千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

挫折越え 夢追って【女子バレー部 46回生】

 目標としていた大会がコロナの影響によりすべて中止となり、多くの部活動で3年生の最後の区切りとなる大会への出場機会が奪われています。こうした中、代替大会等の準備が進められている部活動もありますが、そうした機会すら与えられず静かに引退していく3年生もいます。本校の女子バレー部もその1つです。今回は、3年生の4人に今の気持ちを聞きました。
 1年生の頃、当時の3年生引退後は出場メンバーが揃わず、他の部から選手を借りながらの大会出場が続いたそうです。過去2年間、公式戦での勝利はほとんどなく、負け続ける弱小チームでした。それでも「バレーが好き、このメンバーが好き」と下を向くことなく努力を重ねてきた4人。昨年の西播秋季大会では、そうした努力が実り公式戦で久しぶりの勝利をあげました。今年度に向けては、有望な1年生の入部が見込めたため、「さらに上を!!」と機運を高めてきました。そのため、このチームでバレーする機会を奪われたことに涙する生徒もあったと言います。未練を残しつつ、現在はそれぞれ「看護師」、「保育士」、「音楽関係の仕事」など具体的な進路目標に向けて気持ちを切替えていました。
 「挫折」は本気で挑んだ証ですね。人生自分の思うようにいかない事が多いですが、こうした挫折の数だけ人は強く、優しくなれ成長できます。とっても明るく、礼儀正しく、仲の良さが伝わってくる4人。無事に目指す進路が決まり、後輩たちと一緒に楽しくバレーできる日が来ることを願っています。逆境に負けるな女子バレー部、頑張れ46回生!!!

 
 
 

当たり前の習慣【全学年】

 本校の昼休みは45分間設けられていますが、給食に約30分間(準備、片付け含む)かかるため、実質ゆっくり過ごせる時間は限られています。そんな短い時間の中で、給食後に多くの生徒が小さな巾着を片手に洗面所に向かっている光景を見かけました。「何をしているのか?」様子を伺うと、手洗い後に一斉に歯磨きをしているではありませんか。
驚きました…生徒に話を聞くと、中学校まで歯磨きをするように指導されてきた学校が多く、その習慣が身についているのだそうです。なんて素晴らしい習慣でしょう。
 本校の生徒は、歯磨き以外にも「あいさつ」、「掃除」、「時間を守る」など基本的な生活習慣が身についています。家庭の教育力の高さと本校入学までの学校における指導のおかげだと感謝しています。一方で、習慣というのは悪い方にも流されることがあります。先日の保護者を交えた会議でも、スマホ依存(ゲームやライン等)について各家庭で苦慮されていると聞きました。情報化社会の中でスマホは無くてはならなツールとなっていますが、ルールを決めマナーを守った利用の習慣にしてもらいたいものです。

 

  

入部率は首位打者級【硬式野球部】

 本校は全校生徒111名(男子65名、女子46名)と小さな学校ですが、部活動は非常に活発です。その中でも、硬式野球部は25名(選手22名とマネージャー3名)を有し、本校の看板部活動の1つです。男子の硬式野球部の入部率は、3割3分8厘、本校男子生徒の実に3人に1人は硬式野球部員ということになります。人数だけではありません。昨年の秋季西播地区ブロック大会で優勝するなど、実力も兼ね備えているのです。
 昨日はその硬式野球部の練習を見学しました。グランドに足を踏み入れると、全部員が私を見て脱帽・直立して「こんにちはーっ!!」…「そうゆうの慣れてないから勘弁してよ」と思いつつ恐るおそるベンチに向かいました。この日は、実戦形式のシートバッティングでしたが、すごい臨場感!!!白球を追って真剣に野球に向き合う生徒の姿に吸い込まれました。
 硬式野球部は、7月18日(土)から始まる夏季大会(代替大会)に向けて練習を再開したばかりです。十分な練習期間はありませんが、3年生にとっては最後となる大舞台で悔いのない戦いをしてほしいと願っています。頑張れ、千高球児!!陰ながら応援しています。

  
  
  
  

強く美しく…輝くアジサイ

 6月15日からの通常登校も2週目に入っています。生徒たちも学校中心の生活リズムが取り戻せつつあるのではないでしょうか?梅雨の中休みが続いており今日も爽やかな晴天でしたが、寒暖差が激しいこの時期は体調を崩しやすいです。しっかりと食事や睡眠をとり、体調管理に努めてください。
 さて、現在、本館とグランドとの間に色とりどりのアジサイの花が咲き誇っており、私たちの心を癒してくれています。様々な色、形をした品種の異なるアジサイ、しかも株の大きさも大小さまざまです。校務員さんのお話しでは、元々は平成20年度の卒業記念樹として20本のアジサイの苗木が植えられたのがスタートだったそうです。その後、校務員さんの手により挿し木で株が増えたり、本館の耐震工事により移植が繰り返され現在の形になりました。なるほど、そう言うことか......千種の厳しい自然環境の中で試練を耐え抜いたアジサイの花が朝陽を浴びてひときわ輝いていました。

  
  

感謝の贈呈式【48回生】

 アクティブ類型のゴルフ授業にあたり、千草カントリークラブ(以下、千草C.C)様からはゴルフ場の使用やロストボールの提供など様々なご支援をいただき、本校生徒は自己負担なく楽しいゴルフレッスンを受けています。しかも、指導いただく講師の先生はプロゴルファー。こんな恵まれた環境でゴルフが学べる学校は全国でも本校だけではないでしょうか。
 そんな中、本日、アクティブ(1学年ゴルフ)の授業に先立ち、千草C.Cにてゴルフ用シューズとグローブの「贈呈式」が行われました。なんと、宍粟市ゴルフ協会様よりゴルフシューズとグローブを生徒全員に提供いただいたのです。同協会の土居正栄会長様より、「この授業を通じてゴルフを好きになって下さい」と励ましの言葉をいただき、一人一人に贈呈していただきました。
 本校は、地域の方々に支えられて教育活動が成り立っている授業が多いですが、アクティブはその最たるものです。生徒はもちろんですが、私たち教員も感謝の心を忘れず、今後も頑張っていかなければならないと強く感じました。宍粟市ゴルフ協会の皆様、本当にありがとうございました。