修学旅行3日目(11/14)の九份と台北101の様子をお伝えします。
九份という町は山の斜面に張り付くようにある町です。
九份という名前の由来は9つの袋という意味で、昔の九份には9世帯しかなく、山の下の町に買い出しに行くときには9世帯分の買い物をしていたことからその名前が付けられました。
その後、金が採掘されるようになり町は栄えたということです。
金の採掘量の減少とともに人口は減りましたが、「非情城市」という九份を舞台にした映画がベネチア国際映画祭で金獅子賞をとるなどし再び脚光を浴びるようになりました。
日本人にとっては「千と千尋の神隠し」の舞台の町ということで有名です。
しかし、ガイドの王さんによるとどうもそれは本当ではないとのことです。
千と千尋の神隠しの真相はわかりませんが、実際に訪れた九份はまさに千と千尋の神隠しの舞台です。夜の九份をみんなに見てもらいたいと思っていましたが、赤い提灯の光に照らされた町の幻想的な様子を見ると、夜に来てよかったなぁとしみじみ思いました。
しかし、天候は残念ながら雨。九份は年間280日くらい雨が降るそうなので仕方ありません。
それから人。さすが台湾を代表する観光地です。とにかく人が多い。下見をした北口先生によると、昼間はここまでではなかったそうです。
たくさんの人込みから日本語も聞こえます。
そんな状況の中、50回生は1列になり狭い階段を傘を差しながら、人込みをかき分け進みます。
途中で逸れてはいけない場所で数名が横道に逸れていましたが、JTBの菅さんのおかげで元のルートに戻ることができました。しかし、そのグループも曲がるべきところを直進してしまいました。その後すぐに気づき何とか元のルートに戻ることができました。
そんなことをしていると、GoogleChatにはぐれて自分たちがどこにいるかわからなくなったとのメッセージが、、、、
九份恐るべしです。ある程度想定はしていましたが、ここまでとは思いませんでした。
36名の生徒と5名の教員と2名のガイドでこのような状況になってしまうとは、大きい学校はどうしてるんでしょうか。
なんだかんだありながら、最終的には時間通りに全員が集合場所に集まることができました。
集合場所は夕食会場のレストランです。
メニューは点心です。
トロトロの豚の角煮や中華風の蒸し魚、さつま揚げのようなもの、キャベツの炒めものなどが出てきました。これは私だけかもしれませんが、ここまでくると徐々に台湾料理に慣れてきたような気がしました。
日本料理との違いは匂いです。おそらく八角など中華料理独特のスパイスが使われていたり、そもそも醤油の匂いが違います。それから、タケノコが多様されており、いろんな料理からタケノコの匂いがします。これら、スパイス、醤油、タケノコの匂いに慣れてきたため料理がおいしく感じるようになってきました。
生徒の中にはなかなか慣れていない様子の人もいましたが、日本で食べるものに近い味付けのものもは食べていました。
食事一つとってみても日本との違いをまざまざと感じさせられます。
自分たちの当たり前が当たり前でないとわかるというのは貴重な経験です。
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