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2020年10月の記事一覧

校種の垣根越えて③…【交流授業】

 本日、千種小学校4年生(11名)を対象とした「交流授業」が行われました。授業担当は、本校の社会科担当の高橋先生です。授業の内容は道徳で、テーマは「人との関わり方」について考える授業でした。
 授業の導入では、高橋先生の小学校時代の友達との人間関係における失敗談からスタートします。この失敗から「人の気持ちを考えなアカン」ということに気づかれたそうです。その後、名札作りの作業に移っていきます。①名前②呼んでほしい名前③最近、嬉しかったこと④将来の夢を記入し一人一人発表します。自分を紹介し合うことで、新たな友達の情報が得られ、人との距離が近づくことを体感していました。将来の夢が同じであったり、同じ趣味が見つかるなど、知りえた情報をもとに会話が広がることも学んでいました。コミュニケーションの取り方はキャッチボールとよく似ています。最後は、高橋先生とクラス担任の新宮先生がキャッチボールの実演を交えながら人との関わり方を説いていきました。「攻撃・拒否・無視」は相手を傷つけ、信頼を失うため絶対にしてはいけません。
 「なるほど、とても分かりやすい!!」高橋先生の過去のエピソードに加え、実演を交えての授業は、子供たちも引き付けられていました。今後、より良い人間関係をつくっていく上でのヒントがたくさん詰まった素晴らしい授業でした。 
 高橋先生、4年生のみなさん、今日は楽しい時間を有難うございました。次回は、11/12(木)に6年生を対象とした英語の授業でお邪魔します。

 
   

クラス目標【47・48回生】

 千種高校は1学年1クラスの小さな学校です。ですから、HR教室も3つしかありません。しかし、生徒や教室の雰囲気はそれぞれ違い、担任をはじめとする学年の先生方の指導方針が反映されることが多いのです。本日昼休みになにげなく1,2年生のHR教室に立ち寄ると、クラス目標が掲げられている様子が目に飛び込んできました。
 1年生は「明るく、元気に、前向きに」というスローガンを掲げ、その両サイドには明るく元気なクラス写真が掲示されていました。「小さなことでクヨクヨせずポジティブに生きることで、きっと明るい未来が切り拓かれる…だからクラスみんなで支え合いながら頑張ろう!」という吉田先生からのメッセージだと思います。確かに、1年生の生徒のカラーはスローガンのような明るく前向きなイメージぴったりのクラスです。
 一方、2年生は「時を守る、場を清める、礼を正す」というスローガンが掲示されています。教育学者の森信三先生の言葉ですが、①時を守る:相手を尊重すること、それにより自分の信用が積み重なるという意。②場を清める:掃除することで気づく人に、心を磨き、謙虚になれるという意。③礼を正す:挨拶や返事をしっかりすることで人間関係が良好となるという意。「人としての基本姿勢をしっかり身につけ、多くの人から愛される人になってほしい」という舩曳先生からのメッセージだと思います。確かに、2年生の教室は最も美しく整えられており、いつ見てもゴミ一つ落ちていません。
 こうした教師によるメッセージを常に見える所に掲示し、求める人間像を示すことはとても大切だと感じました。生徒の皆さん、これからもクラス目標を念頭に置いて担任の先生にしっかりとついていって下さい。

学校あげて応援してます!【ライフル射撃部】

 澄みきった青空が広がり、今日も爽やかな一日となりました。朝はかなり寒さを感じますが、日中は太陽の日差しをたっぷりうけて心地よく、勉強するにも運動するにも最適な気候となっています。
 さて、9月27日(日)に行われたライフル射撃選手権兵庫県選考会のビームライフルの部で優勝した秦陽乃(2年)と4位の猶原宏海(1年)が11月22日(日)に大阪府能勢町で行われる近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会に出場します。大会当日まで1カ月を切り、放課後は熱のこもった練習が繰り広げられていることでしょう。そのライフル射撃部の県大会での躍進をお祝いすると共に近畿大会でのさらなる活躍を願って、千種高校の校舎壁面に懸垂幕が設置されています。また、校門付近の道路端には応援旗が立てられ、学校あげてライフル射撃部を応援しようとするムードが高まっています。懸垂幕については11/7(土)~11/21(土)の間、咲ランド山崎にも設置していただく予定ですので、お立ち寄りの際には是非ご覧ください。澄みきった青空に、生徒たちを応援する懸垂幕や応援旗が一層輝きを放っていました。

 
 
 

給食を通じた食育【48回生】

 本校の昼食は、ちくさ学校給食センターにお世話いただき千種小・中学校と同じ給食を提供いただいています。栄養バランスが満点で、生徒の満足度が高い美味しさの給食は、生徒たちの活力源であり、楽しみな時間の一つとなっています。
 先週23日(金)に1学年を対象とした食育講演会が行われ、その給食の献立を作っておられる、ちくさ学校給食センターの栄養士前田真由子先生から講義を受けました。給食センターで働く前田先生や調理員のみなさんが毎日どんな気持ちで給食を作っておられるのか、また給食が作られる工程などをスライドを通じて教えていただきました。前田先生が特に大切にされている事は、衛生管理と地元の食材をなるべく使用している点です。なんと、20軒を越える農家の方々から旬の食材の提供を受け、食材を通じて季節を感じながら食べてほしいと私たちに語ってくださいました。また、その生産者さんを毎日の手書きの献立表の中で紹介することで、生産者の顔が見え安心を届けたり、地元への愛着を深めてほしいという願いが込められています。
 今回の講演の中で、普段何気なく食べている給食が、生産者の方々のご苦労やその農作物を美味しく安全に調理する作り手側の様々なこだわりによって出来ていることを強く感じることができました。学校内でもお米づくりを体験している生徒たちですが、今回のお話しを聞き、改めて食への感謝や給食への愛着が湧いたことでしょう。これからも、残さず美味しくいただきたいと思います。前田先生、今日は貴重なお話をいただきありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 

お米甲子園に出品します!【48回生】

 1学年が「総合的な探究の時間」に栽培してきたお米が、乾燥→もみすり→選別等の調整作業を経て約200kgの玄米として米袋に入った形で戻ってきました。昨年の総重量は約170kgだったそうで、「過去の収量と比べても最高の出来だ」と外部講師の田住先生もおっしゃっていました。天候の良し悪しによって収穫量は大きく左右されるものですが、それ以上に、今年の生徒たちが日頃の水管理、除草作業などしっかり取り組めたことが一番の要因であると思います。収穫されたお米は、生徒たちの努力の結晶なのです。本当によく頑張りました。
 その収穫したお米を今後どのように活用していくかを先日、田住先生の指導の下、グループに分かれて話し合いました。アンテナショップや道の駅などでの販売、こども食堂やちくさ給食センターへの寄付、1学年での調理実習での使用など様々なアイデアがあがっていました。その中で、このお米がどれだけ美味しいのかを知るために、科学的分析し、その食味値や食味鑑定士によって実際にご飯として食べた時の味、香り、粘り等によって優劣を競う「全国農業高校お米甲子園」に1学年が作ったお米を出品しよう…という話になりました。これは面白い!!!農業高校ではないですが、校長先生の承諾があれば普通科高校でも出品が可能だと聞き、「申し込みギリギリだけどやってみよう!」と盛り上がっています。
 本日、総合的な探究の時間の授業の中で、出品する玄米の選別作業を生徒全員の手で行いました。今日は、この選りすぐりの玄米をお米甲子園事務局へ郵送します。千種町の美しい水と寒暖差の大きな気象条件、そして生徒たちの愛情をたっぷり受けたお米がどんな評価を受けるか、今からとても楽しみです。1年生の新たなチャレンジが始まっています。