千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

生徒が先生役に…【48回生】

 今朝も千種町は2℃まで冷え込み、田畑は霜が降りて真っ白になっていました。日中は快晴となり心地よかったですが、車のフロントガラスも凍りついて、吐く息も白く、暖房器具が恋しくなる寒さでした。ストーブの使用は12月からが基準ですので、もうしばらくは防寒着(指定のセーター、カーディガン、ウインドブレーカー等)で寒さから身を守っていきましょう。
 さて、今日は地歴・公民の教科担当の高橋先生から「生徒が授業しますので、見に来てください」と依頼を受けて、1年生教室へ伺いました。授業のテーマは「世界の偉人」です。自分の好きな世界的偉人について、事前にi-pad等を使用して調べ、教材となる新聞や板書計画を作成して、全員が一人ずつ最低5分以上の授業をするというものです。ポイントは、「先生になりきる!!」という点で、教室への入室や号令の指示などから授業が始まっていきます。私がお邪魔した時間は、3人の先生が授業をされ、それぞれ織田信長、黒田如水、空海を題材とした力のこもった授業が展開されていきます。教材となる新聞をスクリーンに投影したり、板書を通じて、それぞれの人物が残した歴史上の出来事などについて説明していきます。わざと太い声を出して先生になりきり生徒に発問したり、「ここは大事、テストに出るぞ!!」と時折笑いを誘う場面もありました。また、「字が見えにくかったら言ってください」など生徒目線での配慮もきちんとできていました。聞いている側も板書された内容をノートに書き写し、鋭い質問を投げかけます。そんな場面でも、冷静に的確な応答ができており関心しました。
 「いやぁ~、スゴイ!」、想像以上のクオリティーの高い授業に驚きと感動で胸がいっぱいになりました。3人の先生方、緊張したと思いますが楽しく分かりやすい授業、ありがとうございました。

 
 
 

高校生クイズ選手権に初参戦!【48回生】

 今朝の千種町の気温は5℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなり、通勤道中に見る後山(1344m)や千種高校から見る三室山(1358m)の山頂付近は薄っすらと雪が積もっていました。「えぇ~っ、もう雪、早い!!」
昨年の冬は暖かく、ほとんど雪が降らなかった千種町ですが、「今年は冬らしい厳しい寒さの日が多い」と予測されていますので、今朝はその予兆を感じました。
 さて昨日、本校1学年の生徒たちが第40回全国高校生クイズ選手権県予選会にオンライン形式で参加しました。新型コロナウイルス感染状況により、今年度は1回戦から決勝までもリモート収録での実施のようですが、いずれにしても「やってみたい!」「やってみよう!」という挑戦する姿勢に嬉しく思います。挑戦者は大田光(波賀中)、猶原宏海(千種中)、山森咲楽(一宮北中)、南光開斗(山崎西中)の4名でしたが、9月以降、放課後に教室に残って熱心に対策勉強会をしている様子を何度も見てきました。
 とてつもなく広く、深い知識と瞬時の判断力、実践力等が求められる高校生クイズですが、高校1年生の柔らかな頭脳で全国の高校生と渡り合いました。結果は兵庫県内で19位(参加チーム数は不明)と予選敗退となりましたが、他府県では上位に入れる得点であり、初出場としては大健闘だったと言えます。本当に、よく頑張りました。
 高校生クイズ選手権に向けて結束し、一つの目標に向けて涙ぐましい努力を積み重ねた4名の挑戦者に大きな拍手を送ります。お疲れさまでした。

 
 
 

給食に神戸ビーフ!【全学年】

 11月に入り、すっかり日が短くなってきました。特に朝の起床時にはまだ真っ暗で、寒さも加わり布団から出るのが辛くなってきましたね。暗くなると声掛け事案も発生しやすくなりますし、最近、千種町ではクマの目撃情報も発生していますので、生徒の皆さん、登下校時は十分に注意してください。
 さて、先月の30日(金)の給食は、ふるさと献立ということで「兵庫県産100%」の食材を使用した給食が提供されました。10月は兵庫の食育月間ということで、地元の食材を学校給食に使用し、食べ物を通じて実りの季節を感じると共に、「食」について考えてもらうことを狙いとしています。
メニューは、ご飯、野菜スープ、和風ステーキ、ひじきサラダ、牛乳でしたが、なんと和風ステーキには「神戸ビーフ」が使用されており、それを聞いて私も一気にテンションが上がりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、観光や外食をする人が減り、全国的に食材が余っている状況下であり、地元農家の支援と消費拡大、地元の食材のもつ美味しさや魅力を伝えることがその目的とされています。
 その美味しさは言うまでもありません。但馬牛の中でも肉質等級や霜降りの度合い等の基準を満たした肉にか与えられない神戸ビーフの称号を得たお肉は、普段食べているお肉とは別格でした。「おいしい→うれしい→ありがとう!」という気持ちとなり、思わず調理して下さったちくさ学校給食センターへお礼の電話をしてしまいました。生徒たちも、きっと喜んで食べていたことでしょう。今後も、兵庫県より牛肉や地鶏の肉類をはじめ、鯛、ハモ、タコなどの水産物も学校給食として定期的に提供いただく予定です。今からとっても楽しみです。

校種の垣根越えて③…【交流授業】

 本日、千種小学校4年生(11名)を対象とした「交流授業」が行われました。授業担当は、本校の社会科担当の高橋先生です。授業の内容は道徳で、テーマは「人との関わり方」について考える授業でした。
 授業の導入では、高橋先生の小学校時代の友達との人間関係における失敗談からスタートします。この失敗から「人の気持ちを考えなアカン」ということに気づかれたそうです。その後、名札作りの作業に移っていきます。①名前②呼んでほしい名前③最近、嬉しかったこと④将来の夢を記入し一人一人発表します。自分を紹介し合うことで、新たな友達の情報が得られ、人との距離が近づくことを体感していました。将来の夢が同じであったり、同じ趣味が見つかるなど、知りえた情報をもとに会話が広がることも学んでいました。コミュニケーションの取り方はキャッチボールとよく似ています。最後は、高橋先生とクラス担任の新宮先生がキャッチボールの実演を交えながら人との関わり方を説いていきました。「攻撃・拒否・無視」は相手を傷つけ、信頼を失うため絶対にしてはいけません。
 「なるほど、とても分かりやすい!!」高橋先生の過去のエピソードに加え、実演を交えての授業は、子供たちも引き付けられていました。今後、より良い人間関係をつくっていく上でのヒントがたくさん詰まった素晴らしい授業でした。 
 高橋先生、4年生のみなさん、今日は楽しい時間を有難うございました。次回は、11/12(木)に6年生を対象とした英語の授業でお邪魔します。

 
   

クラス目標【47・48回生】

 千種高校は1学年1クラスの小さな学校です。ですから、HR教室も3つしかありません。しかし、生徒や教室の雰囲気はそれぞれ違い、担任をはじめとする学年の先生方の指導方針が反映されることが多いのです。本日昼休みになにげなく1,2年生のHR教室に立ち寄ると、クラス目標が掲げられている様子が目に飛び込んできました。
 1年生は「明るく、元気に、前向きに」というスローガンを掲げ、その両サイドには明るく元気なクラス写真が掲示されていました。「小さなことでクヨクヨせずポジティブに生きることで、きっと明るい未来が切り拓かれる…だからクラスみんなで支え合いながら頑張ろう!」という吉田先生からのメッセージだと思います。確かに、1年生の生徒のカラーはスローガンのような明るく前向きなイメージぴったりのクラスです。
 一方、2年生は「時を守る、場を清める、礼を正す」というスローガンが掲示されています。教育学者の森信三先生の言葉ですが、①時を守る:相手を尊重すること、それにより自分の信用が積み重なるという意。②場を清める:掃除することで気づく人に、心を磨き、謙虚になれるという意。③礼を正す:挨拶や返事をしっかりすることで人間関係が良好となるという意。「人としての基本姿勢をしっかり身につけ、多くの人から愛される人になってほしい」という舩曳先生からのメッセージだと思います。確かに、2年生の教室は最も美しく整えられており、いつ見てもゴミ一つ落ちていません。
 こうした教師によるメッセージを常に見える所に掲示し、求める人間像を示すことはとても大切だと感じました。生徒の皆さん、これからもクラス目標を念頭に置いて担任の先生にしっかりとついていって下さい。