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カテゴリ:2020.11

班別自主研修発表会【48回生】

 毎週金曜日5,6限の授業は、各学年ともに「総合的な探究の時間」や「LHR」が組み込まれています。そのためこの時間は、学年裁量で思考を凝らした面白い取組みが行われます。
 今日3年生は、外部講師をお招きして「知っておきたい年金のお話」と題して講話の聞いた後、生徒個々の進路に向けた指導が行われていました。そして、1年生はお米の販売に向けたステッカー、ポスター、看板等の制作を分担して行っていました。どの学年の取組みも十分ブログが書けるのですが、今日は2年生の取組みを紹介します。
 2年生は修学旅行の一日班別自主研修の様子をスライドにまとめて発表会をしていました。この発表会に向けて約2時間ほどしか学校で与えられた時間がなく、生徒たちは放課後や自宅で準備を進めたようですが、その発表のクオリティーの高さに驚きました。時々ユニークを交えながら自然体で堂々と発表している態度、写真を上手くスライド化する技術など、どの班も素晴らしかったです。そして、私たち教員も知らなかった「やらかした事案」をカミングアウトする班もあり、笑いを誘っていました。例えば、ウーロン茶飲み過ぎて脱水症状になる人、ポケモンカードを爆買いしすぎて転売ヤ―に間違えられる人、味噌汁こぼして隣の客に爆笑される人、焼き肉の焼き方をめぐって口喧嘩した人などなど、北海道じゃなくてもええ話ばかりですが、クラスの仲の良さが伝わり面白かったです。みんな話足りないほど楽しそうだったので何よりですが、どの班も口々に「最高に楽しかった!また行きたい!」と感想を述べていました。
 本当にいい修学旅行だったんですね。今日は、2週間前にタイムスリップしてお互いの班別行動を発表し合いましたが、あっという間に11月も後半に突入しました。期末考査も近づいています。現実の世界に目を向けて、気持ちを切り替えていきましょう。2年生の皆さん、お疲れ様でした。

 
 
 

㊗全国お米甲子園 金賞受賞!【48回生】

 やりました!全国農業高校お米甲子園に出品していた1学年が栽培してきたお米が、「金賞」を受賞しました。前回もお知らせした通り、様々な機器による食味分析等の1,2次審査を通過して、最終審査では食味鑑定士によるご飯試食後の投票により最高金賞1校、金賞4校、特別優秀賞10校が選出されるのですが、本校は全国2位の称号を得たことになります。農業を専門に学ぶ高校ですらなかなか入賞できないコンテストなのに、普通科の生徒たちが栽培したお米が「おいしい!」と評価いただいたことは誇りですし、大きな自信となります。YouTubeで公開されている結果発表の様子を終わりのSHRで1学年の生徒全員で確認しました。生徒たちも、さぞかし喜んでいたことでしょう。
 まさか金賞を頂けるなんで…、今回の1学年の生徒たちの取り組みを見ていて感じることは、日々の積み重ねの重要性と挑戦することの大切さです。実は、このコンテストにエントリーが決まったのは収穫後のことで、栽培の前から「おいしいお米作り」を意識して取り組んだ訳ではありません。しかし生徒たちは、当番制で日々の水管理や、水田の除草を効果的に行うなど指導者の指示を忠実に守り、愛情を込めて栽培してきました。こうした当たり前の積み重ねが、今回の快挙につながっていると思うのです。
 本校の生徒たちの気質「素直・我慢強い・前向き」と先生方の熱心な指導がもたらした金賞です。このプレミアのついたお米の活用を1学年の生徒たちも一生懸命考えてくれているようです。今後、販売や寄付などの活動に自信をもって取り組んでもらいたいです。

より良い校風を築くために…【生徒会】

 今日は一日出張でした。学校を空けても先生方を信頼していますし、生徒も落ち着いており、生徒指導上の心配も全く必要としないため安心です。しかし、新型コロナウイルス感染症が身近に迫ってきている現在、そうした関係の緊急連絡があるのではないかという不安は頭から離れません。本日、休日におけるコロナ感染症に係る緊急連絡先の文書や保健だよりを配布させていただいております。保護者の皆様には今一度、感染防止に向けた正しい知識と行動に協力いただきますと共に、感染が疑われた際の対応についてご確認をお願いいたします。
 さて、少し前の話題になりますが、先日の全校集会の後、生徒会による寸劇が行われました。内容は、授業開始前の挨拶について全校生徒に考えてもらおうと、実演を交えながら訴えるものでした。体育館のステージに机や椅子を並べ、教師役と生徒役になった生徒たちが、悪い挨拶例と良い挨拶例を3パターンに分けて演じていきます。クラスみんなが同じ気持ちで声を出し、きちんと礼が出来た時はとっても見ていて美しく授業へのやる気を感じますが、一部の生徒しか声を出さない時や礼が揃わない時などは見た目も悪く意欲が感じられません。その差は歴然としており、大変わかりやすい寸劇でした。
 言葉で「授業前の挨拶をちゃんとしよう!」と呼びかけるのは簡単ですが、こうした実演により客観的にその違いが見れたことで、見ていた生徒達にはその大切さが伝わったのではないでしょうか。生徒の授業へ向かう姿勢を正そうと、生徒会のみんなが気づいてくれたこと自体、素晴らしいと思いますが、この課題を解決するためにどうやって伝えれば良いかを考え、実行したその行動力に感謝したいです。生徒会のみなさん、本当にありがとう!
 生徒が主体となった生徒目線からの呼びかけにより、より素晴らしい千種高校が築きあげられていきます。千種高校の底力を見たような気がしました。「挨拶」や「礼儀」の大切さを今一度見直していきましょう。
 
 
 

積極性を大切にする授業【48回生】

 小学校の授業で児童が先生から発問を受けると「ハイ!!、ハイ!!ハイ!!」…答えが合っていようが間違っていようが積極的に手を挙げて授業に参加します。しかし、中学校、高校と学年が上がるごとに手を挙げて答えることをためらい、限られた人しか手を挙げてくれません。本校の生徒も例外ではなく、解っていても「恥ずかしい」、「他の人が言ってくれるだろう」などを理由とし、自分の考えを述べられない生徒が多いようです。
 英語科の村上先生は、そうした生徒の気持ちの変化に疑問を感じ、授業の中で意識して生徒たちに挙手を求める授業を行っています。「間違っていても恥ずかしいことではない。むしろ、自分の考えを伝えることよってクラスみんなの理解が深まる」と考えているのです。この日の1年生「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業も、ICTを活用しながら英会話の翻訳をみんなで考えていきます。そして、生徒の表情を伺いながら時々ヒントを与えつつ…、さぁ、「この英文の意味を答えられる人!」と満を持して発問します。すると、小学生の児童のごとく、ほとんどの生徒が一斉に手を挙げ積極的に授業に参加しているではありませんか。この授業にお邪魔したわずか15分ほどの間に5~6回、そんなシーンがありました。
 「いやぁ~、スゴイ」、生徒が積極的に授業に参加した主体的、対話的で深い学びの授業が実践できていました。こうした挙手制の授業を考え実行している村上先生のアイデアと、間違いを恐れず積極的に参加しようとする1年生の生徒たちに敬意を表します。何事にも、そうした姿勢を大切にしてください。積極的な失敗(間違い)は深い学びとなり、必ず自分を成長させてくれるのです。

 
 
 

ハーフラウンドゴルフ実習【46回生・アクティブ類型】

 アクティブ類型の生徒は、春から秋のシーズンにかけて2週間ごとに教科「アクティブ」の中でゴルフ実習を行っています。千草カントリークラブ(以下、千草C.C)のゴルフ場を使用させていただき、外部講師の林良民プロから指導が受けられるという恵まれた環境の中で、生徒たちは3年間を通じてメキメキと力をつけていきます。そして、何よりゴルフの楽しさをこの授業を通じて学んでいます。
 今日は、3年生のアクティブ類型の生徒にとっては最後となるゴルフ実習でしたが、その集大成としてハーフラウンド実習が千草C.Cで行われました。少し肌寒い陽気でしたが、1限~6限まで1日中コースをまわり、そのスコアを競いました。このたび宍粟市ゴルフ協会、林プロ、校長先生からご出資いただき、豪華な景品付きのプレイです。私は同行しませんでしたが、さぞかしテンションが上がり、楽しいゴルフになったことでしょうね。

 今回も宍粟市ゴルフ協会の皆さまをはじめ、多くの関係者の方々に大変お世話になりました。今年度のゴルフ実習は終了となりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。上位成績は以下のとおりです。

  優勝:山口 大翔   準優勝:西川 昂輝   3位:小林 敦志    おめでとうございます!

 
 
 

㊗全国大会出場!!【ライフル射撃部】

 やってくれました!昨日、大阪能勢町ライフル射撃場で開催された近畿高等学校秋季ライフル射撃大会で、秦陽乃(2年)が見事3位に入賞し、全国大会への出場権を獲得しました。県大会を高得点で優勝した実力どおり、近畿大会でも兵庫県勢ではトップとなる621.7点をマークしての3位です。プレッシャーもあったと思いますが、本当によく頑張ってくれました。ちなみに上位二人は大会新記録で、過去に例のないハイレベルの戦いでした。
 本人は、県大会にマークした624.5点に及ばなかったこともあり、もしかしたら満足していないかも知れません。もし、悔しい気持ちがあるのなら、全国大会で是非ともリベンジをしてほしいです。また、猶原宏海(1年)も競技歴半年ながら14位(出場23名)と健闘。実力はしっかり発揮できたのではないでしょうか?今回の経験を活かして、来年度は全国大会に出場してほしいです。この二人の活躍に、ライフル射撃部員みんなも喜んでくれていることでしょう。一緒に練習している仲間が全国大会に出場することは誇らしいことですが、「次は私が!」という意識を持ち、互いに切磋琢磨してほしいです。全国大会は来年3月に熊本県で開催予定です。ライフル射撃部の快進撃はまだまだ続きます。

  
 

全力疾走、限界への挑戦!【47回生】

 2年生の体育もバスケット、バドミントン、卓球の選択による球技から「持久走」に移行し、2週目を迎えています。1年生の授業と同様に、前回の記録をもとに1周(300m)の目安となるラップタイムを確認させ、自己記録の更新を目指し、全力の持久走が行われています。男子は15周(4.5km)、女子は12周(3.6km)をタイムトライアル形式で走るのですが、体育の授業の域を越えた部活動並みの白熱した戦いが繰り広げられていました。
 本校は陸上部がありませんが、特に2年生には男女共に運動能力の高い生徒が多く、陸上部顔負けの走りが見られました。前半突っ込んで後半歯を食いしばり粘り切る生徒、最初から最後まで周囲に惑わされず自分のペースを刻む生徒、足を引きずりながら必死に前を追う生徒、走り方は違いますが、みんな余力を残さずゴールしていました。こんなにも追い込んだ持久走の様子を見るのは初めてです。いやぁ~、スゴイ!この後まともに授業が受けられたのでしょうか?
でも、本番までに故障してしまっては意味がありません。お風呂上りのストレッチやマッサージ等のケアを行い、次の練習に備えてくださいね。
 こうしたスポーツを観戦する際、とかく上位生徒ばかりに目が奪われますが、私は男子の最終ランナーをずっと見ていました。彼は、最後から2番目の生徒がゴールしてからさらに2周も走っていました。早歩きくらいのペースですが、必死に足を運び歩こうとしません。それどころか、最後はゴール直前でラストスパートをかけ倒れ込むようにゴールていたのです。順位やタイムは他の生徒よりはるかに劣りますが、前回の自分を越えようとタイムを意識して走っている姿に大きな感動をもらいました。この生徒に「金メダル級の走りだった」と讃えたい気持ちです。

 
 
 

樹木を学び森林を考える【48回生】

 季節外れの温かい日が続いています。一昨日ですが、直射日光の当たる外気温計は25℃にまで上昇しており、「えっ!ウソやろ?」と目を疑いました。活動しやすく有難いですが、この後の寒さが一段とこたえそうで少し怖いです。 
 さて、先週と今週の2週に渡り1年生「生物基礎」の授業では、外部講師による特別授業が行われました。講師は植物のスペシャリスト、藤原誠先生です。先週の授業では、「身近な草木と私たちとの大切な関係」というテーマで、様々な雑草や樹木を実物を見ながら説明していただきました。普段は、遠隔授業等のICTを活用し衛生的に管理している視聴覚室ですが、この時間は教室内が森と化していました。藤原先生から、1つ1つ植物の名称や特徴など解説いただくのですが、生徒たちも興味津々で、どんどん藤原ワールドに吸い込まれていきます。普段なにげなく見ている雑草や樹木の見方が変わったのではないでしょうか?宍粟市の森林についても深く考えさせられました。
 そして、今週は学校近くの大森神社に出かけフィールドワークを行いました。「森を調べ、樹木の生長を測り、詳しい絵図を書こう」というテーマで、1~70の番号札がついたすべての樹木の胸高周囲や樹種、特徴を調べていきます。また、記録係の生徒は樹木の位置関係も正確に書き込んでいきます。さらに、樹木の高さを二等辺三角形の型紙を用いて測定する方法を教わり、調査していきます。生徒たちは、各グループごとに協力して70本もの樹木の調査等を真剣に取り組んでいました。
 教室内で知識を詰め込むだけでなく、実際に森林に出向き、こうした調査を通じて実体験から学ぶことで、生徒の理解度や学ぶ楽しさは何倍も増したことと思います。「いやぁ、素晴らしい授業!」藤原先生、本当に有難うございました。

 
 
 

全国お米甲子園で入賞が確定!【48回生】

 16日(月)の放課後、一通のFAXが送られてきました。なんと!全国農業高校お米甲子園に出品していた本校生徒が栽培してきたお米(コシヒカリ)が最終審査にノミネートされました。これは、全国から出品された検体数の中で、1次審査の食味分析計での(水分・タンパク・アミロース・脂肪酸)計測、穀粒判別器による(色や形)計測、2次審査の味度値(おいしさの度合い)測定結果が優れており、上位15検体に選ばれたということなのです。
「やったーっ!」、「マジかーっ!」、「すごい!!」と職員室で先生方と大盛り上がり…。生徒たちが地道に栽培してきたお米が、美味しいお米であることが科学的に証明されて、本当に嬉しかったです。
 このコンテストは、米・食味鑑定士協会が実施され今年で11回目を数えますが、全国の農業高校で栽培された自慢のお米を様々な角度から分析し、最終審査では食味鑑定士によって食べ比べを行いその味の美味しさを競うものです。本校は、農業高校ではありませんが、毎年1年生の「総合的な探究の時間」の授業で一年間を通じて環境に優しい米作りから販売・寄付などを行っているため、校長先生の承認を得て、初出品したのです。
 私が過去に、農業高校で勤務していた時に何度もこのコンテストに参加していたことがあります。しかし、最終審査にノミネートされ入賞したのは1回だけで農業高校でも入賞するのは容易ではないのです。(参考:昨年度の参加校は76校、183検体がエントリー)
 千種の自然や風土(美しい水と空気、肥沃な土壌、寒暖差の大きな気象等)が美味しいお米をつくりだす基盤となっていることは間違いないと思いますが、それ以上に1学年の生徒たちが夏の水管理や除草作業などをきっちりと行ってきた証であると私は思います。改めて、生徒たちの頑張りを讃えたい気持ちです。
 最終審査は11月28日(土)に静岡県小山町で開催され、食味鑑定士による食味検査後の投票によって特別金賞1校、金賞4校、特別優秀賞9校が決定します。当日は、YouTubeで会場の様子や審査の様子が配信される予定ですので、米・食味鑑定士協会のHPをご覧ください。最終審査結果が今から楽しみで仕方ありません。
とんでもない快挙を成し遂げた生徒たちが、今後お米の販売、寄付等の活動を通じて多くの人に喜ばれ、自信を深めてほしいと願っています。

決意新たに…【ライフル射撃部】

 昨日、近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会のビームライフルの部に出場する2名(2年秦陽乃・1年猶原宏海)の壮行会が行われました。まず初めに、顧問の高橋先生より2名の選手紹介がありましたが、それぞれの生徒の強さの秘密が垣間見れました。秦さんは、人が見ていようが見てなかろうが関係なく、日々のトレーニングを黙々とこなす芯の強さと集中力の高さ、また大きな舞台でも緊張しない強心臓が武器であること。猶原さんは、日々の生活における誠実さとライフル射撃に対する執着心の強さ、負けず嫌いな性格であること。なるほど…二人を上手く表現していると感じました。
 その後、生徒会副会長の戸井美津希さんより、「千種高校のみんなが応援しています。緊張すると思いますがベストを尽くして頑張ってください」と激励の言葉を受け、最後にそれぞれ一言ずつ決意を語りました。
 近畿大会は、今週末の22日(日)に大阪府能勢町のライフル射撃場で行われます。心を落ち着かせ平常心でベストスコア目指してほしいです。近畿大会での活躍を心から願っています。

 
 
 

自己記録を目指してGoGo!【48回生】

 職員室に響く「がんばれー!!」、「この一周78秒!」、「あと3周!」等の掛け声。
 1学年の体育では、ラグビー(男子)、ソフトボール(女子)の球技を終えて「持久走」へ移行しています。本校は、グランドにトラックがありませんが、1周300mの特設周回コースが作られ、男子15周、女子12周の計測が行われていました。前回走った時のタイムが記された記録用紙を見ながら、1周あたり目安となるペースを事前に確認させ、自己記録更新を目指します。
 内心「いややなぁ」「走りたくないなぁ」と思っている生徒も多いはずですが、生徒たちは意を決してスタートラインへ…。2組目に走る仲間は記録係になり、周回の伝達と一周ごとのラップを瞬時に計算して読み上げていました。走る生徒は、1周ごとに記録係の生徒から様々な掛け声を受け、懸命にゴールを目指して歩を進めます。見ていて清々しく、微笑ましい光景が広がっていました。本校の生徒の本質である「常に全力、手を抜かない」、「相手を思いやる優しい心」が走る姿や応援する姿に詰まっており、今日も温かい気持ちになりました。
 12月17日(木)のマラソン大会当日は、男子8km、女子5kmを走り切らなければなりません。1か月後の本番に向けて練習が続きますが、みんなで支え合いながら乗り越えていきましょう。きっと、苦しみを乗り越えた先には、大きな疲労感もあるでしょうが、それを越える達成感と充実感が得られるはずです。

 
 
 

校種の垣根越えて④…【交流授業】

 昨日、園小中高連携交流授業の第4弾が千種小学校6年生(13名)を対象に行われました。今回の授業は、本校の英語科教諭の村上先生が担当し、千種小・中学校のALTエミリー先生の協力のもと楽しい英語の授業が展開されました。テーマは、「千種高校の部活動について知ろう!」で、村上先生が小学生になりすまし、卓球のラケットをもって登場する場面から始まります。その後イラストを用いて、どんな部活動があるかを児童たちに問いかけながら英語で紹介していきます。高校生の兄や姉をもつ子供たちもいて、あっさりと答えていました。それぞれの部活動を正しい発音で発声しながらマスターした後、What club will you join?(どの部活動に入るつもりですか?)I will join the 〇〇(〇〇部に入るつもりです。)という会話をマスターするためのミニゲームが始まります。頭の後ろに手を組んで、さきほどの会話文を繰り返し発声しつつ、指示された部活動が呼ばれたらそのカードを奪います。反射神経が問われますが、子供たちはゲーム感覚で楽しみながら英会話を身につけていました。
 学習指導要領の改訂に伴い、今年度から小学校高学年(5,6年生)の英語が教科として必修化されるようになりましたが、もうすでに英語に抵抗感なく楽しんで参加できている子供たちにとても驚かされました。また、聞く力や話す力、英語でのコミュニケーションも想像以上に進んでいると感じました。
 村上先生の柔らかい雰囲気とエミリー先生の明るさが絶妙にマッチした、とっても楽しい実践的な授業でした。村上先生、エミリー先生、大変お疲れさまでした。明るく元気な児童に私もとても癒されました。

 
 
 

うれしい報告【46回生】

 今朝、本校の校庭で歓喜の声が響き渡り、生徒たちの手による胴上げが行われました。公務員試験を受験していた生徒が最終合格したのです。私もその話を聞いて、目頭が熱くなり学年の先生方と喜びを分かち合いました。ほんとに、おめでとう!よく頑張りました。
 私は、この生徒との関りはわずか半年ほどですが、部活動を懸命に取組む姿、放課後に一人図書室にこもって勉強に打ち込む姿、繰り返しの面接練習に立ち向かう姿等をいつも見てきました。先の見えない孤独な状況の中でも、決して逃げることなく努力している姿を見て「頑張れよーっ」といつも心の中で応援していたので、本当に嬉しかったです。
 この生徒に限らず、本校の生徒たちは真面目でコツコツ努力する生徒が非常に多く、応援したくなる生徒ばかりです。相手がある選考試験なので、頑張ったからといって必ず良い結果につながるという保障はありません。仮に不合格だったとしても力不足だったと認めるしかないのです。しかし、目標に向けて妥協せず努力してきた過程は、合否に関係なく必ず今後の人生の糧となり自分を成長させてくれます。そして、次へと繋がる原動力になると私は信じます。本校のキャッチフレーズである「小さな学校で大きな夢を」を身をもって実践してくれている生徒たちに「ありがとう」と伝えたいです。
 さて、新型コロナウイルス感染拡大関連のニュースが再び大きく取り上げられています。本校でも、改めてマスクの着用、こまめな手洗い・消毒、教室内の換気、登校前の検温等の基本的な対策の徹底と感染リスクの高まる3密の行動を避けるように呼び掛けていますが、ご家庭におかれましてもご協力をお願いします。インフルエンザと同じで、気をつけていても感染する時は感染するものだと思いますが、いかに対策していたかが大切です。コロナ感染への意識を高めて、日常の学校生活が継続できるように努力していきましょう。
 生徒たちは、今日も当たり前のようにしっかりと手洗い・アルコール消毒ができており、手洗いチェック表にはマルが全員記入されていました。職員も校内の消毒頑張ってます。

 
 

Enjoy Sports【46回生】

 今日は「晴れ」と聞いていた天気予報でしたが、ほとんど太陽の日差しがない一日となりました。日差しがないと非常に寒く、生徒からも「寒~っ!」という声が多く聞かれました。肩をすくめて、ポケットに手を入れて歩く生徒もちらほら見られるようになっています。
 そんな寒さの中でも体育の授業は熱く、アグレッシブな授業が展開されています。職員室にいると体育館から大きな歓声が聞こえてきたので様子を見に行くと、3年生が選択制で球技を行っていました。生徒たちは、バドミントン、バスケットボール、卓球の中から好きな球技を選択して試合を楽しんでいました。バドミントンは男女分け隔てなく楽しそうにラリーを楽しんでおり、微笑ましく思いました。真ん中のコートでは、トーナメントを勝ち上がった代表生徒が清水先生と真剣勝負を行っており大盛り上がり…非常にレベルの高い試合でしたが、最終的にどちらが勝ったのでしょうか?
また、バスケットボールでは男子生徒が試合を行っていました。パス、ドリブル、シュート等を周囲の動きを見ながら見事にこなし、こちらも非常に技術の高さが伺えました。本校は、バスケット部がないのですが3年生は全体的に運動能力の高い生徒が揃っており、体育の授業とは思えないレベルでした。
 3年生の選択制の球技の時間も、どうやら今週までのようですよ。来週からは、12月17日(木)開催予定のマラソン大会に向けて、全学年の体育は持久走となるようです。ゲーム性のない持久走は苦手な人も多いかと思いますが、体力向上に向け頑張っていきましょう。
今年度は新型コロナウイルス感染症防止のため、例年実施している園小中高合同でのマラソン大会は行いません。ご了承ください。

 
 
 

生徒が先生役に②…【48回生】

 今朝も姫路からの紅葉を楽しみながら約62キロのドライブを楽しんで通勤しました。車の温度計は、姫路市内で8℃あったものが、山崎で5℃まで下がり、佐用(三河地区)では3℃まで低下しました。ところが、千種に入るとまた5℃に逆戻り…「アレ、なんで?」と不思議に感じました。地元の先生に話を聞くと、真冬になると千種の方が断然寒いけど、この季節は放射冷却の影響を受けやすい佐用(三河地区)の方が気温が低くなるそうです。千種の方が標高が高いはずなのに不思議な現象です。
 今日も1年生「現代社会」の授業にお邪魔して、生徒によるテーマ「世界の偉人」の授業を受けました。一人5分以上の授業を求めていますが、30分以上熱弁する生徒もおり、大変盛り上がりを見せていました。一人の先生は、レオナルド・ダ・ヴィンチの天才ぶりを身振り手振りでクラスの仲間に語り掛けます。自分の好きな人物とは言え、高校生離れした深い知識と知ってほしいという生徒に語り掛ける姿勢に、聞いている生徒が目を輝かせていました。私も、「自分に当てられたらどうしよう…」とハラハラしながら、大変勉強させてもらいました。授業の最後には、人生の成功者になるために「強い執着心」と「観察力」が必要です。とダ・ヴィンチの言葉を用いて生徒に訴えていました。もう、完璧すぎます…。
また、もう一人の先生は、沢村栄治の偉大さを語っていました。「1試合で23奪三振はすごいんですか?」と生徒に聞かれ、適切に分かりやすい応答ができていました。また、先生が「ノーヒットノーランってどういう意味か知ってますか?」と発問し、野球部の仲間がちゃんとフォローを入れながら回答していました。高校生らしい爽やかな笑顔が印象的な授業でした。生徒による授業は、もうしばらく続きます。次回を楽しみにしています。

 
 
 

オープンハイスクール2020

 本日は予定通りオープンハイスクールが開催され、中学3年生と保護者、引率教員を含めて100名以上の皆さまにご来校いただきました。雨模様の天候にも関わらず、本校へ足を運んでいただきました事に、まずもってお礼申し上げます。本当に、有難うございました。限られた時間ではありましたが、千種高校の魅力や生徒の様子を少しでも感じていただけたのではないかと思います。進路選択の1つとして、今後ご検討いただければ幸いです。
 さて、本校のオープンハイスクールは生徒会役員を中心として、生徒たちが前面に立ち成り立っていることを実感いただけたのではないでしょうか。受付から体育館までは、生徒たちが誘導しながらの挨拶攻撃からスタートします。開会行事では、中学生の緊張をほぐそうと、秦陽乃さんと長井大樹くんの掛け合いによる楽しい学校紹介…しかし、中学生はクスリとも笑ってくれませんでしたね。
 体験授業への誘導や授業のサポートも生徒たちの手で行われ、中学生の皆さんも安心していただけたのではないでしょうか?理科の実験授業に至っては、3名の中学生に8名の高校生が授業をサポートし生徒自らが授業していました。部活動体験では、各部の上級生が中学生を指導しながら練習に打ち込んでいました。教師からの細かな指導がなくとも、本校の生徒は自ら考え気遣い、心遣いができ素晴らしい動きでした。今日のオープンハイスクールを盛り上げてくれた、本校の生徒みんなにも感謝します。ありがとうございました。
 本年度のオープンハイスクールは終了しましたが、11月25日(水)~27日(金)はオープンスクールデーを設け、授業や部活動など自由に見学いただける期間があります。是非とも、また本校へお越しください。また些細なことでもご不明な点がございましたら教頭の細見までお問い合わせください。本日は、ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

卒業に向け着々と…【46回生】

 11月に入り、3年生の進路が決まりつつあります。しかし一方で、まだこれから受験を控えている生徒もおり、気が抜けない日々が続いています。周囲に進路が決まった生徒が増えてきたため、不安を感じている生徒もいると思いますが、来たる日に向けて焦ることなく努力を続けてほしいと思います。
 さて、今日は3年生の卒業アルバム用の個人写真撮影が行われていました。そのため3年生の様子を見ていると、事前に散髪をしたり、いつにも増して鏡の前でヘアスタイルを整えたりする生徒が目立ちました。一生残る写真になりますから当然ですね。リラックスして普段通りの笑顔となるよう、カメラマンも話しかけてくれますが、カメラを向けられると緊張してどうしても硬い表情になるものです。次に控える生徒や撮影を終えた生徒が、和やかな雰囲気をつくってくれたりする様子もなく、粛々と写真が撮影されていました。冬の足音と共に、着実に卒業に向けての準備が進められています。
 明日は、本校のオープンハイスクールです。ご参加いただく中学生と保護者の皆さま、12時30分に受付開始です。学校前の道路端にのぼりを立てて、皆さまのご来校を歓迎しています。気をつけてお越しください。

 
 
 

生徒が先生役に…【48回生】

 今朝も千種町は2℃まで冷え込み、田畑は霜が降りて真っ白になっていました。日中は快晴となり心地よかったですが、車のフロントガラスも凍りついて、吐く息も白く、暖房器具が恋しくなる寒さでした。ストーブの使用は12月からが基準ですので、もうしばらくは防寒着(指定のセーター、カーディガン、ウインドブレーカー等)で寒さから身を守っていきましょう。
 さて、今日は地歴・公民の教科担当の高橋先生から「生徒が授業しますので、見に来てください」と依頼を受けて、1年生教室へ伺いました。授業のテーマは「世界の偉人」です。自分の好きな世界的偉人について、事前にi-pad等を使用して調べ、教材となる新聞や板書計画を作成して、全員が一人ずつ最低5分以上の授業をするというものです。ポイントは、「先生になりきる!!」という点で、教室への入室や号令の指示などから授業が始まっていきます。私がお邪魔した時間は、3人の先生が授業をされ、それぞれ織田信長、黒田如水、空海を題材とした力のこもった授業が展開されていきます。教材となる新聞をスクリーンに投影したり、板書を通じて、それぞれの人物が残した歴史上の出来事などについて説明していきます。わざと太い声を出して先生になりきり生徒に発問したり、「ここは大事、テストに出るぞ!!」と時折笑いを誘う場面もありました。また、「字が見えにくかったら言ってください」など生徒目線での配慮もきちんとできていました。聞いている側も板書された内容をノートに書き写し、鋭い質問を投げかけます。そんな場面でも、冷静に的確な応答ができており関心しました。
 「いやぁ~、スゴイ!」、想像以上のクオリティーの高い授業に驚きと感動で胸がいっぱいになりました。3人の先生方、緊張したと思いますが楽しく分かりやすい授業、ありがとうございました。

 
 
 

高校生クイズ選手権に初参戦!【48回生】

 今朝の千種町の気温は5℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなり、通勤道中に見る後山(1344m)や千種高校から見る三室山(1358m)の山頂付近は薄っすらと雪が積もっていました。「えぇ~っ、もう雪、早い!!」
昨年の冬は暖かく、ほとんど雪が降らなかった千種町ですが、「今年は冬らしい厳しい寒さの日が多い」と予測されていますので、今朝はその予兆を感じました。
 さて昨日、本校1学年の生徒たちが第40回全国高校生クイズ選手権県予選会にオンライン形式で参加しました。新型コロナウイルス感染状況により、今年度は1回戦から決勝までもリモート収録での実施のようですが、いずれにしても「やってみたい!」「やってみよう!」という挑戦する姿勢に嬉しく思います。挑戦者は大田光(波賀中)、猶原宏海(千種中)、山森咲楽(一宮北中)、南光開斗(山崎西中)の4名でしたが、9月以降、放課後に教室に残って熱心に対策勉強会をしている様子を何度も見てきました。
 とてつもなく広く、深い知識と瞬時の判断力、実践力等が求められる高校生クイズですが、高校1年生の柔らかな頭脳で全国の高校生と渡り合いました。結果は兵庫県内で19位(参加チーム数は不明)と予選敗退となりましたが、他府県では上位に入れる得点であり、初出場としては大健闘だったと言えます。本当に、よく頑張りました。
 高校生クイズ選手権に向けて結束し、一つの目標に向けて涙ぐましい努力を積み重ねた4名の挑戦者に大きな拍手を送ります。お疲れさまでした。

 
 
 

給食に神戸ビーフ!【全学年】

 11月に入り、すっかり日が短くなってきました。特に朝の起床時にはまだ真っ暗で、寒さも加わり布団から出るのが辛くなってきましたね。暗くなると声掛け事案も発生しやすくなりますし、最近、千種町ではクマの目撃情報も発生していますので、生徒の皆さん、登下校時は十分に注意してください。
 さて、先月の30日(金)の給食は、ふるさと献立ということで「兵庫県産100%」の食材を使用した給食が提供されました。10月は兵庫の食育月間ということで、地元の食材を学校給食に使用し、食べ物を通じて実りの季節を感じると共に、「食」について考えてもらうことを狙いとしています。
メニューは、ご飯、野菜スープ、和風ステーキ、ひじきサラダ、牛乳でしたが、なんと和風ステーキには「神戸ビーフ」が使用されており、それを聞いて私も一気にテンションが上がりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、観光や外食をする人が減り、全国的に食材が余っている状況下であり、地元農家の支援と消費拡大、地元の食材のもつ美味しさや魅力を伝えることがその目的とされています。
 その美味しさは言うまでもありません。但馬牛の中でも肉質等級や霜降りの度合い等の基準を満たした肉にか与えられない神戸ビーフの称号を得たお肉は、普段食べているお肉とは別格でした。「おいしい→うれしい→ありがとう!」という気持ちとなり、思わず調理して下さったちくさ学校給食センターへお礼の電話をしてしまいました。生徒たちも、きっと喜んで食べていたことでしょう。今後も、兵庫県より牛肉や地鶏の肉類をはじめ、鯛、ハモ、タコなどの水産物も学校給食として定期的に提供いただく予定です。今からとっても楽しみです。