千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

木工の技術を学ぶ【46回生・アクティブ類型】

 2,3年生のアクティブ類型では、本校ならではの特色ある教科「アクティブ」があり、1学期は写真専門家の萩原先生より写真の技術等を学んできましたが、2学期は木工技術について体験を通して学んでいます。今年も特別非常勤講師の橋爪先生にご指導いただき、2学期最初の木工授業が行われました。
 3年生では、「ハノイの塔」という木工おもちゃの制作に取り組みました。パズルの一種で、決められたルールの中で円盤を別の棒に移動させていくのですが、これが簡単そうでなかなか難しい。制作前に見本を使って生徒たちが挑戦しましたが、悪戦苦闘していました。その後、生徒個々に与えられた材料を用いて土台や円盤を制作していきました。穴の位置一つ決めるにも、円盤の半径などを考慮しなければならず、実用的な数学の力が試されます。生徒たちは、卓上糸ノコ盤やベルトサンダーなどの機械を器用に使いこなし、時折鼻歌を歌いながら楽しそうに実習に励んでいました。

 
 
 

芸術の時間【47・48回生】

 本校の芸術教科は、音楽と美術の選択制となっており、1学年では生徒全員が履修し、2学年になるとベーシック類型とアクティブ類型のみが継続して履修するようになっています。
 今日はその中で、「美術」の授業にお邪魔して生徒の活動を見させてもらいました。2年生では、現在「オリジナルカレンダー」の制作に取組んでいます。まず、教科・部活動・校内の場所等から好きなものを1つ選び、そこからイメージしたオリジナルキャラクターのデザインを作り上げる所から始まります。生徒たちは、イメージしたキャラクターを自由な発想で作り上げていき、最終的には画用紙に色付けを行っていました。1年生では、前回までの授業で制作した「オリジナルマグネット」をみんなで鑑賞し、人の作品を「いいねカード」で評価し合っていました。紙粘土で作られた作品は、どれも個性豊かでユーモアたっぷり。作品から人柄が伝わってきました。
 選択制の教科とは言え、得意、不得意があると思いますが、生徒たちは一生懸命に楽しんで授業に参加できていました。美術の野村先生のち密で丁寧な指導に関心すると同時に、生徒のイキイキとした姿に心癒されました。

 
 
 

残暑の中にも秋の気配

 本日より9月。今日も残暑厳しい一日でしたが、朝晩の千種町はいく分涼しさが感じられるようになりました。早朝、姫路からの通勤道中で車の温度計に目をやると4~5℃も気温が下がっていきます。さずがは「兵庫の軽井沢!」日中は暑さが残るものの、朝晩は千種町の恩恵を受けていると感じます。
 今日は、昼休みに水田の水管理当番をしている1年生と一緒にイネの様子を観察しました。夏季休業期間中は、ほとんど雨が降らず厳しい暑さが続いてきましたが、水田のイネは大きく株を張り、いつの間にか出穂・受粉がなされ、たくさんの稲穂を実らせていました。生徒が育てているイネが順調に生長し、確実に秋が近づいていることを実感しました。そう言えば、千種ではセミの鳴き声もかなりトーンダウンし、秋に感じる昆虫の鳴き声が耳に心地よく響くようになりました。赤トンボもたくさん水田周辺に飛んでいる様子が確認できます。まだまだ暑い、でも少しだけ秋の気配を感じる一日でした。

  
  

悔しさを糧に…【硬式野球部】

 8月29日(土)に県大会出場をかけた敗者復活戦が相生産業高校を相手にウインク球場で行われました。ゲーム前半は、両チームとも攻めきれず1対1の互角の戦いを繰り広げましたが、5回に1年生エース世良優和(一宮北中)が連打を浴びて4点差とされると最後まで流れを取り戻すことができず1対6で敗れました。記録上、エラーは1つのみでしたが、打ちとった打球を拾いきれない守備力や6安打放ったもののバットの芯でなかなか打ち返せない打力など、チームとしての課題がたくさん見えたように思います。
 一方で、この夏の猛練習により頼りなかった1,2年生が目を見張る急成長を遂げたことで、ここまでの戦いが出来たことも事実です。本当に、厳しい練習を耐えよく頑張りました。今回の結果は、当然悔しいと思いますが、新チームはスタートしたばかりです。練習で力を蓄え、次の戦いの舞台に向けて努力を続けてください。

 
 
 

本校ならではの有難い悩み【全学年】

 今日も1学年で体調不良による欠席が目立ちました。週末はゆっくり体を休め、来週からの通常授業(6、7限授業)に備えてもらいたいと思います。
 さて、本校では平成29年度からちくさ給食センターにお世話いただき、お昼は小・中学校と同じ給食をいただいています。地元食材をふんだんに使用した温かい給食は、栄養バランスも考えられ「とっても美味しい」と生徒・職員からも好評です。美味しい給食ですが、女子生徒には少し量が多いようで、各学年ごとに配膳時は苦慮しているようです。
 食育の観点からも「残食を出さない」ように指導しているのですが、本日のように急な体調不良等による欠席者が多いときは、クラス人数分の食事を残さず食べきることが大変になります。「ご飯、お代わりいらんか~っ」指導される先生が、毎日のようにお代わりを勧める光景をよく見ます。
 今日は、1学年の残食をなくすために、生徒へのお代わり指導のほかに私も含め4名の教員が食べる側で応援にあたりました。その結果、見事に完食!!「用意されたものは残さない」今日も生徒・職員で協力して美味しい給食をお腹いっぱいいただきました。