千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2021年3月の記事一覧

季節外れの百人一首大会【全学年】

 昨日の球技大会に続き、本日も生徒会行事の百人一首大会が行われました。最初、なんでこの季節に?と疑問に思ったのですが、本校では長年続く恒例の大切な行事になっています。学年男女混合で4人一組となり2回実施し、持ち札をポイント化して総ポイント数で競いますが、今年はボーナスポイントタイムを設け、この時間に札を取れば3倍ポイントを与えるなどルールも工夫して行われました。1回戦の結果から組み分けを行い、勝者組の1位~3位、敗者組の1位~3位を表彰(副賞:図書カード)対象としています。
 生徒たちは、身を乗り出しながら呼び上げの音に耳を澄まし、「ハイ!」と素早く手を伸ばして札を集めていました。中には、上の句、下の句をすべて覚えているつわ者もいて、札を独占する生徒もいましたが、投げ出さずなんとか1札でも多く取ろうとする姿に心を打たれました。球技大会とはまた違い、全員が同じ目的に向けて集中しているがゆえの楽しさや微笑ましい場面が多く見られ、癒されました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。成績は、以下の通りです。

★勝者組 優勝:山森咲楽(1年)90枚  準優勝:世良紗也果(2年)80枚  3位:小椋涼太(1年)55枚
★敗者組 優勝:森脇夏菜(2年)45枚  準優勝:阪本 唯(2年)42枚  準優勝:田口美咲(2年)42枚
                    準優勝:北川陽基(1年)42枚

 
  
 

白熱!球技大会【全学年】

 今日も朝から快晴で、日中はポカポカ陽気となりました。そんな中、後期球技大会が行われ、男子はバスケットボール、女子はバレーボールの2種目に分かれて白熱した戦いが繰り広げられました。男子6チーム、女子4チームの中でリーグ戦で行われる球技大会、1回負ければ終わり…ではないので生徒たちは体を半日フルに動かしてストレス発散できたのではないでしょうか?
 バスケットボールでは、チーム内で声をかけ合いながらゴールの瞬間「よっしゃぁ~!」と手を叩いたりハイタッチしたりとても盛り上がりました。見ていて「本校生らしいな!?」と思ったのは、接触して体がぶつかり合っても「ごめん、大丈夫?」とお互いが声をかけ合っている姿を見た時でした。熱くなり過ぎるとこうした時にトラブルになるものですが、そんな様子は全くありません。バレーは、男子に比べ静かな様子でしたが、1,2年生ともにバレー部員を要したチーム同士の戦いはレベルが高く見ごたえがありました。
 最後は恒例の教員チームが入っての決勝戦となりましたが、バスケットは教員チームがなんとか勝利したそうですが、バレーは生徒チーム(1年-A)に軍配が上がりました。生徒のみなさん、今日はお疲れ様でした。総合結果は以下の通りです。

★男子バスケットボールの部  優勝 2年Bチーム   準優勝 1年Aチーム
★女子バレーボールの部    優勝 1年Aチーム   準優勝 2年Bチーム

 
 
 

自由研究報告会【48回生】

 今朝の千種町は深い霧に覆われましたが、冬から春への季節の移り変わりを強く感じる陽気となりました。太陽の光が差し込み始めると、小鳥のさえずりも活発になり花壇に植わるビオラやスイセン等の草花もイキイキとしています。校内の桜に目をやると、かなり蕾も大きく膨らんでいました。花粉症の人には辛い季節ですが、生命の息吹が感じられ千種の自然から元気をもらえる嬉しい季節です。校舎内でも5月に咲くはずのクンシランが、季節を間違えて花を咲かし私たちの心を癒してくれています。
 さて、6日間にわたる入試休みが明け、本日久しぶりに全生徒が登校しました。そして、今日は教科の授業としては本年度最終日でした。コロナ感染症拡大防止のための臨時休業からスタートし、その後もコロナに振り回された一年間でしたが、無事にその後の授業が継続できたことに心から感謝したいです。まだまだ、完全に終息するまで時間がかかると思われますが、今後ともご協力のほどよろしくお願い致します。
 本日、3,4限1年生「生物基礎」の授業で、藤原誠先生をお招きして冬季休業中の課題であった「植物に関する自由研究」の発表会が行われました。生徒が一人一人、植物について興味をもった内容を事前に用意したプレゼンを用いて説明します。例えば、「世界一高い樹木」や「オジギソウの仕組み」、「竜血樹」等について身振り、手振りを交えながら発表するのですが、その内容の深さと完成度の高さに驚かされました。藤原先生からも、「非常に詳しく、分かりやすい発表ばかり、これからも生物、植物、樹木に関心を持ち続けてほしい」と講評いただきました。

 
 
 

SNSに潜む落とし穴を学ぶ…【全学年】

 本日、2,3限に西播磨県民局主催の「消費者出前講座」が行われました。講師のNIT情報技術推進ネットワーク(株)嶋田亜紀様から「スマホやSNSに潜む危険~将来の不安を残さないために~」という演題でご講演いただきました。
 内容としては、①スマホ利用における身体的障害、②お金のトラブル、③写真や動画、書き込みなどの投稿にけるトラブルや犯罪行為、そして最後に実際にスマホを出して④危険回避のためのスマホ設定の4点について説明を受けました。
 お話を聞く中で私は、嶋田先生の知識の豊富さとipadを駆使した分かりやすい説明に吸い込まれていき、あっという間に60分が過ぎ去ったという印象でした。当然、生徒たちも熱心に聞いていましたが、実際にある様々なトラブルや犯罪行為の事例を聞きながら、改めてスマホやSNSの便利さと怖さ、その正しい利用方法について考えさせられるご講演でした。自分のスマホを手元に出して、危険回避するための様々な設定については、「こんなこと知らんかった~!」と初めて知ることばかり…私も設定確認をしていてハッとする点がありましたが、生徒もきっと同じではないでしょうか?
 本校は、兵庫県が主催するスマホサミットに毎年のように参加したり、町内でもスマホの利用を考えるイベントに参加するなど、先進的な活動をしている学校の1つと自負しています。しかし、今日の嶋田先生のお話は鮮烈で生徒だけでなく、私たち教職員にとっても勉強になる有難い話ばかりでした。SNSに潜む落とし穴に十分注意して正しく利用し、ネットでは得られない体験や学校生活を大切にした生活を心がけたいと思います。嶋田先生、本日は素晴らしいご講演をありがとうございました。

 
 
 

将来の進路を思い描く…【全学年】

 今朝の千種町は0℃(午前7時時点)と寒さは残りますが、日中は春のような好天が続くようになりました。一気に春めいてきた感じで嬉しいですが、今日は1年間の成績を決める会議もあり生徒の皆さんは、ハラハラ・ドキドキしているかも知れません。心当たりのある人は、担任から連絡が入るかも知れませんので、自宅待機をお願いしますね。
 さて連日様々な行事が続いていますが、本日も3,4限に1,2年生全員を対象とした「進路ガイダンス」が行われました。進学希望者と就職希望者に分かれて講演会が行われた後、学校・企業別ガイダンスということで、生徒たちは希望する2つの講座を選択し、各学校や企業等から説明を受けていました。どの教室に行っても生徒たちの表情は真剣で、講師の先生の話を熱心に聞いていました。こうした進路に関するガイダンスは7月からスタートし、何度か実施していますが特に2年生の生徒たちは自分の目指す方向性が定まってきたように感じました。理由は、生徒自ら積極的に質問するシーンも以前より多く見られたように感じたからです。目指す方向性が定まれば、自ずと聞く姿勢も変わるものですね。非常に良い傾向だと思います。
 今日の進路ガイダンスで得た情報をもとに、自分で幅広く情報を集めて、実際に足を運んで比べ、納得できる進路に結びつけてほしいと思います。今週末は学力検査による生徒休業日も続きます。こうした時間を活用して進路についての情報を集めてください。