千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

友達のためにできること…【全学年】

 今朝の千種町は8℃(朝7時時点)と雨上がりの暖かな朝を迎えました。しかし、今夜からこの冬一番の寒気が流れ込むため、この週末は平地でも積雪になる可能性があるようですよ。部活動等で登校する際には、足元に注意しケガのないように努めましょう。
 さて、本日3,4限は心のサポート事業の一環として、NPO法人ゲートキーパー支援センター理事長の竹内志津香様から講話を受けました。話の冒頭に「誰にも言えず悩んでいることはありませんか?」と優しい口調で生徒に語り掛けながら、しんどくなる要因を一つずつ丁寧にお話してくださいました。また、睡眠・食欲・体調の異変や怒りっぽくなるなど行動面の変化は、ストレスをため込んでいるサインなので、そんな時は積極的に休息をとってくださいね。そして、しんどい時は「しんどい」と声に出していいんですよ。周囲の友達や大人に相談してください。と優しく語ってくださいました。その後、「友達が悩んでいたらどうしますか?」という場面を想定して、その場の対応の仕方や声のかけ方を具体例を交えながら教わりました。「見て見ぬふり」は大きないじめに発展するので傍観者にならず、勇気をもって「気付くこと、声をかけること、見守ること」を実行することが、友達のためにできることだと学びました。最後は、悩みを抱える生徒役(筏先生)と代表生徒による様々な場面を想定したロールプレイを行い、相談を受けた場合の対応の仕方をご指導いただきました。相手の悩みを否定せず受け入れて傾聴の姿勢を持つことや、うなずく、あいづちを打つ、相手の言葉を繰り返すことの大切さを教わりました。
 竹内様、本日は吸い込まれるような優しく温かな講話をありがとうございました。きっと多くの生徒が今日の講話を思い起こし、今後の実生活の中で活かしてくれると確信します。

 
 
 
 

第4回ちくさ園小中高合同マラソン大会

 雨予報もどこ吹く風…好天に恵まれ第4回ちくさ園小中高合同マラソン大会が無事に終了しました。私にとって赴任以来初めての園小中高合同事業でしたが、こんなに楽しくそして千種の教育力を実感できたことはありません。多くの保護者や地域住民の声援をうけ、温かみのある素晴らしい大会となったことを心から感謝申し上げます。
 園児・児童・生徒の走りはもちろん素晴らしく、ゴールまで全力で駆け抜ける姿は感動の連続でした。しかし、それ以上に走り終えた園児や児童が中高生に全力で応援する姿、その声援に応える姿にも心を打たれました。こんなマラソン大会はどこにもない…千種だからできる取組みを改めて誇らしく感じました。
 声援を送って下さった保護者や地域住民の方々、段取りが悪い運営にも関わらず全面的に協力下さった各校園の先生方に心から感謝申し上げます。高校の部の男女の入賞者は以下のとおりです。おめでとうございます。
【男子(8km)】
優勝:石井翔太郎(3年)2位:竹井将人(1年)3位:森諒太郎(1年)4位:春名 将(1年)5位:西岡宥紀(3年)
【女子(5km)】
優勝:小河百夏(1年)2位:山本実央(1年)3位:池垣春香(2年)4位:越乢凜(3年)5位:木原紗文(2年)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

実施します!【園小中高合同マラソン大会】

 おはようございます。本日の第4回ちくさ園小中高合同マラソン大会は、予定通り実施します。生徒の皆さんは、走る準備(水筒、タオル、着替えを含む)等を持参して登校してください。2年ぶりのマラソン大会、雨天中止を願う生徒もいたかも知れませんが、気持ちを切り替えて頑張りましょう!

スポーツ栄養を学ぶ【硬式野球部ほか】

 昨日のマラソンコース試走で私は調子に乗って約10kmを走りました。そのため、今朝は体のあちこちが筋肉痛です…走るという運動は全身運動だと改めて実感しています。それと同時に、一緒に走った生徒たちは何事もなかったように今日も元気に部活動に励んでいます。「若いって、いいなぁ…」と羨ましく感じています。
 さて、本日午後から「お米de部活動応援!事業」の一環として、兵庫大学健康科学部栄養マネジメント学科の平郡玲子先生にご来校いただき、「アスリートに必要な食事トレーニング」と題して講義をいただきました。硬式野球部や女子バレー部を中心に22名の生徒が参加し、バランスのよい食事とスポーツとの関係性等について学びの機会をいただきました。私は、先生のお話の中で「身体は毎日作り変えられている」という言葉が印象に残りました。運動と同じで見た目すぐに変化が表れる訳ではないが、食事のとり方で体の作りが大きく変わるので、食事の基本形(主食・主菜・副菜・乳製品・果物)のバランスを大切にしてほしいと語られました。効率的に筋肉をつけたり、ケガや疲れにくい体づくり、集中力向上など日々のトレーニングと食事は非常に関係性が深いことを学びました。最終的に生徒たちは、自身の食事を振り返りながら、より良い食事のとり方を考える機会になったと思います。
 平郡先生、本日は生徒たちに具体例を含めて食事のとり方等についてご講義くださり、ありがとうございました。食事も大切なトレーニングの一つであることを認識し、今後もさらに高いパフォーマンスが得られるよう精進していきます。

 
 
 

マラソン大会コース試走【全学年】

 今朝の千種町は-2℃(午前7時時点)とこの冬一番の冷え込みとなりました。放射冷却現象によりよく冷え込んだ日は、澄み切った青空が広がりますが、マラソン大会当日にとっておきたいくらい素晴らしい天気でした。
 そんな中、各学年の体育ではマラソン大会コースの試走が行われ、本番さながらの健脚ぶりが見られました。私も、1,2年生と一緒に約5kmコースを走りましたが、全く平坦がない岩野辺の坂は想像以上にキツく距離以上に長く感じました。それでも、一緒に走っていて感じるのは生徒のひたむきな姿勢と粘り強さです。私が抜かそうとするとサッと背後について簡単には離れませんし、誰一人として手を抜いて走る生徒はいません。本当に、タイムや順位に関係なく素晴らしい姿勢だと感心しました。途中、走っていると千種中学校の生徒も同じコースで試走をしていました。すれ違いざまに「ファイト」「頑張れ!」と声をかけ合ったり、手を振って合図し合ったりしており微笑ましい光景も見ることができました。
 第4回ちくさ園小中高合同マラソン大会まであと2日、今日のような快晴は明日の午前中までで、明後日の天気は下り坂となり午後は雨予報となっています。2年ぶりの同大会がなんとか開催できることを願っています。生徒の皆さん、足の疲労を抜くためのストレッチやマッサージをしっかり行い、睡眠をしっかりとって本番に備えてください。

 
 
 
 
 

非常時の炊飯方法を学ぶ【49回生】

 今日の千種町は、みぞれ混じりの雨が降ったり止んだりの非常に寒い一日となりました。山頂付近は積雪により白く染まり、やはり千種の気候は北部だと感じました。3学期の授業では、アクティブ類型ではスキー実習が始まるため、ある程度雪も降ってもらわないと困るのですが、もう少しの間は降らないでほしいです。
 さて、本日3、4限の1学年家庭基礎の授業では、「炊飯器を使わないご飯づくり」が行われました。調理室には最新の炊飯器がありますが、あえて使用せず、ツナ缶の空き缶、アルミホイル、ティッシュペーパー、サラダ油、片手鍋等を使用しての炊飯に挑戦したのです。「これは面白い!」生徒たちは、三宅先生に指導を受けながら、コンロにあたる土台を作り、芯にサラダ油を染ませて点火し、鍋に火をかけていきます。芯の長さや太さによって微妙に炎の付き方が変わり、技術を要しましたが、班員で協力しながら根気強く取組んでいました。
 炊き上がったご飯は、少し焦げたものやお米に芯が残ったものもありましたが、生徒たちはラップに包んで塩むすびにして食べました。今回の実習を通して、非常時の電気やガス等が使用できない状況下でも、身近にある道具で簡単にご飯が炊けることを学んだことでしょう。また、炊飯器等の家電機器の有難みも感じたのではないでしょうか?
 三宅先生、準備が大変だったと思いますが、労を惜しまず、生徒たちに様々な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。

 
 
 

将来の進路を考える【48・49回生】

 昨日、第4回ちくさ園小中高合同マラソン大会のポスターを配布するため、千種商店街を歩いてまわりました。「すみませ~ん…来週マラソン大会でご迷惑をおかけします~っ」と恐縮しながらお店を訪れた私に、商店街の皆さんが温かく歓迎してくださり心が和みました。「ええ天気になったらええね」、「ポスター貼っとくね」、「応援するわ」と声をかけていただき、本当に嬉しかったです。また、あるお店では千種高校や商店街の歴史を熱心にお話してくださる方もいて、とても勉強になりました。こうした地域の方々の下支えがあり、本校の教育が成り立っているんだと実感しました。
商店街の皆さん、ありがとうございました。
 さて、本日3,4限に1,2年生対象の進路ガイダンスが行われました。3限目は(株)全力講師代表取締役の下村啓介様による講演会が行われ、社会に選ばれる人材になるための高校生活の過ごし方等についてお話いただきました。学校と企業との違いを分かりやすくお話くださり、私自身非常に勉強になりました。また、これからの時代に求められる力として専門性+その専門性を生かす応用力・思考力、そして自主性(自分で考えて行動する力)が求められるとお話されました。生徒たちも、吸い込まれるように聞き入っていました。4限目は、各分野別の大学、専門学校、就職希望者に分かれてワークショップが行われ、真剣な眼差しで講師の先生方の話を聞いていました。
 こうした進路ガイダンスをきっかけとして、高校生活の在り方や将来の進路を具体的に考えるきっかけとなってくれれば嬉しく思います。遠方よりご来校いただいた各学校等の講師の先生方、本日はありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 

中和滴定実験【49回生・チャレンジ類型】

 今日の千種町は、朝からすっきりと晴れわたり気持ちのよい青空が広がりました。本日より24日(金)の終業式までは午前中授業となりますが、放課後は、暖かな太陽の日差し感じながら元気に部活動に励む生徒が目立ちました。2学期も残す所約2週間です。慌ただしい年の瀬ですが、心を落ち着かせて最後まで頑張っていきましょう。
 さて、今日は1年生チャレンジ類型の「化学基礎」で基礎実験をすると聞きお邪魔させていただきました。中和反応の復習としてシュウ酸、食酢、水酸化ナトリウム、フェノールフタレイン等の薬品を用いた中和滴定実験です。まず、シュウ酸を電子天秤で計りとり蒸留水を加えて標準液を正確につくります。次に、そのシュウ酸10mlにフェノールフタレインを2,3滴入れます。最後に、ビュレットから濃度未知の水酸化ナトリウム液の滴定を少しづつ滴下し、よく振り混ぜて中和反応の終点を確認していきます。
 非常に繊細な実験でしたが、生徒たちは吉田先生に指導を受け、緊張しながらも楽しんで実験に取組んでいました。最終的には、中和反応に要した水酸化ナトリウムの容量を正確に読み取り、そこから濃度未知のモル濃度の求め方を復習していました。1つの班は予定通りの実験結果となりましたが、もう一つの班はなかなか中和反応せず実験は失敗に終わりました。しかし、「なぜこうなったのか?」という所を学ぶのが実験の醍醐味であり大切な部分ですね。是非、次はこの経験を生かしてください。吉田先生、素晴らしい授業をありがとうございました。

 
 
 

いざという時に備える…【全学年】

 本日をもって期末考査が終了しました。「人事を尽くして天命を待つ」…自分の全力をかけて努力したら、その後は静かに天命に任せるということわざです。こんな胸中になっている生徒も多いのではないでしょうか?生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。2学期の成績を楽しみに待ちましょう。
 さて、本日の考査終了後に地震後の火災を想定した防災非難訓練を行いました。生徒たちは校内放送や教員の指示に従い、迅速に机の下に身をかくし、その後グランドへ集合しました。緊急放送からわずか3分ほどで全校生が集合を終え、点呼、安否確認ができました。こうした訓練を通して、避難場所や避難経路、消火器の場所、避難の際の注意点などが確認でき、いざという時に対応できるようにしてほしいと思います。
 今日は、西はりま消防組合宍粟消防署千種出張所から4名の消防隊員の方にお越しいただき、避難の際の注意点と初期消火の重要性等についてお話いただきました。また、消火器の使用方法について指導を受け、代表生徒が実際の消火器で使用体験を行いました。いつ、どこで、誰の身に起こるか分からない自然災害…最悪の事態を想定し、柔軟に対応できる防災教育を今後も行っていきます。宍粟消防署千種出張所の皆さん、本日はご指導くださりありがとうございました。

 
 
 
 

1点を削り出せ!【全学年】

 期末考査4日目、本日も全員が無事に受験を終えました。毎回の事ですが、考査前の休憩時間は生徒たちが最後の詰め込み学習を行い、必死で勉強する姿が見られます。今日も誰一人投げ出している生徒はおらず、全員が切磋琢磨して1点でも多く点を得るために時間の限り頑張っていました。当たり前のことですが、テストは範囲こそ決まっているものの何が出題されるか分かりません。理解したからと言って必ず出題される訳ではないのです。そんな未知なるテストですが、テスト範囲の隅々までの内容を学べた生徒に高得点が与えられるのです。
 高得点を得るためには、より広くより深くを追求する必要がありますが、妥協せず最後まで全力投球してください。生徒の皆さん、明日で期末考査は終了です。「やりきった!」と言える考査にしょましょう!