千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2022年11月の記事一覧

修学旅行結団式【49回生】

 いよいよ明日から、待ちに待った修学旅行を迎える2学年団…。本日、2学年は午前中授業とし、4限目には高ぶる気持ちを抑え、厳粛な結団式が行われました。最初に団長の松浦校長先生より、今回の修学旅行の行き先や内容を決めるに当たっての学年の先生方との裏話が暴露され、紆余曲折を経ての修学旅行プランとなっている旨のお話がありました。生徒たちも「そうだったんだぁ…」と微笑みつつ、学年の先生方の熱い想いが詰まったプランであることに改めて感謝したようでした。校長先生からは「のんびり楽しんでほしい」、「ルールとマナーを守ろう」そして「保護者への感謝も忘れずに」と語られました。

 次に、班長および委員長、副委員長から一言ずつ全生徒に向けメッセージが述べられました。小寺雅さん(千種中出身)が、「学年目標のSMILEを忘れず、笑顔あふれる修学旅行にしましょう!」と言えば、西畑温斗くん(山崎西中出身)からは、「修学旅行に関わったすべての人に感謝して、最高の修学旅行にしましょう!」と素晴らしいコメントが聞けました。その後、学年団の溝田先生、養護教諭の富永先生、そして担任の村上先生、学年主任の高橋先生の順にお話があり、生徒たちは真剣な眼差しで話を聞いていました。村上先生は「3つの勇気をもってほしい!」と切り出し、①友達と歩み寄る勇気、②ルールを守る勇気、③先生に相談する勇気を大切にしてほしいと投げかけられました。また、高橋先生からは、「何でも最初が大切、修学旅行1日目をうまく乗り切りたい。そのために、東京自由散策後の東京スカイツリーでの集合時間は絶対に守ろう!」と呼びかけられました。

 これまで体調不良等でなかなか全員が揃わなかった2学年…。しかし、今日は全員揃っての結団式となり朝の健康観察も全員入力できました。村上先生もおっしっていましたが、「やる時はやる学年」です。修学旅行期間も楽しむときは楽しみ、学ぶべきは学び、休むときは休んでメリハリのある修学旅行にしてくれるはずです。体調管理を一番にみんなの力で楽しい修学旅行に作り上げていってくださいね。なお49回生修学旅行の様子は、なるべくこまめにブログにて紹介して参りますので、是非ご覧ください。※11月16日(水)は出張のため夜のブログアップとなります。

 

気分はもう修学旅行!?【49回生】

 今朝の千種町は7℃(午前7時時点)でした。最近、だいぶ体がこの寒さに慣れてきましたが車の暖房は必要不可欠となりました。新型コロナウイルスの感染者数が増えつつあり、第8波の到来も懸念されています。また今年は、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行すると言われていますので、これまで以上に体調管理への高い意識が必要です。我々教員も気を引き締めていきたいと思います。

 さて本日、朝の日差しを浴びてスーツケースを引きずりながら登校する2年生の姿がありました。いよいよ2学年は、来週15日(火)より3泊4日、関東方面への修学旅行に出発するのですが、今日は大きな荷物を事前に宿泊ホテルへ郵送するため持参する日だったのです。生徒たちは重たそうな荷物に体を傾けながら、それでも嬉しそうに登校…。「大きなスーツケースやなぁ…、何が入っとんや!?」と先生に聞かれると「持っていきたいものいっぱいで、この中パンパンですよ」と話してくれました。生徒の中には、もうすでに「お土産をネットで購入した」という生徒もおり、準備万端のようです。

 2学期に入ってから本格的に事前学習が行われており、その様子を私も見てきましたが2学年の生徒は本当に修学旅行を楽しみにしいました。テンションが上がり過ぎて体調を壊さないか心配なくらいです。来週の関東地方の天候も安定した晴れの陽気が続きそうです。あとは、全員が体調を崩すことなく揃って元気に出発してくれることを願っています。

全校集会&近畿大会壮行会【全学年】

 本日、11月の全校集会が行われました。現在、特別教室棟のトイレ工事が行われており間もなく完成予定ですが、校長訓話で松浦校長先生から「トイレマークの新しいデザインを生徒から募集したい」という旨の提案がありました。この提案には、SDGsの目標にも掲げられている男女平等への意識を考えてもらうきっかけとしてほしいという校長先生の想いが込められています。男子だから青でスラックス姿、女子だから赤でスカート姿という固定概念を取り払い、色や姿にとらわれない生徒が考えるデザインが出来れば素敵だなと思います。生徒の皆さん、是非積極的に参加してください。

 表彰伝達では、若人の賞に輝いた生徒会執行部を代表して南光開斗くん(3年・山崎西中出身)、兵庫県総合文化祭自然科学部門発表会で優秀賞に輝いた自然科学同好会を代表し田口恭子さん(2年・千種中出身)、高齢者見守り川柳の部で優秀賞に輝いた山根結月さん(2年・山崎東中出身)、播磨西高校読書感想コンクールで優秀賞に輝いた山本実央さん(2年・一宮北中出身)ほか各種検定合格者に校長先生から表彰状が手渡され、生徒たちの頑張りをみんなで讃えました。

 その後、11月20日(日)に近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会に出場する藤井大樹くん(2年・山崎東中出身)の壮行会が行われ、まず最初に顧問の高橋先生から藤井くんの紹介がありました。その後、生徒会長の小松煌くん(2年・千種中出身)から「近年ライフル射撃部は、当たり前のように近畿・全国大会に出場しているがスゴイこと、近畿大会では楽しんできてほしい」とエールが送られました。藤井くんも「緊張すると思うが楽しんでベストを出したい!」と力強い決意が述べられました。千種高校から全力で藤井くんにパワーを送りたいと思います。

 

主体性を引き出す授業【48・50回生】

 安定した秋晴れが続いていますね。日中は太陽の日差しが非常に心地よく、美しい紅葉と澄んだ空気に深呼吸したくなります。そう言えば、先日の移住者とのトークセッションでも講師の皆さんが口々に「宍粟市は空気が美味しい!」とおっしゃっていました。ゆっくりと自然を眺めながら澄んだ空気をしっかりと吸い込んで散歩したり、ゆっくりジョギングをするには最高の季節です。生徒の皆さんも、豊かな自然を思い切り体感してほしいです。

 さて昨日、県教育委員会事務局高校教育課の主任指導主事にご来校いただき、英語科の学校訪問指導が行われました。本校では、日頃よりどの教科(科目)の先生方も創意工夫を凝らした授業をしてくださっており感謝している所ですが、その中でも、英語科の北口先生と村上先生はICTを駆使し、生徒の学習レベルに応じた「英語の楽しさ」を伝える授業を展開しており、私が最も見ていただきたい授業でした。昨日の研究授業でも期待通り、二人の先生方の教科への情熱と生徒の学習意欲が感じられる素晴らしい授業となりました。1年生からBYOD(一人一台端末の活用)がスタートしていますが、両先生方は学習アプリ等を活用しながら効率的で分かりやすい授業を行う本校のリーダー的存在です。生徒たちも、ipadを巧みに操作して英語の音読、回答、プレゼン、学習評価の入力等を行い、楽しそうに授業に取り組んでいました。英語が苦手が生徒も多いのですが、失敗を恐れず生徒たちが主体的に取り組む姿に感動すら覚えました。そして、主任指導主事からも「モデル的な授業です!」と太鼓判を押していただきました。

 以前、二人の先生に私が「研究授業、大変やけど頼むなぁ…」と話をすると、村上先生が「授業を見てほしいと言うより、生徒を見てほしい…」と言われていました。その言葉には、生徒の英語力の高さでなく、前向きで一生懸命に取り組める真っすぐな本校生を見てほしいという想いが込められていました。私にとっても、自慢の学校、先生方、生徒を見ていただける大満足の一日となりました。北口先生、村上先生、ALTのルーク先生、大変お疲れ様でした。ありがとうございました!

県総文で優秀賞!【自然科学同好会】

 今朝の千種町は4℃(午前6時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。最近私は、出勤時に必ず三室山の山頂付近を見て雪が積もっていないか確認していますが、今日もまだでした。ちなみに私の写真記録によると、2年前は11月4日が三室山の初冠雪日でした。そろそろ、三室山、日名倉山、後山の初冠雪の便りをお伝えできるのではないかと思っています。

 さて一昨日、兵庫県高等学校総合文化祭の自然科学部門発表会がバンドー神戸青少年科学館で行われ、本校の自然科学同好会が出場しました。生徒たちが、調査・研究を重ねてきた成果を数枚のポスターにまとめ、審査員を前にプレゼンをし審査を受けます。本校は、ちくさ高原に自生し絶滅危惧種に指定されているクリンソウの保護活動と千種川水生生物調査の結果に基づく環境保全活動について発表…。写真にあるように、小松煌くん(2年・千種中出身)や田口恭子さん(2年・千種中出身)、平瀬由昂くん(2年・千種中出身)らを中心に素晴らしいプレゼンを披露し、環境・普及部門にて全体の2位に相当する優秀賞を獲得しました。これは、本校初の快挙で生徒たちや顧問の先生方の熱心な取り組みの賜物です。この日の発表に向けて、私は何度となく放課後遅くまで黙々と調査・実験を繰り返す生徒たちの姿を見てきただけに、生徒たちの努力が実を結んだことに大きな喜びを感じました。

 「おめでとう。よう頑張った!」私は声を大にして讃えたい気持ちです。この世の中、頑張ったからと言って必ずしも良い結果が得られる訳ではありませんが、「千種の自然を守りたい!」という彼らの純粋な気持ちが審査員に伝わったのではないかと思います。自然科学同好会の皆さん、お疲れ様でした。そして、顧問の先生方、ありがとうございました。自然科学部の皆さん、今後も千種の自然保護活動をよろしくお願いします!