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カテゴリ:2021.1

簿記の遠隔授業【48回生・ベーシック類型】

 昨日、2年生(ベーシック類型)の簿記の授業(遠隔授業)にお邪魔しました。この和田山高校との遠隔授業は県教委からの研究指定を受けたことをきっかけとして始まり、今年で4年目となります。当初は、商業科の教員免許を持つ教員がいない中で、また遠隔授業のノウハウも全くない状況下で、本校の授業担当者もかなり戸惑っていたと聞きます。時には接続がうまくいかず、授業の途中で途切れるなどのトラブルも多くありました。しかし、本校の授業担当者の並々ならぬ努力と和田山高校の先生方の全面的な協力体制のお陰で、今では非常に質の高い授業が展開できています。
 その証明として先日、1年間の学習成果の定着を確認する簿記実務検定に21名の生徒が挑戦しましたが、対面授業を受けている和田山高校の生徒より高い合格率を誇っています。本当に素晴らしい事だと思います。
 生徒たちは、今日もスクリーン越しに見える和田山高校商業科の藤田裕美先生の話を真剣に聞きながら、手元のipadに映し出された藤田先生からの板書を見て、プリント演習に取組んでいました。藤田先生とスクリーン越しに対話もできますが、なかなか質問がしにくい雰囲気もあり、生徒たちは授業に遅れまいと必死に食らいついている感じでした。
 2月22日(火)には、学年末考査前に直接本校にお越しいただき対面授業を行っていただく予定です。そうした時間に、分からない部分は直接質問したり、放課後に補習をしていただきカバーしていただいています。学年末考査に臨む生徒たち…先生方の様々な苦労があり、円滑な簿記の授業が受けれれていることに感謝しながら勉強に取組んでほしいです。

 
 
 

1年間の研究成果を発表【47回生】

 雪、雪、雪…、出勤時は5cm程度でしたが、お昼頃には15cmほどの積雪となり、今日も雪が降り続く一日となりました。生徒からも「こんなに降ってるのに、警報はでんの?」と不安と期待?の声が上がるほど、よく降りました。私も、慌てて車のワイパーを立てに駐車場に走りましたが、昼間に向けてどんどん積もる光景は久しぶりに見ました。夕方には、駐車場にかまくらが出現…生徒たちも雪遊びを満喫しています。明日にかけても、まだ降り続きそうな予報です。気象警報に注視しながら、気をつけて登校をしてください。
 さて、本日5,6限のスポーツ総合演習(3年)の授業では、一年間を通して授業内外で調査した内容を発表する「清水ゼミ論文発表会」が行われました。自身の経験から興味のある健康やスポーツに関する調査を行い、大学の卒論を思わせるものですが、今年も非常に素晴らしい発表がたくさんみられました。例えば、体幹トレーニング、睡眠と健康、柔軟性の向上、ダイエットと効果的なトレーニングなどのテーマがありました。自身の実体験の様子を動画で紹介したり、友達にも協力を得ながらエビデンスを集め科学的な視点で発表できており、聞いていて勉強になりました。中でも、白井海翔くん(山崎西中出身)は、「朝、ランニングすると頭の回転は良くなるのか?」を家で何度も実験し、①寝起き直後、②ランニング後、③朝食後の3つのタイミングでマス計算をしてその経過時間で、頭の回転がよくなるかどうかを調査していました。ちょっと探偵ナイトスクープを見ているようで、真剣に取組む姿に笑えました。
 この日の発表に向けて、調査内容をレポートにまとめ、プレゼン発表していくまでに数々の苦悩があったと思いますが、大学生に準ずる貴重な学びが得られたのではないかと思います。実社会で生きていく必要な力をまた一つ身につけてくれたとを嬉しく思いました。3年生の皆さん、お疲れ様でした。
 
 
 

全国大会壮行会【スキー部】

 2月6日(土)~10日(水)に長野県飯山市において第70回全国高等学校スキー大会が開催され、本校から女子3名が出場します。アルペン競技の大田美音(3年・波賀中出身)とクロスカントリー競技の越乢凜(2年・千種中出身)、池部黄那(2年・山崎南中出身)です。今日は、この生徒たちの県総体での活躍を表彰式で全校生徒に紹介すると共に、全国大会を前に応援しようと壮行会が行われました。
 まず最初に顧問の筏先生から各種目の説明があり、その後3名の紹介がありました。受験勉強で練習不足、そして共通テスト翌日に県総体を迎える中出場した大田さんの姿勢や、夏場のトレーニング等により昨年より大幅に記録を短縮した越乢さん、池部さんの成長を讃えるものでした。話を聞いていてジーンとしました。その後、生徒を代表し秦さんが、「最高のパフォーマンスが出せるよう頑張ってください。みんなで応援しています」と激励の言葉を述べ、最後に出場生徒が個々に決意を語りました。
 大田さんは「念願だった全国大会で力を出し切れるよう頑張る」、越乢さんは「継続したトレーニングを強みに自信をもって挑みたい」、池部さんは「全国で自分の力を試したい」とそれぞれ意気込みを語ってくれました。
 全国大会前に強化選抜合宿が行われるため、3名は2月2日(火)から現地に向かい出発します。長期遠征となりますが、まずは体調管理に気をつけてくださいね。そして、プレッシャーに感じることなく競技を楽しんできてほしいと思います。千種から長野に向けて応援してます。頑張れ!スキー部!!

 
 
 

最後までぬかりなく…【46回生】

 本日は3年生の卒業考査最終日でしたが、山崎発(波賀経由)バスの到着が道路工事のため大幅に遅れ、1限は自主学習とし1時間遅れで考査を実施しました。本校は、山崎、一宮、波賀方面からこのバスを利用して登校する生徒が多いため、心配しましたが無事に登校でき良かったです。バス停で1時間近く待たされて不安だったと思いますが、誰一人家に帰ってしまうことなく、学校やバス会社に確認をとり情報を集め、正しい行動がとれていました。
 高校最後の考査をどんな様子で迎えているのかと思い、1限目に3年生の教室にお邪魔すると、ノートやプリントを見ながら必死にテスト勉強に励む生徒の姿がありました。友達同士で問題を出し合いながら勉強する生徒もおり、教室内はとても良い雰囲気でした。流石ですね。当たり前と言えばそうなんですが、進路が確定していても手を抜くことなく、1点でも多く点をとろうと机に向かう姿に改めて千高生の本質を見たような気がしました。嬉しかったです。
 高校での勉強(考査)は、本日で終了となりますが上級学校に進学しても、就職しても、それぞれの道で常に勉強をしていかなければなりません。しかも、これからは親や先生に口やかましく注意指導されてする勉強ではなく、自分の意思で取り組まなければならない勉強ばかりです。自分自身を磨く勉強に終わりはありません。2月から自由登校となりますが、次のステージに向け必要な勉強、準備をして充実した時間を過ごしてください。

 
 
 

雪山の魅力を満喫!【スキー実習】

 今朝の千種町は7℃(午前7時時点)と季節外れの温かさでした。一年で最も寒い時期であるはずなのに、スキー実習のある頃に急に暖かくなり、千種の街中から雪が消えてしまいました。しかし、ちくさ高原スキー場はそんな陽気にも関わらず積雪40cmと、生徒たちのスキー実習までとけずに耐えてくれていました。昨晩、降り続いた雨も上がり、予定通りスキー実習が実施できホッとしています。※昨年度は記録的な雪不足のため中止となっています。
 さて、このスキー実習は千種の立地を生かした本校ならではの学校行事として定着していますが、生徒は個々のレベルに応じて学年、性別関係なく6班編成され、それぞれインストラクター(一部本校の教員含む)がついて丁寧に指導していただいています。今年からは、希望者にはスノーボードも取り入れ選択の幅が増えました。
 コロナの影響から多くの学校行事が中止となり、制限の多い学校生活の中で、フラストレーションが溜まっていた生徒も多いかと思いますが、今日ばかりは生徒みんな心から楽しめたのではないでしょうか?カメラを向けると、みんなとびきりの笑顔を見せてくれました。生徒たちがイキイキとしている姿を見ていると、こちらまで嬉しくなります。
 朝方は雪も凍っていたため、激しく転んだ生徒は打ち身や打撲などあるかも知れません。また、明日は激しい筋肉痛に襲われるかも知れませんが、今日はゆっくり早めに休んで、明日からの学校生活に備えてくださいね。今日は、そんなスキー実習の様子を写真で紹介します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

心温まるメッセージ【48回生】

 「ご飯を食べて本当に美味しかったです!」、「全国2位なんてスゴいです。来年は1位になれるといいですね」、「私たちが考えたメニューに皆さんのお米を使わせていただき、ありがとうございます!」、「お米モチモチで美味しかったです!」、「お米甲子園で金賞と聞いてビックリしました!」…
 昨日、千種小学校より届いた写真入りのメッセージポスターには、高校生に向けた感謝の言葉がたくさん綴られていました。私は、このポスターを読みながら思わず目頭が熱くなりました。「こちらこそ、ありがとう!!…」私が作ったお米ではありませんが、本当に嬉しかったです。
 今朝のSHRでは、担任から1年生の生徒に向けてこのメッセージポスターが紹介され、さっそく教室に掲示されました。生徒たちは、微笑みながら嬉しそうにメッセージを読んでいました。きっと、私と同じように心がホッコリと温かくなったに違いありません。
 千種小学校の児童の皆さん、この度はメッセージを届けてくださり本当に有難うございました。「ちくさ元気プロジェクトの日」と題して、小学校と高校を食材を通じてつないで下さった、ちくさ学校給食センターの皆さまにも深く感謝申し上げます。有難うございました。
 今年度は、コロナの影響から様々な行事が中止となり、例年と同じような連携事業が行えない状況下ではありますが、こうした取り組みにより、今年もちゃんと学校間の交流が出来ていると感じます。千種町ならではの校種を越えた様々なつながりをこれからも大切にしていきたいと思います。

 
 
 

体を使うコミュニケーション英語【47回生・チャレンジ類型】

 先週末は気温も高く、雨が降り続いたことで、校内の雪はほとんどなくなりました。今日も快晴、明日も気温が高く夕方から雨が降る予報ですが、明後日(27日)にスキー実習を予定しているため、スキー場の雪が無くならないか心配になってきました。現在、スキー場では45cmの雪があり滑走可能となっていますが、今日、明日の天候次第では厳しくなるかも知れません。「雪よ~っ、降ってくれー!寒くなってくれー!」、普段は寒いのが大の苦手なので温かい冬は大歓迎ですが、今だけは祈りたい気持ちです。
 3年生は今週より卒業考査がスタートしました。進路はほぼ確定している3年生ですが、あくまでも卒業することが前提です。最後まで、気を抜かないように頑張ってくださいね。
 さて、昨年7月末にALT(外国語指導助手)のニック先生が離任されて以降、コロナの影響から次のALTが今も来日できない状況にあります。仕方がないとは言え、生徒に生の英語を聞かせる機会を与えられず、学校としても困っていました。そんな中、県教委より新たなALTが配置されるまでの期間、特別非常勤講師として臼井ブリットマリー先生を紹介いただきました。臼井先生は、日本語がペラペラでとっても明るい性格の先生で、なんとダンスの講師もされています。
 今日は2年生チャレンジ類型の「コミュニケーション英語Ⅱ」の授業で、英会話を交えながら楽しくダンスタイム。生徒たちは、予期せぬ授業に戸惑っていましたが、臼井先生のダンスを必死で模倣しながら、ラテンのリズムに乗って軽快なステップを踏んでいました。ほぼ1時間、ダンスを踊り続けた生徒たち、全身運動のため汗だくになりつつも、「楽しかった!」といつもと違う授業を満喫していました。臼井先生、ありがとうございました!

 
 
 

最後の給食&簿記検定【46・47回生】

 今日は、3年生にとって高校最後の授業日、それと同時に最後の給食日でした。小・中・高と宍粟市内の学校給食センターにお世話になり12年間いただいた給食、どんな思いで食べたのでしょうか。きっと、声は届かないけども、心の中で感謝していただいた事でしょう。調理し配達してくれる給食センターで働く方々、食材を生産する農家の方々、もちろん給食費を払ってくれる保護者…給食一つとっても多くの方々の支えがあり、私たちは生かされているのです。1年生の時にお米作りを体験した皆さんだから、なおさら理解してくれていると思います。
 私自身も経験がありますが、高校生という時期はある程度自由が与えられ、自分の考えが主張でき、時に親に反抗的な態度をとって「自分で何でもできる!」と勘違いしてしまう時があります。しかし、食べること1つとっても自分一人ではまだ何もできないのです。本校の生徒は、すでに備わっている人が多いですが、改めて周囲の人への感謝の心を持ってほしいです。そうすれば謙虚な生き方ができ、必ず周囲からも大切にされ、幸せな人生に通ずると思うのです。
 さて、以前にもお知らせした通り、この週末(24日)に簿記実務検定試験を控え、昨日、和田山高校の霜尾先生にお越しいただいての対面授業および放課後補習をしていただきました。いつも以上に、真剣な表情で過去問題に取り組んでいました。霜尾先生にお話しを聞けば、「和田山高校の生徒より、本校の生徒のが合格率が高いのではないか!?7割ほど合格してくれれば…」という事でしたが、一人でも多く合格してくれることを願っています。

 
 
 

最後の授業【46回生】

 今朝の千種町は-4℃(午前7時時点)とよく冷え込みましたが、日中は青空が広がりとっても気持ちのよい陽気となりました。そのお陰で、道端の雪はかなりとけましたが、日の当たらない場所は根雪となってずっと残っている状態です。
 さて、3年生の授業がいよいよ終盤を迎えています。各教科の先生方も、卒業考査に向けた最後の授業の中で、生徒との3年間の思い出が頭を巡っていたことだと思います。そんな中、3年生の生徒たちが授業の最後に「3年間、楽しい授業をありがとうございました!」と授業担当の先生へ謝辞を述べるシーンがあるようです。授業を終え、職員室に戻ってきた先生が「なんか、最後にお礼を言われた…」と照れながらも喜んで語っている姿を見て、微笑ましく心が温かくなりました。そうした指導を誰にされた訳でもないのに、自然にできる生徒たちは本当に素晴らしいです。
 昨日、3年生最後の「体育」の授業にお邪魔し様子を見させてもらいました。男女混合でのバレーボール大会だったのですが、授業の空いている教員も全員参加しながら大変な盛り上がりを見せていました。見ていて改めて感じたのは、この学年の生徒の特徴ですが、男女とも「仲がいいな」、「ノリがいいな」という点です。ありのままの自分を周囲の仲間がきちんと受け止めてくれる雰囲気があり、見ていて本当に楽しかったです。
 明日は、いよいよ授業最終日、そして来週からは卒業考査です。最後の最後に油断して、2月以降登校することにならぬよう、最後の考査に向けた勉強もぬかりなく頑張ってくださいね。

 
 
 

またまた快挙です!【スキー部】

 「いやぁ~、こんな事あるんですねー」、そんな言い方したらとても失礼ですが、昨日まで行われていたスキーの県総体で、本校が女子学校対抗得点で優勝しました!!もちろん千種高校史上初の快挙で、顧問の筏先生も「とんでもない事になった…」と興奮しており、大喜びでした。もちろん、私も含め教職員も嬉しかったですが女子部員が3人しかいないのに、しかも戦前から優勝する可能性があるなんて全く聞いていませんでしたので、驚きの方が先でした。
 筏先生に話を聞くと、女子は特に競技人数が少ない上に優勝候補の選手が転倒するなどのアクシデントが重なり、きっちりと力を出し切った本校の生徒が各種目で上位を占める形になったそうです。生徒たち本人も、学校対抗での優勝は「えっ、そうなんですか?」と本日知らされ驚いていました。

 ◎個々の競技結果 女子大回転        4位 大田 美音(3年・波賀中出身)
          女子回転         2位 大田 美音(   同上   )
          女子クロスカントリー(フリー)  2位 越乢  凜(2年・千種中出身)※自己ベストタイム
          女子クロスカントリー(フリー)  3位 池部 黄那(2年・山崎南中出身)※自己ベストタイム
          女子クロスカントリー(クラシカル) 2位 越乢  凜(2年・千種中出身)※自己ベストタイム
          女子クロスカントリー(クラシカル) 3位 池部 黄那(2年・山崎南中出身)※自己ベストタイム
          男子大回転       12位 平田 倭生(1年・千種中出身)※初出場
          男子回転         8位 平田 倭生(   同上   )※初出場
                            ★大田、越乢、池部は2月の全国総体への出場権獲得!
 
 生徒たちの頑張り、努力の積み重ねがもたらした結果にほかなりません。大学共通テストの翌日に大会に挑んだ大田さんの姿勢、雪のない時期も走り込みなどトレーニングを欠かさず積み重ねた越乢さん、池部さんの姿勢などを見ていただけに心から祝福したい気持ちです。本当によく頑張りました。次の近畿、全国大会に向けてしっかり準備してください。
 ライフル射撃全国大会出場、お米の金賞受賞、そしてスキーの全国大会出場と千種高校の快進撃はまだまだ続きます。