昨日、2年生(ベーシック類型)の簿記の授業(遠隔授業)にお邪魔しました。この和田山高校との遠隔授業は県教委からの研究指定を受けたことをきっかけとして始まり、今年で4年目となります。当初は、商業科の教員免許を持つ教員がいない中で、また遠隔授業のノウハウも全くない状況下で、本校の授業担当者もかなり戸惑っていたと聞きます。時には接続がうまくいかず、授業の途中で途切れるなどのトラブルも多くありました。しかし、本校の授業担当者の並々ならぬ努力と和田山高校の先生方の全面的な協力体制のお陰で、今では非常に質の高い授業が展開できています。
その証明として先日、1年間の学習成果の定着を確認する簿記実務検定に21名の生徒が挑戦しましたが、対面授業を受けている和田山高校の生徒より高い合格率を誇っています。本当に素晴らしい事だと思います。
生徒たちは、今日もスクリーン越しに見える和田山高校商業科の藤田裕美先生の話を真剣に聞きながら、手元のipadに映し出された藤田先生からの板書を見て、プリント演習に取組んでいました。藤田先生とスクリーン越しに対話もできますが、なかなか質問がしにくい雰囲気もあり、生徒たちは授業に遅れまいと必死に食らいついている感じでした。
2月22日(火)には、学年末考査前に直接本校にお越しいただき対面授業を行っていただく予定です。そうした時間に、分からない部分は直接質問したり、放課後に補習をしていただきカバーしていただいています。学年末考査に臨む生徒たち…先生方の様々な苦労があり、円滑な簿記の授業が受けれれていることに感謝しながら勉強に取組んでほしいです。