千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2022年9月の記事一覧

命をいただく屋外授業【48回生・アクテクブ類型】

 昨日も暑かったですが、今日も日中は日差しが強く異常に暑い一日となりましたね。一時は、エアコンなしでも大丈夫な日もありましたが、今日も朝からエアコンはフル稼働…今週いっぱいは暑い日が続きそうですが、頑張っていきましょう!

 さて先週より、3年生アクティブ類型では特別非常勤講師の迎山直樹先生による「アクティブ(木工)」の授業がスタートしています。先週は、二人挽きのノコギリを使用して丸太切り体験を行いましたが、今日は森に生えている樹をノコギリや斧を用いて切り倒す授業が行われました。学校から約10分歩いて目的地に到着した生徒たちは、迎山先生から樹の切り倒し方と留意点等について屋外教室でレクチャーを受けます。「職業の中でも林業の死亡率は最も高い…、様々な危険を予知した行動が必要だ!」とヘルメットを装着して逃げ方のシュミレーションも行いながら、安全第一で実習を行いました。

 二人挽きのノコギリで倒したい方向を意識しながら約1/3あたりまで水平に切り込みを入れ、その後、交代しながら斧を使用して斜めに切り込みを入れていきますが、なかなか思うように切れません。全員がかりで2本の細いヒノキを倒しましたが、想像以上に大変だと実感じました。倒れる直前に、樹が大きく揺れ始め「メキメキ」っと樹の繊維が裂かれる音が聞こえます。そして、「ドスン」と大きな音を立てて倒れる姿を目の当たりにし圧倒されました。生徒たちからも「人力だけで切り倒していた先人の方々はスゴイな…」という言葉が聞かれました。

 最後に迎山先生から、「私たちが切らなければこの樹は、もっと大きく成長し長く生きていられた。私たちがこの樹を倒した以上、無駄にしてはならない」と生徒に語り掛けられました。今後は、この樹を地元製材所で木材に加工していただき、その木材を使用した木工作品づくりを目指していきます。迎山先生、今日も素晴らしい授業をありがとうございました!