千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2021.3

将来の進路を思い描く…【全学年】

 今朝の千種町は0℃(午前7時時点)と寒さは残りますが、日中は春のような好天が続くようになりました。一気に春めいてきた感じで嬉しいですが、今日は1年間の成績を決める会議もあり生徒の皆さんは、ハラハラ・ドキドキしているかも知れません。心当たりのある人は、担任から連絡が入るかも知れませんので、自宅待機をお願いしますね。
 さて連日様々な行事が続いていますが、本日も3,4限に1,2年生全員を対象とした「進路ガイダンス」が行われました。進学希望者と就職希望者に分かれて講演会が行われた後、学校・企業別ガイダンスということで、生徒たちは希望する2つの講座を選択し、各学校や企業等から説明を受けていました。どの教室に行っても生徒たちの表情は真剣で、講師の先生の話を熱心に聞いていました。こうした進路に関するガイダンスは7月からスタートし、何度か実施していますが特に2年生の生徒たちは自分の目指す方向性が定まってきたように感じました。理由は、生徒自ら積極的に質問するシーンも以前より多く見られたように感じたからです。目指す方向性が定まれば、自ずと聞く姿勢も変わるものですね。非常に良い傾向だと思います。
 今日の進路ガイダンスで得た情報をもとに、自分で幅広く情報を集めて、実際に足を運んで比べ、納得できる進路に結びつけてほしいと思います。今週末は学力検査による生徒休業日も続きます。こうした時間を活用して進路についての情報を集めてください。

 
 
 

生き方講演会【全学年】

 本日、3,4限は「生き方講演会」と題して大阪大学特任教授の思沁夫(ス・チンフ)先生からご講演をいただきました。思先生はモンゴル自治区の遊牧民出身で、14歳まで文字を知らなかったという異色の経歴を持ちながら文字を独学で勉強をされ難関大学に合格、弁護士資格も持たれています。そんな、思先生からどんなお話が聞けるか私自身も楽しみにしていました。
 思先生が幼少時代に出会ったいくつかの本を具体的に紹介していただきながら、「本を読みたくて文字を覚えた」というエピソードに例え、様々なことに関心を持つことの大切さを教えていただきました。そして、「分からないことがあっても我慢して耐えることも知ってほしい…」と粘り強く探究することの重要性も語られました。常に小さなノートとペンを持ち、学んだことを忘れないためにメモをとること、最後に「ふるさとを大切にしてほしい」とメッセージをくださいました。思先生の教え子であり、運転手役として同行された東京大学大学院の高成壯磨さんからも、「学ぶことは、人の生き方をより良くするためのもの、色んなことに関心を持ち自分を広めてほしい」と生徒たちに語りかけてくださいました。
 生徒を代表して1年生の南光開斗くんが、先生の話を聞いて「私たちがもっと地域を知り、地域にもっと関心を持たなければならないといけないと感じた。先生の話はとても刺激的だった。」と謝辞を述べました。
 思先生、高成さん、本日はお忙しい中ご講演いただきありがとうございました。今後、また千種町で学生さん達と活動されることがありましたら、是非本校生徒も誘っていただければ有難いです。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 
 

スマホのよりよい利用を考える…【全学年】

 本日、2~4限に「校内ワークショップ」と題し、全生徒によるスマホ利用に関するグループワークおよび発表会が行われました。最初、「この行事は何だ??」とよく分からなかったのですが、見学に行くと生徒会執行部の生徒が中心となった、生徒主体の驚くべき行事であることが判明しました。
 まず、生徒会の生徒たちが、事前に実施していたスマホ利用に関する生徒アンケート結果(11月、2月)を見ながらデータ分析し、その理由等について考察します。時々、聴衆の生徒に質問を投げかけながら、スマホ利用の意識調査から導きだされる課題を提示していました。サーフェスを利用しながら堂々と司会進行、そして一つ一つの項目に対し自分なりの考えが述べられており感心しました。その後、生徒会役員がオブザーバーとなって、事前に決められたグループ(学年・男女混合)に分かれて班別協議が行われます。スマホ利用のメリット、デメリット等について生徒全員が参加し、意見を出し合う姿、生徒会役員が円滑な話し合いをサポートする姿に驚きました。「スゴイ!」どう表現していいのか分かりませんがとにかく「スゴイ!」、真剣に意見を交わす生徒たちに感動しまくりました。そして、短時間で意見が模造紙にまとめられていきました。
 最後は、武道場に全員が集合して、まとめた模造紙をもとに発表し合い、情報共有を行っていました。「いやぁ、スゴイ!」教師が細かな指示をしなくても、こんな凄い取り組みが出来る生徒たちを誇りに感じました。
 生徒会担当の大田先生からのお話にもありましたが、正しいスマホの利用方法は理解できているけど、この学びで共有したことを実行することが大切ですね。スマホは便利で無くてはならないもの、しかし皆さんが導き出した課題と対策を忘れず、よりよいスマホ利用をお願いしたいと思います。

 
 
 
 
 
 

春に向け本格始動!【硬式野球部】

 今日は太陽の日差しこそはなかったものの、日中は南風の影響を受けて過ごしやすい一日でした。学年末考査も終了し、午後はそれぞれの部活動が春の大会に向けて本格的に始動しています。グランドの土も乾き、職員室にも野球部員の元気な声が聞こえるようになりました。しかし、今日はとても忙しく気づけば夕方の4時に…、「やばい!早くグランドに行かねば…」と向かおうとした瞬間、練習が終わってしまいました。よって、生徒たちの練習風景は写真に収めることができませんでしたが、ミーティングで清水先生の話を熱心に聞き入る部員の姿を見ることができました。
 野球部の生徒たちは、フリー打撃の練習を終えて清水先生から打撃技術についてアドバイスを受けていましたが、その話をメモを取りながら熱心に聞き入っていました。話が終わった後も、「先生、教えてください!」と納得いくまで教わろうと先生の元へ足を運んだり、教わったことをファイルにまとめたりしています。私も、何年も陸上部の指導をしてきましたが、こんなにまで熱心な生徒たちを見るのは初めてで、感動しました。「スゴイ、凄すぎる!!」監督と生徒との信頼関係がしっかりと築けており、素晴らしいと思いました。
 その後は、全部員でグランド整備や後片付けが手際よく行われていましたが、これまたスゴイ!。広いダイヤモンドをトンボやレーキを用いて懸命に整備していました。グランドを大切にする気持ちが伝わってきて、技術だけでなく心も磨かれていると感じました。
 コロナ感染症拡大防止による緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ様々な制約の中で部活動が行われています。しかし、春は確実に近づいています。皆さんの素直な人柄を大切に、希望をもって邁進していってください。

 
 
 

兵庫県警からの表彰【全学年】

 学年末考査が終了し、本日より午前中授業となりました。今日の授業はテスト返却のラッシュですね。私の中学生の娘もテスト返却を受けていますが、家に帰った時の雰囲気でテストの結果の良し悪しがすぐに読み取れます。昨晩は最悪で、嫁の雷が落された直後だったのでお通やのような暗い夜でした…。どこの家庭でも同じような光景があるのでしょうか?
 でも、高校生くらいになると「親にテストを見せない」という生徒も多いのかもしれませんね。親も自分の意志で勉強してほしいと願うので「干渉しない」ではなく「見守る」に気持ちが変化するのかも知れません。しかし、子どもの将来を心配するがゆえに、テスト結果は生徒本人はもちろん親にとっても気になるものです。結果が悪いと、口を挟みたくなり口論となることもあるのではないでしょうか?生徒のみなさん、親心を少しは分かってくださいね。
 さて、今日は兵庫県警が主催の「高校生自転車交通事故防止アクションプログラム」で本校が無事故無違反の表彰を受けました。同プログラムは、自転車事故による死傷者が特に高校生の年代で多いことから本年度初めて実施されました。県内107校が9月~12月までの無事故無違反チャレンジに参加し,本校はその中で県内26校の表彰対象校の1校となったのです。本日、宍粟警察署より代表生徒が表彰を受けました。
 本校の場合、自転車通学生は限られていますが、今後も交通ルールを守り無事故無違反を継続させたいと思います。宍粟警察署の皆様、本日はありがとうございました。