千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2022年1月の記事一覧

簿記の遠隔授業【48回生・ベーシック類型】

 昨日、2年生(ベーシック類型)の簿記の授業(遠隔授業)にお邪魔しました。この和田山高校との遠隔授業は県教委からの研究指定を受けたことをきっかけとして始まり、今年で4年目となります。当初は、商業科の教員免許を持つ教員がいない中で、また遠隔授業のノウハウも全くない状況下で、本校の授業担当者もかなり戸惑っていたと聞きます。時には接続がうまくいかず、授業の途中で途切れるなどのトラブルも多くありました。しかし、本校の授業担当者の並々ならぬ努力と和田山高校の先生方の全面的な協力体制のお陰で、今では非常に質の高い授業が展開できています。
 その証明として先日、1年間の学習成果の定着を確認する簿記実務検定に21名の生徒が挑戦しましたが、対面授業を受けている和田山高校の生徒より高い合格率を誇っています。本当に素晴らしい事だと思います。
 生徒たちは、今日もスクリーン越しに見える和田山高校商業科の藤田裕美先生の話を真剣に聞きながら、手元のipadに映し出された藤田先生からの板書を見て、プリント演習に取組んでいました。藤田先生とスクリーン越しに対話もできますが、なかなか質問がしにくい雰囲気もあり、生徒たちは授業に遅れまいと必死に食らいついている感じでした。
 2月22日(火)には、学年末考査前に直接本校にお越しいただき対面授業を行っていただく予定です。そうした時間に、分からない部分は直接質問したり、放課後に補習をしていただきカバーしていただいています。学年末考査に臨む生徒たち…先生方の様々な苦労があり、円滑な簿記の授業が受けれれていることに感謝しながら勉強に取組んでほしいです。

 
 
 

街の交通安全を願って【47回生・アクティブ類型】

 卒業考査3日目、今日も3年生は安定して全員受験…最後まで意識を高く持ち、卒業考査に向けて全力で取組んでいました。一方、1,2年生は昨日のスキー実習での疲れ等が影響したのか欠席が目立ちました。コロナ感染の急拡大が続いている状況下で無理に登校する必要はありません。しかし、進路等に係る大切な時期に休まないよう、自分の体を知り体調を整える力を身に付けてほしいと思います。
 さて本日、3年生の教科「アクティブ」の木工の授業で制作してきた「飛び出し坊や(妖精)」5体をちくさ市民局(ライブリーちくさ)へ寄贈しました。昨年卒業した3年生が、地域貢献を目的に本校のマスコットキャラクター(チッチ、クック)をモチーフにした看板を制作、そして現3年生が同(サッサ)と飛び出し坊や2体を制作してきました。「飛び出し注意!」「左右確認!」と書かれていますが、この看板を見たら「これは何の妖精?妖怪?」と興味をもって立ち止まってくれるのではないかと思います。
 この看板の制作に関わった垣口唯翔くん(山崎西中出身)は、「街の交通安全に役立ててほしい」と力強く語り、井口副局長様に手渡しました。今後、この5体の飛び出し坊や(妖精)はしばらくライブリーちくさの入口に展示され、その後各自治会の希望される地区に配布され、街の安全をも見守ります。町内の皆さま、飛び出し坊や(妖精)を見られた際は是非、可愛がってあげてください。

 

スキー最高、雪山を満喫!【48・49回生】

 本日1,2年生全員でのスキー実習がちくさ高原スキー場で行われました。千種の立地を生かした毎年の恒例行事ですが、近年は雪不足が続き中止になる年もありました。しかし、今年のスキー場には210cm(今朝の新聞発表)もの積雪があり、雪不足を心配することは全くありません。千種高校から車で現地に向かう道中に、雪の量がみるみる増え、1mは優に超える雪の壁が現れてきました。西河内地区付近に住む生徒は、「大雪で家から出られない」という理由で遅刻してくる現状がよく分かりました。
 さて、スキー実習は生徒の技術レベルに応じて細かく班分けされ、各班のインストラクターの先生方の指導のもと行われます。昨年度から、スノーボード班も新設され、より生徒のニーズに対応できるようになりました。私がいた朝方は雪が吹雪く時もありましたが、お昼前からは青空も見られ絶好の条件の中でスキーを楽しめたのではないかと思います。生徒たちは一日かなりの運動量で今日はクタクタになることでしょう。明日からの授業に差し支えないように、今日は早く休んでくださいね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

寒風の中の激走【スキー部】

 今朝の千種町は-3℃(午前7時時点)と非常によく冷え込みました。この所、毎日のように氷点下の朝ですので体もだいぶ寒さに慣れてきましたが、それでも寒い!!体に刺さるような冷たさです。
 さて、1月23日(日)~25日(火)まで、神鍋高原スキー場において第69回近畿高等学校スキー大会が行われ、6名の生徒が出場しました。アルペン競技には、県IHに続き平田倭生くん(2年・千種中出身)、大田光くん(2年・波賀中出身)、森諒太郎くん(1年・一宮北中出身)、岸脇諒芽くん(1年・波賀中出身)が近畿地区の精鋭たちと競い合い、健闘しました。男子アルペンチームは、全国IH出場は叶いませんでしたが、競技経験の浅い生徒たちばかりです。今年の経験を生かして、来年はステップアップしてくれると確信します。クロスカントリー競技には越乢凜さん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)が出場しました。顧問の筏先生から「昨年までは、他校の選手と勝負できないレベルだったけど、今年は競い合え格段に力がついています」と報告を受けました。来月から始まる全国IHに向けて自信を深めてくれたのではないでしょうか。アルペン競技の結果は以下の通りです。スキー部の皆さん、お疲れ様でした。
【大回転(ジャイアントスラローム)】
16位:平田倭生  28位:森 諒太郎  29位:大田光  ※岸脇諒芽はコースアウトによる失格

【回転(スラローム)】
19位:森 諒太郎  21位:岸脇諒芽  ※平田倭生と大田光は転倒とポール不通過による失格

  
  
  

最後の考査に挑む【47回生】

 1月もあっという間に終盤を迎え、本日からは3年生が卒業考査を迎え撃つことになりました。高校入学後、3年間で15回(1年5回)の定期考査がありますが、卒業認定が決まる最後の考査です。進路が決まっていても、この考査の結果次第では卒業ができず次のステージに行けない場合もあるので、最後までぬかりなく取組んでほしいと思います。
 そんな3年生の最後の考査直前の様子を見に教室に上がると、全員がプリントやノートを眺めて最後の勉強に取組んでいました。1点でも多く取りにいく姿勢がクラス全体にありました。これまでの成績に余裕のある生徒も多くいますし、今後大学受験を控える生徒もおり、定期考査の勉強どころではない心理状態の生徒もいます。しかし、本校生徒はどんな状況下でも手を抜かず、最後まで全力で取組め本当に素晴らしいと感じます。
 実社会では、「出来る出来ない」よりも「やろうとするかしないか」の方が問われます。やろうとする姿勢がある人は、そのうち出来るようになるし周囲の人からの信頼を得ます。担任の舩曳先生からも、そうした人としての姿勢を3年間コンコンと植え付けられてきたのではないでしょうか。3年生の最後の頑張りを期待します。

 
 
 

前任校の生徒たちとの再会

 私事ですが、今日は一日お休みをいただき、前任校の但馬農業高校へ行かせていただきました。同校では、1学年主任をさせていただいており、生徒や先生方に恵まれ充実した楽しい時間を過ごしてきました。個性豊かな生徒たちでしたが、素直で人懐っこく心優しい生徒たちばかり…、出来るなら「この生徒たちを卒業まで見届けたい」と考えていました。しかし、人事異動によりその想いは叶いませんでした。コロナ感染拡大防止のため離任式も中止となり、お別れの言葉もないまま約2年の月日が経過したのです。
 そんな中での突然の訪問に「先生、何でおるん?」、「何で今日なん?」と少々手荒い歓迎を受けながらも、久しぶりの再会に生徒たちは喜んでくれていました。この日は、午前中にみのりと食科の課題研究発表会が行われ、私は全生徒の発表を食い入るように聞きました。発表内容はもちろんですが、しっかりと前を向いてプレゼンしている姿に生徒たちの成長を感じました。昼休みや放課後も時間の限り話をしました。話題の中心はこの2年間の学校生活と今後の進路でしたが、楽しい時よりも辛く苦しい時が多かったようです。「学校行きたくない、辞めたい」と考えた時期もあったに違いありません。それでも様々な困難や葛藤を乗り越えて、この学年の生徒(66名)は誰一人欠けることなく今日を迎えていることに、私はこの生徒たちに関われた者の一人として誇りに感じています。
 本校と同じで明日から卒業考査がスタートするようです。まだ卒業認定された訳ではありませんので、最後まで気は抜けませんが「全員卒業できたら、卒業式に必ず行く!」と生徒たちとの約束が叶えられると信じて待ちたいと思います。但馬農業高校の皆さま、本日はご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。

金賞米いかがですか~っ!【49回生】

 2012年からスタートした現在の千種高校学校HP…、その訪問者の延べ人数が、本日300万人を突破しました。1日平均に直すと約1,000人の方が学校HPへアクセスしていただいている計算になり、大変嬉しく思っています。「ブログいつもありがとうございます!」と保護者や地域住民の方々からご支援をいただき、今では1日平均2,000人以上の方々に訪問をいただくまでになりました。大変、光栄なことです。ありがとうございます。今後も、千種高校の最新情報と生徒や教職員のイキイキとした姿を届けられるよう精進して参りますので、よろしくお願いいたします。
 さて、本日は宍粟市内の道の駅(播磨いちのみや、みなみ波賀、ちくさ)にてお米の販売実習が行われ、1年生の生徒たちがお客様と対面販売をさせていただきました。「有名なお米やな…買わなあかん!」とこの日を楽しみにされているお客様も多くおられ、千種高校のお米の認知度が高まっていることを感じました。中には、新聞記事を片手に「これ見て来たんや、寒い中頑張っとるなぁ」と生徒に励ましの声をかけてくださるお客様も…地域の方々の温かさを生徒たちと共に感じました。生徒たちも、「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」とハツラツと笑顔で応対しており、見ていて清々しい気持ちになりました。予定していたお米は、約1時間30分で完売…、3カ所の道の駅で合計約7万円の売り上げを得ました。お買い求めいただいた地域の皆さま、本当にありがとうございました。
 この収益金は、生徒たちの発案に基づき特定非営利活動法人「ピースウインズジャパン」に全額寄付し、災害被災地での人道支援や国内の動物愛護活動等に役立てていただく予定です。なお、本日の道の駅みなみ波賀での販売実習の様子は、17時30分からの関西テレビ(8チャン)ニュースの中で紹介される予定です。是非、ご覧ください。

 
 
 
 
 
 

明日のお米販売に向けて…【49回生】

 今朝の千種町は-2℃(午前7時時点)、昨日の雪が凍結しその上に約15cmの新雪が積もって、非常に危ない路面状況でした。私は、いつもより30分早く起床しノロノロ運転で学校に向かいましたが、それでも何度かヒヤッとする時がありました。カーブを曲がった直後に停止している車がいて、思わずブレーキを踏みましたが、滑らぬように弱いブレーキを何度もかけながら衝突を免れることができました。今年は、スタッドレスタイヤがよく活躍してくれています。
 さて、本日5,6限の1年生「総合的な探究の時間」では、明日のお米販売に向けたお米の袋詰めが行われていました。各班のリーダーが指導しながらの共同作業です。全員が「商品」になるということを意識して、心を込めて丁寧に取組めていました。明日の販売に向けて2学期以降、お米販売に向けどう関わっていくかを話し合い、その結果①ポスター班、②看板班、③PR動画班、④ラベル班(お米の袋に貼るラベル作成)に分かれて全員が何らかの役割を担ってきました。3学期に入ってからも、放課後に残って遅くまで準備を重ねてきた生徒たち…妥協を許さず懸命に取組む姿に感動を覚えていました。昨日、完成したPR動画を見ましましたが、小中学生のインタビューや生徒たちの一年間の様子が含まれた、非常に完成度の高いものでした。学年の先生方も動画を見ながら「スゴイ!!ヤバイ!!センス最高!!」と大喜び…生徒たちの頑張りに目を細めていました。生徒たちによる手作りの販売実習が今から楽しみでなりません。
 「金賞米を地域の方々に食べてほしい!!」という愛情がいっぱい詰まったお米は、各道の駅(はりま一宮、みなみ波賀、ちくさ)にて10時から販売を開始します。1袋(2合)が200円で、各道の駅100個限定販売。無くなり次第販売を終了します。是非、お買い求めください。
 
 
 
 
 

1年間の研究成果を発表【47回生】

 雪、雪、雪…、出勤時は5cm程度でしたが、お昼頃には15cmほどの積雪となり、今日も雪が降り続く一日となりました。生徒からも「こんなに降ってるのに、警報はでんの?」と不安と期待?の声が上がるほど、よく降りました。私も、慌てて車のワイパーを立てに駐車場に走りましたが、昼間に向けてどんどん積もる光景は久しぶりに見ました。夕方には、駐車場にかまくらが出現…生徒たちも雪遊びを満喫しています。明日にかけても、まだ降り続きそうな予報です。気象警報に注視しながら、気をつけて登校をしてください。
 さて、本日5,6限のスポーツ総合演習(3年)の授業では、一年間を通して授業内外で調査した内容を発表する「清水ゼミ論文発表会」が行われました。自身の経験から興味のある健康やスポーツに関する調査を行い、大学の卒論を思わせるものですが、今年も非常に素晴らしい発表がたくさんみられました。例えば、体幹トレーニング、睡眠と健康、柔軟性の向上、ダイエットと効果的なトレーニングなどのテーマがありました。自身の実体験の様子を動画で紹介したり、友達にも協力を得ながらエビデンスを集め科学的な視点で発表できており、聞いていて勉強になりました。中でも、白井海翔くん(山崎西中出身)は、「朝、ランニングすると頭の回転は良くなるのか?」を家で何度も実験し、①寝起き直後、②ランニング後、③朝食後の3つのタイミングでマス計算をしてその経過時間で、頭の回転がよくなるかどうかを調査していました。ちょっと探偵ナイトスクープを見ているようで、真剣に取組む姿に笑えました。
 この日の発表に向けて、調査内容をレポートにまとめ、プレゼン発表していくまでに数々の苦悩があったと思いますが、大学生に準ずる貴重な学びが得られたのではないかと思います。実社会で生きていく必要な力をまた一つ身につけてくれたとを嬉しく思いました。3年生の皆さん、お疲れ様でした。
 
 
 

4人揃って近畿大会へ!【スキー部】

 今日の千種町も雪が舞い続け、一日中冷凍庫の中にいるような非常に寒い一日でした。私は、背中とお腹にカイロを貼り、寒さ対策を万全に仕事をしていますがそれでも寒い!!寒さに弱い私には辛い季節となりました。それでも男子生徒の多くが、ズボンの下にタイツも履かず平然と登校してきており、「若い時は自分もそうだったかなぁ…」と老いを感じる日々です。
 さて一昨日、スキーの県IH(クロスカントリー競技)に出場した生徒が、3年連続全国IHを決めた快挙を紹介しましたが、別会場ではアルペン競技が行われていました。本校からは、平田倭生くん(2年・千種中出身)、大田光くん(2年・波賀中出身)、森諒太郎くん(1年・一宮北中出身)、岸脇諒芽くん(1年・波賀中出身)の4名が出場し、平田くんが回転で6位に入賞しました。平田くんは、昨年この大会が初出場でしたが、タイムを5秒以上短縮させての入賞でした。本日、大会の様子を動画で拝見しましたが、えげつない急こう配の坂をリズミカルに滑り降りる姿はカッコよく、スゴイ技術だと感心しました。当然、タイムを狙い攻めると転倒するリスクも上がりますが、勇気をもちよく攻めたと思います。本当に、よく頑張りました。
 大田くん、森くん、岸脇くんは今大会が初レースでした。十分な練習が積めていない中で、同種目にそれぞれ10位、11位、12位でゴールし、初レースながら大健闘でした。4人は、1月23日(日)から神鍋高原スキー場で開催予定の近畿大会に出場します。次のステージでの更なる躍進を期待しています。頑張れ、スキー部!