千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2021年7月の記事一覧

努力の花咲く【パソコン部】

 昨日の夕方、嬉しい報告が届きました!今週月曜日に実施された日本情報処理検定の結果、一坪さくらさん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)が2名揃ってパソコンスピード認定試験(日本語)の1級に合格し、8月6日(金)に愛知県名古屋市で開催される第35回全国パソコン技能競技大会への出場が決定したのです。顧問の大田先生から事前に、二人の全国大会出場の可能性は聞いていましたが現実のものとなり、本当に嬉しく思います。今朝、教室前に行き二人に「おめでとう、よう頑張ったな!」と声をかけると、嬉しさを全面に出すことなく少し微笑んでペコリと頭を下げてくれた一坪さんと池部さん、「もっと喜べよっ」と思わずツッコんでしまうほど物静かな2人ですが並々ならぬ努力を積み重ねて来たに違いありません。特に昨年来、コロナの影響から学校での部活動時間が制限され、モチベーションが上がらなかった時期もあったことでしょう。その中で、本当によく頑張ったと思います。池部さんに至っては、冬はスキー部員としてクロスカントリー競技で全国総体に出場を果たすなど夏冬共に大車輪の活躍です。本当に素晴らしいです。大田先生によれば、昨年までは全国出場できるほどの力はなかったが、この一年間で急激に力をつけたそうです。「努力の賜物です」と二人を称えていました。全国大会に向けて、一坪さんは「落ち着いて自己ベストを出せるように頑張ります!」と語り、池部さんも「悔いのないように自己ベストを目指す!」と内に秘めた闘志を見せてくれました。
 10分間という短い時間の中で、タイピングのスピードと正確さを競う競技は、独特の緊張感があると思いますが、全国大会で二人がさらに輝きを放つことを願っています。頑張れ、パソコン部!!

 
 
 

3年間の想いを込めて【茶華道部】

 本日、放課後に茶華道部による「お茶席」が行われました。昨年度に続き、コロナの影響からすべてのイベントが中止となった茶華道部、生徒の活躍の場がないまま稽古だけを実施してきました。先月の文化祭も飲食禁止での実施となったので、校内のお茶席すらも設けることができませんでした。それでも、「3年生に区切りとなるお茶席を実施してやりたい」という顧問や外部講師の深川先生の想いから校内のお茶席を実施する運びとなったのです。
 朝からセミが鳴き太陽が照りつける暑さの中、生徒たちは涼しげな浴衣姿に変身し私たちを出迎えてくれました。生徒たちは、3年間で培ってきた作法のの一つ一つを丁寧にこなし、緊張しながらも見事な御点前を披露してくれました。心の込もった抹茶は薫り高く、きめ細やかな泡が立ち、最高に美味しかったです。ごちそうさまでした。
 1年生の頃からたった二人だけで切磋琢磨してきた部長の阪本唯さん(波賀中出身)と世良紗也果さん(一宮北中出身)は、「コロナで活動が制限され発表の場も失われたけど、最後にこうした機会を与えてもらい嬉しい」と感謝の言葉を口にしていました。校内の招待形式の小さなお茶席でしたが、3年生にとっては生涯忘れることのない特別なお茶席になったことでしょう。茶華道部のみなさん、本日はありがとうございました。ここで培った経験を糧に今後の人生に活かしてください。

 
 
 

最後まで諦めない姿勢【野球部・パソコン部】

 昨日は、一日出張のため学校へ出勤できず、ブログ更新もできませんでした。申し訳ありません。出張先で、学校や野球部の試合の様子が気になって仕方がなく、ソワソワしている自分がありました。野球部の結果は、夕方、高野連の速報結果を見て確認し、1対9(7回コールドゲーム)で須磨翔風高校に敗れたことを知らされました。試合の様子は見れませんでしたが、3回までは0対2で渡り合い本校らしい野球が出来ていたようですが、4回以降は自力に勝る須磨翔風高校に連打を浴び悔しい敗戦となりました。今朝、職員室で清水先生から「勝てなくてスミマセン…」と謝られました。私は「十分に頑張ってくれた」と労いました。その短いやり取りの中で、強豪校相手でも生徒を信じ、勝利を信じ最後まで戦いぬいた先生方の姿勢を感じ、嬉しく思いました。勝利できなくとも、最後まで諦めない姿勢は選手たちに必ず伝わり、その指導は今後の生徒たちの生き方に繋がると私は思います。3年生は最後の試合となりましたが、野球を通して学んだことをこれからの人生に大いに活かしてもらいたいです。「ありがとう」、「お疲れさん」、3年生部員にも心から労いの言葉を送ります。野球部は、休む間もなく夏季休業中に秋の西播地区予選会が始まります。1,2年生がこの悔しさを晴らすべく、頑張ってくれることを期待します。
 また昨日の放課後、日本情報処理検定が行われました。パソコン部員を中心に11名が受験しましたが、3年生の一坪さくらさん(千種中出身)と池部黄那さん(山崎南中出身)が8月の全国パソコン競技会(愛知県)に出場できる実力があり、どうだったか気になっていました。今朝、顧問の大田先生から「最終結果はまだ分からないが、二人とも基準の文字数をクリアしました!」と報告を受け期待が高まっています。野球のように注目を浴びる競技ではありませんが、日々の地道な努力が実を結ぶことを願わずにはいられません。パソコン部も頑張ってます!

 
 
 
 
 

新たなリーダーを決める!【全学年】

 大雨・洪水警報による臨時休校から一夜明け、本日から学校が再開しました。7月20日(火)の終業式までは、午前中授業となりますが、これから様々な行事が目白押しでブログのネタを何にしようか困るほどです。今日はその中でも4限目に行われた生徒会役員選挙立会演説会の様子を紹介します。
 昨年、私は本校の生徒会選挙立会演説会を初めて目の当たりにし、生徒たちの演説する姿に大きな感動を覚えたのを今も鮮明に記憶しています。今年の生徒会役員候補14名による立会演説会も、立候補者それぞれの熱い想いが込められており、昨年の感動が再び蘇る一日となり、目頭が熱くなりました。最初に2年生ですが、全員が昨年度の生徒会経験者でしたが過去の経験を活かし、今後の具体的な方針が生徒の口から語られました。小規模校だから出来る本校の特性をさらに引き出し、温かみのある校風をさらに築いてくれる予感がしました。そして1年生、まだ入学してわずが数カ月ですが勇気を振り絞り立候補してくれました。「失敗することを恐れ消極的だった自分を変えたい」、「人前で話すことが苦手だけど人の役に立ちたい」、「文化祭での先輩方の姿に憧れた」とフレッシュに語ってくれました。学年の先生方も、「頑張れ~っ」と我が子を応援するかのような眼差しで見守る中、緊張したと思いますが全員が立派な演説を行いました。立候補者の皆さん、今日はお疲れ様でした。
 午前中に再び宍粟市に大雨警報が発令されたため、給食を食べた後はすみやかに下校することとなりました。予定していた部活動や検定などは出来ませんでしたが、生徒の皆さんはこの週末も含め安全を最優先にした行動をお願いします。

 
 
 
 
 

短冊に願いを込めて【49回生】

 本日は大雨警報による臨時休校のため、雨の音しか聞こえない静まりかえった学校となっています。本来なら、考査も終了し部活動など次の目標に向けてスタートを切る日でしたが仕方がありませんね。生徒の安全が最優先ですし、昨日からの猛烈な雨や今後の雨雲の様子を見ると諦めもつきます。今日は、自宅でできる最善の行動をとるようにしてください。
 さて、昨日7月7日は七夕でした。夜空を見上げるような天候ではありませんでしたが、1学年では考査終了後にミニ七夕会が行われました。前日の夕方、アクティブな高橋先生と村上先生が「竹を探してきます!」と鷹巣まで行って竹をゲットしたようです。誇らしげに竹を持ち帰ってきた高橋先生と村上先生は、まるで少年のように嬉しそうにしていました。そして、考査終了後に短冊にそれぞれの願いを書き、竹に括りつけていました。「試合で勝つ!」、「600点突破!」など部活動での目標を願う生徒や「彼女ほしい!」、「赤点回避!」など切実な願いも…、また「望大先生が、カワウソになりますように…」という意味不明の願いもあり笑ってしまいました。
 こうした生徒たちの願いが天に届き、一人でも多く叶うことを願わずにはいられません。しかし、願い事は単にお願いするだけではなく、自身が最大限に努力をした上で叶えられるものです。願いが叶えられる自分であるかどうかを見つめなおす機会にしてもらいたいと思います。1学年の先生方、楽しい企画を有難うございました!