千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

校種の垣根を越えて②…【交流授業】

 本日、千種中学校の1年生を対象とした2回目の「交流授業」が行われました。授業担当は、理科教員である筏先生で生物(特に魚類や水産)の専門家です。今回の内容は、「アユの生態と解剖」について学ぶ授業です。
 最初に、アユの生態についてスライドを用いながら説明を受けた生徒たち、産卵から孵化した稚魚が海に流され、また大きく成長し川の上流へ戻ってきて、産卵後に死んでいくという短いアユの一生について感慨深げに聞き入っていました。先生からの発問に対して積極的に挙手したり、意見を述べたりと中学生の反応は大変素晴らしかったです。また生徒たちが驚くほど知識が豊富で、的確に回答できており感心させられました。
 メインとなるアユの解剖では、一人一匹ずつまだ元気に生きているアユを手渡され、テレビモニターに映し出される筏先生の解剖技術を手本にハサミを使用して進めていきます。生徒からは「自分が切られている気分」、「かわいそう」、「ごめんなさい」、「おいしそう」など様々な声が上がっていましたが、みんな恐るおそるも興味津々に解剖を進めていきました。解剖後もピクピクと動く心臓に「まだ、生きてる!ごめんよ」と声をかける生徒もいました。その後、各臓器を一つひとつ確認しながら、臓器の働きや配置について学んでいました。
 中学生のみなさん、今日の授業はどうでしたか?筏先生からあったように、命や食への感謝を忘れず、アユの住める美しい千種川をこれからも守っていきましょう。今日は、ありがとうございました。

 
 
 

情報をデザインする【46回生・ベーシック類型】

 今日は1日中冷たい雨が降り続き、気温が上がらずとても寒い一日となりました。コロナ対策で、教室や職員室も適度に換気するようにしていますが、扉が閉まったままの時間のほうが多かったように思います。また、生徒の服装を見ても、セーターやブレザーを着用している生徒が多くなり、秋の深まりを感じます。来週からは、中間考査が始まります。大切な時期ですので、体温調節をしっかりとして風邪等をひかないように注意して下さい。
 今日は3年生の「情報デザイン」の授業にお邪魔しました。情報と言えばタイピングしているイメージがありますが、この授業ではコンピュータを使ってポスターやホームページ、CG画像などを作成する技術の習得を目指す授業です。生徒たちはほとんど音のない静かな教室の中で画面と向き合い、この日はCG画像を作成していました。こうした授業を通して、レイアウトや造形、配色を工夫し、適切な情報伝達やコミュニケーション力、表現力等を身につけてほしいと思います。
 ワード、エクセル、パワーポイントなどの情報の基礎学習から、ベーシック類型の3年生はさらに高度な内容の授業へと進化し、実社会で通用する技術を身に着けようと今日も頑張っていました。

 
 

男子団体県大会出場決定!【卓球部】

 10月3日(土)~4日(日)、兵庫県高等学校新人卓球選手権大会西播予選がウインク体育館で行われました。
 3日(土)は男女団体戦が行われ、見事に男子団体が県大会への切符を手にすることができました。男女とも敗者復活戦で県大会の残り少ない枠を争う展開となりましたが、なかなか練習試合で勝てなかった高校に勝利するなど、今まで以上のチーム力を発揮することができました。女子団体も敗者復活戦でどんどん勝ち上がっていったものの、ほんとうにあと一歩の所で県大会出場に届かず悔しい結果となりました。
 また4日(日)は個人戦が行われ、残念ながらどの生徒も個人で県大会へ駒を進めることはできませんでしたが、生徒個々に課題や収穫を得て、今後につながる2日間となりました。悔しさも残る大会で、これから長いオフシーズンに入っていく中で、来年度の総体に向けて、キャプテンを中心に練習を頑張ると心に誓っていました。
 11月13日(金)~14日(日)にグリーンアリーナ神戸で開催される兵庫県大会の男子団体戦では、今持てる力を十分に発揮できるように、これからさらに練習を頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

 
 

気持ち切り替えて…【全学年・全教員】

 第4回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった本日、生徒はほとんど欠席することなく元気に登校しており、安心しました。その一方で、教員は私も含めリレーで無理をし過ぎて足どりが重く、足を引きずりながら歩く先生の姿もあり、年齢の差を痛感しています。しかし、この体育祭で教員チームが結成され、数日前から生徒に勝つために作戦会議を開いて教員が一つになり、生徒たちとリレーで一体となれたことは非常に意義深く、千種高校ならではの素晴らしい所だと思っています。来年は負傷者を出さないように事前トレーニングをしっかりと積んで、出場種目を絞ってまた生徒たちに挑戦しますので、楽しみにしていて下さい。
 さて、今日から中間考査一週間前となりました。生徒の皆さんは、来週からの中間考査に向けて気持ちを切り替えて今度は勉強に力を注いでほしいと思います。また、3年生は中間考査が終わるとすぐに就職選考試験がスタートします。何度も繰り返し練習している面接練習もいよいよ仕上げの段階に入ってきました。これまでの指導の過程で挫折しそうなこともあったと思いますが、「最後まで手を抜かない」という本校生の素晴らしい姿勢を今こそ発揮し妥協せず努力してください。私たち教員も、気持ち切り替えて今日からまた頑張ります!! ※写真は力走する本校教員たち

 
 
 

笑いと感動の第4回CHIKUSA合同体育祭

 第4回CHIKUSA合同体育祭が終了しました。笑いと感動の連続で、午前中開催でしたが非常に中身の濃い素晴らしい合同体育祭となりました。今日は多くを語りません。保護者のみなさま、今日はご声援いただきありがとうございました。
生徒たちの様子を写真で紹介します。成績は以下の通りです。
【中学の部優勝】2年生 【高校の部優勝】2年生 【総合の部優勝】中学2年生 【総合の部準優勝】高校1年生

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

予定通り開催します!【合同体育祭】

 おはようございます。本日の第4回CHIKUSA合同体育祭は予定通り9時より開催します。ご観覧の家族の皆さまは、検温やマスクの着用等感染予防対策を講じた上で、中学校へお越しください。なお、場内2か所にあるどちらかの受付を行なっていただきグランドに入場されますようご協力をお願いします。

本番さながらに…【合同体育祭予行】

 本日午前中、第4回CHIKUSA合同体育祭に向けた中学校との合同予行演習が行われました。入場行進、ラジオ体操などの最終動作確認と、本番を想定した各演技のリハーサルを行う中で、演技のイメージやそれぞれの集合隊形、入退場の流れ等も理解できたと思います。一番盛り上がったのは新種目のクイズでした。指揮者の長井大樹君(1年・波賀中)のアドリブと筏先生とのやり取りは会場に笑いを誘いました。また、最終演技の中高選抜リレーでは高校教員チームを結成し、普段見ることのない先生方の必死な姿を見て生徒たちも大喜びでした。当日も、教員チームは生徒チームに勝ちにいきますので、生徒のみなさん、負けないように頑張ってください。本番さながらの素晴らしい予行となりました。
 
  
 
 

食トレやってます!【硬式野球部】

 職員室前の机の上に置いてある上皿はかり、「なんでこんな所に!?」と思っていましたが、登校してきた野球部員が自宅から持ってきた弁当箱を計測していることに使用されていました。清水監督から「しっかり食べろよ」と声をかけられ、「はい!失礼します!」と言って教室へ戻っていきます。再び昼食後に、同じ生徒たちが職員室前へ現れて、今度は体重計に乗ります。「よし、合格!」「おいおい、全然増えてへんがな…」とファイルに記録されながら増体状況のチェックを受ける……。これは硬式野球部員による食トレで、生徒は通常の給食に加えタッパーに入った1kgのご飯を毎日プラスして食べることを命じられているのです。まるでその様子は、お相撲さんの新弟子検査のような光景……。
 この夏の公式戦を何戦か見させてもらいましたが、本校の野球部員は他校の生徒と比較しても確かに小柄な生徒が多く、線が細く、パワーがないことは明らかでした。この課題を克服するために、野球部では9月から食トレが毎日続き、生徒たちは給食時と練習前後にこの1kgのご飯を食べきることを実践しているのです。いやぁ~、これは辛い!!給食だけでも、かなり量が多く食べきるのが大変なのに、これにプラスとは…。生徒に話を聞いてみると、「野球の練習よりもキツイです」と本音を漏らす生徒もいましたが、この食トレを辛い顔一つせず、前向きに捉えていました。
 試合で勝つためには野球の技術練習だけでなく、こうした体を作る努力も必要不可欠ですね。しっかりとした食事とトレーニングを通じて野球に必要な筋力を身につけ、しっかりパワーアップしてもらいたいです。そして、毎日お弁当を持たせてくれ応援してくれる家族にも感謝の気持ちを忘れず、野球を通じて自分を磨いてください。

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 9月27日(日)、近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会兵庫県選考会が明石西高校で行われ、本校から1,2年生の9名が出場しました。ライフル射撃部は、コロナの影響により今年度は一度も公式戦がなく、目標を見出せない中で地道なトレーニングが続けられてきましたが、初戦となる公式戦で本校部員が大躍進しました。
 なんと、ビームライフルの部で、秦陽乃(2年)が624.5点の高得点で優勝!!、猶原宏海(1年)が4位に入賞し、二人揃って近畿大会への出場権を獲得したのです。また、ビームピストルの部でも近畿大会にはあと一歩届きませんでしたが、藤川佳大(2年)が7位に入賞しました。本人たちには失礼ですが…7月に各校ごとで行われた記録会では、本校ライフル射撃部員は、他校の選手に圧倒されており、実力不足は否めない状況でした。ですから私も、正直上位大会へ進出することなど想像もしていませんでした。しかし、毎月ごとに個人目標を定め、ランニングや体幹トレーニング、縄跳びなどの基礎トレーニングをコツコツ積み重ねたことや、本番を意識した緊張感ある部活動への取り組みによって、生徒たちは格段に飛躍していたのです。入賞者以外の生徒も自己ベストやそれに近い成績を収めたと聞いています。ライフル射撃部員の活躍に大きな拍手を送りたいです。よく頑張りました!
 近畿大会は11月20日(金)、21日(土)に大阪にて開催されます。「やれば出来る!!」を実践してくれた生徒たちが、自信を深め今後さらに活躍してくれることを願っています。



 

とったどーっ!実りの秋 実感【48回生】

 今朝の千種町は14℃(午前7時時点)とよく冷え込んだ分、すっきりと青空が広がる秋晴れの一日となりました。千種町を見下ろす兵庫県で2番目に高い山「三室山(1358m)」も青空にくっきりと映え、山頂付近ではかすかに紅葉が始まっているように見えました。
 そんな絶好の秋空の下、1学年によるイネの収穫実習が行われました。外部講師の田住学先生にご指導いただきながら、ノコギリ鎌を持って腰をかがめながらイネを刈り取っていきます。黄金色に輝くイネはずっしりと重く、何株かまとめて最終的にはコンバインで脱穀していました。約4カ月前、小さくか細かったイネがこの期間に分げつ、出穂、受粉、登熟と順調に生育し、1株2500~3000粒もの籾をつけるにまで生長していました。夏休み期間も含め毎日水管理したり、除草作業を適切に行ってきた成果が形になり、生徒たちもとても喜んでいました。収穫したお米は、後日学年で試食したいと思いますが、残りは今後の「総合的な探究の時間」を通じてみんなで活用方法を考えていきたいと思います。
 田植えからイネ刈りまでの一連の作業工程を身をもって学んだ生徒たち、「食」への感謝の気持ちが一層強まり、環境問題や農業の営みについて関心をもってもらえると嬉しいです。田住先生、今日は大変お世話になり有難うございました。

 
 
 

特別な想いを胸に…【合同体育】

 本日午前中に中高の「合同体育」が予定通り行われ、週末の体育祭に向けての練習が行われました。千種中学校グランドに歩いて移動し、最初に体育祭に向けて体育科の先生方や生徒代表による挨拶等が行われました。その中で、「今年の合同体育祭は、例年と形は違うけど開催できる喜びを噛みしめながら、思い出深い最高の体育祭にしよう」と確認しあいました。また、千種中学の生徒会代表より、今年の体育祭スローガン「新輝一天」~仲間と共に架けぬけろ~について説明がなされました。全生徒・職員を前に、長いセリフを堂々と話す中学生の姿に驚きと体育祭への意気込みを感じました。
 合同練習の内容は、入場行進、開会式、ラジオ体操、退場までの流れを前半に繰り返し行い、後半は部活動行進と各クラス別の演技練習を行いました。クラスごとに息を合わせ、力強く行進する姿は見ごたえがあり、入場行進も立派な一つの演技だと思いました。そして、ラジオ体操では指先まで神経を張り巡らせているような「動」と「静」のメリハリある動き、目線までも意識した完成度の高さに感動を覚えました。高校生は中学生の見本となるように、中学生は高校生に刺激を与えられるように、互いを意識しながらの非常に質の高い中身の濃い合同練習が出来ていたと思います。本番まで限られた時間ですが、特別なCHIKUSA合同体育祭への想いを胸に全力で練習していきます。

 
 
 

CHIKUSA合同体育祭に向け始動!【全学年】

 今日は朝から一日中雨が降り続き、気温もほとんど上がらず肌寒い一日でした。3年生はしっかり登校できていますが、1,2年生は体調不良で欠席する生徒が続いており心配しています。週末はゆっくり体を休め、体調を整えてほしいです。
 さて、10月4日(日)に開催予定の第4回CHIKUSA合同体育祭が近づいてきました。今日は、本来ならば午前中、「合同体育」として千種中学校で体育祭に向けての中高合同練習を実施する予定でしたが、雨天のため各校別々での練習となりました。1,2限は、体育館にて主に入場行進、ラジオ体操、種目別の競技説明が行われました。普段の授業等も常に真剣で一生懸命な生徒たちですが、集団が大きくなっても崩れることなく、素晴らしい行進、体操が出来ていました。特に、行進時の大きな腕振り、脚の上げ方は大きな声で注意されなくとも自然と身についており圧巻でした。3,4,6限は学年ごとに競技練習が行われました。八の字跳びやPKなど、生徒たちは和やかな雰囲気の中で、笑顔の絶えない楽しい時間を過ごしました。
 来週からは、予行も含めて3回の合同体育を実施する予定です。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとりながらの半日開催(午前中のみ)ですが、今年度唯一の連携行事の成功に向けて生徒と共に頑張っていきます。なお体育祭当日は、感染防止の観点から事前に申し出のあったご家族の方のみの観覧となりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 
 
 

和太鼓を奏でる【47回生、アクティブ類型】

 アクティブ類型では、教科「アクティブ」の中で様々なジャンルの専門家より体験的な授業を受けています。先日、2,3年生の2学期のアクティブでは橋爪先生による木工技術に関する授業を行っていることを紹介しましたが、実は2年生では隔週で並行しながらもう一つの授業を受け始めています。それは「和太鼓」の授業です。
 千種町には古くから伝わる「千種太鼓」があり、地域にちなんで和太鼓を授業の中に取り入れているのです。外部講師の山田先生は、和太鼓の専門家でアクティブの授業のみならず、カルチャー部の演奏指導など日頃から何かと大変お世話になっている方です。今日も山田先生による熱い和太鼓の実技指導が行われており、生徒たちはリズムをとりながら懸命にバチを振っていました。見ていて思ったのは、当たり前のことですが「人数が増えれば増えるほど迫力があるけど、音を合わせるのはとても難しい」ということです。最初は息が合わず太鼓の音もバラバラでしたが、練習を繰り返す中で山田先生のリズムを聞き取り、音が合っていきました。その瞬間は見ているだけでも爽快!!実際にやってる本人たちは、もっと爽快なんでしょうね。
 和太鼓の演奏は、思いのほか体力と集中力を消耗するようで、小休憩があると生徒たちは、倒れ込むように寝そべっていました(笑)が、今日も全力で授業に取り組んでいます。

 
 
 

みんなイキイキ就業体験【47回生】

 先週金曜日、2学年(38名)による就業体験実習がスタートし、町内の各事業所に分散して生徒たちが1日中実習に励みました。例年ならば6月よりこの実習を行っているのですが、今年はコロナの影響からスタートが大幅に遅れ、この時期からのスタートになりました。実習先は、日頃からお世話になっている地元のこども園、小学校、中学校、図書館、自動車整備工場、ゴルフ場、養鶏場など全12事業所です。
 巡回指導された先生方からは、「学校で勉強してるよりイキイキしている」「よく働いてくれるとこちらが褒められた」という報告を聞き、とても嬉しく感じました。
 将来の自分の進路に直結する実習先ばかりではないかも知れませんが、生徒という立場ではなく社会人という立ち位置で物事が見れ、新たな自分の発見につながってくれることを願っています。まだ高校2年生、それぞれの職場で必要とされる技術や知識はなくて当然ですが、学びとろうとする姿勢が最も重要です。その上で、褒められた経験、失敗した経験こそが宝になります。一つでも多くの宝を獲得し、就業体験を通じて大きく成長してほしいです。各事業所のみなさん、生徒が大変お世話になり、ありがとうございました。次回は12月となりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
 
   
   
   

新役員による新たな挑戦【生徒会】

 先日、紹介した生徒会役員による「思いやりBOX」。先輩方の取組みを継承し、本校の伝統として取組んでいる活動もあれば、新役員の発案によって新たな取組みも行われています。
 「先生、こんな企画を考えてみたのですが、どうでしょうか?」先月末に、生徒会担当教員に提出された自作の企画書は、教師が全く介入することなく生徒自らが企画・発案した取組みでした。すごい行動力!!
その名も「千種合同ステナイ企画」。国際協力NGOである特定非営利活動法人シャプラニールが行っている「ステナイ生活」という活動に町内の小学校・中学校・高校で連携して、千種町から優しさの輪を広げようというものです。具体的には、①未投函のハガキ、②未使用・使用の切手、③トレーディングカードを回収し、寄付することで換金された資金を使用し、開発途上国での教材購入や授業開催等に役立ててもらう活動です。
 9月には、この活動の協力依頼を生徒たち自らが小・中学校に出向いて行い、支援の輪が町内に広がっています。今日は、募集期間の一次締切日でしたが、放課後に生徒たちが設置した応募箱からハガキ等を回収していました。金額にすればわずかな支援かも知れませんが、生徒会役員の想いを受けて多くの生徒・職員が心動かされ、千種町から世界へ確実に優しさの輪が広がっています。生徒会役員の新たな挑戦に心から感謝しています。これからも、高校生の柔らかな発想でいろんな取組みに挑戦してください。

  
  
  

体育はマット運動【48回生】

 1学年の「体育」の授業では、1学期に集団行動と新体力テストを行ってきましたが、2学期からは「マット運動」が行われています。教科目標の1つとして、1学年では年間を通して「自身の運動能力を知る」ことを目標に掲げ授業が展開されており、マット運動では体のバランス能力や柔軟性、身体操作性の向上を狙いとしています。
 この日は、男女に分かれてこれまで練習してきた①前転、②後転、③前方開脚前転、④後方開脚後転、⑤倒立前転、⑥伸膝後転を反復練習していました。回転の際は「小さく、速く、スムーズに」ということを意識しながら、また後転の際の手のつき方の重要性について教師から指導を受けながら生徒たちは、楽しそうに全力で取り組んでいました。頭でイメージした動作をやろうとしても恐怖心もあり、思い描いたようにいかない生徒もいましたが、友達から補助やアドバイスをもらいながら、何度も挑戦していました。その光景はとても微笑ましく、見ている私も「がんばれ!!」と声が出そうなほどでした。一方で、①~⑥の技を難なくこなし、連続技やさらに高度な技に挑戦している生徒もおり、みんなの注目の中で技が決まると拍手が起きる場面も見られました。
 体育科の先生方が身をもって見本を示し、生徒の力に合わせて丁寧に指導している姿に対し称賛すると同時に、自分の壁を乗り越えようと諦めず努力する生徒の姿に今日も感動しました。

  
  
  

地道な活動 積み重ねて【自然科学同好会】

 本校の校舎から西に約50mの位置に千種川が流れており、生徒たちは清らかな川の音を聞きながら毎日授業を受けています。透明度が高く水温の低い千種川上流は、見た目にも涼しく私たちの心を落ち着かせてくれます。
 この千種川上流にて、先日本校の自然科学同好会の生徒7名と千種ライオンズクラブの方々と合同での水生生物調査が実施されました。この活動は千種川流域のライオンズクラブの方々によって40年以上継続して行われており、本校が一緒に活動をさせていただき10年以上になります。千種川の各地点の水温や川底に生息する水生生物の調査によって、その生物自体が指標となり各地点の水質を知ることができ、身近な環境保全活動として定着しているのです。
 生徒たちは、放課後の生物教室で各地点ごとに採取した小さな水生生物を顕微鏡で観察し、とてもマニアックな生物図鑑と照らし合わせながら「これは…ヘビトンボかな⁈」とか言いながら、一匹ずつ丁寧に調べて記録していました。
 自然科学同好会では、この他にもちくさ高原に分布するクリンソウの調査や繁殖活動等も同時に行っています。千種の山と川を題材にした研究を通して、生物資源や環境保全への意識を高め、広めていく地道な活動が生徒たちの手によって今日も行われていました。

 
 
 

実りの秋 目前に…【48回生】

 9月11日(金)1学年の「総合的な探究の時間」に水田の除草実習を行いました。つい10日ほど前までは、まだ青々としていた稲穂が徐々に黄金色に輝き、かなり登熟が進んでいました。また、環境に配慮して化学肥料や農薬をほとんど使用せずに栽培されたイネは、周辺のイネに比べるとやや痩せ細って見えますが、ヒエ等の雑草に養分を奪われながらも立派に生長しており、生命力の強さを感じました。
 この日生徒たちは、鎌を片手に水田に素足で入り、ヒエの穂をみんなで協力して取り除きました。このヒエの穂を放置しておくと、ヒエの種子が水田に落ちて、来年の栽培時にヒエが大発生することが考えられます。そうした目的を生徒たちはしっかりと理解し、嫌な顔ひとつせず楽しんで実習に取り組めていました。
 天候にもよりますが、9月25日(金)に1学年生徒全員で手刈りによる稲刈りを実施する予定です。実りの秋はもう目前です。

 
 
 

ようこそ中学生!【連携部活動】

 今朝の千種町は朝7時の時点で15℃とよく冷え込みました。半袖では肌寒く感じるくらいで、先週までの蒸し暑い空気からカラっとした空気に変わり、過ごしやすい気候となりました。一気に秋が来た!という印象です。
 そんな爽やかな秋晴れの下、本日放課後は「連携部活動」が行われました。中高連携事業の一環として、千種中学校3年生を対象に高校の部活動を体験してもらう行事として定着しています。今年は、一部の波賀中学生にも参加いただき、それぞれの部活動で校種の枠を越えたいつもと雰囲気の違う部活動の姿が見られました。迎え入れる高校生は、中学生を相手に緊張しながらも優しく声をかけたり指導したりと頑張っていました。「数は力」と言いますが、中学生が一緒にいるだけで活気が増し、普段以上に良い練習が出来ていると感じました。
 千種中学校、波賀中学校のみなさん、千種高校での部活動はどうでしたか?限られた時間ではありましたが、連携部活動をきっかけとして本校の様子が垣間見れ、千種高校をより身近に感じてくれたら嬉しく思います。今日は、来てくれて本当にありがとうございました。

 
 
 

ICTを活用した授業【全学年】

 昭和の時代に学生だった私たちは、「授業=黒板とチョーク」という概念が根強く残っていますが、時代とともにICTを活用した授業が求められています。
 そんな中今年度、県教育委員会による「県立学校学びのイノベーション推進事業」により、41台のタブレット型ノートパソコンが導入され、さらに各HR教室に小型液晶プロジェクタが設置されました。8月にWi‐Fi環境の整備工事やLAN工事等を終え、9月よりこうした情報機器を授業で活用しています。
 若手教員を中心にさっそく教室でICTを活用した授業を実践しており、今日は授業の様子を見学させてもらいました。プロジェクタを活用した授業では、授業担当者が事前にスマートフォンに取り入れたプレゼンデータをプロジェクタにつなぎスクリーンに投影。驚いたのは、電子黒板機能が搭載されており、電子ペンでスクリーンに文字を書き加えながらより詳細な解説ができていました。また、英会話の授業においては、タブレット型ノートパソコンを一人一台使用して、調べ学習が行われていました。自分の好きなテーマを決め、調べた内容を英訳し、後日みんなの前で英語で発表するようです。
 まだまだ優れた機能があるようで、十分に使いこなせていない部分もありますが、私たち教員も日々研鑽し「わかる授業」に向け努力していきたいと思います。