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2021年6月の記事一覧

Enjoy Golf【49回生・アクティブ類型】

 今日も雨が降ることなく、多少のムシムシ感はありますが過ごしやすい一日でした。特に毎週火曜日は、教科アクティブの「ゴルフ」があり、千草カントリークラブ(以下、千草C.C)での実習があるので、非常に有難いと感じます。今日は午前中、その1年生アクティブ類型のゴルフの授業に密着しました。
 この授業の主担当は林良民ティーチングプロです。生徒たちに「ゴルフの楽しさを伝えたい」と姫路市からお越しいただいていますが、1限目はゴルフの授業(座学)から始まります。生徒は、林プロ自作のオリジナル教科書を使用し、最初にゴルフの理論を学びます。ゴルフの専門用語が多く飛び出しますが、丁寧に分かりやすく実演も交えながら生徒に語り掛けてくださいます。聞いている生徒たちも、初めて知るゴルフの世界に興味津々です。その後、千草C.C様の送迎バスにより、ゴルフ場へ向かい実習に移ります。千種高校よりも標高の高い千草C.Cの気温は21℃、下界よりも4℃も気温が低く快適な陽気でした。そんな最高の環境で、生徒たちは林プロの指導の下、ドライビングレンジで技術練習を繰り返し行っていました。また、ある程度技術が身についた生徒は実際のコースも回らせていただいていました。広大なゴルフコースで生徒はドライバーを使用してフルスイング…「ナイスショット!」と言いたい所でしたが、「あれっ?、サードゴロやないか!」と先生方からツッコミが入っていました。それでも、生徒たちは最高の環境の中で最高の笑顔を見せていました。
 千草C.C様の全面的な協力と宍粟市ゴルフ協会様からのシューズ等の用具支援、そして林プロの情熱によってこうした授業ができることに、改めて感謝しなければなりません。本当に、ありがとうございます。今日で1学期のゴルフの授業は終了となりますが、2学期もよろしくお願い致します。

 
 
 
 
 

ベテラン教師から学ぶこと【大上先生】

 今朝の千種町は19℃(午前7時時点)、日中もエアコンなしで比較的過ごしやすい一日でした。しかし、これから7月を迎えるにあたり梅雨が本格化しムシムシとした天候が続きそうな予報ですね。マスクを着用して2年目の真夏を迎えますが、メリハリのあるマスクの着脱と適切なエアコン使用で熱中症には気をつけてもらいたいと思います。
 さて、本校の先生方の年齢層を見ると常勤教員の70%以上が20代、30代という極めて若い教員集団です。また、若いだけでなくそれぞれの教科における専門性が非常に高く、ICTを活用した「主体的で対話的な深い学び」を実践している先生方ばかりです。さらに、生徒への深い愛情や部活動への情熱など授業以外の取組みも素晴らしい!!自分の若い頃と比較にならないほど優秀だと感じています。一方で、ベテラン教員の存在に私はいつも「自分もこうでなければいけない」と背筋が伸びる想いで拝見している先生も多くいます。そのお一人が、英語科非常勤講師の大上忍先生です。
 大上先生は、大ベテランの先生ですが出勤されると必ず「おはようございます。今日もよろしくお願いします!」と元気な挨拶からスタートします。そして、授業終了後はいつも「今日はこの生徒がこんな発言をしてくれましたよ…」など生徒の様子を楽しそうに先生方に話されるのです。本当に「生徒のことが大好きな先生なんだなぁ」と感じます。先週、ちょうど別の用事で教室の前を通りかかった時、大上先生の元気な声が聞こえてきたので、1年生アクティブ類型「英語コミュニケーションⅠ」を覗かせていただきました。突然の訪問にも関わらず、「教頭先生、美しく撮ってくださいよ!」と明るく振舞ってくださった大上先生、生徒との対話を大切にした素晴らしい授業でした。
 大上先生の姿から、教員として常に謙虚さと向上心を持ち続ける大切さ、さらに生徒への接し方や観察力など学ぶことが多くあります。私も含め、若い教員のお手本としてこれからも頑張っていただきたいです。
 
 
 

就業体験スタート!【48回生】

 「自分に気づき、未来を築く ~ちくさスマイルプロジェクト~」という山森咲楽さん(一宮北中出身)考案の素晴らしいテーマのもと、2学年の就業体験がスタートしました。総合的な探究の時間を活用した就業体験は、今年も地元の15カ所の事業所の皆さまにご協力をいただき年間を通じて5日間行われ、2月には体験発表会を実施します。
 今日は、その初日で生徒たちは各事業所で緊張しながらもハツラツと実習に励んできました。私が訪問したのは、市民局、千種B&G、ちくさ図書館、ちくさ杉の子こども園、千種小学校の5カ所でした。市民局では、知事選挙に向けた準備やマイナンバー制度の普及について学び、市役所の仕事に触れました。また、千種B&Gでは、プールの監視員と掲示物の制作を、ちくさ図書館では、本の受付や返却、掲示物の制作を行っていました。「とても助かっています…みんないい生徒さんです」とどの事業所に行っても褒めていただき、巡回していて嬉しかったです。こども園では、生徒が普段見せない姿が一番見られました。小さな子どもの食事や着替えの補助、本の読み聞かせなどをしている生徒の眼差しはとても優しく、始まって数時間なのに完全に子どもたちの中に溶け込めていました。最後に千種小学校では、午後から小学1年生と図工の制作補助をさせてもらっていました。「お姉ちゃん来て…」とあちこちから助けを求められ大変そうでしたが、児童の目線で適切な声掛けや手助けができており感心しました。
 そのほか、千種中学校、いまい農場、チクモグループ、千草カントリークラブ、エーガイヤちくさ、鷹巣活性化委員会、(株)ニチフレ千草、(株)プラントリー、ローソン千種黒土店でそれぞれ実習をさせていただいた生徒たち…すべては見れませんでしたが、放課後みんなとてもいい表情で学校に戻ってきました。学校では学べない生きた学習を体験し、得るものが多かったと思います。生徒の皆さん、お疲れ様でした。次回は9月10日(金)に実施します。各事業所の皆さま、今日はお世話になりました。今後とも、よろしくお願い致します。

 
 
 
 
 
 
 
 

最後の夏にかける…【硬式野球部】

 早いもので6月も残り一週間、7月1日(木)からは1学期末考査がスタートします。考査一週間前になると、部活動は原則せず帰宅して勉強するよう指導しています。ただし、公式戦を控えるなど特別な事情がある部活動は、校長先生の許可を得て時間を決めて練習を継続できるのですが、この時期、どうしても活動を休めないのが硬式野球部です。
 7月3日(土)から全国高校野球大会兵庫大会がいよいよ開幕する硬式野球部。一昨日は、その組み合わせ抽選会が行われました。そして、本校は1回戦で須磨翔風高校との対戦が決まりました。私は、野球の事情はさほど詳しくないのですが、顧問の先生方に話を聞いていると、須磨翔風高校は、昨年の秋季大会神戸地区予選でブロック優勝し、過去にプロ野球選手も排出している強豪校だそうです。また、全生徒数は本校の約8倍、部員数は本校の約3倍、ナイター設備の整った練習環境を持ち、特に投手力が高いチームのようです。「これは、ヤバイ…」この情報だけ聞いていても、劣勢であることは間違いないでしょう。しかし、本日の昼休みに3年生全部員に話を聞くと主将の西岡宥紀(山崎西中出身)が「自分のバットで勝利に導きます」と言えば、副主将の垣口唯翔(山崎西中出身)は「2年半一緒に戦ってきた仲間と3回戦まで進出し、マネージャー全員をベンチに迎え入れます」と答えてくれました。頼もしい限りです。顧問の先生方も、もちろん私も勝利を信じています。
 千種高校らしいミスのない野球で接戦に持ち込み、少ないチャンスを確実にものにできる戦い方ができれば、必ず勝機はある。一泡吹かせてやろうじゃないか!3年生の最後の夏はそう簡単には終わりません。頑張れ、硬式野球部!



 
  

3年目のシーズンに向けて【スキー部】

 昨年度、全国高校総体スキー競技(女子クロスカントリー5kmの部)に2年連続で出場し、飛躍的な成長を遂げた越乢凜(3年・千種中出身)と池部黄那(3年・山崎南中出身)が3年目のシーズンに向けトレーニングに励んでいます。昨年、自己記録を大幅に更新した二人ですが、今年は自己記録更新だけに満足せず、さらに上へと高みを目指しており、最終的に兵庫県を代表して国体へ出場することを目標に掲げているのです。
 二人は、スキー部だけで活動している訳ではありません。越乢さんは、硬式野球部に所属しマネージャーとして日々の選手や監督のサポートを献身的に行っています。本校の硬式野球部は少人数ですが、顧問の先生方の情熱はどの学校にも劣らず選手だけでなくマネージャーも決して楽ではありません。コロナの影響で制限もありますが、試合前は休日もほとんどない本校の中で最も過酷な部活動です。その忙しい合間に自身のトレーニングを積んでいるのです。池部さんも、パソコン部の部長に加え、生徒会の図書文化委員長もこなしながら非常に忙しい生徒です。パソコン部では、8月に愛知県で開催される全国大会出場を目標としており、夏冬の全国大会出場に標準を合わせています。たくさんの事を抱えていても、妥協を許さずやると決めた事をやり通す姿に感心する一方、「大丈夫かぁ…倒れるなよ~っ」と心配しています。
 このように頑張り屋で忙しい二人ですが、週に2~3日は1時間程度の練習をすると決め、ランニングや補強トレーニングを行っており、私もスキー部顧問として久々に二人と汗を流しました。自身としては約1カ月ぶりのランニング…「いやぁ、キツイ」生徒たちはさほど汗をかかず涼しい顔をしていましたが、私はヘトヘトで全身筋肉痛に見舞われています。
 冬のスキーシーズンまでに、それぞれの部活動での役割や目標がある上に、進路決定という重大なハードルもクリアしなければなりません。そんな中でも、先を見据えて挑戦し続ける彼女たちに、たくさんの元気と勇気をもらいました。ありがとう!スキー部の二人の頑張りを少しでもサポートしたいと思います。頑張れ、スキー部!