千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

コロナ対策に新兵器登場!

 中間考査2日目です。今日は出張のため学校には行きませんが、全員受験が出来ていることを願います。10月中旬になろうかというのに日中はまだ半袖でもいいほどの暖かい気候が続いています。正面玄関には、春と勘違いしたのか季節外れのクンシランが咲いていますが、週明けからは冷え込みが強くなるようです。週末も体調管理には気をつけてください。
 さて、新型コロナウイルス感染防止対策として、校内のいたる所にアルコール消毒液を設置していますが、このたび新兵器を購入していただきました。手をかざすとアルコール消毒と検温を同時に行ってくれる「自動検温消毒器」です。私も何度か試してみましたが、自分でポンプをプッシュして消毒するより楽ですし、短時間で検温し音声により「体温は正常です」とアナウンスされるので安心感があります。生徒玄関と正面玄関の2か所に設置していますので、生徒の皆さんは登校したら必ず消毒することを習慣づけてほしいと思います。ただし、勘違いしてほしくないのは登校前の健康観察や検温の入力はこれまで通り行ってください。あれ?木内くん34.6℃…、時々こんな事があり、この自動検温消毒器の検温はあくまで目安ですので…。
 全国的にも新型コロナウイルス感染者は減少し、ワクチン接種もかなり進んでいますが、今後も基本的な感染防止対策を継続し、安心して学校生活が送れるよう努めていきます。

 
 

全国青年弁論大会出場決定!!【47回生】

 本日から中間考査がスタートしました。2学期は、生徒たちのワクチン接種が始まりその副反応等を含め、体調不良者が多く全員が揃わない日が続きましたが、今日は久しぶりに全員が登校しました。ホッと一安心です。
 さて、昨日またまた嬉しいニュースが飛び込んできました。本校の世良紗也果さん(3年・一宮北中出身)が第66回文部科学大臣杯全国青年弁論大会に応募したのですが、なんと予選を通過して全国大会への出場が決まったのです。昨年来、コロナの影響のため弁論課題の審査により選考されての全国大会出場ですが、例年ならば各都道府県で予選会があり、県を代表して出場する歴史と名誉ある全国大会です。本当にスゴイことです。「おめでとう!よく頑張った!」と心から賛辞を送ります。この論文の応募は本校の筏先生が世良さんの才能を見抜き、「こんな大会があるけどエントリーしてみないか?」と声をかけられた事がきっかけのようで、最初は大学受験もありどうしようか戸惑ったと言います。しかし、「挑戦しよう!」と決断し夏休みに約2週間かけて論文を作成…内容は杉原千畝さん(日本の外交官)がユダヤ人にとった行動についての賛否を意見したものでした。結果の通知を見た瞬間、「嘘だ…」と自分でも信じられなかったようですが、両親に報告しても最初は信じてもらえないほど驚いておられたようです。
 11月14日(日)に愛知県一宮市で開催される全国大会では、その論文を自分の言葉で聴衆に伝える力(表現力)も求められますが、「自分の持てる力をすべて出し切りたい!」と力強く決意を述べてくれました。頑張れ、世良ちゃん…緊張すると思いますが、全国の舞台で自分の意見を存分にぶつけてきてください。応援しています。

 

想いよ山形へ届け!【49回生】

 明日から2学期中間考査が始まります。生徒の皆さん、準備は万端でしょうか?中学生になる我が家の娘二人も、中間考査前で嫁に毎晩のように叱られながら勉強をしています。勉強は決して楽しいものではありませんが、努力した分必ず成果があります。努力し成果が出れば大きな喜びと自信に変わります。現実から逃げず、頑張って乗り切りましょう。
 さて昨日、地元の米穀店に生徒が手で選別した完璧な玄米を持参して精米をしてもらいました。「去年、金賞とったお米やなぁ…、ええ取組みしとるなぁ」と米穀店のご主人も生徒の活動を知っておられ、お褒めの言葉をいただきました。精米を終えて代金を払おうとしたら「ええよ、これぐらいしかでけへんけど応援しとるで」とお金を受け取ってもらえません。私は、「ありがとうございます!」とご厚意に感謝して、「よい知らせができるよう頑張ります!」と言って米穀店を後にしました。精米されたお米は、透明で粒揃いよく最高に輝いていましたが、そのお米を1年生の有志メンバーにお願いして放課後、出品用の袋に詰めてもらいました。20分~30分程度で終わる簡単な作業ですが、教室に様子を見に行くと精米されたお米を、さらにピンセットで選別しながら袋詰めしているではありませんか。「えーっ、そのまま計量だけしたらええよ」と言っても「ちょっと気になるんですよねぇ」とさらに完璧を求めてわずかに茶色く濁った白米を取り除いていきます。結局2時間以上かけてようやく終了…、生徒たちの妥協を許さないひたむきな姿が、本日郵送した山形県庄内町で開催される「日本一おいしい米コンテスト」で評価されることを心から願っています。

 



酸化と還元【交流授業】

 10月に入り気温の高い日が続いていますが、少しづつ紅葉が始まり柿の実も色づき、秋の深まりを感じています。生徒の皆さん、来週からは一気に気温が下がる予報です。中間考査前に体調を崩さないように注意しましょう。
 さて、小中学校との交流授業の第2弾、本校の吉田教諭(理科)のよる出前授業が千種中学校2年生16名を対象に行われました。授業の内容は「酸化と還元」です。生徒たちは2つの実験を通して、マグネシウムや銅の酸化と還元や反応の仕組みを学んでいきます。吉田先生の指導により、実験する前にどんな変化が起こるか予想させることを重視され、「なぜそうなったか」をしっかり考させる工夫がなされていました。創造力や観察力など理科という教科の特性が非常に活かされた素晴らしい授業でした。マグネシウムリボンが二酸化炭素の酸化還元により白い光と共に激しく燃えた時には、「まぶしい!!」と歓声をあがっていました。また、銅線を加熱したり、エタノールに近づけることで、銅線の色が変化していく様子に驚いていました。
 中学2年生は、10月15日(金)に「たたら製鉄体験学習」を控えており、その事前学習としても非常に有効な学習となりました。現在、修学旅行前ですごく忙しい吉田先生、体験から学ぶ素晴らしい授業をありがとうございました。

 
 
 

お米の選別【49回生】

 先月9月24日(金)に小中高合同で稲刈りをした直後に、特別非常勤講師の田住先生が乾燥、籾摺り、選別等の調整作業をしてくださり、9月30日(木)に208kgの玄米が届きました。これは、米作りを始めて過去5年の中で最高の収量であり、児童生徒たちが愛情込めて育ててくれた証だと児童生徒と共に喜んでいます。しかし、お盆休み以降の長雨と日照不足は作物にとって致命的であり、お米の品質は決していいものでないことは届いた玄米を見ればすぐに分かりました。機械で選別された玄米の中に、不完全な玄米(青米、茶米、焼け米、乳白米、心白米など)が今年は昨年以上に多く含まれていたのです。そこで、10月8日(金)の1年生「総合的な探究の時間」では、コンテストに出品する玄米の選別を手作業で行うことにしました。最初に、私が良い玄米と悪い玄米の見分け方をレクチャーし、その後は黒と白の選別皿とピンセットを使用してひたすら異常のある玄米を取り除いていきます。2時間連続の作業にも生徒は集中を切らさず、楽しんで取組んでおり約5kgの完璧な玄米を選んでくれました。こうした作業を通して、収穫できたお米の中でも必ずしも良いものばかりではないことや農業の奥深さを体験から学んでもらえたらと思います。※後日、この体験はお米づくりに係わった小中学生にも体験してもらう予定です。
 今年は、2つのお米のコンテスト(全国農業高校お米甲子園、日本一おいしい米コンテスト)の高校生部門に出品予定で、近くこのお米をそれぞれの事務局に郵送します。児童生徒たちが育てた千種のお米が、いよいよ評価を受ける時が近づいてきました。この半年間の児童生徒たちの取組みを振り返るとまた涙が出てきそうです。

 
 
 

アユの解剖実験【交流授業】

 今年も小中高の校種の枠を越えた交流授業がスタートしました。千種高校の教員が千種小・中学校に出向いて出前授業を行う取組みで、高等学校の専門教科授業を小中生に体験してもらい、教科への興味関心や高等学校への理解を深めてもらうことを目的として長年続いています。今日は、本校の筏泰介教諭(理科)による「アユの解剖実験」で千種高校赴任以来8年連続での授業です。筏先生は、本校に来られる前は香住高校にお勤めで水産のスペシャリストでしたが、熱い熱い授業が中学1年生(13名)を対象に行われました。
 最初に、アユの一生や習性等についてプレゼンを用いて行われました。その中で「夏は何を食べているか知ってるか?」との問いに複数の生徒が「コケ!」と素早く反応、「コケの多い岩場に縄張りをつくる習性があるんです」と説明されて「ヤンキーみたい!」と子どもたちの予想外の返答があり笑いを誘います。また、「実験用のアユは麻酔をかけて眠らせている」と言うと、「麻薬?」、「麻薬とちゃうちゃう…」と中学1年生は純粋であどけなくとても可愛かったです。そして、筏先生の命の話が始まります。「私たちの学習のために、生きている命をいただくので真剣に取組んでほしい!」と力を込めて話され、生徒たちも背筋を伸ばして聞いていました。そして、解剖の実演の後、メスやハサミを用いて解剖がスタートします。生徒たちの反応は「美味しそう」「可哀そう」など様々でしたが、積極的に解剖に取り掛かりました。胃、腸、すい臓、精巣、肝臓、心臓など臓器の一つ一つが確認でき、その形や大きさ、感触や臭いを感じ取っていました。切り離されても心臓がまだヒクヒク動いている様子に、生徒たちは命の重みを感じたに違いありません。
 千種川や揖保川などアユが多く生息する地域に住む子供たちにとって、今日はアユの住む環境を守る大切さも学ぶ機会となりました。筏先生、ありがとうございました。先生の想いはきっと子供たちの心に届いていることでしょう。

 
 
 
 
 

RED BOX JAPANからの贈り物

 突然ですが、「RED BOX JAPAN」という寄付団体をご存じでしょうか?私も9月までは聞いたことありませんでしたが、赤い箱に生理用品を詰めて学校に寄付し、若者を支援することを目的としたイギリスで始まった社会活動で、日本では2019年12月に設立されました。コロナ禍で3人に1人の学生が「生理の貧困」に直面している状況下で、兵庫県の高等学校にもその支援が始まりつつあります。
 この度、県下の高等学校では2番目に本校と千種中学校が名乗りを上げて、RED BOX JAPANより生理用品の寄贈をいただきました。兵庫県でRED BOX JAPANの活動をされている土原翔吾さんにお越しいただき、両校の生徒代表に届けていただきました。土原さんは、大学卒業後に中学校理科の教員として4年間お勤めでしたが、担任をしたクラスの不登校生徒との出会いや車イスで生活される方に出会い、「違った関り(支援)がしたい」と教師を辞め、現在はNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト事務局長ほか幅広く地域団体に携わり活動されている方です。少し話をすると、ポジティブな物の捉え方と固定概念にとらわれない考え方に私も共感し、多くの刺激を受けました。きっと、本校の生徒も土原さんの話からたくさん得るものがあったはずです。私は、土原さんの「身体を大切にすることから他者を思いやり、地域・環境を大切にする」という言葉が印象的でした。
 受け取った生理用品は、保健委員会の中で話し合い校内の女子トイレに設置し、誰でもいつでも利用できるように活用を考えていきます。土原さん、今日は本当にありがとうございました。RED BOXには優しさや勇気、思いやりがたくさん詰まっていました。

 
 
 
 

快挙!2人が二次審査へ【49回生】

 今朝、英語科の村上先生から嬉しい報告を受けました。第24回兵庫県高校生英文エッセーコンテストの第一次審査に1年生の田口恭子さん(千種中出身)と山本実央さん(一宮北中出身)の二人が合格したと言うのです。「これってスゴイ事なんですよ!」と興奮気味な村上先生から話を聞くと、応募数は県下で31校116作品あり全体で上位20名しか二次審査に進めない中で1校から2名が合格するのはなかなかない事のようです。また、この英文エッセーの作成にあたり、ALT(外国語指導助手)からの指導助言が非常に重要なのですが、ALTが不在の本校がこうして好成績が納められたこともスゴイ事だと生徒の頑張りを讃えていました。
 実は、村上先生も高校時代にこのコンテストに応募し二次審査に出場されています。高校時代の経験が今にとても活かされており思い入れが強いコンテストだそうです。夏休み期間に作成した10名の生徒の作品をGooglemeetを通じて何度も添削し応募に踏み切りました。生徒の頑張りと村上先生の想いが実を結び、本当に嬉しく思います。
 二次審査は11月20日(土)に県立明石北高等学校で行われる予定です。2次審査では県下の選ばれし生徒が集結するだけでなく、当日にコンテスト課題が告げられて約2時間に300語~500語のエッセーに仕上げる必要があります。厳しい二次審査ですが、田口さんは「英語は得意ではないが、自分なりに精一杯頑張る」と語り、山本さんは「しっかり準備して良い文をつくりたい」と話してくれました。英語科で担任の村上先生は「すごくいい経験になる!」と勝負よりも二次審査を体験できることを喜んでいました。二人を見かけられましたら是非、声をかけてあげてください。応援よろしくお願い致します。

 

ご褒美はフロマージュプリン【48回生】

 第5回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった今日も朝から青空が広がり、爽やかな秋晴れが続いています。生徒の皆さんは、体育祭の疲れはとれたでしょうか?私は、最終種目の中高選抜リレーの職員チームで200mを全力で走り、今日もまだ筋肉痛がとれません。日頃の運動不足と体力の衰えを感じる今日この頃です。
 さて、中高合同体育祭の総合優勝は中学3年生でしたが、総合準優勝と高校の部の優勝は2学年でした。特に、八の字跳びでは連続で220回と驚異的な記録を打ち立てチーム力の高さを示したほか、スウェーデンリレーでも接戦を制するなど高い運動能力と勝利への執念を感じました。今日は、その頑張りを讃え昼休みに学年の先生方から一人一個の「フロマージュプリン」がプレゼントされました。黙食中の生徒の反応は薄くニッコリ微笑む程度でマナーの良い生徒たちでしたが、ワクチン接種後の副反応により12名もの生徒が不在であったため、2個目は立候補制で争奪することとなりました。(※生もののため翌日まで置いておくことができませんでした。休んだ生徒の皆さん、ごめんなさい…)
 勢いよく手を挙げた生徒たちは、2個目をゲット!生徒たちは、「ありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えながら嬉しそうに受け取っていました。なんて羨ましい学年でしょう…、2学年の先生方、粋な計らいを本当にありがとうございます。

 
 
 

第5回CHIKUSA中高合同体育祭

 雲一つない秋晴れの下、第5回CHIKUSA中高合同体育祭が無事に終了しました。今年も午前中開催でしたが、生徒たちの熱のこもった演技の数々に今日も感動の連続でした。得点を競う体育祭は、勝つことにこだわるがゆえに時には争いごとに繋がったり、人間関係を壊したりすることがありますが、そんな雰囲気はみじんも感じません。相手チームに拍手を送ったり、「頑張れ!」と声を掛け合ったり…千種の生徒たちの優しさがたくさん感じられる素晴らしい体育祭でした。生徒の皆さん、感動をありがとう!明日は、ゆっくり休んでほしいです。
 保護者の皆さま、本日は暑い中ご観覧くださり、ありがとうございました。お子様の頑張りを各家庭で讃えていただくと共に、また次の目標に向け気持ちを前に向けられるよう後押しをお願い致します。躍動する生徒たちを写真で紹介します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しそうバンドフェスタ2021

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…、秋は色んな事に例えられる季節ですが、今日私は山崎文化会館で開催された「しそうバンドフェスタ2021」を観覧し、しばし芸術の秋を楽しみました。今年で第33回を数える歴史あるバンドフェスタですが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため初めて中止となりました。そして、今年も直前までどうなるか分からない状況でしたが、入場者制限や入場者の入替え等の感染対策を講じて2年ぶりに開催されたのです。宍粟市内の中学校と高校の吹奏楽部を中心に宍粟市吹奏楽団の方々も加わって、9組の団体が日頃の練習の成果を発表しました。
 本校はここ数年、部員数が揃わないため千種中学校吹奏楽部(3名)&千種高等学校カルチャー部(4名)と有志(1名)というこの日のためのバンドメンバーを組み出場しています。長い緊急事態宣言期間があり、十分な練習が出来ませんでしたが、千種中学校の本多先生にご指導いただき1曲の演奏を仕上げてきました。嵐の「ふるさと」という約10分の曲を何度も練習を繰り返してきた生徒たち…即席のメンバーでしたが中高連携のチームワークでなんとか頑張ってほしいと見守りました。「緊張してるんだろうなぁ…」こうした演奏の機会も久しぶりであり、こちらも見ていて緊張しましたが、ノーミスで素晴らしい演奏を披露してくれました。カルチャー部顧問の村上先生も「一番の出来です」と喜んでいました。
 歳をとると涙腺がゆるくなりすぐに涙が出てしまいますが、昨日の体育祭予行の入場行進に続き今日も自然と涙が出てきて感動的な演奏でした。バンドメンバーの皆さん、素晴らしい演奏をありがとう!!よく頑張りました。
(※しそうバンドフェスタの本番は撮影禁止のため、写真はリハーサルのものです。)

 
 

本番さながらの予行演習【中高合同体育祭】

 今日は、台風16号の影響により曇天でしたが、グランドのテントが飛んでしまわないか心配なほど風が強い一日となりました。途中、乾燥したグランドの土が砂嵐のように何度も舞う中、千種中高生は元気に予行演習を行いました。
 プログラムにそって順に演技練習を行いましたが、私は一番最初の入場行進から感動してしまい目頭が熱くなりました。太ももをめいっぱい高く上げ、腕をこれでもかと大きく振り、目線を前方に保ち力強く行進する姿は、何事にも手を抜かない全力プレーの千種中高生の生徒像を象徴するものでした。「本当に素晴らしい!!」この雄姿は是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。その後、ラジオ体操を完璧にこなしたかと思いきや、体育科の清水先生から「もっと高い所をを目指したい」とやり直し…、「え~っ、このラジオ体操の内容でまだ上を求めるか!?」と思いつつ、さらに2回目は1回目を越えてくる生徒たちの演技に私はただただ「すごい!!」と感動しました。各種リレー種目は、本番を想定して全力で最後まで駆け抜けるなど、今年も本番さながらの予行演習となり盛り上がりました。
 午後は高校に戻って学年単位での体育祭練習でしたが、リレーのバトン練習や八の字跳び、サッカーのPK練習も時間の許す限り全力で練習している生徒、先生方の姿に各学年、勝利への執念を感じました。
 明後日の天気予報は晴れ、降水確率は0%、最高気温30℃となっています。予定通りの開催ができそうで本当に良かった。明日の休日で疲れた体を休め、体育祭本番に備えてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

価値ある一勝【女子バレー部】

 本日で9月も終了です。9月当初はコロナ感染拡大のため緊張のスタートでしたが、生徒・保護者の皆さまのご理解とご協力により、通常の学校生活が送れています。このことに改めて感謝申し上げます。また、明日から緊急事態宣言解除となり、部活動をはじめ教育活動全体が緩和されますが、気を緩めることなく基本的な感染対策をしっかり継続していきますので、引き続きご協力くださいますようお願い致します。
 さて今日は、9月23日(木)に開催された全日本バレーボール高等学校選手権大会西播地区予選会で、本校の女子バレー部が見事に初戦を突破したことを大々的に取り上げたいと思います。「なんだ、たった1回勝ったくらいで…」と思われるかも知れませんが、本校は部員がギリギリの6名しかおらず、交代要員が一人もいません。6人の平均身長は158cm、他校の生徒より明らかに見劣りします。そんな部員たちが、本校より大きな学校に勝つなんて私はスゴイことだと思うのです。
 初戦の佐用高校との対戦では、25ー27で1セット目を先取されますが、部員たちは「次、絶対に取れる」と結束したと言います。その言葉の通り、2セット目25ー20、3セット目25ー18で連取して逆転で勝利。勝利の瞬間、みんなで歓喜に沸いたそうです。この日は、奥田朝妃さん(2年・千種中出身)と上山莉歩さん(2年・千種中出身)が絶好調で、スパイクが冴えわたったそうですが、チームみんなで勝ち取った見事な勝利でした。その後行われた2回戦は、龍野高校相手にセットカウント0-2で敗れ、敗者復活戦でも太子高校相手にセットカウント0-2で敗れはしましたが、中盤まで互角の勝負を繰り広げ、内容的にはとても良かったと話してくれました。主将の池垣春香さん(2年・波賀中出身)は、11月の秋季西播大会に向け「1つでも多く勝ちたい!」と語ってくれました。
 少人数ですがメンバーみんな仲が良く、チームワークの良さが自慢のバレー部です。この記事を読んだ方は、経験の有無を問わず是非バレー部に入部してほしいです。

 
 

合同体育祭に向け本格始動!【全学年】

 今日は午前中、10月3日(日)の第5回CHIKUSA合同体育祭に向けた1回目の合同体育でした。練習前に千種中学校の職員室にお邪魔して先生方と話をしていると、中学校の前川先生が「今、町内の西山地区に行くと、アサキマダラがたくさん飛んでますよ」と情報をいただき、早速見に行きました。学校から車で5分ほどの道端に白いフジバカマが咲き、その花の蜜を求めて無数のアサキマダラが飛来していました。こんな光景を見たのは初めてで、しばらくその美しさに目を奪われました。アサキマダラは、季節により長距離移動をする日本で唯一の渡り蝶で知られ、羽を広げると10cmほどになる大型の蝶です。薄いあさぎ色をしたまだら模様の羽を持つのが特徴ですが、まずはその美しい蝶を本日は紹介します。
 さて、午前中の合同体育では最初に全生徒・職員を前にスローガンが紹介されました。今年は「努来勝(どっこいしょう)~努力するだけ勝ちが来る~」で、今年も千種中学生考案の素晴らしいスローガンのもと、合同体育祭が行われます。その後、入場行進とラジオ体操、クラブ行進を中心に隊形や集団行動の練習が繰り返し行われました。ラジオ体操では本校の体育委員長、小椋翔太君からラジオ体操の留意点について実演を交えた指導があり、指の先まで神経を行き渡らせて全力で取組む姿が見られました。ホントに感動を覚える素晴らしい動きでした。午後は、高校に戻り学年ごとの種目練習に汗を流した生徒たち…、今日は一日中体育で相当疲れたに違いありません。
 今年は、コロナ感染リスクを少しでも軽減するため、合同体育は最小限で行い練習の時間は限られていますが、10月3日(日)の本番に向け千種中高生一つになって頑張っています。

 
 
 
 
 

繊維の種類を考えよう!【49回生】

 先日、本校の筏教諭による実験授業が1年生(アクティブ・ベーシック類型)を対象に行われました。今回は「繊維の種類を考えよう!」をテーマとし、様々な繊維のサンプルをライターで燃やして、プリントに示された語群から班別に協議しながら回答します。
 生徒たちは実際に、綿、ポリエステル、麻、アクリル、羊毛、ナイロン、ポリエステル、絹の8種類の繊維を燃やし、その燃え方や臭い、煙の色をヒントにして班員で意見を出し合いながら回答していました。私も見学しながら考えましたが、なかなか難しい…。授業の最後には筏先生による答え合わせと解説がありましたが、全問正解の班はありませんでした。しかし、筏先生から最高得点だった班にはサプライズがあり、班員全員にアクリル毛糸がプレゼントされました。生徒たちはさほど嬉しそうでなくビミョーな顔して受け取っていましたが、私は見ていてとても面白かったです。
 教科書に書いてある文字を読めば、その繊維の性質や特徴は学べるかも知れません。しかし、こうやって実際に体験することで記憶に残り、深い学びや本当の意味での理解につながりますね。この1時間の授業のために、労を惜しまず準備し生徒たちに興味を持たせる授業をしてくださる筏先生に頭が下がる想いです。筏先生、ありがとう!

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 今日も朝から快晴で気持ちの良い景色に包まれながら姫路からの通勤を満喫しました。道端ではコスモスの花が咲き誇り、本格的な秋の到来が感じられます。
 さて、昨日の夜にライフル射撃部顧問の高橋先生から嬉しい連絡が入りました。兵庫県高等学校総合体育大会秋季ライフル射撃大会において、猶原宏海(2年・千種中出身)が女子の部で2位、藤原唯羽(2年・一宮南中出身)が同3位に入賞し、二人揃って11月の近畿大会へ出場することが決まりました。猶原さんは、この大会で自己ベストの得点で優勝することを目指していたようで、近畿大会への喜びよりも勝てなかった悔しさの方が強かったようですが、是非その気持ちを次に繋げてほしいです。藤原さんは初の近畿大会出場に本人もビックリしたようですが、この勢いで近畿大会でも好成績を収めてほしいです。県総体2年連続優勝の秦陽乃(3年)が引退した後も、こうして後輩たちが次々に成長していることを嬉しく思うと共に、日々の努力に敬意を表したいです。おめでとう、よく頑張りました!
 近畿大会には一歩届きませんでしたが、田中祥一朗(2年・山崎東中出身)や小松煌(1年・千種中出身)も高得点で上位に入りました。ライフル射撃部員全体が切磋琢磨して着実に成長してくれていることを嬉しく思います。

  
   

腰かがめ黙々と…【小中高合同イネ刈り】

 5月28日(金)の小中高合同田植えから約4カ月、今日は待ちに待ったイネの収穫日を迎えました。特別非常勤講師の田住先生から、今年のイネの出来栄えやイネ刈りについてのレクチャーを受けた後、高校生と小中学生がペアを組んで、イネ刈りの共同作業がスタートしました。ノコギリ鎌を使ったことのない児童・生徒たちがほとんどで、最初は作業の進みが悪かったものの、少しづつ慣れてきて予定時間よりも少し早くすべてのイネを刈り取ることができました。その中で、「がんばれ!、ケガしないでね」と高校生が声掛けしながら、小学3年生を優しい眼差しで指導する姿に私は感動の連続でした。また、中学3年生とのペアでは年齢が近いこともあり、コミュニケーションがしっかりとれており、作業効率が小学生とは全然違い流石だと思いました。田住先生が最後に「小中高生が同じ目的に向かって取組むことは千種だから出来ることです。このことに誇りをもってほしい」と子どもたちに語ってくださいました。
 ずっしりと実をつけた稲穂はコンバインで脱穀され、今夜のうちに乾燥されます。そして、籾摺り、選別を経て玄米となって後日学校に届けられます。その後、お米の美味しさを競うコンテストには今年も出品する予定ですが、校種を越えてイネの栽培が楽しく出来たことを何より嬉しく感じています。小中学校の先生方はじめ、宍粟市情報広報課、JAハリマ、関西テレビ、神戸新聞社の皆さまのお力添えがあり実現できたことに感謝しかありません。ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 

段ボールで仮面・帽子づくり【48回生】

 今日は朝から曇天、時折強い雨が降るなど湿度が高い一日となりました。しかし、明日以降は晴れの日が続く天気予報ですので明後日の小中高合同稲刈りは「予定通り実施します!」と各方面に連絡した所です。このまま、晴れの日が続いて、10月3日(日)の合同体育祭も予定通り実施できることを願います。
 さて、今日は2年生「美術Ⅱ」の授業にお邪魔しました。段ボールを使用した仮面・帽子づくりに挑戦している生徒たちは、その素材の可能性を探りながら黙々と作業に取り掛かっていきます。事前に作成した設計図どおりにはいかず苦戦する生徒もいましたが、試行錯誤の中で新たなアイデアが生まれ、そのアイデアを形にしている様子がよく見えました。生徒たちの豊かな発想力や創造力は本当に素晴らしい!最終的に、どんな作品に仕上がるのか今から非常に楽しみです。美術の好き嫌いや器用・不器用もあるかと思いますが、何より生徒たちが活き活きと楽しんで取組んでいる姿に今日も癒されました。野村先生、いつも楽しく素敵な授業をありがとうございます。

 
 
 

地層堆積実験【47回生・チャレンジ類型】

 先週末の台風14号も大きな被害なく過ぎ去り、3連休以降この時期らしい爽やかな秋晴れが続いています。千種町を見下ろす三室山や後山、日名倉山もくっきりとその姿を現し、今日も美しい秋の風景が広がっています。読書や勉強、スポーツに適した良い季節ですね。
 さて、本日私は今週末(24日)に稲刈りを予定している水田に出向いて稲刈り前の草刈りを行いました。すると、地域の方が「ご苦労さんですねーっ、稲刈りはいつですか?」と声をかけて下さり、「今週末の24日の午後からです~っ」と返答したことをきっかけに少しの間立ち話をしました。その中で、「千種高校生がよう挨拶してくれるんよ…この前なんか世間話もしたし、ほんま気持ちがええね」と褒めて頂きました。また、「今年のお米の出来はどうですか?楽しみやわ…金賞とれたらええね」と声をかけてくださったのです。私は改めて本校生の素晴らしい資質を誇らしく感じると共に、地域の方々に応援されて学校の教育活動があることに感謝の気持ちで一杯になりました。本当にありがとうございました。
 先週の水曜日、3年生チャレンジ類型の「地学基礎」の授業で筏先生による実験の授業が行われました。「地層堆積モデル実験」で、種類の違う用土(バラス、砂、石膏の粉末)を混ぜ合わせスタンドで固定した水の中に流し入れ、堆積する様子を観察します。石膏の粉末があることでしばらく放置すると用土全体が固まり、堆積の様子が非常によく見えます。筏先生の、実験シリーズは今後も続きそうです。生徒の興味・関心をそそる素晴らしい授業をありがとうございます。

 
 
 

部活動前の検温【各部活動】

 台風の接近に伴い、今日は朝から雨模様で今後、雨風が強まるという予報となっています。今日から明日にかけては大荒れの天気ということですので、生徒の皆さん、登下校を含め十分に気をつけて過ごしてくださいね。
 さて、緊急事態宣言が延長されたことで部活動の制限も継続されていますが、上位大会につながる公式戦等がある部活動は大会4週間前から最低限の時間での活動を認めています。本校では、2学期からは部活動内での新型コロナウイルス感染防止策の一つとして、部活動前の検温を義務づけています。そして、発熱症状のある生徒は部活動に参加させません。
 放課後は職員室前の廊下で、生徒や先生方が非接触型体温計を用いて互いに検温しシートに記録、そして顧問の先生にチェックを受けてから部活動に向かいます。毎日のことですので、めんどくさいと感じるかも知れませんが、安心して部活動に取組むために習慣化してもらいたいと思います。昨日の放課後も、生徒たちが協力しながらきっちりと検温、記録、報告ができており、私も安心しました。
 新型コロナウイルス感染者は全国的に減少傾向にありますが、今後も油断することなく一人一人が出来る感染防止対策を確実に実践していきたいと思います。