校長挨拶

 

兵庫県立千種高等学校

                               校長 菊川 泰

 

 今、学校教育は100年に一度の大変革を迎えていると言われます。グローバル化や技術の進展等が相まって、予測困難な時代を迎える中で、社会の急激な変化に柔軟に対応し、自らの力で新しい社会を切り拓く力の育成が求められています。このような状況の中、各高等学校では、スクール・ミッションに基づき、教育課程の見直しや学科改編を行うことで、学びたいことが学べる魅力と活力ある学校づくりを進めています。

 本校は、平成22年より、県下初の「連携型中高一貫教育校」となり、宍粟市立千種中学校とともに、中学校からの6年間を見通した一貫性のある教育活動を展開してきました。また、「地域の子は地域が育てる」という理念のもと、地域の皆様の多大なご支援を受けながら、特色ある教育活動を進めてまいりました。各学年1学級の小規模校ですが、個別最適な学びを提供するために、3つの類型を設けるとともに、地域の皆様と協働した様々な行事を展開しています。それらによって、「課題を発見する力」や「新たな価値を創造する力」、「多様な他者と協働する力」、「新たなことにチャレンジする精神」、「他者・自己を大切にする優しさ」の育成をめざしています。これまでの取組が、魅力ある学校づくりそのものであると考えております。

 その成果は、すでに進路や部活動における実績にも顕著に表れておりますが、魅力ある学校づくりに完成はありません。今後も地域の皆様とともに、生徒が成長できる学校、地域になくてはならない学校づくりに邁進する所存です。引き続きよろしくお願いいたします。

 令和5年4月1日