲーム後半に森下晴斗(1年・波賀中)、平田のバンドヒットや、立尾日向大(1年・千種中)や平田が効果的に追加点をあげ、9対4で勝利しました。

 高校に入学してわずか数か月、実戦経験も少なく、顔つきにも幼さが残る1年生たちが、この期間に着実に力をつけ、本番でその力を発揮してくれました。「ナイスゲーム!!」決して突出した素質はありませんが、生徒の素直な心と顧問の情熱が実を結んだ素晴らしい勝利に今日も感動しました。

  
   
  

熱き主将の背中を胸に刻め【卓球部】

 8月3日(月)~4日(火)、総体卓球競技西播予選代替大会がウインク体育館で行われました。
 3日(月)は団体戦が行われ、男子は姫路飾西高校と対戦し、フルセットの試合が続くものの、惜しくも2-3で敗れ、1回戦敗退となりました。女子は1回戦に琴丘高校と対戦し、3-2で見事勝利し、初戦を突破しましたが、2回戦では西播地区で1位の座を守る姫路商業高校と対戦となり、善戦しましたが、0-3で敗れ2回戦敗退となりました。
 4日(火)は個人戦シングルスが行われ、引退せずに残った3年生キャプテンの宮本皓稀(千種中)が手に汗握る白熱した試合を繰り広げ、ベスト16に入ることができました。また他の3年生も最後の大会でそれぞれがベストを尽くし、本当に良い試合をしてくれました。創部当初から卓球部を支えてきてくれた3年生本当にありがとう、お疲れ様でした。
 1・2年生は思うような結果を残せず悔しい思いをした生徒や、3年生の活躍する姿を見て感化された生徒も多いと思います。これからは今以上に練習に真剣に取り組み、切磋琢磨して上を目指していきたいと思います。今後とも応援のほどよろしくお願いします。

  
 

☆ライフル射撃部夏の陣☆

予定されていた総体の代替大会が急遽中止となり、8月1日(土)に校内で記録会を行いました。楽しさの中にも緊張感のある良い記録会となりました。3年生はこれで引退です。最後の大会はなかったですが、大会に向けて努力したことが今後の人生に役立つはずです。部活動で培った経験を糧に、今後は進路実現に向けて頑張って下さい!!!

     

胸を張れ 君たちは僕らの誇りだ【硬式野球部】

 本日、夏季高校野球大会の第3回戦がウインク球場で行われました。相手は、姫路飾西高校でしたが今日も手に汗握る好ゲームとなりました。3回表、山口大翔(3年・山崎西中)と村上生馬(3年・千種中)の連続ヒットでチャンスをつくると、3番梅本稜大(3年・千種中)、4番西岡宥紀(2年・山崎西中)の連続タイムリーで3点を先取。4回裏に同点に追いつかれても、5回表に西岡のタイムリーで4対3と再びリード。7回裏にまたも同点とされますが、9回表に西岡スクイズで5対4と三度リード。終始優位に試合を進めてきましたが、9回裏にサヨナラ打を浴び、ゲーム終了となりました。
 ゲームセットの瞬間、9回を投げ抜いたエース山口は泣き崩れ、周囲の仲間たちが励まし優しく声をかける姿を目にしました。試合途中、脱水症状から足がつる場面があっても、あえて最後まで山口に託した監督の気持ちや最後まで相手に向かっていった姿を見て、誰が君を非難をしようものか。僕は言いたい…負けは負け、それは認めざるを得ない。でも、各学年1クラス規模の学校が6クラス規模の学校と互角に渡り合えているだけで僕は素晴らしいと思う。どうか胸を張ってほしい。君たちは千種高校の千種町の誇りであることは間違いない。

 
 
 

1学期が無事終了!【全学年】

 本日は1学期最終登校日で、1限目の授業以外は情報モラル講演会、大掃除、終業式、生徒会認証式等の行事が行われました。振り返ればこの1学期は、長い臨時休業からスタートし、コロナ感染予防に努めながらの学校生活であり、これまで経験したことのない異例の学期でした。大幅な日程変更を余儀なくされ、ほとんどの行事を中止して、授業時間確保に費やした1学期でした。それだけに、無事にこの日が迎えられたことを嬉しく思います。
 明日から例年よりは短い夏季休業ですが、ゆっくりと体を休ませリフレッシュさせると共に、生徒それぞれが2学期以降の目標を立て、勉強や部活動などに励んでくれることを期待しています。コロナの感染拡大が加速している中、この夏季休業は私たち教員も十分に気をつけて生活したいと思います。ご家庭におきましても、引き続き感染防止にご協力をお願い致します。

 
 
 

写真技術を学ぶ【アクティブ類型】

 教科「アクティブ」では、3年間を通してゴルフ、スキー、写真、木工、和太鼓など人生を豊かにするための専門的な技術を身につける学習に取り組んています。それぞれ専門家の外部講師にご指導いただき、生徒たちは講義と実技の両面からその技術を習得しています。
 2,3年生の教科「アクティブ」では、1学期間「写真の技術習得」に向けて学習してきました。今日は久しぶりの晴天となり、千種川の写真スポットまで出向いて、生徒たちは思いおもいにシャッターをきっていました。「おいおい、単に川遊びしているだけじゃないの?」という生徒もいましたが、そうした人の表情や風景も写真の大切な要素であり、私も思わず写真に収めてしまいました。この授業は楽しい!!! これまでも、何気ない自然の風景(花、空、水、太陽、人など)を写真に収めてきた生徒たち、優秀な作品は全国高校生写真コンテストに出展してきました。今年もいい写真がたくさん撮れたかな?
 外部講師の萩原先生から教わるのは今年度最後となりましたが、写真を撮る機会はこれからも続きます。是非、この授業で学んだことを今後に活かしてほしいです。2学期からは「木工の技術習得」に向けて新たな学習をスタートする予定です。2学期以降も、生徒たちの好奇心をくすぐる体験的な授業が続きます。

 
 
 

感動の手づくり演奏会【カルチャー部】

 昨日の放課後、カルチャー部による校内演奏会が体育館で行われました。カルチャー部は、コロナの影響から発表する機会が全くないまま今日まできました。それでも「なんとか3年生に区切りとなる舞台を作りたい」という部員たちの強い想いから、「手づくり演奏会」が実現したのです。
 この演奏会に向けて7月以降は休日返上で練習に励んできた部員たちですが、3年生を中心に意見がまとまらず様々な葛藤があったと聞いています。また、短期間に軽音楽と和太鼓の両方の全7曲を仕上げていくことへの不安から逃げ出したい時期もあったことでしょう。しかし、顧問や外部講師の山田先生にご指導いただきながら、必死で準備してきた様子は生徒も教職員もみんな知っていました。そんな部員たちの気持ちを受けて、当日は予想以上に多くの生徒が体育館に集まり、演奏会を盛り上げてくれました。また、演奏会終了後には、3年生部員に対し後輩部員から花束と教職員から寄せ書きの色紙のサプライズが…カルチャー部3年生の保護者も見守るなか、最後は感動の幕切れとなりました。
 カルチャー部員の熱い想いが、多くの人の心を動かし、小規模ですが人の温もりを感じる素晴らしい演奏会となりました。カルチャー部のみなさん、お疲れさまでした。素晴らしい演奏をありがとう!

 
 
 

いざという時に備える【全学年】

 7月17日(金)3,4限に兵庫県防災士会の皆さまにご来校いただき、「防災教育出前講座」が行われました。授業中に地震が発生したことを想定した避難訓練を実施した後、1学年は段ボールベッドや新聞スリッパの作成、2学年は土のう作りと土のう積み、救急搬送、3学年は避難所運営訓練を実施し、体験を通じた防災学習を学年別に行いました。千種町は山崎断層帯に位置しており、山に囲まれた地域だけに地震をはじめとする様々な災害に見舞われる可能性が高い地域です。日頃から「いつ、どこで、何が起こるか分からない」という危機意識をもち、いざという時に今日学んだことを生かせるようにしたいと思います。兵庫県防災士会の皆さま、貴重な防災学習の機会を与えていただき、ありがとうございました。

 
 
 

小さな学校ですが 負けません【硬式野球部】

 昨日の夏季高校野球大会の2回戦は、山崎高校との宍粟市対決となりました。私も初めて観戦させてもらいましたが、初回からハラハラ・ドキドキの連続で、何度も追い越し追い越されるシーソーゲームとなりました。
 9回表に山崎高校に1点を献上し7対6とリードされた9回裏、追い詰められた本校は、垣口唯翔(2年・山崎西中)のツーベースで口火を切ると鳥居平(3年・千種中)のレフト前のタイムリーで同点とし、驚異の粘りを見せタイブレークにもち込みます。10回表はキャッチャー梅本稜大(3年・千種中)の好牽制でセカンドランナータッチアウト!その後もエース山口大翔(3年・山崎西中)の力投で相手攻撃を封じました。この勢いそのままに10回裏は無死満塁とし、最後は天野滉二郎(3年・千種中)がライトオーバーのヒットでサヨナラ勝ちしました。
 勝利の瞬間、思わず「やったー!!」と大きな声でガッツポーズ。「やばい、声を出しての応援は禁止だった…」と思いながらも、声を出さずにいられない劇的な勝利でした。
 本校の生徒は野球部員に限らず、普段の生活から我慢強く、素直で、何事にも一生懸命な生徒が多いですが、こうした姿勢が僅差をものにできる土台になっているのではないかと感じました。今日の試合も顧問の先生方の指導を忠実に守り、勝ち抜いた小さな学校のヒーローたちに大きな拍手を送ります。本当によく頑張りました。「雑草軍団」千高球児の快進撃はまだまだ続きます。

 
 
 

笑顔あふれる最高の球技大会【全学年】

 こんなに生徒たちが笑っている姿を見たのは久しぶりです…。今日は晴天のもと、前期球技大会が行われ、男子はサッカー、女子はドッジボールで、頂点を目指し白熱した戦いが繰り広げられました。今年度は、コロナの影響で1学期の様々な行事が中止となり、詰め込みの授業やテストが続いたため、今日は生徒たちに楽しんでもらいたいと願っていました。生徒の様子を観察していると、競技する側も応援する側も、心から楽しんでいる様子が伺え、とても嬉しかったです。
 最も盛り上がったのは、サッカーの生徒対教員の試合です。「あれ?教員チーム2人多いぞ…」と思いつつ、容赦なく生徒チームに全力で勝ちにいく大人げない教員たちを見て、職員、生徒たちは大盛り上がりでした。普段見せない先生方の姿に、私も楽しませてもらいました。(生徒の皆さん、教員チームは皆さんよりだいぶ老いているのでお許しください)
 今日の球技大会は3年生の生徒会役員にとって最後となる生徒会行事でもありました。今年は、ほとんど活躍の場がありませんでしたが、最後の最後までその職責を全うしてくれました。本当に、ご苦労様でした。皆さんのお陰で、思い出深い素晴らしい球技大会となったことに心から感謝します。ありがとうございました。
 結果は以下の通りです。3年生の圧勝でしたね。入賞チームのみなさん、おめでとうございます!
  ★男子 サッカーの部    優勝   3年Bチーム    準優勝   3年Aチーム
  ★女子 ドッジホールの部  優勝   3年Aチーム    準優勝   2年Bチーム
              総合優勝   3年生
 
 
 

おもてなしの心を学ぶ【茶華道部】

 本校の茶華道部は、週に2~3日(月・水・金)活動をしています。ほとんどの部員が他の部と兼部しており、全員が揃うのは金曜日のみですが、明るく、楽しくとても和やかな雰囲気の中で、みんな一生懸命稽古に励んでいます。月に3日程度、外部講師の深川先生にお越しいただき、お花の生け方とお茶の御点前や作法について学んでいます。
 この日も茶華道部の稽古日でしたが、作法室を訪問すると「教頭先生、どうぞ!」と奥の和室に通され、3年生が御点前を披露してくれました。また、御点前の間、お客様を退屈させてはいけないと2年生の部員が、今日の生け花や和菓子について説明してくれたり、最近の天候についてなど臨機応変に話をしてくれます。茶道のことは全くの素人の私ですが、茶道は相手のことを考えながらの所作が多く、礼儀はもちろんのことホスピタリティーあふれる活動であると感じました。もちろん生徒が入れてくれた抹茶は、最高に美味しかったですが、相手のことを尊重する「おもてなしの心」を受け、心が和みました。茶華道部のみなさん、ありがとうございました。
 残念ながら今年度は、コロナの影響によりイベント等がすべて中止となり、部員の活躍の場が全くありません。そこで、3年生の区切りとなる校内での「お茶席」を生徒自らが企画し、準備しています。お茶席の成功を願うとともに、茶華道部員の浴衣姿での晴れ舞台を楽しみにしています。頑張ってください!!

 
 
 

千高史上最高の夏始まる【硬式野球部】

 今年ほど野球ができる喜びを感じる年はない…。
 硬式野球部員にとって待ちに待った夏季大会が無観客で開催され、本校は18日(土)の初戦、神崎高校と対戦しました。過去の大会や練習試合でも何度も対戦し勝利してきた相手ですが、「夏は何があるかわからない」と前日の清水監督の話からも全く浮かれた様子はありませんでした。
 その言葉どおり、試合は一進一退の攻防を繰り広げ、どちらが勝ってもおかしくない試合展開となりました。わずか1点差、2対1で勝利しましたが、幾多のピンチを最後の最後まで踏ん張り、まさに薄氷を踏む勝利となりました。勝利した選手に笑顔はなく、反省の言葉が多く聞かれました。この日、ホームランを放った梅本主将は、「練習してきたことを出せなかった、勝てたけど悔しい」「次は、自分たちの野球をします」と次に向けて気持ちを切り替えていました。
 現在、硬式野球部を応援する「のぼり」がグランド脇にたなびいています。これは、地域や学校の期待の象徴です。この期待をプレッシャーに感じるのではなく力に変えて、次戦の宍粟市対決(山崎高校)に向け、しっかり準備してください。がんばれ、千高球児!!

  

 

新たなリーダーの選出…【生徒会】

 本日6限、新たな生徒会役員を決める立ち合い演説会および選挙が行われました。生徒会長や執行部役員候補者として、1、2年生の14名が体育館ステージで聴衆に向けて演説を行いました。
 率直な感想ですが、演説を聞きながら涙が出そうなほど感動しました。立候補者は、自分の言葉で立候補の理由、生徒会への想いや方針、決意などを身振り手振りで聴衆にアピールしていたのです。もちろん、相当緊張していたと思います。そんな中で、一人3分前後の長いセリフを自分の言葉で表現できており、私も含め聴衆のみんなが聞き入っていました。
この演説は、先生方から指導が入っているものではありません。自分の意思で立候補し、学校をより良いものにしたいという強い意志で生徒自身が考えた演説だとすぐに分かるものでした。立候補者のみなさん、素晴らしい演説、ご苦労様でした。
 開票作業は放課後に行われ、来週月曜日には結果がでますが、誰がどんな役職となっても「千種高校の生徒会は大丈夫だ」と確信しました。新たなリーダーの今後が楽しみです。

 
 
 

将来の進路を見据えて…【全学年】

 本日、4限~6限にかけて全学年対象の進路ガイダンスが行われました。4限は、講師の先生から全生徒に向けて進路講演会があり、進路選択に向けての考え方や意識等についてお話しいただきました。「高校生活の今はみんな一緒だけど、卒業したら全員が違う進路になる。だから一人一人が進路について自分の事だと思って考える必要がある。」という内容でご自身の経験をもとに話をしていただきました。生徒たちは、真剣な表情で自分の事として話を聞いていました。
 午後からは、3年生は大学、専門学校、就職に分かれての分野別ガイダンスを、1,2年生は介護福祉系、幼児教育・保育系、理容・美容、ファッション、動物、公務員、電子・電気、調理・栄養、自動車整備、音楽・声優等の講座の中から選択して2分野の体験講座を受けました。試験を間近に控えた3年生は、模擬面接の指導を受けました。緊張感がこちらまで伝わってきてドキドキしましたが、よく頑張っていました。講師の先生のお話にもあったように、今日の進路ガイダンスをきっかけとして、自分で行動し、自分で情報を集め、より自分が目指すべき進路選択となるよう努めてください。
 講師の先生方、今日は生徒たちに様々なお話をしてくださり、ありがとうございました。

 
 
 

考査終了!…いざ部活動へ

 1学期末考査が終了しました。生徒の皆さん、お疲れさまでした。
 各学年とも今日は2科目の考査でしたが、生徒たちは、考査が終わると解き放たれたように部活動に向かっていました。目標となる大会や3年生の区切りとなる発表会に向け、再スタートです。それぞれの部活動での活躍を期待しています。以下は、今後の大会等の予定です。(コロナ感染防止のため、保護者の観戦ができない大会もありますのでご注意ください)

〇硬式野球部   7/18(土)~8/7(金)  夏季兵庫県高等学校野球大会  初戦は VS 神崎高校
〇卓球部     8/3(月)~8/4(火)   西播総体(代替大会)     男子はVS姫路飾西高校
                                        女子はVS琴丘高校
〇バレー部    8/8(土)          西播地区リーグ交流戦
〇ライフル射撃部 8/2(日)          県総体(代替大会)
〇パソコン部   8/23(日)         県ワープロ競技大会
〇カルチャー部  7/28(火)         校内「発表会」の実施
〇茶華道部    8/26(水)         校内「お茶席」の実施

 
 
 

暑い夏の救世主現る!

 1学期末考査もあと残すところ1日となりました。湿度の高い日が続き、疲れが溜まってきていると思いますが、最後まで気を緩めることなく頑張りましょう!
 さて、今年度、文部科学省および兵庫県教育委員会は、学校再開にあたり感染予防対策等を徹底しながら生徒の学習保障をするための経費を各県立学校に支援することとしました。本校としても、この予算を新型コロナウイルス感染予防策の強化や熱中症対策等のために、有効活用したいと考えている所です。
 今年の夏は生徒も我々教員も、どんなに暑くてもコロナウイルス感染予防のためマスクを手放すことはできません。そこでこの度、マスクを着用しながら授業を受ける生徒の熱中症予防のため、「スポットクーラー」を設置しました。
このスポットクーラーはエアコンではないため教室全体を冷やす能力はありませんが、電源を入れるだけですぐに冷気が出ます。エアコンが設置されていない教室では、扇風機と併用して使用すれば、従来よりはかなり快適に勉強ができると考えています。先生方からも「少し音はするけれど、かなり涼しくなる」と評判も上々です。
 梅雨が明ければ、もうすぐ暑い暑い本格的な夏がやってきます。スポットクーラーは、コロナと共生するこの夏の救世主になること間違いなしです。

 

みんなで協力して…【48回生】

 6月25日(木)3~6限に1学年を対象とした「インプロ学習」が行われました。本校では毎年4月に外部講師に来ていただき、1学年生徒の緊張をほぐし、人間関係を形成するためのきっかけとするために実施してきましたが、今年はコロナ休業もあり約2カ月遅れの実施となりました。「出会い」をテーマとして、最初は「共通点さがし」など小グループごとに話し合い形式のアイスブレイクから始まり、その後、「紙でタワーづくり」など協働学習に移行していきました。学習の成果をみんなと共有し、優秀なグループを讃えあったり、ユーモアな意見を拾い上げて共有していく中で、午前中には、かなり打ち解けあっていました。
午後からは、「ミラーリング」や「ダイヤモンドダンス」などグループごとに音楽に合わせ体を使った創作活動に挑戦。恥ずかしい気持ちを押し殺して、最後は発表会まで行いました。
 講師の長谷中先生と國分先生から「毎年来させてもらってますが、今年の1年生は積極的で素晴らしいですね」と絶賛されるほど、生徒たちは、真剣に楽しんで取り組めていました。こうした機会を通じて、互いを認め合い、協力して問題を解決する力や表現力などを学ぶよいきっかけとなったのではないでしょうか?
 長谷中先生、國分先生、遠い所までお越しいただき、生徒たちに素晴らしい時間を提供くださり、ありがとうございました。

 
 
 

うれしい電話

 先日、千種駐在所の方より学校に1本の電話がありました。正直これまでの経験上、警察からの電話はなんとなく悪い話が多かったため、電話に出る前は嫌な予感がしていました。しかし、その電話の内容は本校の1年生男子生徒が「商店街で財布を拾い届けてくれた」というお礼の言葉でした。「さすが、千種高校の生徒さんですね」と褒めていただき、ホッとしたと同時に、誇らしい気持ちにさせてもらいました。その後、財布は無事に落し主の元へ届けられたそうです。
 相手を思いやる気持ちや親切心は、学校の教育だけで身につくものでなく、家族や地域の人など人との関わりの中で育まれていくものではないかと思います。赴任して約3カ月、まだ生徒をすべて掌握できていませんが、本校生徒は優しく、思いやりのある生徒が多いと感じています。そこには、人口3000人に満たない小さな田舎町ならではの密接な人との関わりがあり、そうした土壌が本校生徒の優しい人柄の基盤となっているのではないかと考えさせられました。
 こうした生徒の情報を見逃さず伝えてくださる駐在所の方にも感謝いたします。本当に、ありがとうございました。 

勉強は裏切らない

 1学期の期末考査がスタートしました。1年生にとっては高校になって初めての定期考査ですね。地元の生徒は、いつもより少し早めに登校して勉強している姿が見られました。1学期のやま場となる15日(水)までの考査期間、しっかりと乗り切りましょう。
 勉強も部活動も、そして仕事もそうですが、良い成果を得ようと思ったら、しっかりとした準備が必要です。準備をせずに当日になって根性だ気合だと頑張ってみたとて、良い成果は得られませんよね。準備とは、日頃の授業態度から始まります。千高生は、授業の取り組みはみんな素晴らしいと思っていますが、その基本姿勢の上に試験勉強があります。
「どこを目指すか」によって勉強の仕方は変わると思いますが、将来の職業の選択肢を増やすためにも少しでも上を目指してほしいです。勉強は裏切りません…妥協せず、コツコツ努力を積み重ねてください。各科目から指示された提出物も確実に出しましょう!

 

目を背けず ひたむきに【全学年】

 強い雨が降り続き警報発令が心配されましたが、今日も予定通り学校があり、生徒たちは元気に登校してきました。当たり前のことのようですが、今年はコロナの経験があり、そして現在、九州地方等の大雨被害で苦しんでおられる方々を考えると、当たり前の生活に感謝しなければなりません。
 今日は期末考査前日でしたが、放課後に校舎内を歩いていると、教室や廊下で机に向かい勉強している生徒にたくさん出会いました。黙々とノートにまとめた内容を書いて覚えてる人、友達同士問題を出し合いながら確認しあう人、先生に直接質問し教わる人…。学び方はそれぞれですが、考査に向かう意気込みが伝わってきました。
 考査前は誰でも不安で憂鬱なものですね。でも、そこから目を背けず努力を続ける生徒の姿に今日も勇気をもらいました。明日からの考査、実力が発揮できるよう頑張ってください。

 
 
 

創部3年目、躍進の予感【卓球部】

 本校の卓球部は、創部3年目と歴史は浅いですが、新入部員15人を迎え、合計30名(男子18名、女子12名)に倍増し最大勢力を誇る部活動となっています。1年生の中には中学校の宍粟市大会で上位に入賞するなど実力者もおり、今後の飛躍が期待されます。しかし、部員数の増加に伴い課題もあります。限られた卓球台での練習内容の工夫や部員をどうまとめていくかという点です。部活動ならではの難しい課題ですが、みんなで話し合いながら乗り越えてほしいと願っています。
 さて、卓球部では8月に総体の代替大会も実施されますが、3年生全員が出場する訳ではありません。そのため、先週には2日間かけて「部内戦」が行われていました。さすがは3年生!!!、上位は3年生が独占していましたが、教員も交じっての真剣勝負が繰り広げられ、大変な盛り上がりを見せていました。
 今後も、部内の争いだけでなく様々な大会や練習試合を通じて、他校に目を向けながら高いレベルで切磋琢磨、自分を磨いてください。頑張れ、卓球部!!

 
 
 

簿記の対面授業【47回生】

 学校再開から約1カ月が経過した所ですが、早くも1学期末考査が迫っています。今日で考査3日前、生徒のみなさん、テスト勉強頑張っていますか?コロナの影響により中間考査が実施されなかった分、この期末考査の重要度が増します。事前準備をしっかり行い、万全の状態で考査に臨んでください。
 今日は、遠隔授業でお世話になっている和田山高校の霜尾利之先生にお越しいただき、2年生(ベーシック類型)簿記の対面授業をしていただきました。普段、モニター上でしか会ったことのない先生と教室で初対面し、最初は生徒たちも違和感があったようですが、そのうちに霜尾先生のパワフルな授業に引き込まれていました。遠隔授業では、授業中に質問しにくい点が課題ですが、考査前に対面授業をしていただくことで、学力の定着状況を確認していただきました。また、放課後には、補習を行い学習に不安な生徒へ対応いただきました。今後も、考査前には対面授業をしていただく予定です。
 霜尾先生、丁寧な指導をありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 
 

体力の限界に挑む…【47回生】

 現在、全学年の「体育」の授業では、新体力テストが行われています。握力、反復横跳び、持久走、50m走、立ち幅跳びなど全9種類の記録を得点化し運動能力の調査を行うことが目的です。今日は、比較的涼しく、グランドコンディションも良好な体力測定日和でしたが、2学年の50m走と持久走、ハンドボール投げが行われていました。運動の得て不得手に関わらず、生徒は今日も手を抜くことなく全力で楽しんで取り組めており、自分の限界に挑んでいました。そして、何より素晴らしいと感じたのは、人を罵ることなく、仲間を応援しようとする姿が見られたことです。
 新体力テストの結果は、科目の評価に影響するため少しでも良い結果であることに越したことはありません。しかし、生徒の授業に向かう姿勢、他人を思いやる心、人間性は満点です。これからも、その姿勢を貫いてください。お疲れさまでした。

 
 
 

校種の垣根を越えて...【交流授業】

 千種町の園小中高(こども園、小学校、中学校、高等学校)では、校種の垣根を越えて教員が授業を行う「交流授業」があります。今日は、本校の理科教員が、千種中学校の2年生17名を対象に「酸化と還元」についての授業を行いました。3種類の実験を通じて、空気中の酸素を得て酸化したり、酸素を失って別の物質になったりする様子を体験を通じて学んでいました。二酸化炭素を入れた集気びんの中に、燃やしたマグネシウムリボンを入れるとバチバチ閃光を放って激しく燃える様子に「おぉーっ!!すっげー」。また、試験管の中にアルコールを入れ、その中に熱した銅線を近づけて色が変化する様子に、「うわぁー、おもしろーい」と生徒たちは興味津々でした。極めつけは、試験管の匂いをかいで「ポテトサラダの匂いがするーっ」と意外な回答が…中学生の明るく、純朴で、積極的な姿に心が和みました。
 こうした交流授業は、私たち高校の教員にとっても貴重な勉強の機会となり、大きな励みにもなっています。2年生のみなさん、今日はありがとうございました。秋には、1年生を対象に「アユの生態と解体」の授業を行う予定です。楽しみにしていて下さい。

  
  
  

地域の星となれ…【スキー部】

 本校は海抜328mに位置し、夏は比較的涼しいですが、冬の寒さは厳しく豪雪地帯として知られています。近くには、ちくさ高原スキー場があり県南部からのスキー客が多く、地域の子供たちも幼い頃からスキーに親しんでいます。そうした環境を生かして本校には、「スキー部」があります。
 現在、部員数は4名です。他の部活動と兼ねている生徒が多いため、この時期に全員揃っての練習はありませんが、冬場のシーズンになると雪山に上って実践的な練習を行っています。昨年は、記録的な雪不足に見舞われ、県内の大会は軒並み中止となりましたが、2月に行われた新潟県での全国大会にはアルペン競技、クロスカントリー(以下、クロカン)競技で3名が出場しました。
 今日は、クロカン競技に取り組む2年生の女子生徒と一緒にロードでの走り込みを行いました。クロカン競技には、マラソン選手並みの筋力と持久力が必要であり、走り込みは必要不可欠です。私も元陸上選手、「走ることに関してはまだまだ負けまい」と思っていましたが、涼しい顔して軽々とついてくる生徒に、完全に力負けしました。「継続は力なり…」と言いますね。スキー部の皆さん、日々の小さな努力の積み重ねによって大きな成長が得られます。これからも頑張って練習に励んでください。そして、また一緒に走りましょう!

 

実践的学力の定着に向けて…【チャレンジ類型】

 本校には自分の適性に合った類型を選択でき、大学進学から就職まで多様な進路に対応できるカリキュラムが設けられています。その中でも「チャレンジ類型」では、国公立大学でも通用する力をつけるための授業設定となっており、週に2日(火、木)は7限授業を実施しています。10名以下の少人数のため、きめ細やかな指導ができるだけでなく、対話しながら楽しく学ぶことができ、生徒たちは着実に力をつけています。また、推薦入試やAO入試において必要となる論理的な思考力や表現力を身に着けられるよう対策しています。こうした取り組みによって、昨年度は国公立大学に5名、私立大学に6名、看護専門学校に4名が合格するなど大きな成果をあげています。
 今日は、それぞれの学年のチャレンジ類型の7限授業にお邪魔しました。1学年は「数学」、2学年は「古典」、3学年は「生物」でしたが、アットホームな雰囲気の中で生徒たちは、生き生きと勉強に励んでいました。

 
 
 

挫折越え 夢追って【女子バレー部 46回生】

 目標としていた大会がコロナの影響によりすべて中止となり、多くの部活動で3年生の最後の区切りとなる大会への出場機会が奪われています。こうした中、代替大会等の準備が進められている部活動もありますが、そうした機会すら与えられず静かに引退していく3年生もいます。本校の女子バレー部もその1つです。今回は、3年生の4人に今の気持ちを聞きました。
 1年生の頃、当時の3年生引退後は出場メンバーが揃わず、他の部から選手を借りながらの大会出場が続いたそうです。過去2年間、公式戦での勝利はほとんどなく、負け続ける弱小チームでした。それでも「バレーが好き、このメンバーが好き」と下を向くことなく努力を重ねてきた4人。昨年の西播秋季大会では、そうした努力が実り公式戦で久しぶりの勝利をあげました。今年度に向けては、有望な1年生の入部が見込めたため、「さらに上を!!」と機運を高めてきました。そのため、このチームでバレーする機会を奪われたことに涙する生徒もあったと言います。未練を残しつつ、現在はそれぞれ「看護師」、「保育士」、「音楽関係の仕事」など具体的な進路目標に向けて気持ちを切替えていました。
 「挫折」は本気で挑んだ証ですね。人生自分の思うようにいかない事が多いですが、こうした挫折の数だけ人は強く、優しくなれ成長できます。とっても明るく、礼儀正しく、仲の良さが伝わってくる4人。無事に目指す進路が決まり、後輩たちと一緒に楽しくバレーできる日が来ることを願っています。逆境に負けるな女子バレー部、頑張れ46回生!!!

 
 
 

当たり前の習慣【全学年】

 本校の昼休みは45分間設けられていますが、給食に約30分間(準備、片付け含む)かかるため、実質ゆっくり過ごせる時間は限られています。そんな短い時間の中で、給食後に多くの生徒が小さな巾着を片手に洗面所に向かっている光景を見かけました。「何をしているのか?」様子を伺うと、手洗い後に一斉に歯磨きをしているではありませんか。
驚きました…生徒に話を聞くと、中学校まで歯磨きをするように指導されてきた学校が多く、その習慣が身についているのだそうです。なんて素晴らしい習慣でしょう。
 本校の生徒は、歯磨き以外にも「あいさつ」、「掃除」、「時間を守る」など基本的な生活習慣が身についています。家庭の教育力の高さと本校入学までの学校における指導のおかげだと感謝しています。一方で、習慣というのは悪い方にも流されることがあります。先日の保護者を交えた会議でも、スマホ依存(ゲームやライン等)について各家庭で苦慮されていると聞きました。情報化社会の中でスマホは無くてはならなツールとなっていますが、ルールを決めマナーを守った利用の習慣にしてもらいたいものです。

 

  

入部率は首位打者級【硬式野球部】

 本校は全校生徒111名(男子65名、女子46名)と小さな学校ですが、部活動は非常に活発です。その中でも、硬式野球部は25名(選手22名とマネージャー3名)を有し、本校の看板部活動の1つです。男子の硬式野球部の入部率は、3割3分8厘、本校男子生徒の実に3人に1人は硬式野球部員ということになります。人数だけではありません。昨年の秋季西播地区ブロック大会で優勝するなど、実力も兼ね備えているのです。
 昨日はその硬式野球部の練習を見学しました。グランドに足を踏み入れると、全部員が私を見て脱帽・直立して「こんにちはーっ!!」…「そうゆうの慣れてないから勘弁してよ」と思いつつ恐るおそるベンチに向かいました。この日は、実戦形式のシートバッティングでしたが、すごい臨場感!!!白球を追って真剣に野球に向き合う生徒の姿に吸い込まれました。
 硬式野球部は、7月18日(土)から始まる夏季大会(代替大会)に向けて練習を再開したばかりです。十分な練習期間はありませんが、3年生にとっては最後となる大舞台で悔いのない戦いをしてほしいと願っています。頑張れ、千高球児!!陰ながら応援しています。

  
  
  
  

強く美しく…輝くアジサイ

 6月15日からの通常登校も2週目に入っています。生徒たちも学校中心の生活リズムが取り戻せつつあるのではないでしょうか?梅雨の中休みが続いており今日も爽やかな晴天でしたが、寒暖差が激しいこの時期は体調を崩しやすいです。しっかりと食事や睡眠をとり、体調管理に努めてください。
 さて、現在、本館とグランドとの間に色とりどりのアジサイの花が咲き誇っており、私たちの心を癒してくれています。様々な色、形をした品種の異なるアジサイ、しかも株の大きさも大小さまざまです。校務員さんのお話しでは、元々は平成20年度の卒業記念樹として20本のアジサイの苗木が植えられたのがスタートだったそうです。その後、校務員さんの手により挿し木で株が増えたり、本館の耐震工事により移植が繰り返され現在の形になりました。なるほど、そう言うことか......千種の厳しい自然環境の中で試練を耐え抜いたアジサイの花が朝陽を浴びてひときわ輝いていました。