千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

ありがとう、三宅先生!【49回生】

 学年末考査が終わり、本校では現在午前中の授業が行われています。年度末は、様々な行事が組み込まれたり、今週末には学力検査があるため各科目による授業もいよいよ大詰めを迎えています。そんな中、今日の1,2限の授業をもって本校の勤務を終えられる先生がおられました。家庭科の三宅歩美先生です。
 三宅先生は、毎週月曜日のみの勤務でしたが、一年間家庭基礎(1年・2時間)とフードデザイン(3年・2時間)を担当していただき、京都市内から千種高校まで時間講師として勤務いただきました。地元の教育大学を卒業された後、教員の道でなく京都府警に勤務されましたが、再び教員の世界を目指して動き始められたタイミングで本校にご縁あって勤務いただいていたのです。週一日とは言え、本校の家庭科授業のために片道4時間以上かけて通い、生徒たちに創意工夫をこらした授業を提供いただきました。教育実習の時以来、教壇に立たれた経験はなかった三宅先生でしたが、授業に向けての教材研究の様子や生徒との接し方を見て、私たちも見習うべき点が多くある素晴らしい先生でした。
 その三宅先生ですが、今年度の京都府教員採用試験に見事に合格され4月からは京都府内の中学の家庭科教員として勤務されます。最後となる三宅先生の授業後に、1学年の生徒・教員からサプライズの寄せ書きが送られ「三宅先生、遠方から私たちのために家庭科の授業をしてくださり、ありがとうございました!」と感謝の言葉が述べられました。三宅先生も「教員の原点となった学校です。千種高校での経験は一生忘れません」と語ってくださいました。
 三宅先生、千種高校に来てくれてありがとう!色んな先生方がいて千種高校の教育が成り立っていますが、悪条件の中でもポジティブに勤務いただいた事は他の教員にも大きな刺激となりました。先生の姿勢から得たものは私自身も大きかったです。先生の新天地での益々のご活躍とご多幸を千種高校あげて祈念いたします。本当に、ありがとうございました。
 
 

兵庫県警本部長表彰を受賞!

 今年度本校は、兵庫県警本部主催の自転車交通事故プログラム「自転車無事故無違反チャレンジ2021」に応募し、兵庫県警察本部長賞という名誉ある賞をいただく事になりました。この事業は、兵庫県警察が自転車事故の年齢層の中でとりわけ高校生の世代が突出して多いことを受け、昨年度から事故防止の啓発活動として実施されている2年目の事業です。
 本校は、昨年度は自転車の無事故無違反を達成し、兵庫県警本部交通部長表彰を受賞していました。しかし、今年度は無事故無違反に加え交通安全テストで全体平均(83.15点)を大幅に上回る88.25点を獲得したことが評価され、県下で9校しか受賞していない兵庫県警本部長賞を受賞したのです。
 昨日、兵庫県警本部交通部交通企画課調査官の竹谷勝義様、同自転車対策係長の後出真一様、宍粟警察署交通課長の上山智晴様にご来校いただき、一坪小春さん(1年・千種中出身)が本校生を代表して賞状を受け取りました。警察の制服に身をつつんだ3名の方々に加え、校長、教頭に囲まれて一坪さんも緊張したと思いますが、立派にその重責を果たしてくれました。竹谷調査官は学校HPを見て千種高校を勉強されており、スキー部の活躍や飛び出し坊やの寄贈、お米の金賞受賞などの情報を事前にキャッチ…、「お米売っていたら買おうと思っていました」とお話されました。また、「是非とも、3年連続での受賞を目指してください!」と励ましのお言葉をいただきました。嬉しいお言葉、ありがとうございました。
 名誉ある賞状を届けるため、わざわざ学校まで足を運んで下さった竹谷様、後出様、上山様、本日は誠にありがとうございました。この表彰を励みに、交通安全への意識をさらに高められるよう取組んでいきたいと思います。

  

スマホ利用のルールを考える…【全学年】

 本日、2~4限に「校内ワークショップ」と題し、全生徒によるスマホ(タブレット)利用に関するグループワークおよび発表会が行われました。昨年、この行事を初めて見た時、生徒会役員がオブザーバー役となり円滑に話し合いを進め、短時間に意見をまとめ発表する姿に感動したことを今でも鮮明に覚えています。「本校の生徒は本当にスゴイ!」そんな印象を強く受けました。
 今年も昨年同様、生徒会役員がリーダーシップを発揮し、各グループ(学年・男女混合)で話し合い→まとめ→発表が行われ実り多い校内ワークシップとなりました。スマホ利用におけるメリットやデメリットを再確認したり、解決に向けてどう取組むべきかを生徒たちは真剣に話し合っており、今年も感動の連続でした。特に、来年度入学生から始まるBYOD(一人一台端末)の導入に伴い、スマホやタブレットの校内使用における本校のルール決めをしていく必要があります。正式なルールはもう少し時間をかけて決められますが、今日の意見も参考にしながら生徒たちの意見を尊重したものにしていきたいと考えています。こうして実際に使用する生徒たちがスマホマナーに関する意見を出し合い、生徒たちが納得してルールを決めることで、規範意識向上につながるものと確信します。
 最後に大田先生が言われていた、リスクを知った上でリスクを最小限に抑える使用法を考え、正しい知識で正しい行動がとれる人になってほしいと思います。生徒の皆さん、今日はお疲れ様でした。私も大変勉強になりました。

 
 
 
 
 
 
 

こくう映画祭に向けて【生徒会】

 今朝の千種町は-2℃(午前7時時点)と、朝はまだ真冬の寒さが残りますが日中は太陽の日差しを受けポカポカ陽気になりました。周辺の山々や陽の当らない場所はまだ雪が残るものの、千種の街にもようやく春の訪れを感じます。本日で学年末考査が終了し部活動も再開…、放課後は、新年度に向けて各部活動で元気に活動する生徒の姿が見られました。
 さて、本日の放課後、生徒会執行部の生徒が昨年9月から企画・準備を進めている「千種高校こくう映画祭2022」のPRを兼ねて神戸新聞社の村上さんにご来校いただきプレゼン等を行いました。生徒会長の南光開斗くん(2年・山崎西中出身)と生徒副会長の長井大樹くん(2年・波賀中学出身)の想いの込められた熱いプレゼンを聞いて、村上さんも興味を持って話を聞いて下さいました。また、プレゼン後の細やか質問に対し、現状説明や自分の考えをしっかり伝えており村上さんも感心しきりでした。
 コロナ禍で社会全体が暗くストレスを抱えている中で、千種町だからできる強みと高校生ならではの発想を大いに生かした生徒主体の野外映画祭です。様々な課題も残されていますが、地域、行政、SNS、そして神戸新聞をはじめとするメディア等の力をお借りしながら、私たち教員も一緒になって支援していきたいと考えています。
 こくう映画祭の詳細内容は、まだ未確定な部分もあり現時点では紹介はいたしません。しかし、このプロジェクトが成功すれば宍粟市(千種町)に大きな活力をもたらすと共に、生徒たちの大きな自信に繋がると確信します。近々、こくう映画祭に関する詳細を発表する予定ですので、地域・保護者の皆さまには是非ともご協力をいただきますようお願いいたします。神戸新聞社の村上さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 
 

溢れる感謝の気持ち【47回生】

 1,2年生は学年末考査4日目となりました。コロナ感染が猛威を振るい、今もなお多くの学校で感染者や濃厚接触者がいる中で、今日も欠席・遅刻なしで安定して全員受験ができており、本当に嬉しい限りです。あと一日、頑張ってほしいです。
 さて、昨日の卒業式後、私はどうしても抜けられない出張があり、生徒や保護者と言葉を交わすことなく学校を後にしました。卒業式終了後には、おそらく卒業証書や卒業アルバムを片手に生徒たちが職員室にやって来て、先生方と写真撮影をしたり、アルバムの寄せ書きを書いてもらったり、最後の談笑があったのだと思います。この瞬間は、生徒にとっては勿論ですが、教師にとっても至福の時間で過去の苦労が解き放たれる瞬間です。そんな時間を見ることができずとても残念でした。小さな学校だからこそ生徒と教員の距離が近く、深い関りが持て、話はつきなかったものと想像します。
 一方、今朝出勤すると職員室の私の机に紙袋2つと花束が置いてありました。この紙袋は、スキー部の生徒からの私へのプレゼントのようで朝から感激しました。なんちゃってスキー部顧問なのに、こんな私に…本当にありがとうございました。そして、花束は保護者からのもので「毎日のブログ、ありがとうございました!」と書かれていました。
 毎日生徒や学校の様子をブログで紹介することは時間が割かれます。しかし、私はどんなに忙しくても教頭としての一番の仕事だと思い、何よりも優先して取り組んできました。その取り組みを保護者の方に喜んでいただけ本当に嬉しかったです。つたない内容ですが、これからも可能な限り頑張ります。本当に、有難うございました。

第47回卒業証書授与式

 本日、第47回卒業証書授与式が挙行され、36名の生徒が本校を巣立ちました。コロナ感染拡大防止のため、今年度も来賓はPTA会長のみとし、在校生も生徒会役員のみの参列となりましたが、厳粛かつ温かみのある素晴らしい卒業式となりました。本校は、小規模校であり全員が順にステージに上がり校長先生から手渡しで卒業証書を受け取ります。呼名での大きな返事、凛とした表情、キビキビとした動きに千種高校を誇りに卒業してくれていることが感じられ、その姿を見ているだけで私は感動を覚えました。
 この学年は、クラス全体の学力が総じて高く、部活動でも近畿・全国大会に進出し活躍する生徒が多く、極めて優秀な学年でした。また、明るくノリが良いクラスでもあり、先生方から「非常に授業がしやすい」と評判でした。一方で、担任の舩曳先生は、礼儀やマナー、人としての在り方などを大切にされる先生で、職員室で生徒に厳しく指導される姿をよく見てきました。それでも、生徒たちはその指導を素直に受け止め、47回生の生徒たちは、この三年間の高校生活の中で大きく成長を遂げてきました。本当によく頑張ってきた学年です。
 「ありがとう。お疲れさん。頑張れよ。」私は、そんな言葉を心でつぶやきながら目一杯の拍手で36名を見送りました。進路はそれぞれ違いますが、卒業生の次のステージでの活躍を願うとともに、心から応援していきたいと思います。今日をもって千種高校を卒業となりますが、また成長した姿を見せに来てください。楽しみにしています。

 
 
 
 
 
 

速報!全国選抜スキー大会【スキー部】

 本日、全国選抜スキー大会の最終日でしたが、女子クロスカントリー競技(1.2km・フリー)が行われました。越乢凜さん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)が、最初は顧問の筏先生に誘われて半信半疑で始めたクロスカントリー競技…。とりあえず言われるがままに出場した1年目、少し欲が出て前年の自分越えを目指した2年目、そして今年は全国の強豪と競い合う3年目を目指して彼女たちは切磋琢磨し努力してきました。3年目のインターハイ終了後に、なんと二人は新たにスキー板を購入するなど競技への意欲を高めてきました。筏先生も「1年生の時には、こんな光景を想像もしていなかった…」と二人の心の成長を讃えていました。
 その二人の3年間の最後のレース…、いつもより距離が短くスピードとパワーが求めらましたが、見事に有終の美を飾りました。卒業式の直前まで岩手IH→秋田国体→長野選抜大会と連戦を戦い切りました。心から「お疲れさま」と言いたいです。こんなタフな競技を3年間続けられたのは、二人いるからですね。お互い仲が良く、苦楽を共にした仲間の存在があったから乗り越えられたのだと思います。二人の出会い、筏先生との出会いに感謝しましょう。そして、保護者をはじめ学校関係者の多くの支援があり、素晴らしい経験ができたことにも感謝してほしいです。
 スキー競技のドラマは終わりましたが、今後も人との出会いを大切に、そして何事にも積極的に挑戦し道を切り拓いてください。応援しています。
【女子クロスカントリー(フリー・1.2km)】
  79位 越乢  凛 5分35秒
  80位 池部 黄那 5分46秒

我慢強く 粘り強く…【48・49回生】

 今朝の千種町はなんと-7℃(午前7時時点)と肌をつき刺すような寒さとなりました。朝から久しぶりに青空が広がり放射冷却の影響を受けたので、雪が舞ってる時よりも厳しい寒さとなりました。千種の美しい冬の景色をカメラに収めようと少し外に出ただけで、手ががじかみ足早にストーブのある職員室に戻りましたよ。
 そんな中、学年末考査2日目を迎えましたが「おはようございます!」と生徒たちは元気に登校…、本校の生徒たちは寒さは関係なく改めて我慢強いと感じました。考査に向かう生徒たちは、今回も開始直前まで必死で最後の追い込み勉強に励みます。誰一人、投げ出すような生徒はおらず一点でも多く点数を獲得するために努力をしていました。毎回思うのですが、この姿勢、雰囲気は本当に素晴らしい!!千種高生の誇れる所です。
 明日からは、気温が上がりようやく春の訪れを感じる陽気になりそうですが、体調管理に努め試験勉強に励んでください。

 
 
 

スキー実習の総仕上げ【48・49回生アクティブ類型】

 本日より学年末考査がスタートしました。3学期に入ってからも体調不良等により、なかなか全員が揃う日がなく心配していましたが、今日は欠席者なし…。全員受験できホッとしました。今朝の千種町も-4℃(午前7時時点)と冷え込みましたし、週末からは寒さが緩み暖かくなりそうで寒暖の差が激しくなりますが、体調に留意し考査最終日(3月3日)まで全力を尽くしてほしいです。
 さて、一昨日は1,2年アクティブ類型生徒全員を対象としたスキー検定がちくさ高原スキー場で行われました。生徒個々のスキー技術に合わせて例年ならば2級と3級に分かれて受験するのですが、今年は昨年2級に合格した二人の生徒が1級に挑戦し、平田倭生くん(2年・千種中出身)が5年ぶり二人目となる合格となりました。当日のコースは、深い新雪によりコース取りが難しくコブがどこにあるのか分からない状況で、インストラクターの方ですら足を取られて滑りずらい悪条件だったようです。それでも、ひるまず自分の力を出し切り合格を勝ち得た平田くん、惜しくも不合格でしたが1級に挑戦した立尾日向大くん(2年・千種中出身)に大きな拍手を送りたいです。平田くんは、硬式野球部とスキー部に所属していますが、「来年度は、アルペン競技で全国インターハイに出場したい!」と語ってくれました。今後の活躍を楽しみにしています。
 この日は、平田くん以外に2級に4名、3級に6名が合格しました。今年も1年生での2級合格が3名いますので、来年度は1級の複数合格者が現れるかも知れませんね。

 
 
 

速報!全国選抜スキー大会【スキー部】

 本日、長野県野沢温泉村で開催されている第34回全国高等学校選抜スキー大会の女子クロスカントリー競技(5km・クラシカル)に本校の越乢凜さん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)が出場しました。コースや気象条件は違いますが、先週の秋田国体では同種目で二人とも自己ベストを3分以上短縮させる22分台をマークし、上り調子で本大会を迎えました。
 結果は以下の通りです。自己ベスト更新とはなりませんでしたが、長期遠征と寒さから疲れが溜まっている中よく頑張りました。25日(金)は高校生活の最終レースとなるクロスカントリー競技(フリー)に挑みます。順位やタイムに関係なく、力を出し切り悔いのないレースにしてほしいです。越乢さん、池部さん、最後の力を振り絞って頑張れ!!
【女子クロスカントリー競技(クラシカル)】
 80位 越乢  凜 25分15秒
 81位 池部 黄那 25分49秒