千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2020年12月の記事一覧

金賞の味に舌鼓【48回生】

 今朝の千種町は-5℃(午前7時時点)で、今シーズンの最低気温を更新しました。昨日の雪がとけて路面が濡れていたため、今朝は路面の凍結が激しくとても危険でした。しかし、久しぶりに青空が広がっていたため、雪化粧した三室山をはじめとする周辺の山々がくっきりと見れて、千種らしい美しい景色を見ることができました。生徒の皆さん、登下校中に転倒しないように注意してください。
 さて、1年生が栽培したお米が、全国お米甲子園で金賞を受賞したことは何度もお知らせしましたが、本日そのお米の試食会を行いました。これも大切な学習ですね。「普段、家で食べているご飯とやっぱり違うか?」と質問すると、「美味しいです!」「同じくらい美味しい!」など反応は色々ですが、生徒たちはとても喜んでいました。よく考えてみると、千種町を含め宍粟市に住んでいる生徒たちは、お米を買うことがほとんどなく、普段から美味しいお米を食べているので違いを感じにくいのは当たり前ですね。私も少し頂いたのですが、噛めば噛むほど甘みがあり、薫り高く、金賞の味がしました。
 明日は、このお米を「道の駅播磨いちのみや」と「道の駅みなみ波賀」で10時から販売させて頂きます。小さな田んぼで育てたお米であり数量限定販売となりますことを、ご了承ください。(300gで200円です)また、販売の様子は、明日の11時45分~12時に関西テレビのニュースで放送される予定ですので、そちらも是非ご覧ください。

 
 
 

水を得た魚のごとく…【スキー部】

 12月にこんなに雪が積もったのは何年ぶりかなぁ…。千種高校に長く勤務される先生からも驚きの声が聞かれるほど、千種高校周辺に40~50cm雪が積もりました。今日は、生徒たちも楽しみにしていた?マラソン大会でしたが、早々と中止が決定し、職員によって懸命の雪かきが行われる朝となりました。雪もチラつく程度なら幻想的で、美しく、なんとなくワクワクしますが、たくさん降ると生活に支障が出るので困りものです。しかし、スキー場がある千種町にとっては町の活気にもつながるので、適度に降ってもらわないと困る部分もあり今日はトータルで良かったかな!?と思います。
 生徒たちの表情を見ていても、マラソン大会中止と久々の大雪に今日は少しテンションが上がっていたように見えました。そして、この雪の恩恵を最も受けた生徒たちが放課後のグランドにいました。スキー部の二人です。なんと、雪の積もったグランドでスキー板を履いて練習しているではありませんか。思わず、私もグランドに飛び出して生徒に「やったなぁ」と声をかけるとニコニコと嬉しそうに笑ってピースサイン。この生徒たちは、昨年度クロスカントリー種目で全国インターハイに初出場した実力者で、水を得た魚のごとくグランドで滑っていました。
 雪のない季節は、走り込みや筋トレばかりで実践的な練習が全く出来なかったスキー部ですが、例年より早く板を履いての練習が出来ましたね。アルペン競技に出場する生徒も含め、今後のスキー部の活躍を期待しています。

 
 
 

地域に支えられて…【47回生】

 今シーズンの最低気温を大幅に更新する極寒の朝となった千種町。その気温はなんと-4℃(午前7時時点)でした。いやーっ…、寒くなることは覚悟していましたが、千種町に入ったとたんに雪景色が広がり路面も凍結している箇所があり、久しぶりに車の運転も緊張しました。先週末にスタッドレスタイヤに履き替えといて良かったです。
 さて、そんな極寒の中ですが2年生の就業体験実習が各事業所で行われ、ハツラツとした生徒たちの姿が見られました。私が巡回したのは、たかのす東小学校の多目的宿泊施設と今井農場、学校で実習する3グループでしたが、町内12か所で地域の方々に温かく出迎えられ予定通りの実習ができました。たかのす東小学校では、看板製作や一人暮らしの方々への支援など、ティータイムをはさみながら楽しい実習が行われていました。そして、今井農場では、産みたての新鮮卵を集め出荷準備をしていました。HR教室では、ちくさ杉の子保育園から依頼を受けたウサギの被り物の大量生産を意欲的に取り組んでいました。
 コロナ禍で受け入れが心配されましたが、地域の皆さまに支えられて実施できたことに心から感謝致します。各事業所の皆さま、生徒が大変お世話になり、ありがとうございました。残す2回の就業体験実習も、よろしくお願い致します。

 
 
 

明るく 元気に ポジティブに【女子バレー部】

 今週は寒波襲来により全国的に真冬の寒さが続き、日本海側の地域では大雪の警戒が呼びかけられています。その影響を受け、千種町の今朝の気温は-1℃(午前7時時点)とこの冬一番の冷え込みとなり、初の積雪となりました。出勤すると、アスファルト上の雪はとけて消えていましたが、グランドや樹木の上には4cmほどの雪が積もり一面の銀世界が広がっていました。また、日中も雪が舞い続け、3℃ほどまでしか気温が上がらず非常に寒い一日となりました。明日以降も、同じような天候となる予報となっていますので、木曜日のマラソン大会も心配されますが、なんとか開催できることを願っています。
 さて、今日は女子バレー部の練習の様子を見に行きました。力のある3年生が引退してから、1,2年生の6名だけで活動しています。練習前に色んな話をしましたが、6人ともとにかく明るい!冗談ばっかり言い合って、笑いが絶えませんでした。また、凍えるような寒い体育館の中で、薄着なのに元気いっぱいで驚きました。若いからなのでしょうが、「千種の子たちは寒さに強い!」と感じました。
 そんな最少集団である女子バレー部ですが、先月の秋季西播大会では1回戦で佐用高校に2-0で勝利するなど存在感を示しました。今月25日(金)には後期西播総体を控えていますが、持ち前の明るさとチームワークで立ち向かってほしいです。頑張れ!女子バレー部!!

 
  
 

努力の根を伸ばせ【硬式野球部】

 この夏も大活躍し私たちに夢と希望を与えてくれた硬式野球部ですが、現在はランニングや筋力トレーニングなどの基礎練習を中心に冬季練習が行われています。シーズン中は、休日返上でひたすらにボールを追いかける練習してきた生徒たちですが、現在は来春の大会に向けた体づくりを中心に行っています。9月から始まった食トレも継続して行われており、最近では練習後にプロテインも摂取しているようです。職員室前の廊下で、マネージャーの女子生徒がバナナ味のプロテインを選手のためにつくっており、時々バナナの甘~い香りが漂ってきます。
 他校の選手に比べ小柄で筋力不足が否めない本校の部員たちですが、こうした陰の支えや日々の努力によってたくましくなっていくのだろうと思います。顧問の先生方をはじめ、陰となり献身的に支えてくれるマネージャー、弁当を持たせてくれる保護者の方々に感謝して、心も体も鍛え成長してほしいと思います。
 「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが恩師から送られた言葉です。根がしっかり伸びた木は、少々の風では倒れることなく、養分をたくさん吸っていつか必ず大きな花が咲くという意味を表しています。今週は雪が降る予報で、厳しい寒さとなりますが、地道に努力の根を伸ばしてください。