千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

校種の垣根を越えて②…【交流授業】

 本日、千種中学校の1年生を対象とした2回目の「交流授業」が行われました。授業担当は、理科教員である筏先生で生物(特に魚類や水産)の専門家です。今回の内容は、「アユの生態と解剖」について学ぶ授業です。
 最初に、アユの生態についてスライドを用いながら説明を受けた生徒たち、産卵から孵化した稚魚が海に流され、また大きく成長し川の上流へ戻ってきて、産卵後に死んでいくという短いアユの一生について感慨深げに聞き入っていました。先生からの発問に対して積極的に挙手したり、意見を述べたりと中学生の反応は大変素晴らしかったです。また生徒たちが驚くほど知識が豊富で、的確に回答できており感心させられました。
 メインとなるアユの解剖では、一人一匹ずつまだ元気に生きているアユを手渡され、テレビモニターに映し出される筏先生の解剖技術を手本にハサミを使用して進めていきます。生徒からは「自分が切られている気分」、「かわいそう」、「ごめんなさい」、「おいしそう」など様々な声が上がっていましたが、みんな恐るおそるも興味津々に解剖を進めていきました。解剖後もピクピクと動く心臓に「まだ、生きてる!ごめんよ」と声をかける生徒もいました。その後、各臓器を一つひとつ確認しながら、臓器の働きや配置について学んでいました。
 中学生のみなさん、今日の授業はどうでしたか?筏先生からあったように、命や食への感謝を忘れず、アユの住める美しい千種川をこれからも守っていきましょう。今日は、ありがとうございました。

 
 
 

情報をデザインする【46回生・ベーシック類型】

 今日は1日中冷たい雨が降り続き、気温が上がらずとても寒い一日となりました。コロナ対策で、教室や職員室も適度に換気するようにしていますが、扉が閉まったままの時間のほうが多かったように思います。また、生徒の服装を見ても、セーターやブレザーを着用している生徒が多くなり、秋の深まりを感じます。来週からは、中間考査が始まります。大切な時期ですので、体温調節をしっかりとして風邪等をひかないように注意して下さい。
 今日は3年生の「情報デザイン」の授業にお邪魔しました。情報と言えばタイピングしているイメージがありますが、この授業ではコンピュータを使ってポスターやホームページ、CG画像などを作成する技術の習得を目指す授業です。生徒たちはほとんど音のない静かな教室の中で画面と向き合い、この日はCG画像を作成していました。こうした授業を通して、レイアウトや造形、配色を工夫し、適切な情報伝達やコミュニケーション力、表現力等を身につけてほしいと思います。
 ワード、エクセル、パワーポイントなどの情報の基礎学習から、ベーシック類型の3年生はさらに高度な内容の授業へと進化し、実社会で通用する技術を身に着けようと今日も頑張っていました。

 
 

男子団体県大会出場決定!【卓球部】

 10月3日(土)~4日(日)、兵庫県高等学校新人卓球選手権大会西播予選がウインク体育館で行われました。
 3日(土)は男女団体戦が行われ、見事に男子団体が県大会への切符を手にすることができました。男女とも敗者復活戦で県大会の残り少ない枠を争う展開となりましたが、なかなか練習試合で勝てなかった高校に勝利するなど、今まで以上のチーム力を発揮することができました。女子団体も敗者復活戦でどんどん勝ち上がっていったものの、ほんとうにあと一歩の所で県大会出場に届かず悔しい結果となりました。
 また4日(日)は個人戦が行われ、残念ながらどの生徒も個人で県大会へ駒を進めることはできませんでしたが、生徒個々に課題や収穫を得て、今後につながる2日間となりました。悔しさも残る大会で、これから長いオフシーズンに入っていく中で、来年度の総体に向けて、キャプテンを中心に練習を頑張ると心に誓っていました。
 11月13日(金)~14日(日)にグリーンアリーナ神戸で開催される兵庫県大会の男子団体戦では、今持てる力を十分に発揮できるように、これからさらに練習を頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

 
 

気持ち切り替えて…【全学年・全教員】

 第4回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった本日、生徒はほとんど欠席することなく元気に登校しており、安心しました。その一方で、教員は私も含めリレーで無理をし過ぎて足どりが重く、足を引きずりながら歩く先生の姿もあり、年齢の差を痛感しています。しかし、この体育祭で教員チームが結成され、数日前から生徒に勝つために作戦会議を開いて教員が一つになり、生徒たちとリレーで一体となれたことは非常に意義深く、千種高校ならではの素晴らしい所だと思っています。来年は負傷者を出さないように事前トレーニングをしっかりと積んで、出場種目を絞ってまた生徒たちに挑戦しますので、楽しみにしていて下さい。
 さて、今日から中間考査一週間前となりました。生徒の皆さんは、来週からの中間考査に向けて気持ちを切り替えて今度は勉強に力を注いでほしいと思います。また、3年生は中間考査が終わるとすぐに就職選考試験がスタートします。何度も繰り返し練習している面接練習もいよいよ仕上げの段階に入ってきました。これまでの指導の過程で挫折しそうなこともあったと思いますが、「最後まで手を抜かない」という本校生の素晴らしい姿勢を今こそ発揮し妥協せず努力してください。私たち教員も、気持ち切り替えて今日からまた頑張ります!! ※写真は力走する本校教員たち

 
 
 

笑いと感動の第4回CHIKUSA合同体育祭

 第4回CHIKUSA合同体育祭が終了しました。笑いと感動の連続で、午前中開催でしたが非常に中身の濃い素晴らしい合同体育祭となりました。今日は多くを語りません。保護者のみなさま、今日はご声援いただきありがとうございました。
生徒たちの様子を写真で紹介します。成績は以下の通りです。
【中学の部優勝】2年生 【高校の部優勝】2年生 【総合の部優勝】中学2年生 【総合の部準優勝】高校1年生

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

予定通り開催します!【合同体育祭】

 おはようございます。本日の第4回CHIKUSA合同体育祭は予定通り9時より開催します。ご観覧の家族の皆さまは、検温やマスクの着用等感染予防対策を講じた上で、中学校へお越しください。なお、場内2か所にあるどちらかの受付を行なっていただきグランドに入場されますようご協力をお願いします。

本番さながらに…【合同体育祭予行】

 本日午前中、第4回CHIKUSA合同体育祭に向けた中学校との合同予行演習が行われました。入場行進、ラジオ体操などの最終動作確認と、本番を想定した各演技のリハーサルを行う中で、演技のイメージやそれぞれの集合隊形、入退場の流れ等も理解できたと思います。一番盛り上がったのは新種目のクイズでした。指揮者の長井大樹君(1年・波賀中)のアドリブと筏先生とのやり取りは会場に笑いを誘いました。また、最終演技の中高選抜リレーでは高校教員チームを結成し、普段見ることのない先生方の必死な姿を見て生徒たちも大喜びでした。当日も、教員チームは生徒チームに勝ちにいきますので、生徒のみなさん、負けないように頑張ってください。本番さながらの素晴らしい予行となりました。
 
  
 
 

食トレやってます!【硬式野球部】

 職員室前の机の上に置いてある上皿はかり、「なんでこんな所に!?」と思っていましたが、登校してきた野球部員が自宅から持ってきた弁当箱を計測していることに使用されていました。清水監督から「しっかり食べろよ」と声をかけられ、「はい!失礼します!」と言って教室へ戻っていきます。再び昼食後に、同じ生徒たちが職員室前へ現れて、今度は体重計に乗ります。「よし、合格!」「おいおい、全然増えてへんがな…」とファイルに記録されながら増体状況のチェックを受ける……。これは硬式野球部員による食トレで、生徒は通常の給食に加えタッパーに入った1kgのご飯を毎日プラスして食べることを命じられているのです。まるでその様子は、お相撲さんの新弟子検査のような光景……。
 この夏の公式戦を何戦か見させてもらいましたが、本校の野球部員は他校の生徒と比較しても確かに小柄な生徒が多く、線が細く、パワーがないことは明らかでした。この課題を克服するために、野球部では9月から食トレが毎日続き、生徒たちは給食時と練習前後にこの1kgのご飯を食べきることを実践しているのです。いやぁ~、これは辛い!!給食だけでも、かなり量が多く食べきるのが大変なのに、これにプラスとは…。生徒に話を聞いてみると、「野球の練習よりもキツイです」と本音を漏らす生徒もいましたが、この食トレを辛い顔一つせず、前向きに捉えていました。
 試合で勝つためには野球の技術練習だけでなく、こうした体を作る努力も必要不可欠ですね。しっかりとした食事とトレーニングを通じて野球に必要な筋力を身につけ、しっかりパワーアップしてもらいたいです。そして、毎日お弁当を持たせてくれ応援してくれる家族にも感謝の気持ちを忘れず、野球を通じて自分を磨いてください。

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 9月27日(日)、近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会兵庫県選考会が明石西高校で行われ、本校から1,2年生の9名が出場しました。ライフル射撃部は、コロナの影響により今年度は一度も公式戦がなく、目標を見出せない中で地道なトレーニングが続けられてきましたが、初戦となる公式戦で本校部員が大躍進しました。
 なんと、ビームライフルの部で、秦陽乃(2年)が624.5点の高得点で優勝!!、猶原宏海(1年)が4位に入賞し、二人揃って近畿大会への出場権を獲得したのです。また、ビームピストルの部でも近畿大会にはあと一歩届きませんでしたが、藤川佳大(2年)が7位に入賞しました。本人たちには失礼ですが…7月に各校ごとで行われた記録会では、本校ライフル射撃部員は、他校の選手に圧倒されており、実力不足は否めない状況でした。ですから私も、正直上位大会へ進出することなど想像もしていませんでした。しかし、毎月ごとに個人目標を定め、ランニングや体幹トレーニング、縄跳びなどの基礎トレーニングをコツコツ積み重ねたことや、本番を意識した緊張感ある部活動への取り組みによって、生徒たちは格段に飛躍していたのです。入賞者以外の生徒も自己ベストやそれに近い成績を収めたと聞いています。ライフル射撃部員の活躍に大きな拍手を送りたいです。よく頑張りました!
 近畿大会は11月20日(金)、21日(土)に大阪にて開催されます。「やれば出来る!!」を実践してくれた生徒たちが、自信を深め今後さらに活躍してくれることを願っています。



 

とったどーっ!実りの秋 実感【48回生】

 今朝の千種町は14℃(午前7時時点)とよく冷え込んだ分、すっきりと青空が広がる秋晴れの一日となりました。千種町を見下ろす兵庫県で2番目に高い山「三室山(1358m)」も青空にくっきりと映え、山頂付近ではかすかに紅葉が始まっているように見えました。
 そんな絶好の秋空の下、1学年によるイネの収穫実習が行われました。外部講師の田住学先生にご指導いただきながら、ノコギリ鎌を持って腰をかがめながらイネを刈り取っていきます。黄金色に輝くイネはずっしりと重く、何株かまとめて最終的にはコンバインで脱穀していました。約4カ月前、小さくか細かったイネがこの期間に分げつ、出穂、受粉、登熟と順調に生育し、1株2500~3000粒もの籾をつけるにまで生長していました。夏休み期間も含め毎日水管理したり、除草作業を適切に行ってきた成果が形になり、生徒たちもとても喜んでいました。収穫したお米は、後日学年で試食したいと思いますが、残りは今後の「総合的な探究の時間」を通じてみんなで活用方法を考えていきたいと思います。
 田植えからイネ刈りまでの一連の作業工程を身をもって学んだ生徒たち、「食」への感謝の気持ちが一層強まり、環境問題や農業の営みについて関心をもってもらえると嬉しいです。田住先生、今日は大変お世話になり有難うございました。

 
 
 

特別な想いを胸に…【合同体育】

 本日午前中に中高の「合同体育」が予定通り行われ、週末の体育祭に向けての練習が行われました。千種中学校グランドに歩いて移動し、最初に体育祭に向けて体育科の先生方や生徒代表による挨拶等が行われました。その中で、「今年の合同体育祭は、例年と形は違うけど開催できる喜びを噛みしめながら、思い出深い最高の体育祭にしよう」と確認しあいました。また、千種中学の生徒会代表より、今年の体育祭スローガン「新輝一天」~仲間と共に架けぬけろ~について説明がなされました。全生徒・職員を前に、長いセリフを堂々と話す中学生の姿に驚きと体育祭への意気込みを感じました。
 合同練習の内容は、入場行進、開会式、ラジオ体操、退場までの流れを前半に繰り返し行い、後半は部活動行進と各クラス別の演技練習を行いました。クラスごとに息を合わせ、力強く行進する姿は見ごたえがあり、入場行進も立派な一つの演技だと思いました。そして、ラジオ体操では指先まで神経を張り巡らせているような「動」と「静」のメリハリある動き、目線までも意識した完成度の高さに感動を覚えました。高校生は中学生の見本となるように、中学生は高校生に刺激を与えられるように、互いを意識しながらの非常に質の高い中身の濃い合同練習が出来ていたと思います。本番まで限られた時間ですが、特別なCHIKUSA合同体育祭への想いを胸に全力で練習していきます。

 
 
 

CHIKUSA合同体育祭に向け始動!【全学年】

 今日は朝から一日中雨が降り続き、気温もほとんど上がらず肌寒い一日でした。3年生はしっかり登校できていますが、1,2年生は体調不良で欠席する生徒が続いており心配しています。週末はゆっくり体を休め、体調を整えてほしいです。
 さて、10月4日(日)に開催予定の第4回CHIKUSA合同体育祭が近づいてきました。今日は、本来ならば午前中、「合同体育」として千種中学校で体育祭に向けての中高合同練習を実施する予定でしたが、雨天のため各校別々での練習となりました。1,2限は、体育館にて主に入場行進、ラジオ体操、種目別の競技説明が行われました。普段の授業等も常に真剣で一生懸命な生徒たちですが、集団が大きくなっても崩れることなく、素晴らしい行進、体操が出来ていました。特に、行進時の大きな腕振り、脚の上げ方は大きな声で注意されなくとも自然と身についており圧巻でした。3,4,6限は学年ごとに競技練習が行われました。八の字跳びやPKなど、生徒たちは和やかな雰囲気の中で、笑顔の絶えない楽しい時間を過ごしました。
 来週からは、予行も含めて3回の合同体育を実施する予定です。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとりながらの半日開催(午前中のみ)ですが、今年度唯一の連携行事の成功に向けて生徒と共に頑張っていきます。なお体育祭当日は、感染防止の観点から事前に申し出のあったご家族の方のみの観覧となりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 
 
 

和太鼓を奏でる【47回生、アクティブ類型】

 アクティブ類型では、教科「アクティブ」の中で様々なジャンルの専門家より体験的な授業を受けています。先日、2,3年生の2学期のアクティブでは橋爪先生による木工技術に関する授業を行っていることを紹介しましたが、実は2年生では隔週で並行しながらもう一つの授業を受け始めています。それは「和太鼓」の授業です。
 千種町には古くから伝わる「千種太鼓」があり、地域にちなんで和太鼓を授業の中に取り入れているのです。外部講師の山田先生は、和太鼓の専門家でアクティブの授業のみならず、カルチャー部の演奏指導など日頃から何かと大変お世話になっている方です。今日も山田先生による熱い和太鼓の実技指導が行われており、生徒たちはリズムをとりながら懸命にバチを振っていました。見ていて思ったのは、当たり前のことですが「人数が増えれば増えるほど迫力があるけど、音を合わせるのはとても難しい」ということです。最初は息が合わず太鼓の音もバラバラでしたが、練習を繰り返す中で山田先生のリズムを聞き取り、音が合っていきました。その瞬間は見ているだけでも爽快!!実際にやってる本人たちは、もっと爽快なんでしょうね。
 和太鼓の演奏は、思いのほか体力と集中力を消耗するようで、小休憩があると生徒たちは、倒れ込むように寝そべっていました(笑)が、今日も全力で授業に取り組んでいます。

 
 
 

みんなイキイキ就業体験【47回生】

 先週金曜日、2学年(38名)による就業体験実習がスタートし、町内の各事業所に分散して生徒たちが1日中実習に励みました。例年ならば6月よりこの実習を行っているのですが、今年はコロナの影響からスタートが大幅に遅れ、この時期からのスタートになりました。実習先は、日頃からお世話になっている地元のこども園、小学校、中学校、図書館、自動車整備工場、ゴルフ場、養鶏場など全12事業所です。
 巡回指導された先生方からは、「学校で勉強してるよりイキイキしている」「よく働いてくれるとこちらが褒められた」という報告を聞き、とても嬉しく感じました。
 将来の自分の進路に直結する実習先ばかりではないかも知れませんが、生徒という立場ではなく社会人という立ち位置で物事が見れ、新たな自分の発見につながってくれることを願っています。まだ高校2年生、それぞれの職場で必要とされる技術や知識はなくて当然ですが、学びとろうとする姿勢が最も重要です。その上で、褒められた経験、失敗した経験こそが宝になります。一つでも多くの宝を獲得し、就業体験を通じて大きく成長してほしいです。各事業所のみなさん、生徒が大変お世話になり、ありがとうございました。次回は12月となりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
 
   
   
   

新役員による新たな挑戦【生徒会】

 先日、紹介した生徒会役員による「思いやりBOX」。先輩方の取組みを継承し、本校の伝統として取組んでいる活動もあれば、新役員の発案によって新たな取組みも行われています。
 「先生、こんな企画を考えてみたのですが、どうでしょうか?」先月末に、生徒会担当教員に提出された自作の企画書は、教師が全く介入することなく生徒自らが企画・発案した取組みでした。すごい行動力!!
その名も「千種合同ステナイ企画」。国際協力NGOである特定非営利活動法人シャプラニールが行っている「ステナイ生活」という活動に町内の小学校・中学校・高校で連携して、千種町から優しさの輪を広げようというものです。具体的には、①未投函のハガキ、②未使用・使用の切手、③トレーディングカードを回収し、寄付することで換金された資金を使用し、開発途上国での教材購入や授業開催等に役立ててもらう活動です。
 9月には、この活動の協力依頼を生徒たち自らが小・中学校に出向いて行い、支援の輪が町内に広がっています。今日は、募集期間の一次締切日でしたが、放課後に生徒たちが設置した応募箱からハガキ等を回収していました。金額にすればわずかな支援かも知れませんが、生徒会役員の想いを受けて多くの生徒・職員が心動かされ、千種町から世界へ確実に優しさの輪が広がっています。生徒会役員の新たな挑戦に心から感謝しています。これからも、高校生の柔らかな発想でいろんな取組みに挑戦してください。

  
  
  

体育はマット運動【48回生】

 1学年の「体育」の授業では、1学期に集団行動と新体力テストを行ってきましたが、2学期からは「マット運動」が行われています。教科目標の1つとして、1学年では年間を通して「自身の運動能力を知る」ことを目標に掲げ授業が展開されており、マット運動では体のバランス能力や柔軟性、身体操作性の向上を狙いとしています。
 この日は、男女に分かれてこれまで練習してきた①前転、②後転、③前方開脚前転、④後方開脚後転、⑤倒立前転、⑥伸膝後転を反復練習していました。回転の際は「小さく、速く、スムーズに」ということを意識しながら、また後転の際の手のつき方の重要性について教師から指導を受けながら生徒たちは、楽しそうに全力で取り組んでいました。頭でイメージした動作をやろうとしても恐怖心もあり、思い描いたようにいかない生徒もいましたが、友達から補助やアドバイスをもらいながら、何度も挑戦していました。その光景はとても微笑ましく、見ている私も「がんばれ!!」と声が出そうなほどでした。一方で、①~⑥の技を難なくこなし、連続技やさらに高度な技に挑戦している生徒もおり、みんなの注目の中で技が決まると拍手が起きる場面も見られました。
 体育科の先生方が身をもって見本を示し、生徒の力に合わせて丁寧に指導している姿に対し称賛すると同時に、自分の壁を乗り越えようと諦めず努力する生徒の姿に今日も感動しました。

  
  
  

地道な活動 積み重ねて【自然科学同好会】

 本校の校舎から西に約50mの位置に千種川が流れており、生徒たちは清らかな川の音を聞きながら毎日授業を受けています。透明度が高く水温の低い千種川上流は、見た目にも涼しく私たちの心を落ち着かせてくれます。
 この千種川上流にて、先日本校の自然科学同好会の生徒7名と千種ライオンズクラブの方々と合同での水生生物調査が実施されました。この活動は千種川流域のライオンズクラブの方々によって40年以上継続して行われており、本校が一緒に活動をさせていただき10年以上になります。千種川の各地点の水温や川底に生息する水生生物の調査によって、その生物自体が指標となり各地点の水質を知ることができ、身近な環境保全活動として定着しているのです。
 生徒たちは、放課後の生物教室で各地点ごとに採取した小さな水生生物を顕微鏡で観察し、とてもマニアックな生物図鑑と照らし合わせながら「これは…ヘビトンボかな⁈」とか言いながら、一匹ずつ丁寧に調べて記録していました。
 自然科学同好会では、この他にもちくさ高原に分布するクリンソウの調査や繁殖活動等も同時に行っています。千種の山と川を題材にした研究を通して、生物資源や環境保全への意識を高め、広めていく地道な活動が生徒たちの手によって今日も行われていました。

 
 
 

実りの秋 目前に…【48回生】

 9月11日(金)1学年の「総合的な探究の時間」に水田の除草実習を行いました。つい10日ほど前までは、まだ青々としていた稲穂が徐々に黄金色に輝き、かなり登熟が進んでいました。また、環境に配慮して化学肥料や農薬をほとんど使用せずに栽培されたイネは、周辺のイネに比べるとやや痩せ細って見えますが、ヒエ等の雑草に養分を奪われながらも立派に生長しており、生命力の強さを感じました。
 この日生徒たちは、鎌を片手に水田に素足で入り、ヒエの穂をみんなで協力して取り除きました。このヒエの穂を放置しておくと、ヒエの種子が水田に落ちて、来年の栽培時にヒエが大発生することが考えられます。そうした目的を生徒たちはしっかりと理解し、嫌な顔ひとつせず楽しんで実習に取り組めていました。
 天候にもよりますが、9月25日(金)に1学年生徒全員で手刈りによる稲刈りを実施する予定です。実りの秋はもう目前です。

 
 
 

ようこそ中学生!【連携部活動】

 今朝の千種町は朝7時の時点で15℃とよく冷え込みました。半袖では肌寒く感じるくらいで、先週までの蒸し暑い空気からカラっとした空気に変わり、過ごしやすい気候となりました。一気に秋が来た!という印象です。
 そんな爽やかな秋晴れの下、本日放課後は「連携部活動」が行われました。中高連携事業の一環として、千種中学校3年生を対象に高校の部活動を体験してもらう行事として定着しています。今年は、一部の波賀中学生にも参加いただき、それぞれの部活動で校種の枠を越えたいつもと雰囲気の違う部活動の姿が見られました。迎え入れる高校生は、中学生を相手に緊張しながらも優しく声をかけたり指導したりと頑張っていました。「数は力」と言いますが、中学生が一緒にいるだけで活気が増し、普段以上に良い練習が出来ていると感じました。
 千種中学校、波賀中学校のみなさん、千種高校での部活動はどうでしたか?限られた時間ではありましたが、連携部活動をきっかけとして本校の様子が垣間見れ、千種高校をより身近に感じてくれたら嬉しく思います。今日は、来てくれて本当にありがとうございました。

 
 
 

ICTを活用した授業【全学年】

 昭和の時代に学生だった私たちは、「授業=黒板とチョーク」という概念が根強く残っていますが、時代とともにICTを活用した授業が求められています。
 そんな中今年度、県教育委員会による「県立学校学びのイノベーション推進事業」により、41台のタブレット型ノートパソコンが導入され、さらに各HR教室に小型液晶プロジェクタが設置されました。8月にWi‐Fi環境の整備工事やLAN工事等を終え、9月よりこうした情報機器を授業で活用しています。
 若手教員を中心にさっそく教室でICTを活用した授業を実践しており、今日は授業の様子を見学させてもらいました。プロジェクタを活用した授業では、授業担当者が事前にスマートフォンに取り入れたプレゼンデータをプロジェクタにつなぎスクリーンに投影。驚いたのは、電子黒板機能が搭載されており、電子ペンでスクリーンに文字を書き加えながらより詳細な解説ができていました。また、英会話の授業においては、タブレット型ノートパソコンを一人一台使用して、調べ学習が行われていました。自分の好きなテーマを決め、調べた内容を英訳し、後日みんなの前で英語で発表するようです。
 まだまだ優れた機能があるようで、十分に使いこなせていない部分もありますが、私たち教員も日々研鑽し「わかる授業」に向け努力していきたいと思います。

 
 
 

就業体験に向けて【47回生】

 2学年の「総合的な探究の時間」では、9月18日(金)からの就業体験実習に向けて事前指導が行われています。この就業体験は2学年を対象として、将来の進路を見据え、町内の事業所・施設で「働く」という体験を通じて千種町に誇りと愛着をもち、千種町を活性化するアイデアと自身のキャリアについて考える力を身につけることを目的に実施している本校独自の取り組みです。
 先日は外部講師の田住学先生より、就業体験の意義や目的等について講義を受けた生徒たちですが、今日は就業体験場所の確認と各実習先における事前打ち合わせに関する指導が行われていました。各事業所での様々な体験を通じて、学校の中だけでは得ることのできない学びを1つでも多くつかんでほしいです。以下の日程で実施して参ります。
 就業体験実習でお世話になる関係機関の皆さま、地域の皆さま、保護者の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。

  9月11日(金) 13:15~15:05 事前打ち合わせ
  9月18日(金)  8:35~15:05 就業体験(1日)
 12月16日(水)  8:35~12:25 就業体験(半日)
 12月23日(水)  8:35~12:25 就業体験(半日)
  1月22日(金)  8:35~15:05 就業体験(1日)
  2月12日(金) 13:15~15:05 成果発表会

 
 

広がれ!思いやりの心【生徒会】

 各HR教室前の廊下に置かれている赤い箱。「これは何だ⁈」と赴任当初から気になっていましたが、放課後にこの箱から用紙を取り出し、生徒会室で作業している生徒を発見しその謎が解けました。
この箱は、本校の生徒会が取り組んでいる「思いやりBOX」です。普段身のまわりで起こった小さな思いやり、気遣い、嬉しかった出来事などを用紙に記し投稿するというもので、アメリカ・アリゾナ州の団体「Ben's Bells(ベンズ ベルズ)」)の取り組みにならって、2年前から活動を始めました。
 この日は定期的に行っている思いやりBOX回収日で、生徒会役員の手によって投稿された内容を模造紙に反映させ、生徒玄関に掲示したり、プリントにまとめて全校生徒に配布する準備を進めていました。「〇〇君が給食準備を手伝ってくれた」、「〇〇ちゃんが体調を心配してくれた」、「〇〇君が換気してくれた」、「〇〇君がマスクがなくて困っていた僕にマスクをくれた」など、様々な小さな思いやりが溢れていました。
 生徒会のみなさんの取り組みによって、みんなが温かい気持ちになり、その活動の輪が広がることでより良い人間関係が学校全体で築けていければ最高ですね。ついつい私たち人間は、人の悪い所ばかり目がいきがちで、つまらないことで腹を立て、時にはトラブルを起こしてしまいますが、この素晴らしい活動を通じて人の良い所、自分にない素晴らしい所を見る目を養ってほしいです。

 
 
 

それぞれの目標に向けて【47・48回生】

 今日は、放課後の部活動の様子を見学しました。どの部活動も3年生が引退し、新たに任命された主将を軸にして一生懸命に練習に励んでいました。女子バレー部、ライフル射撃部、卓球部はそれぞれ目前に迫った秋の大会に向け、熱のこもった練習が繰り広げられています。また、グランドでは硬式野球部が元気よく声を張り上げながらポジションごとに走り込みや守備、バッティングの基礎練習を繰り返し行っていました。野球部は次の公式試合は3月までありませんが、地道な練習を積み重ね力を蓄えて、来るべき日に備えてもらいたいです。武道場からは軽快な太鼓の音が聞こえ、カルチャー部が仲良く活動していました。3年生が不在となり人数が減っても、次の発表の場が見えなくても、しっかり頑張れていました。それぞれの部活動で状況は違いますが、目標を持ち一生懸命に頑張っている生徒たちを心から応援しています。がんばれ、千高生!!ちなみに、秋の大会予定は以下の通りです。
 ★女子バレー部  9/26(土)~27(日) 全国選手権大会西播地区予選会(赤穂高校)
 ★ライフル射撃部 9/27(日)       県秋季総合体育大会(明石西高校)
 ★卓球部     10/3(土)~4(日)  県新人卓球選手権大会西播地区予選会(ウインク体育館)

  
 
 

雨にも負けず 風にも負けず【全学年】

 台風10号の接近に伴い、今朝は兵庫県南部の沿岸地域を中心に「暴風・波浪警報」が発令され、多くの学校が臨時休業となっています。しかし、幸いなことに宍粟市には警報が発令されることなく、本校は予定通りの授業が行われています。通常どおりの授業が出来て良かったと思う反面、8月の猛暑の影響や2学期の開始が早まったことで、生徒も疲れが出ていると感じていたため、今日はゆっくりさせてあげたかったという気持ちもあり、少し複雑な気持ちでした。
 そんな心配をよそに、生徒たちは強い風と雨が吹きつける中、みんな元気に登校してきました。いつも通り、生徒会役員によるあいさつ運動も行われていましたが、そんな生徒に「今日は学校休みになってほしかった?」と尋ねると「正直、期待してました。でも学校がある以上、自分一人休む訳いかないんで…」と本音を話してくれました。本校生徒は、真面目でポジティブだと改めて感じました。生徒たちは、荒れた天候の中でも動じることなく、自分のすべきことをしっかり前向きに取り組んでいました。

 
 

体育祭メンバー決め【全学年】

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2学期も多くの学校行事やイベント等が中止となっていく見込みです。千種町内の園小中高の連携行事も軒並み中止であり、本校の特色ある教育の1つである、こども園から高校までの連携一貫教育が実践できていません。そんな中ではありますが、10月4日(日)に開催予定の第4回CHIKUSA中高合同体育祭は感染防止策を講じた上で、種目を精選し、午前中のみで実施していこうと準備を進めています。
 今年のテーマは千種中学生の考案により「新輝一天 ~仲間と共に架けぬけろ~」に決まりました。新型コロナウイルスで多くの行事が無くなっていますが、気持ちを切り替え前向きに頑張ろうという想いや、体育祭を開催できる喜びを仲間と共有し、笑顔の虹を架けていきたいという希望が込められています。素晴らしいテーマだと思います。私たち教員も、このテーマに向けた生徒たちの想いを受け、思い出深い体育祭となるようサポートしていきたいと思います。
 今日は、各学年のLHRの時間に体育祭のメンバー決めが行われました。生徒たち主導の明るい雰囲気の中で無事にメンバーが決められたようです。体育祭当日に向けて、クラスで一致団結し素晴らしい体育祭となることを心から願っています。

 
 
   

木工の技術を学ぶ【46回生・アクティブ類型】

 2,3年生のアクティブ類型では、本校ならではの特色ある教科「アクティブ」があり、1学期は写真専門家の萩原先生より写真の技術等を学んできましたが、2学期は木工技術について体験を通して学んでいます。今年も特別非常勤講師の橋爪先生にご指導いただき、2学期最初の木工授業が行われました。
 3年生では、「ハノイの塔」という木工おもちゃの制作に取り組みました。パズルの一種で、決められたルールの中で円盤を別の棒に移動させていくのですが、これが簡単そうでなかなか難しい。制作前に見本を使って生徒たちが挑戦しましたが、悪戦苦闘していました。その後、生徒個々に与えられた材料を用いて土台や円盤を制作していきました。穴の位置一つ決めるにも、円盤の半径などを考慮しなければならず、実用的な数学の力が試されます。生徒たちは、卓上糸ノコ盤やベルトサンダーなどの機械を器用に使いこなし、時折鼻歌を歌いながら楽しそうに実習に励んでいました。

 
 
 

芸術の時間【47・48回生】

 本校の芸術教科は、音楽と美術の選択制となっており、1学年では生徒全員が履修し、2学年になるとベーシック類型とアクティブ類型のみが継続して履修するようになっています。
 今日はその中で、「美術」の授業にお邪魔して生徒の活動を見させてもらいました。2年生では、現在「オリジナルカレンダー」の制作に取組んでいます。まず、教科・部活動・校内の場所等から好きなものを1つ選び、そこからイメージしたオリジナルキャラクターのデザインを作り上げる所から始まります。生徒たちは、イメージしたキャラクターを自由な発想で作り上げていき、最終的には画用紙に色付けを行っていました。1年生では、前回までの授業で制作した「オリジナルマグネット」をみんなで鑑賞し、人の作品を「いいねカード」で評価し合っていました。紙粘土で作られた作品は、どれも個性豊かでユーモアたっぷり。作品から人柄が伝わってきました。
 選択制の教科とは言え、得意、不得意があると思いますが、生徒たちは一生懸命に楽しんで授業に参加できていました。美術の野村先生のち密で丁寧な指導に関心すると同時に、生徒のイキイキとした姿に心癒されました。

 
 
 

残暑の中にも秋の気配

 本日より9月。今日も残暑厳しい一日でしたが、朝晩の千種町はいく分涼しさが感じられるようになりました。早朝、姫路からの通勤道中で車の温度計に目をやると4~5℃も気温が下がっていきます。さずがは「兵庫の軽井沢!」日中は暑さが残るものの、朝晩は千種町の恩恵を受けていると感じます。
 今日は、昼休みに水田の水管理当番をしている1年生と一緒にイネの様子を観察しました。夏季休業期間中は、ほとんど雨が降らず厳しい暑さが続いてきましたが、水田のイネは大きく株を張り、いつの間にか出穂・受粉がなされ、たくさんの稲穂を実らせていました。生徒が育てているイネが順調に生長し、確実に秋が近づいていることを実感しました。そう言えば、千種ではセミの鳴き声もかなりトーンダウンし、秋に感じる昆虫の鳴き声が耳に心地よく響くようになりました。赤トンボもたくさん水田周辺に飛んでいる様子が確認できます。まだまだ暑い、でも少しだけ秋の気配を感じる一日でした。

  
  

悔しさを糧に…【硬式野球部】

 8月29日(土)に県大会出場をかけた敗者復活戦が相生産業高校を相手にウインク球場で行われました。ゲーム前半は、両チームとも攻めきれず1対1の互角の戦いを繰り広げましたが、5回に1年生エース世良優和(一宮北中)が連打を浴びて4点差とされると最後まで流れを取り戻すことができず1対6で敗れました。記録上、エラーは1つのみでしたが、打ちとった打球を拾いきれない守備力や6安打放ったもののバットの芯でなかなか打ち返せない打力など、チームとしての課題がたくさん見えたように思います。
 一方で、この夏の猛練習により頼りなかった1,2年生が目を見張る急成長を遂げたことで、ここまでの戦いが出来たことも事実です。本当に、厳しい練習を耐えよく頑張りました。今回の結果は、当然悔しいと思いますが、新チームはスタートしたばかりです。練習で力を蓄え、次の戦いの舞台に向けて努力を続けてください。

 
 
 

本校ならではの有難い悩み【全学年】

 今日も1学年で体調不良による欠席が目立ちました。週末はゆっくり体を休め、来週からの通常授業(6、7限授業)に備えてもらいたいと思います。
 さて、本校では平成29年度からちくさ給食センターにお世話いただき、お昼は小・中学校と同じ給食をいただいています。地元食材をふんだんに使用した温かい給食は、栄養バランスも考えられ「とっても美味しい」と生徒・職員からも好評です。美味しい給食ですが、女子生徒には少し量が多いようで、各学年ごとに配膳時は苦慮しているようです。
 食育の観点からも「残食を出さない」ように指導しているのですが、本日のように急な体調不良等による欠席者が多いときは、クラス人数分の食事を残さず食べきることが大変になります。「ご飯、お代わりいらんか~っ」指導される先生が、毎日のようにお代わりを勧める光景をよく見ます。
 今日は、1学年の残食をなくすために、生徒へのお代わり指導のほかに私も含め4名の教員が食べる側で応援にあたりました。その結果、見事に完食!!「用意されたものは残さない」今日も生徒・職員で協力して美味しい給食をお腹いっぱいいただきました。

 
 

3年生としての覚悟と自覚【46回生】

 2学期に入り4日目。今日は、連日の猛暑で疲れが出ているのか1,2年生で体調を崩し学校を休んでいる生徒が目立ちました。長期休業明けは、学校中心の生活リズムがまだつくれていない上に、今年は暑さが加わり例年以上に生徒にとって過酷な状況であることは間違いないと思います。
 そんな中で改めて気づいたことがあります。学校が再開されてからの6月以降、「3年生の生徒が誰も1日も休んでいない」ということです。3年生は通常の授業に加え、現在は自分の進路に向けての勉強や面談、面接練習、さらに早い生徒は願書の作成など放課後は3学年の先生方とマンツーマンで指導していただいている真っただ中です。休んでいる場合ではないかも知れません。しかし、3年生にとって先が見えない進路への不安もあり、3年間の高校生活の中で一番辛く、しんどい時期ではないでしょうか。それでも現実から目を背けることなく、体調を崩すことなく学校を休まない46回生の生徒たちに、3年生としての覚悟と自覚を感じるのです。
 先生方に話を聞くと、「46回生も1,2年生の時は欠席者が多く、全員揃う日が珍しかった」と言います。4月に赴任したばかりの私には、1,2年生の頃の様子は伺い知れませんが、この事を聞くだけでも生徒たちの成長を感じます。
 46回生のみなさん、それぞれの進路が決まるまで不安も多いかと思いますが、どうか今の姿勢を貫き進路実現に向け邁進してください。そして、どんなことでも不安があれば相談してください。千種高校の先生方は、みなさんを応援しています。

 
 

最後の晴れ舞台【茶華道部】

 本日、放課後に茶華道部による「お茶席」が行われました。茶華道部も今年度はコロナの影響により、すべてのイベントが中止となり活躍の場が奪われてきました。稽古をしても全く発表の場がない状況に、部員たちのモチベーションも下がっていましたが、この度3年生の区切りとして校内でお茶席を実施する運びとなったのです。この日に向けて、夏季休業期間中も外部講師の深川先生にご指導いただきながら準備を進めてきました。
 今日も残暑が厳しく蒸し暑い一日でしたが、生徒たちは涼しげな浴衣姿に変身し私たちを出迎えてくれました。多くの来客を前に少し緊張した様子でしたが、これまで培ってきた作法の一つ一つを丁寧にこなし、見事な御点前を披露してくれました。心が込められた抹茶は、まずかろうはずがありません。お茶菓子と合わせて、大変おいしくいただきました。
 部長の寺谷若葉さん(3年・千種中)、副部長の大地菫礼さん(3年・一宮北中)は「色々あったけど、最後はみんなで笑顔で締めくくれて良かった。お世話になった方々のお陰です。」と感謝し、満面の笑顔で話してくれました。
 校内の招待形式での小さなお茶席でしたが、3年生にとっては生涯忘れることのない特別なお茶席になったに違いありません。茶華道部のみなさん、今日は本当にありがとうございました。茶華道部で学んだことを今後の人生に活かしてください。

 
 
  

熱中症とコロナ対策に努めながら…【全学年】

 今週は午前中授業を行っていますが、給食を食べて午後からは多くの生徒が部活動に励んでいます。今年は残暑が厳しく、8月も終わろうという時期にもかかわらず、連日のように35℃前後の猛暑予報となっており、熱中症にも気をつけなければなりません。授業教室のエアコン使用や部活動における練習内容の配慮など、私たちも出来ることはしていきますが、生徒の皆さんも個々に睡眠時間の確保や食事をしっかり食べる生活習慣を守り、細やかな水分補給などの対策をお願いしたいと思います。また、コロナ対策としてマスクの着用をお願いしていますが、運動時や人との距離が保てる状況下では適宜マスクを外して熱がこもらないように気をつけましょう。
 今日は給食時に各学年の生徒の様子を見学しました。マスクの着用はもちろん、手洗い・消毒の徹底、同じ方向を向いての食事、大声での会話の禁止などが守られており、感染予防への意識の高さが感じられました。「ウズ コロナ」、新型コロナウイルスとの長期戦を見据え、今後も毎朝の検温とClassiへの健康観察チェックも含め、日々の自己管理をしっかりと行って下さい。

  
  
  

2学期が始まりました!【全学年】

 例年に比べ短い夏季休業が終了し、本日より2学期がスタートしました。夏季休業とは言うものの、部活動や補習、三者面談や面接指導などがあり、ゆっくり過ごせなかった生徒も多いかと思いますが、みんなが元気に登校してくれたことを嬉しく思います。2学期も可能な限り、千種高校の日常をブログで紹介していきますのでどうぞよろしくお願い致します。
 本日の始業式でも校長先生や保健部長から話があったように、新型コロナウイルスはより身近なものとなっており、2学期も気を緩めることはできません。私たち教職員も気持ちを新たに感染予防に取組んでいきますが、ご家庭におきましても引き続きご協力をお願いいたします。

 
 

新チーム躍動!【硬式野球部】

 令和2年度秋季高等学校野球大会地区予選会が各地区で始まっています。千種高校に赴任して高校野球を身近に感じるようになりましたが、夏季大会が終わってわずか2週間ほどで新チームの大会が行われ、夏季休業は顧問、生徒にとって非常にタイトで体を壊さないかと心配します。

 本校の硬式野球部も夏季大会を終えた次の日から猛暑の中、秋季大会に向けてお盆休みも関係なく練習を積み重ねてきました。技術も体力も考え方も未熟な12年生を監督はじめ4名の野球経験豊富な顧問がそれぞれ打撃、守備・走塁、投手等のコーチとなり一人一人を丁寧に指導している姿に頭が下がる思いです。と同時に、本校は指導者に恵まれた学校だと改めて感じています。

 さて、本校の秋季大会予選会の初戦は22日(土)ウインク球場で姫路高校と対戦しました。世良優和(1年・一宮北中)と平田倭生(1年・千種中)の1年生バッテリーが毎回のようにピンチを迎えても、最少失点でしのぎしっかり守りきると、攻撃ではゲーム後半に森下晴斗(1年・波賀中)、平田のバンドヒットや、立尾日向大(1年・千種中)や平田が効果的に追加点をあげ、9対4で勝利しました。

 高校に入学してわずか数か月、実戦経験も少なく、顔つきにも幼さが残る1年生たちが、この期間に着実に力をつけ、本番でその力を発揮してくれました。「ナイスゲーム!!」決して突出した素質はありませんが、生徒の素直な心と顧問の情熱が実を結んだ素晴らしい勝利に今日も感動しました。

  
   
  

熱き主将の背中を胸に刻め【卓球部】

 8月3日(月)~4日(火)、総体卓球競技西播予選代替大会がウインク体育館で行われました。
 3日(月)は団体戦が行われ、男子は姫路飾西高校と対戦し、フルセットの試合が続くものの、惜しくも2-3で敗れ、1回戦敗退となりました。女子は1回戦に琴丘高校と対戦し、3-2で見事勝利し、初戦を突破しましたが、2回戦では西播地区で1位の座を守る姫路商業高校と対戦となり、善戦しましたが、0-3で敗れ2回戦敗退となりました。
 4日(火)は個人戦シングルスが行われ、引退せずに残った3年生キャプテンの宮本皓稀(千種中)が手に汗握る白熱した試合を繰り広げ、ベスト16に入ることができました。また他の3年生も最後の大会でそれぞれがベストを尽くし、本当に良い試合をしてくれました。創部当初から卓球部を支えてきてくれた3年生本当にありがとう、お疲れ様でした。
 1・2年生は思うような結果を残せず悔しい思いをした生徒や、3年生の活躍する姿を見て感化された生徒も多いと思います。これからは今以上に練習に真剣に取り組み、切磋琢磨して上を目指していきたいと思います。今後とも応援のほどよろしくお願いします。

  
 

☆ライフル射撃部夏の陣☆

予定されていた総体の代替大会が急遽中止となり、8月1日(土)に校内で記録会を行いました。楽しさの中にも緊張感のある良い記録会となりました。3年生はこれで引退です。最後の大会はなかったですが、大会に向けて努力したことが今後の人生に役立つはずです。部活動で培った経験を糧に、今後は進路実現に向けて頑張って下さい!!!

     

胸を張れ 君たちは僕らの誇りだ【硬式野球部】

 本日、夏季高校野球大会の第3回戦がウインク球場で行われました。相手は、姫路飾西高校でしたが今日も手に汗握る好ゲームとなりました。3回表、山口大翔(3年・山崎西中)と村上生馬(3年・千種中)の連続ヒットでチャンスをつくると、3番梅本稜大(3年・千種中)、4番西岡宥紀(2年・山崎西中)の連続タイムリーで3点を先取。4回裏に同点に追いつかれても、5回表に西岡のタイムリーで4対3と再びリード。7回裏にまたも同点とされますが、9回表に西岡スクイズで5対4と三度リード。終始優位に試合を進めてきましたが、9回裏にサヨナラ打を浴び、ゲーム終了となりました。
 ゲームセットの瞬間、9回を投げ抜いたエース山口は泣き崩れ、周囲の仲間たちが励まし優しく声をかける姿を目にしました。試合途中、脱水症状から足がつる場面があっても、あえて最後まで山口に託した監督の気持ちや最後まで相手に向かっていった姿を見て、誰が君を非難をしようものか。僕は言いたい…負けは負け、それは認めざるを得ない。でも、各学年1クラス規模の学校が6クラス規模の学校と互角に渡り合えているだけで僕は素晴らしいと思う。どうか胸を張ってほしい。君たちは千種高校の千種町の誇りであることは間違いない。

 
 
 

1学期が無事終了!【全学年】

 本日は1学期最終登校日で、1限目の授業以外は情報モラル講演会、大掃除、終業式、生徒会認証式等の行事が行われました。振り返ればこの1学期は、長い臨時休業からスタートし、コロナ感染予防に努めながらの学校生活であり、これまで経験したことのない異例の学期でした。大幅な日程変更を余儀なくされ、ほとんどの行事を中止して、授業時間確保に費やした1学期でした。それだけに、無事にこの日が迎えられたことを嬉しく思います。
 明日から例年よりは短い夏季休業ですが、ゆっくりと体を休ませリフレッシュさせると共に、生徒それぞれが2学期以降の目標を立て、勉強や部活動などに励んでくれることを期待しています。コロナの感染拡大が加速している中、この夏季休業は私たち教員も十分に気をつけて生活したいと思います。ご家庭におきましても、引き続き感染防止にご協力をお願い致します。

 
 
 

写真技術を学ぶ【アクティブ類型】

 教科「アクティブ」では、3年間を通してゴルフ、スキー、写真、木工、和太鼓など人生を豊かにするための専門的な技術を身につける学習に取り組んています。それぞれ専門家の外部講師にご指導いただき、生徒たちは講義と実技の両面からその技術を習得しています。
 2,3年生の教科「アクティブ」では、1学期間「写真の技術習得」に向けて学習してきました。今日は久しぶりの晴天となり、千種川の写真スポットまで出向いて、生徒たちは思いおもいにシャッターをきっていました。「おいおい、単に川遊びしているだけじゃないの?」という生徒もいましたが、そうした人の表情や風景も写真の大切な要素であり、私も思わず写真に収めてしまいました。この授業は楽しい!!! これまでも、何気ない自然の風景(花、空、水、太陽、人など)を写真に収めてきた生徒たち、優秀な作品は全国高校生写真コンテストに出展してきました。今年もいい写真がたくさん撮れたかな?
 外部講師の萩原先生から教わるのは今年度最後となりましたが、写真を撮る機会はこれからも続きます。是非、この授業で学んだことを今後に活かしてほしいです。2学期からは「木工の技術習得」に向けて新たな学習をスタートする予定です。2学期以降も、生徒たちの好奇心をくすぐる体験的な授業が続きます。

 
 
 

感動の手づくり演奏会【カルチャー部】

 昨日の放課後、カルチャー部による校内演奏会が体育館で行われました。カルチャー部は、コロナの影響から発表する機会が全くないまま今日まできました。それでも「なんとか3年生に区切りとなる舞台を作りたい」という部員たちの強い想いから、「手づくり演奏会」が実現したのです。
 この演奏会に向けて7月以降は休日返上で練習に励んできた部員たちですが、3年生を中心に意見がまとまらず様々な葛藤があったと聞いています。また、短期間に軽音楽と和太鼓の両方の全7曲を仕上げていくことへの不安から逃げ出したい時期もあったことでしょう。しかし、顧問や外部講師の山田先生にご指導いただきながら、必死で準備してきた様子は生徒も教職員もみんな知っていました。そんな部員たちの気持ちを受けて、当日は予想以上に多くの生徒が体育館に集まり、演奏会を盛り上げてくれました。また、演奏会終了後には、3年生部員に対し後輩部員から花束と教職員から寄せ書きの色紙のサプライズが…カルチャー部3年生の保護者も見守るなか、最後は感動の幕切れとなりました。
 カルチャー部員の熱い想いが、多くの人の心を動かし、小規模ですが人の温もりを感じる素晴らしい演奏会となりました。カルチャー部のみなさん、お疲れさまでした。素晴らしい演奏をありがとう!

 
 
 

いざという時に備える【全学年】

 7月17日(金)3,4限に兵庫県防災士会の皆さまにご来校いただき、「防災教育出前講座」が行われました。授業中に地震が発生したことを想定した避難訓練を実施した後、1学年は段ボールベッドや新聞スリッパの作成、2学年は土のう作りと土のう積み、救急搬送、3学年は避難所運営訓練を実施し、体験を通じた防災学習を学年別に行いました。千種町は山崎断層帯に位置しており、山に囲まれた地域だけに地震をはじめとする様々な災害に見舞われる可能性が高い地域です。日頃から「いつ、どこで、何が起こるか分からない」という危機意識をもち、いざという時に今日学んだことを生かせるようにしたいと思います。兵庫県防災士会の皆さま、貴重な防災学習の機会を与えていただき、ありがとうございました。

 
 
 

小さな学校ですが 負けません【硬式野球部】

 昨日の夏季高校野球大会の2回戦は、山崎高校との宍粟市対決となりました。私も初めて観戦させてもらいましたが、初回からハラハラ・ドキドキの連続で、何度も追い越し追い越されるシーソーゲームとなりました。
 9回表に山崎高校に1点を献上し7対6とリードされた9回裏、追い詰められた本校は、垣口唯翔(2年・山崎西中)のツーベースで口火を切ると鳥居平(3年・千種中)のレフト前のタイムリーで同点とし、驚異の粘りを見せタイブレークにもち込みます。10回表はキャッチャー梅本稜大(3年・千種中)の好牽制でセカンドランナータッチアウト!その後もエース山口大翔(3年・山崎西中)の力投で相手攻撃を封じました。この勢いそのままに10回裏は無死満塁とし、最後は天野滉二郎(3年・千種中)がライトオーバーのヒットでサヨナラ勝ちしました。
 勝利の瞬間、思わず「やったー!!」と大きな声でガッツポーズ。「やばい、声を出しての応援は禁止だった…」と思いながらも、声を出さずにいられない劇的な勝利でした。
 本校の生徒は野球部員に限らず、普段の生活から我慢強く、素直で、何事にも一生懸命な生徒が多いですが、こうした姿勢が僅差をものにできる土台になっているのではないかと感じました。今日の試合も顧問の先生方の指導を忠実に守り、勝ち抜いた小さな学校のヒーローたちに大きな拍手を送ります。本当によく頑張りました。「雑草軍団」千高球児の快進撃はまだまだ続きます。

 
 
 

笑顔あふれる最高の球技大会【全学年】

 こんなに生徒たちが笑っている姿を見たのは久しぶりです…。今日は晴天のもと、前期球技大会が行われ、男子はサッカー、女子はドッジボールで、頂点を目指し白熱した戦いが繰り広げられました。今年度は、コロナの影響で1学期の様々な行事が中止となり、詰め込みの授業やテストが続いたため、今日は生徒たちに楽しんでもらいたいと願っていました。生徒の様子を観察していると、競技する側も応援する側も、心から楽しんでいる様子が伺え、とても嬉しかったです。
 最も盛り上がったのは、サッカーの生徒対教員の試合です。「あれ?教員チーム2人多いぞ…」と思いつつ、容赦なく生徒チームに全力で勝ちにいく大人げない教員たちを見て、職員、生徒たちは大盛り上がりでした。普段見せない先生方の姿に、私も楽しませてもらいました。(生徒の皆さん、教員チームは皆さんよりだいぶ老いているのでお許しください)
 今日の球技大会は3年生の生徒会役員にとって最後となる生徒会行事でもありました。今年は、ほとんど活躍の場がありませんでしたが、最後の最後までその職責を全うしてくれました。本当に、ご苦労様でした。皆さんのお陰で、思い出深い素晴らしい球技大会となったことに心から感謝します。ありがとうございました。
 結果は以下の通りです。3年生の圧勝でしたね。入賞チームのみなさん、おめでとうございます!
  ★男子 サッカーの部    優勝   3年Bチーム    準優勝   3年Aチーム
  ★女子 ドッジホールの部  優勝   3年Aチーム    準優勝   2年Bチーム
              総合優勝   3年生
 
 
 

おもてなしの心を学ぶ【茶華道部】

 本校の茶華道部は、週に2~3日(月・水・金)活動をしています。ほとんどの部員が他の部と兼部しており、全員が揃うのは金曜日のみですが、明るく、楽しくとても和やかな雰囲気の中で、みんな一生懸命稽古に励んでいます。月に3日程度、外部講師の深川先生にお越しいただき、お花の生け方とお茶の御点前や作法について学んでいます。
 この日も茶華道部の稽古日でしたが、作法室を訪問すると「教頭先生、どうぞ!」と奥の和室に通され、3年生が御点前を披露してくれました。また、御点前の間、お客様を退屈させてはいけないと2年生の部員が、今日の生け花や和菓子について説明してくれたり、最近の天候についてなど臨機応変に話をしてくれます。茶道のことは全くの素人の私ですが、茶道は相手のことを考えながらの所作が多く、礼儀はもちろんのことホスピタリティーあふれる活動であると感じました。もちろん生徒が入れてくれた抹茶は、最高に美味しかったですが、相手のことを尊重する「おもてなしの心」を受け、心が和みました。茶華道部のみなさん、ありがとうございました。
 残念ながら今年度は、コロナの影響によりイベント等がすべて中止となり、部員の活躍の場が全くありません。そこで、3年生の区切りとなる校内での「お茶席」を生徒自らが企画し、準備しています。お茶席の成功を願うとともに、茶華道部員の浴衣姿での晴れ舞台を楽しみにしています。頑張ってください!!

 
 
 

千高史上最高の夏始まる【硬式野球部】

 今年ほど野球ができる喜びを感じる年はない…。
 硬式野球部員にとって待ちに待った夏季大会が無観客で開催され、本校は18日(土)の初戦、神崎高校と対戦しました。過去の大会や練習試合でも何度も対戦し勝利してきた相手ですが、「夏は何があるかわからない」と前日の清水監督の話からも全く浮かれた様子はありませんでした。
 その言葉どおり、試合は一進一退の攻防を繰り広げ、どちらが勝ってもおかしくない試合展開となりました。わずか1点差、2対1で勝利しましたが、幾多のピンチを最後の最後まで踏ん張り、まさに薄氷を踏む勝利となりました。勝利した選手に笑顔はなく、反省の言葉が多く聞かれました。この日、ホームランを放った梅本主将は、「練習してきたことを出せなかった、勝てたけど悔しい」「次は、自分たちの野球をします」と次に向けて気持ちを切り替えていました。
 現在、硬式野球部を応援する「のぼり」がグランド脇にたなびいています。これは、地域や学校の期待の象徴です。この期待をプレッシャーに感じるのではなく力に変えて、次戦の宍粟市対決(山崎高校)に向け、しっかり準備してください。がんばれ、千高球児!!

  

 

新たなリーダーの選出…【生徒会】

 本日6限、新たな生徒会役員を決める立ち合い演説会および選挙が行われました。生徒会長や執行部役員候補者として、1、2年生の14名が体育館ステージで聴衆に向けて演説を行いました。
 率直な感想ですが、演説を聞きながら涙が出そうなほど感動しました。立候補者は、自分の言葉で立候補の理由、生徒会への想いや方針、決意などを身振り手振りで聴衆にアピールしていたのです。もちろん、相当緊張していたと思います。そんな中で、一人3分前後の長いセリフを自分の言葉で表現できており、私も含め聴衆のみんなが聞き入っていました。
この演説は、先生方から指導が入っているものではありません。自分の意思で立候補し、学校をより良いものにしたいという強い意志で生徒自身が考えた演説だとすぐに分かるものでした。立候補者のみなさん、素晴らしい演説、ご苦労様でした。
 開票作業は放課後に行われ、来週月曜日には結果がでますが、誰がどんな役職となっても「千種高校の生徒会は大丈夫だ」と確信しました。新たなリーダーの今後が楽しみです。

 
 
 

将来の進路を見据えて…【全学年】

 本日、4限~6限にかけて全学年対象の進路ガイダンスが行われました。4限は、講師の先生から全生徒に向けて進路講演会があり、進路選択に向けての考え方や意識等についてお話しいただきました。「高校生活の今はみんな一緒だけど、卒業したら全員が違う進路になる。だから一人一人が進路について自分の事だと思って考える必要がある。」という内容でご自身の経験をもとに話をしていただきました。生徒たちは、真剣な表情で自分の事として話を聞いていました。
 午後からは、3年生は大学、専門学校、就職に分かれての分野別ガイダンスを、1,2年生は介護福祉系、幼児教育・保育系、理容・美容、ファッション、動物、公務員、電子・電気、調理・栄養、自動車整備、音楽・声優等の講座の中から選択して2分野の体験講座を受けました。試験を間近に控えた3年生は、模擬面接の指導を受けました。緊張感がこちらまで伝わってきてドキドキしましたが、よく頑張っていました。講師の先生のお話にもあったように、今日の進路ガイダンスをきっかけとして、自分で行動し、自分で情報を集め、より自分が目指すべき進路選択となるよう努めてください。
 講師の先生方、今日は生徒たちに様々なお話をしてくださり、ありがとうございました。

 
 
 

考査終了!…いざ部活動へ

 1学期末考査が終了しました。生徒の皆さん、お疲れさまでした。
 各学年とも今日は2科目の考査でしたが、生徒たちは、考査が終わると解き放たれたように部活動に向かっていました。目標となる大会や3年生の区切りとなる発表会に向け、再スタートです。それぞれの部活動での活躍を期待しています。以下は、今後の大会等の予定です。(コロナ感染防止のため、保護者の観戦ができない大会もありますのでご注意ください)

〇硬式野球部   7/18(土)~8/7(金)  夏季兵庫県高等学校野球大会  初戦は VS 神崎高校
〇卓球部     8/3(月)~8/4(火)   西播総体(代替大会)     男子はVS姫路飾西高校
                                        女子はVS琴丘高校
〇バレー部    8/8(土)          西播地区リーグ交流戦
〇ライフル射撃部 8/2(日)          県総体(代替大会)
〇パソコン部   8/23(日)         県ワープロ競技大会
〇カルチャー部  7/28(火)         校内「発表会」の実施
〇茶華道部    8/26(水)         校内「お茶席」の実施

 
 
 

暑い夏の救世主現る!

 1学期末考査もあと残すところ1日となりました。湿度の高い日が続き、疲れが溜まってきていると思いますが、最後まで気を緩めることなく頑張りましょう!
 さて、今年度、文部科学省および兵庫県教育委員会は、学校再開にあたり感染予防対策等を徹底しながら生徒の学習保障をするための経費を各県立学校に支援することとしました。本校としても、この予算を新型コロナウイルス感染予防策の強化や熱中症対策等のために、有効活用したいと考えている所です。
 今年の夏は生徒も我々教員も、どんなに暑くてもコロナウイルス感染予防のためマスクを手放すことはできません。そこでこの度、マスクを着用しながら授業を受ける生徒の熱中症予防のため、「スポットクーラー」を設置しました。
このスポットクーラーはエアコンではないため教室全体を冷やす能力はありませんが、電源を入れるだけですぐに冷気が出ます。エアコンが設置されていない教室では、扇風機と併用して使用すれば、従来よりはかなり快適に勉強ができると考えています。先生方からも「少し音はするけれど、かなり涼しくなる」と評判も上々です。
 梅雨が明ければ、もうすぐ暑い暑い本格的な夏がやってきます。スポットクーラーは、コロナと共生するこの夏の救世主になること間違いなしです。