千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2021年1月の記事一覧

最後の給食&簿記検定【46・47回生】

 今日は、3年生にとって高校最後の授業日、それと同時に最後の給食日でした。小・中・高と宍粟市内の学校給食センターにお世話になり12年間いただいた給食、どんな思いで食べたのでしょうか。きっと、声は届かないけども、心の中で感謝していただいた事でしょう。調理し配達してくれる給食センターで働く方々、食材を生産する農家の方々、もちろん給食費を払ってくれる保護者…給食一つとっても多くの方々の支えがあり、私たちは生かされているのです。1年生の時にお米作りを体験した皆さんだから、なおさら理解してくれていると思います。
 私自身も経験がありますが、高校生という時期はある程度自由が与えられ、自分の考えが主張でき、時に親に反抗的な態度をとって「自分で何でもできる!」と勘違いしてしまう時があります。しかし、食べること1つとっても自分一人ではまだ何もできないのです。本校の生徒は、すでに備わっている人が多いですが、改めて周囲の人への感謝の心を持ってほしいです。そうすれば謙虚な生き方ができ、必ず周囲からも大切にされ、幸せな人生に通ずると思うのです。
 さて、以前にもお知らせした通り、この週末(24日)に簿記実務検定試験を控え、昨日、和田山高校の霜尾先生にお越しいただいての対面授業および放課後補習をしていただきました。いつも以上に、真剣な表情で過去問題に取り組んでいました。霜尾先生にお話しを聞けば、「和田山高校の生徒より、本校の生徒のが合格率が高いのではないか!?7割ほど合格してくれれば…」という事でしたが、一人でも多く合格してくれることを願っています。

 
 
 

最後の授業【46回生】

 今朝の千種町は-4℃(午前7時時点)とよく冷え込みましたが、日中は青空が広がりとっても気持ちのよい陽気となりました。そのお陰で、道端の雪はかなりとけましたが、日の当たらない場所は根雪となってずっと残っている状態です。
 さて、3年生の授業がいよいよ終盤を迎えています。各教科の先生方も、卒業考査に向けた最後の授業の中で、生徒との3年間の思い出が頭を巡っていたことだと思います。そんな中、3年生の生徒たちが授業の最後に「3年間、楽しい授業をありがとうございました!」と授業担当の先生へ謝辞を述べるシーンがあるようです。授業を終え、職員室に戻ってきた先生が「なんか、最後にお礼を言われた…」と照れながらも喜んで語っている姿を見て、微笑ましく心が温かくなりました。そうした指導を誰にされた訳でもないのに、自然にできる生徒たちは本当に素晴らしいです。
 昨日、3年生最後の「体育」の授業にお邪魔し様子を見させてもらいました。男女混合でのバレーボール大会だったのですが、授業の空いている教員も全員参加しながら大変な盛り上がりを見せていました。見ていて改めて感じたのは、この学年の生徒の特徴ですが、男女とも「仲がいいな」、「ノリがいいな」という点です。ありのままの自分を周囲の仲間がきちんと受け止めてくれる雰囲気があり、見ていて本当に楽しかったです。
 明日は、いよいよ授業最終日、そして来週からは卒業考査です。最後の最後に油断して、2月以降登校することにならぬよう、最後の考査に向けた勉強もぬかりなく頑張ってくださいね。

 
 
 

またまた快挙です!【スキー部】

 「いやぁ~、こんな事あるんですねー」、そんな言い方したらとても失礼ですが、昨日まで行われていたスキーの県総体で、本校が女子学校対抗得点で優勝しました!!もちろん千種高校史上初の快挙で、顧問の筏先生も「とんでもない事になった…」と興奮しており、大喜びでした。もちろん、私も含め教職員も嬉しかったですが女子部員が3人しかいないのに、しかも戦前から優勝する可能性があるなんて全く聞いていませんでしたので、驚きの方が先でした。
 筏先生に話を聞くと、女子は特に競技人数が少ない上に優勝候補の選手が転倒するなどのアクシデントが重なり、きっちりと力を出し切った本校の生徒が各種目で上位を占める形になったそうです。生徒たち本人も、学校対抗での優勝は「えっ、そうなんですか?」と本日知らされ驚いていました。

 ◎個々の競技結果 女子大回転        4位 大田 美音(3年・波賀中出身)
          女子回転         2位 大田 美音(   同上   )
          女子クロスカントリー(フリー)  2位 越乢  凜(2年・千種中出身)※自己ベストタイム
          女子クロスカントリー(フリー)  3位 池部 黄那(2年・山崎南中出身)※自己ベストタイム
          女子クロスカントリー(クラシカル) 2位 越乢  凜(2年・千種中出身)※自己ベストタイム
          女子クロスカントリー(クラシカル) 3位 池部 黄那(2年・山崎南中出身)※自己ベストタイム
          男子大回転       12位 平田 倭生(1年・千種中出身)※初出場
          男子回転         8位 平田 倭生(   同上   )※初出場
                            ★大田、越乢、池部は2月の全国総体への出場権獲得!
 
 生徒たちの頑張り、努力の積み重ねがもたらした結果にほかなりません。大学共通テストの翌日に大会に挑んだ大田さんの姿勢、雪のない時期も走り込みなどトレーニングを欠かさず積み重ねた越乢さん、池部さんの姿勢などを見ていただけに心から祝福したい気持ちです。本当によく頑張りました。次の近畿、全国大会に向けてしっかり準備してください。
 ライフル射撃全国大会出場、お米の金賞受賞、そしてスキーの全国大会出場と千種高校の快進撃はまだまだ続きます。

 
 

簿記検定に向けて【47回生・ベーシック類型】

 今朝の千種町は積雪5cmと再び雪景色となりました。同じ宍粟市内でも山崎町内は雪がちらつく程度で積雪はありませんが、北上するごとに雪の降り方が変わっていくのがよく分かります。今日は1年生アクティブ類型の生徒が午前中スキー実習でしたので、新雪の中スキーができ良かったです。
 さて、県教委の研究指定を受けて、2年生ベーシック類型(18名)の生徒たちが一年間を通して和田山高校との遠隔授業の中で「簿記」を学ばせていただいています。その教科の目標の一つである「簿記実務検定試験」が、この週末24日(日)に控えていることから、和田山高校の霜尾先生のご厚意により、今週は放課後に遠隔授業での補習が行われています。今日はわずか2名しか補習を受けていませんでしたが、スクリーン越しに霜尾先生の話を熱心に聞き入っていました。一年間の学力の定着や遠隔授業の成果が問われる検定試験ですので、私たちとしてもどのような結果が出るか興味深いのですが、一人でも多くの生徒が合格してくれることを願っています。
 山間部の小規模校で教員も少なく学びの領域が限定されやすい本校のような学校でも、一定の設備と教員間の創意工夫があれば本来学ぶことができない教科・科目の授業が受けられる…。遠隔授業の可能性を本校と和田山高校との取り組みを通じて発信していきたいと思います。頑張れ!2年生!!



 

研究成果発表会【46回生】

 1,2学期に比べ非常に短い3学期。とりわけ3年生は2月以降自由登校となるため、実質1月29日(金)までしか全体登校はありません。そう考えると、卒業までの登校日数は今日を含めて12日、いよいよ残り少なくなったと感じます。来週からは、高校最後の定期考査となる「卒業考査」が行われ、授業に関して言えば今週の5日間で終わりですね。3年生は今、どんな心境なのでしょうか?きっと「やっと終わる」という安堵の気持ちと将来への希望、そして一抹の寂しさを感じているのではないでしょうか?高校に来たくても来れない、来なくていい…受け取り方はそれぞれですが、高校生活の最後をしっかりとした態度で締めくくってほしいです。
 さて、今日は3年ベーシック類型とアクティブ類型の生徒が専攻する科目「スポーツ総合演習」の発表会が行われました。1年間を通じて、体育に関する調査・研究を通して学んだことをプレゼン形式で聴衆に向け発表しました。自分の興味あること、疑問に思ったことを2~3分にまとめ発表するのですが、テーマに個性が溢れておりとても面白かったです。「野球で一番ヒットが出るカウントは?」のテーマで1年間の試合のスコアを分析する生徒もいれば、「バレーボールでジャンプ力を上げる方法」について実験データをもとに説明する生徒もいました。特に「ウォーミングアップとパフォーマンスの関係性」についてプレゼンした福居賢太君の発表は、引用したデータでなく繰り返しの実験から訴えており説得力がありました。また、発表後の質問攻撃にも適切に分かりやすく回答できており、主体的に取り組んできた様子が伺えました。
 発表した3年生の皆さん、お疲れ様でした。これからも様々なことへ疑問を持ち、探究心を磨き続けて下さい。そうした発想力、行動力、表現力等のある人を世の中は求めているのです。