千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

しそうバンドフェスタ2021

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…、秋は色んな事に例えられる季節ですが、今日私は山崎文化会館で開催された「しそうバンドフェスタ2021」を観覧し、しばし芸術の秋を楽しみました。今年で第33回を数える歴史あるバンドフェスタですが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため初めて中止となりました。そして、今年も直前までどうなるか分からない状況でしたが、入場者制限や入場者の入替え等の感染対策を講じて2年ぶりに開催されたのです。宍粟市内の中学校と高校の吹奏楽部を中心に宍粟市吹奏楽団の方々も加わって、9組の団体が日頃の練習の成果を発表しました。
 本校はここ数年、部員数が揃わないため千種中学校吹奏楽部(3名)&千種高等学校カルチャー部(4名)と有志(1名)というこの日のためのバンドメンバーを組み出場しています。長い緊急事態宣言期間があり、十分な練習が出来ませんでしたが、千種中学校の本多先生にご指導いただき1曲の演奏を仕上げてきました。嵐の「ふるさと」という約10分の曲を何度も練習を繰り返してきた生徒たち…即席のメンバーでしたが中高連携のチームワークでなんとか頑張ってほしいと見守りました。「緊張してるんだろうなぁ…」こうした演奏の機会も久しぶりであり、こちらも見ていて緊張しましたが、ノーミスで素晴らしい演奏を披露してくれました。カルチャー部顧問の村上先生も「一番の出来です」と喜んでいました。
 歳をとると涙腺がゆるくなりすぐに涙が出てしまいますが、昨日の体育祭予行の入場行進に続き今日も自然と涙が出てきて感動的な演奏でした。バンドメンバーの皆さん、素晴らしい演奏をありがとう!!よく頑張りました。
(※しそうバンドフェスタの本番は撮影禁止のため、写真はリハーサルのものです。)

 
 

本番さながらの予行演習【中高合同体育祭】

 今日は、台風16号の影響により曇天でしたが、グランドのテントが飛んでしまわないか心配なほど風が強い一日となりました。途中、乾燥したグランドの土が砂嵐のように何度も舞う中、千種中高生は元気に予行演習を行いました。
 プログラムにそって順に演技練習を行いましたが、私は一番最初の入場行進から感動してしまい目頭が熱くなりました。太ももをめいっぱい高く上げ、腕をこれでもかと大きく振り、目線を前方に保ち力強く行進する姿は、何事にも手を抜かない全力プレーの千種中高生の生徒像を象徴するものでした。「本当に素晴らしい!!」この雄姿は是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。その後、ラジオ体操を完璧にこなしたかと思いきや、体育科の清水先生から「もっと高い所をを目指したい」とやり直し…、「え~っ、このラジオ体操の内容でまだ上を求めるか!?」と思いつつ、さらに2回目は1回目を越えてくる生徒たちの演技に私はただただ「すごい!!」と感動しました。各種リレー種目は、本番を想定して全力で最後まで駆け抜けるなど、今年も本番さながらの予行演習となり盛り上がりました。
 午後は高校に戻って学年単位での体育祭練習でしたが、リレーのバトン練習や八の字跳び、サッカーのPK練習も時間の許す限り全力で練習している生徒、先生方の姿に各学年、勝利への執念を感じました。
 明後日の天気予報は晴れ、降水確率は0%、最高気温30℃となっています。予定通りの開催ができそうで本当に良かった。明日の休日で疲れた体を休め、体育祭本番に備えてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

価値ある一勝【女子バレー部】

 本日で9月も終了です。9月当初はコロナ感染拡大のため緊張のスタートでしたが、生徒・保護者の皆さまのご理解とご協力により、通常の学校生活が送れています。このことに改めて感謝申し上げます。また、明日から緊急事態宣言解除となり、部活動をはじめ教育活動全体が緩和されますが、気を緩めることなく基本的な感染対策をしっかり継続していきますので、引き続きご協力くださいますようお願い致します。
 さて今日は、9月23日(木)に開催された全日本バレーボール高等学校選手権大会西播地区予選会で、本校の女子バレー部が見事に初戦を突破したことを大々的に取り上げたいと思います。「なんだ、たった1回勝ったくらいで…」と思われるかも知れませんが、本校は部員がギリギリの6名しかおらず、交代要員が一人もいません。6人の平均身長は158cm、他校の生徒より明らかに見劣りします。そんな部員たちが、本校より大きな学校に勝つなんて私はスゴイことだと思うのです。
 初戦の佐用高校との対戦では、25ー27で1セット目を先取されますが、部員たちは「次、絶対に取れる」と結束したと言います。その言葉の通り、2セット目25ー20、3セット目25ー18で連取して逆転で勝利。勝利の瞬間、みんなで歓喜に沸いたそうです。この日は、奥田朝妃さん(2年・千種中出身)と上山莉歩さん(2年・千種中出身)が絶好調で、スパイクが冴えわたったそうですが、チームみんなで勝ち取った見事な勝利でした。その後行われた2回戦は、龍野高校相手にセットカウント0-2で敗れ、敗者復活戦でも太子高校相手にセットカウント0-2で敗れはしましたが、中盤まで互角の勝負を繰り広げ、内容的にはとても良かったと話してくれました。主将の池垣春香さん(2年・波賀中出身)は、11月の秋季西播大会に向け「1つでも多く勝ちたい!」と語ってくれました。
 少人数ですがメンバーみんな仲が良く、チームワークの良さが自慢のバレー部です。この記事を読んだ方は、経験の有無を問わず是非バレー部に入部してほしいです。

 
 

合同体育祭に向け本格始動!【全学年】

 今日は午前中、10月3日(日)の第5回CHIKUSA合同体育祭に向けた1回目の合同体育でした。練習前に千種中学校の職員室にお邪魔して先生方と話をしていると、中学校の前川先生が「今、町内の西山地区に行くと、アサキマダラがたくさん飛んでますよ」と情報をいただき、早速見に行きました。学校から車で5分ほどの道端に白いフジバカマが咲き、その花の蜜を求めて無数のアサキマダラが飛来していました。こんな光景を見たのは初めてで、しばらくその美しさに目を奪われました。アサキマダラは、季節により長距離移動をする日本で唯一の渡り蝶で知られ、羽を広げると10cmほどになる大型の蝶です。薄いあさぎ色をしたまだら模様の羽を持つのが特徴ですが、まずはその美しい蝶を本日は紹介します。
 さて、午前中の合同体育では最初に全生徒・職員を前にスローガンが紹介されました。今年は「努来勝(どっこいしょう)~努力するだけ勝ちが来る~」で、今年も千種中学生考案の素晴らしいスローガンのもと、合同体育祭が行われます。その後、入場行進とラジオ体操、クラブ行進を中心に隊形や集団行動の練習が繰り返し行われました。ラジオ体操では本校の体育委員長、小椋翔太君からラジオ体操の留意点について実演を交えた指導があり、指の先まで神経を行き渡らせて全力で取組む姿が見られました。ホントに感動を覚える素晴らしい動きでした。午後は、高校に戻り学年ごとの種目練習に汗を流した生徒たち…、今日は一日中体育で相当疲れたに違いありません。
 今年は、コロナ感染リスクを少しでも軽減するため、合同体育は最小限で行い練習の時間は限られていますが、10月3日(日)の本番に向け千種中高生一つになって頑張っています。

 
 
 
 
 

繊維の種類を考えよう!【49回生】

 先日、本校の筏教諭による実験授業が1年生(アクティブ・ベーシック類型)を対象に行われました。今回は「繊維の種類を考えよう!」をテーマとし、様々な繊維のサンプルをライターで燃やして、プリントに示された語群から班別に協議しながら回答します。
 生徒たちは実際に、綿、ポリエステル、麻、アクリル、羊毛、ナイロン、ポリエステル、絹の8種類の繊維を燃やし、その燃え方や臭い、煙の色をヒントにして班員で意見を出し合いながら回答していました。私も見学しながら考えましたが、なかなか難しい…。授業の最後には筏先生による答え合わせと解説がありましたが、全問正解の班はありませんでした。しかし、筏先生から最高得点だった班にはサプライズがあり、班員全員にアクリル毛糸がプレゼントされました。生徒たちはさほど嬉しそうでなくビミョーな顔して受け取っていましたが、私は見ていてとても面白かったです。
 教科書に書いてある文字を読めば、その繊維の性質や特徴は学べるかも知れません。しかし、こうやって実際に体験することで記憶に残り、深い学びや本当の意味での理解につながりますね。この1時間の授業のために、労を惜しまず準備し生徒たちに興味を持たせる授業をしてくださる筏先生に頭が下がる想いです。筏先生、ありがとう!