千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2021.9

価値ある一勝【女子バレー部】

 本日で9月も終了です。9月当初はコロナ感染拡大のため緊張のスタートでしたが、生徒・保護者の皆さまのご理解とご協力により、通常の学校生活が送れています。このことに改めて感謝申し上げます。また、明日から緊急事態宣言解除となり、部活動をはじめ教育活動全体が緩和されますが、気を緩めることなく基本的な感染対策をしっかり継続していきますので、引き続きご協力くださいますようお願い致します。
 さて今日は、9月23日(木)に開催された全日本バレーボール高等学校選手権大会西播地区予選会で、本校の女子バレー部が見事に初戦を突破したことを大々的に取り上げたいと思います。「なんだ、たった1回勝ったくらいで…」と思われるかも知れませんが、本校は部員がギリギリの6名しかおらず、交代要員が一人もいません。6人の平均身長は158cm、他校の生徒より明らかに見劣りします。そんな部員たちが、本校より大きな学校に勝つなんて私はスゴイことだと思うのです。
 初戦の佐用高校との対戦では、25ー27で1セット目を先取されますが、部員たちは「次、絶対に取れる」と結束したと言います。その言葉の通り、2セット目25ー20、3セット目25ー18で連取して逆転で勝利。勝利の瞬間、みんなで歓喜に沸いたそうです。この日は、奥田朝妃さん(2年・千種中出身)と上山莉歩さん(2年・千種中出身)が絶好調で、スパイクが冴えわたったそうですが、チームみんなで勝ち取った見事な勝利でした。その後行われた2回戦は、龍野高校相手にセットカウント0-2で敗れ、敗者復活戦でも太子高校相手にセットカウント0-2で敗れはしましたが、中盤まで互角の勝負を繰り広げ、内容的にはとても良かったと話してくれました。主将の池垣春香さん(2年・波賀中出身)は、11月の秋季西播大会に向け「1つでも多く勝ちたい!」と語ってくれました。
 少人数ですがメンバーみんな仲が良く、チームワークの良さが自慢のバレー部です。この記事を読んだ方は、経験の有無を問わず是非バレー部に入部してほしいです。

 
 

合同体育祭に向け本格始動!【全学年】

 今日は午前中、10月3日(日)の第5回CHIKUSA合同体育祭に向けた1回目の合同体育でした。練習前に千種中学校の職員室にお邪魔して先生方と話をしていると、中学校の前川先生が「今、町内の西山地区に行くと、アサキマダラがたくさん飛んでますよ」と情報をいただき、早速見に行きました。学校から車で5分ほどの道端に白いフジバカマが咲き、その花の蜜を求めて無数のアサキマダラが飛来していました。こんな光景を見たのは初めてで、しばらくその美しさに目を奪われました。アサキマダラは、季節により長距離移動をする日本で唯一の渡り蝶で知られ、羽を広げると10cmほどになる大型の蝶です。薄いあさぎ色をしたまだら模様の羽を持つのが特徴ですが、まずはその美しい蝶を本日は紹介します。
 さて、午前中の合同体育では最初に全生徒・職員を前にスローガンが紹介されました。今年は「努来勝(どっこいしょう)~努力するだけ勝ちが来る~」で、今年も千種中学生考案の素晴らしいスローガンのもと、合同体育祭が行われます。その後、入場行進とラジオ体操、クラブ行進を中心に隊形や集団行動の練習が繰り返し行われました。ラジオ体操では本校の体育委員長、小椋翔太君からラジオ体操の留意点について実演を交えた指導があり、指の先まで神経を行き渡らせて全力で取組む姿が見られました。ホントに感動を覚える素晴らしい動きでした。午後は、高校に戻り学年ごとの種目練習に汗を流した生徒たち…、今日は一日中体育で相当疲れたに違いありません。
 今年は、コロナ感染リスクを少しでも軽減するため、合同体育は最小限で行い練習の時間は限られていますが、10月3日(日)の本番に向け千種中高生一つになって頑張っています。

 
 
 
 
 

繊維の種類を考えよう!【49回生】

 先日、本校の筏教諭による実験授業が1年生(アクティブ・ベーシック類型)を対象に行われました。今回は「繊維の種類を考えよう!」をテーマとし、様々な繊維のサンプルをライターで燃やして、プリントに示された語群から班別に協議しながら回答します。
 生徒たちは実際に、綿、ポリエステル、麻、アクリル、羊毛、ナイロン、ポリエステル、絹の8種類の繊維を燃やし、その燃え方や臭い、煙の色をヒントにして班員で意見を出し合いながら回答していました。私も見学しながら考えましたが、なかなか難しい…。授業の最後には筏先生による答え合わせと解説がありましたが、全問正解の班はありませんでした。しかし、筏先生から最高得点だった班にはサプライズがあり、班員全員にアクリル毛糸がプレゼントされました。生徒たちはさほど嬉しそうでなくビミョーな顔して受け取っていましたが、私は見ていてとても面白かったです。
 教科書に書いてある文字を読めば、その繊維の性質や特徴は学べるかも知れません。しかし、こうやって実際に体験することで記憶に残り、深い学びや本当の意味での理解につながりますね。この1時間の授業のために、労を惜しまず準備し生徒たちに興味を持たせる授業をしてくださる筏先生に頭が下がる想いです。筏先生、ありがとう!

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 今日も朝から快晴で気持ちの良い景色に包まれながら姫路からの通勤を満喫しました。道端ではコスモスの花が咲き誇り、本格的な秋の到来が感じられます。
 さて、昨日の夜にライフル射撃部顧問の高橋先生から嬉しい連絡が入りました。兵庫県高等学校総合体育大会秋季ライフル射撃大会において、猶原宏海(2年・千種中出身)が女子の部で2位、藤原唯羽(2年・一宮南中出身)が同3位に入賞し、二人揃って11月の近畿大会へ出場することが決まりました。猶原さんは、この大会で自己ベストの得点で優勝することを目指していたようで、近畿大会への喜びよりも勝てなかった悔しさの方が強かったようですが、是非その気持ちを次に繋げてほしいです。藤原さんは初の近畿大会出場に本人もビックリしたようですが、この勢いで近畿大会でも好成績を収めてほしいです。県総体2年連続優勝の秦陽乃(3年)が引退した後も、こうして後輩たちが次々に成長していることを嬉しく思うと共に、日々の努力に敬意を表したいです。おめでとう、よく頑張りました!
 近畿大会には一歩届きませんでしたが、田中祥一朗(2年・山崎東中出身)や小松煌(1年・千種中出身)も高得点で上位に入りました。ライフル射撃部員全体が切磋琢磨して着実に成長してくれていることを嬉しく思います。

  
   

腰かがめ黙々と…【小中高合同イネ刈り】

 5月28日(金)の小中高合同田植えから約4カ月、今日は待ちに待ったイネの収穫日を迎えました。特別非常勤講師の田住先生から、今年のイネの出来栄えやイネ刈りについてのレクチャーを受けた後、高校生と小中学生がペアを組んで、イネ刈りの共同作業がスタートしました。ノコギリ鎌を使ったことのない児童・生徒たちがほとんどで、最初は作業の進みが悪かったものの、少しづつ慣れてきて予定時間よりも少し早くすべてのイネを刈り取ることができました。その中で、「がんばれ!、ケガしないでね」と高校生が声掛けしながら、小学3年生を優しい眼差しで指導する姿に私は感動の連続でした。また、中学3年生とのペアでは年齢が近いこともあり、コミュニケーションがしっかりとれており、作業効率が小学生とは全然違い流石だと思いました。田住先生が最後に「小中高生が同じ目的に向かって取組むことは千種だから出来ることです。このことに誇りをもってほしい」と子どもたちに語ってくださいました。
 ずっしりと実をつけた稲穂はコンバインで脱穀され、今夜のうちに乾燥されます。そして、籾摺り、選別を経て玄米となって後日学校に届けられます。その後、お米の美味しさを競うコンテストには今年も出品する予定ですが、校種を越えてイネの栽培が楽しく出来たことを何より嬉しく感じています。小中学校の先生方はじめ、宍粟市情報広報課、JAハリマ、関西テレビ、神戸新聞社の皆さまのお力添えがあり実現できたことに感謝しかありません。ありがとうございました。