千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2020年7月の記事一覧

写真技術を学ぶ【アクティブ類型】

 教科「アクティブ」では、3年間を通してゴルフ、スキー、写真、木工、和太鼓など人生を豊かにするための専門的な技術を身につける学習に取り組んています。それぞれ専門家の外部講師にご指導いただき、生徒たちは講義と実技の両面からその技術を習得しています。
 2,3年生の教科「アクティブ」では、1学期間「写真の技術習得」に向けて学習してきました。今日は久しぶりの晴天となり、千種川の写真スポットまで出向いて、生徒たちは思いおもいにシャッターをきっていました。「おいおい、単に川遊びしているだけじゃないの?」という生徒もいましたが、そうした人の表情や風景も写真の大切な要素であり、私も思わず写真に収めてしまいました。この授業は楽しい!!! これまでも、何気ない自然の風景(花、空、水、太陽、人など)を写真に収めてきた生徒たち、優秀な作品は全国高校生写真コンテストに出展してきました。今年もいい写真がたくさん撮れたかな?
 外部講師の萩原先生から教わるのは今年度最後となりましたが、写真を撮る機会はこれからも続きます。是非、この授業で学んだことを今後に活かしてほしいです。2学期からは「木工の技術習得」に向けて新たな学習をスタートする予定です。2学期以降も、生徒たちの好奇心をくすぐる体験的な授業が続きます。

 
 
 

感動の手づくり演奏会【カルチャー部】

 昨日の放課後、カルチャー部による校内演奏会が体育館で行われました。カルチャー部は、コロナの影響から発表する機会が全くないまま今日まできました。それでも「なんとか3年生に区切りとなる舞台を作りたい」という部員たちの強い想いから、「手づくり演奏会」が実現したのです。
 この演奏会に向けて7月以降は休日返上で練習に励んできた部員たちですが、3年生を中心に意見がまとまらず様々な葛藤があったと聞いています。また、短期間に軽音楽と和太鼓の両方の全7曲を仕上げていくことへの不安から逃げ出したい時期もあったことでしょう。しかし、顧問や外部講師の山田先生にご指導いただきながら、必死で準備してきた様子は生徒も教職員もみんな知っていました。そんな部員たちの気持ちを受けて、当日は予想以上に多くの生徒が体育館に集まり、演奏会を盛り上げてくれました。また、演奏会終了後には、3年生部員に対し後輩部員から花束と教職員から寄せ書きの色紙のサプライズが…カルチャー部3年生の保護者も見守るなか、最後は感動の幕切れとなりました。
 カルチャー部員の熱い想いが、多くの人の心を動かし、小規模ですが人の温もりを感じる素晴らしい演奏会となりました。カルチャー部のみなさん、お疲れさまでした。素晴らしい演奏をありがとう!

 
 
 

いざという時に備える【全学年】

 7月17日(金)3,4限に兵庫県防災士会の皆さまにご来校いただき、「防災教育出前講座」が行われました。授業中に地震が発生したことを想定した避難訓練を実施した後、1学年は段ボールベッドや新聞スリッパの作成、2学年は土のう作りと土のう積み、救急搬送、3学年は避難所運営訓練を実施し、体験を通じた防災学習を学年別に行いました。千種町は山崎断層帯に位置しており、山に囲まれた地域だけに地震をはじめとする様々な災害に見舞われる可能性が高い地域です。日頃から「いつ、どこで、何が起こるか分からない」という危機意識をもち、いざという時に今日学んだことを生かせるようにしたいと思います。兵庫県防災士会の皆さま、貴重な防災学習の機会を与えていただき、ありがとうございました。

 
 
 

小さな学校ですが 負けません【硬式野球部】

 昨日の夏季高校野球大会の2回戦は、山崎高校との宍粟市対決となりました。私も初めて観戦させてもらいましたが、初回からハラハラ・ドキドキの連続で、何度も追い越し追い越されるシーソーゲームとなりました。
 9回表に山崎高校に1点を献上し7対6とリードされた9回裏、追い詰められた本校は、垣口唯翔(2年・山崎西中)のツーベースで口火を切ると鳥居平(3年・千種中)のレフト前のタイムリーで同点とし、驚異の粘りを見せタイブレークにもち込みます。10回表はキャッチャー梅本稜大(3年・千種中)の好牽制でセカンドランナータッチアウト!その後もエース山口大翔(3年・山崎西中)の力投で相手攻撃を封じました。この勢いそのままに10回裏は無死満塁とし、最後は天野滉二郎(3年・千種中)がライトオーバーのヒットでサヨナラ勝ちしました。
 勝利の瞬間、思わず「やったー!!」と大きな声でガッツポーズ。「やばい、声を出しての応援は禁止だった…」と思いながらも、声を出さずにいられない劇的な勝利でした。
 本校の生徒は野球部員に限らず、普段の生活から我慢強く、素直で、何事にも一生懸命な生徒が多いですが、こうした姿勢が僅差をものにできる土台になっているのではないかと感じました。今日の試合も顧問の先生方の指導を忠実に守り、勝ち抜いた小さな学校のヒーローたちに大きな拍手を送ります。本当によく頑張りました。「雑草軍団」千高球児の快進撃はまだまだ続きます。

 
 
 

笑顔あふれる最高の球技大会【全学年】

 こんなに生徒たちが笑っている姿を見たのは久しぶりです…。今日は晴天のもと、前期球技大会が行われ、男子はサッカー、女子はドッジボールで、頂点を目指し白熱した戦いが繰り広げられました。今年度は、コロナの影響で1学期の様々な行事が中止となり、詰め込みの授業やテストが続いたため、今日は生徒たちに楽しんでもらいたいと願っていました。生徒の様子を観察していると、競技する側も応援する側も、心から楽しんでいる様子が伺え、とても嬉しかったです。
 最も盛り上がったのは、サッカーの生徒対教員の試合です。「あれ?教員チーム2人多いぞ…」と思いつつ、容赦なく生徒チームに全力で勝ちにいく大人げない教員たちを見て、職員、生徒たちは大盛り上がりでした。普段見せない先生方の姿に、私も楽しませてもらいました。(生徒の皆さん、教員チームは皆さんよりだいぶ老いているのでお許しください)
 今日の球技大会は3年生の生徒会役員にとって最後となる生徒会行事でもありました。今年は、ほとんど活躍の場がありませんでしたが、最後の最後までその職責を全うしてくれました。本当に、ご苦労様でした。皆さんのお陰で、思い出深い素晴らしい球技大会となったことに心から感謝します。ありがとうございました。
 結果は以下の通りです。3年生の圧勝でしたね。入賞チームのみなさん、おめでとうございます!
  ★男子 サッカーの部    優勝   3年Bチーム    準優勝   3年Aチーム
  ★女子 ドッジホールの部  優勝   3年Aチーム    準優勝   2年Bチーム
              総合優勝   3年生