千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2020.10

コロナ対策に新兵器登場!

 中間考査2日目です。今日は出張のため学校には行きませんが、全員受験が出来ていることを願います。10月中旬になろうかというのに日中はまだ半袖でもいいほどの暖かい気候が続いています。正面玄関には、春と勘違いしたのか季節外れのクンシランが咲いていますが、週明けからは冷え込みが強くなるようです。週末も体調管理には気をつけてください。
 さて、新型コロナウイルス感染防止対策として、校内のいたる所にアルコール消毒液を設置していますが、このたび新兵器を購入していただきました。手をかざすとアルコール消毒と検温を同時に行ってくれる「自動検温消毒器」です。私も何度か試してみましたが、自分でポンプをプッシュして消毒するより楽ですし、短時間で検温し音声により「体温は正常です」とアナウンスされるので安心感があります。生徒玄関と正面玄関の2か所に設置していますので、生徒の皆さんは登校したら必ず消毒することを習慣づけてほしいと思います。ただし、勘違いしてほしくないのは登校前の健康観察や検温の入力はこれまで通り行ってください。あれ?木内くん34.6℃…、時々こんな事があり、この自動検温消毒器の検温はあくまで目安ですので…。
 全国的にも新型コロナウイルス感染者は減少し、ワクチン接種もかなり進んでいますが、今後も基本的な感染防止対策を継続し、安心して学校生活が送れるよう努めていきます。

 
 

校種の垣根越えて③…【交流授業】

 本日、千種小学校4年生(11名)を対象とした「交流授業」が行われました。授業担当は、本校の社会科担当の高橋先生です。授業の内容は道徳で、テーマは「人との関わり方」について考える授業でした。
 授業の導入では、高橋先生の小学校時代の友達との人間関係における失敗談からスタートします。この失敗から「人の気持ちを考えなアカン」ということに気づかれたそうです。その後、名札作りの作業に移っていきます。①名前②呼んでほしい名前③最近、嬉しかったこと④将来の夢を記入し一人一人発表します。自分を紹介し合うことで、新たな友達の情報が得られ、人との距離が近づくことを体感していました。将来の夢が同じであったり、同じ趣味が見つかるなど、知りえた情報をもとに会話が広がることも学んでいました。コミュニケーションの取り方はキャッチボールとよく似ています。最後は、高橋先生とクラス担任の新宮先生がキャッチボールの実演を交えながら人との関わり方を説いていきました。「攻撃・拒否・無視」は相手を傷つけ、信頼を失うため絶対にしてはいけません。
 「なるほど、とても分かりやすい!!」高橋先生の過去のエピソードに加え、実演を交えての授業は、子供たちも引き付けられていました。今後、より良い人間関係をつくっていく上でのヒントがたくさん詰まった素晴らしい授業でした。 
 高橋先生、4年生のみなさん、今日は楽しい時間を有難うございました。次回は、11/12(木)に6年生を対象とした英語の授業でお邪魔します。

 
   

クラス目標【47・48回生】

 千種高校は1学年1クラスの小さな学校です。ですから、HR教室も3つしかありません。しかし、生徒や教室の雰囲気はそれぞれ違い、担任をはじめとする学年の先生方の指導方針が反映されることが多いのです。本日昼休みになにげなく1,2年生のHR教室に立ち寄ると、クラス目標が掲げられている様子が目に飛び込んできました。
 1年生は「明るく、元気に、前向きに」というスローガンを掲げ、その両サイドには明るく元気なクラス写真が掲示されていました。「小さなことでクヨクヨせずポジティブに生きることで、きっと明るい未来が切り拓かれる…だからクラスみんなで支え合いながら頑張ろう!」という吉田先生からのメッセージだと思います。確かに、1年生の生徒のカラーはスローガンのような明るく前向きなイメージぴったりのクラスです。
 一方、2年生は「時を守る、場を清める、礼を正す」というスローガンが掲示されています。教育学者の森信三先生の言葉ですが、①時を守る:相手を尊重すること、それにより自分の信用が積み重なるという意。②場を清める:掃除することで気づく人に、心を磨き、謙虚になれるという意。③礼を正す:挨拶や返事をしっかりすることで人間関係が良好となるという意。「人としての基本姿勢をしっかり身につけ、多くの人から愛される人になってほしい」という舩曳先生からのメッセージだと思います。確かに、2年生の教室は最も美しく整えられており、いつ見てもゴミ一つ落ちていません。
 こうした教師によるメッセージを常に見える所に掲示し、求める人間像を示すことはとても大切だと感じました。生徒の皆さん、これからもクラス目標を念頭に置いて担任の先生にしっかりとついていって下さい。

学校あげて応援してます!【ライフル射撃部】

 澄みきった青空が広がり、今日も爽やかな一日となりました。朝はかなり寒さを感じますが、日中は太陽の日差しをたっぷりうけて心地よく、勉強するにも運動するにも最適な気候となっています。
 さて、9月27日(日)に行われたライフル射撃選手権兵庫県選考会のビームライフルの部で優勝した秦陽乃(2年)と4位の猶原宏海(1年)が11月22日(日)に大阪府能勢町で行われる近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会に出場します。大会当日まで1カ月を切り、放課後は熱のこもった練習が繰り広げられていることでしょう。そのライフル射撃部の県大会での躍進をお祝いすると共に近畿大会でのさらなる活躍を願って、千種高校の校舎壁面に懸垂幕が設置されています。また、校門付近の道路端には応援旗が立てられ、学校あげてライフル射撃部を応援しようとするムードが高まっています。懸垂幕については11/7(土)~11/21(土)の間、咲ランド山崎にも設置していただく予定ですので、お立ち寄りの際には是非ご覧ください。澄みきった青空に、生徒たちを応援する懸垂幕や応援旗が一層輝きを放っていました。

 
 
 

給食を通じた食育【48回生】

 本校の昼食は、ちくさ学校給食センターにお世話いただき千種小・中学校と同じ給食を提供いただいています。栄養バランスが満点で、生徒の満足度が高い美味しさの給食は、生徒たちの活力源であり、楽しみな時間の一つとなっています。
 先週23日(金)に1学年を対象とした食育講演会が行われ、その給食の献立を作っておられる、ちくさ学校給食センターの栄養士前田真由子先生から講義を受けました。給食センターで働く前田先生や調理員のみなさんが毎日どんな気持ちで給食を作っておられるのか、また給食が作られる工程などをスライドを通じて教えていただきました。前田先生が特に大切にされている事は、衛生管理と地元の食材をなるべく使用している点です。なんと、20軒を越える農家の方々から旬の食材の提供を受け、食材を通じて季節を感じながら食べてほしいと私たちに語ってくださいました。また、その生産者さんを毎日の手書きの献立表の中で紹介することで、生産者の顔が見え安心を届けたり、地元への愛着を深めてほしいという願いが込められています。
 今回の講演の中で、普段何気なく食べている給食が、生産者の方々のご苦労やその農作物を美味しく安全に調理する作り手側の様々なこだわりによって出来ていることを強く感じることができました。学校内でもお米づくりを体験している生徒たちですが、今回のお話しを聞き、改めて食への感謝や給食への愛着が湧いたことでしょう。これからも、残さず美味しくいただきたいと思います。前田先生、今日は貴重なお話をいただきありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 

お米甲子園に出品します!【48回生】

 1学年が「総合的な探究の時間」に栽培してきたお米が、乾燥→もみすり→選別等の調整作業を経て約200kgの玄米として米袋に入った形で戻ってきました。昨年の総重量は約170kgだったそうで、「過去の収量と比べても最高の出来だ」と外部講師の田住先生もおっしゃっていました。天候の良し悪しによって収穫量は大きく左右されるものですが、それ以上に、今年の生徒たちが日頃の水管理、除草作業などしっかり取り組めたことが一番の要因であると思います。収穫されたお米は、生徒たちの努力の結晶なのです。本当によく頑張りました。
 その収穫したお米を今後どのように活用していくかを先日、田住先生の指導の下、グループに分かれて話し合いました。アンテナショップや道の駅などでの販売、こども食堂やちくさ給食センターへの寄付、1学年での調理実習での使用など様々なアイデアがあがっていました。その中で、このお米がどれだけ美味しいのかを知るために、科学的分析し、その食味値や食味鑑定士によって実際にご飯として食べた時の味、香り、粘り等によって優劣を競う「全国農業高校お米甲子園」に1学年が作ったお米を出品しよう…という話になりました。これは面白い!!!農業高校ではないですが、校長先生の承諾があれば普通科高校でも出品が可能だと聞き、「申し込みギリギリだけどやってみよう!」と盛り上がっています。
 本日、総合的な探究の時間の授業の中で、出品する玄米の選別作業を生徒全員の手で行いました。今日は、この選りすぐりの玄米をお米甲子園事務局へ郵送します。千種町の美しい水と寒暖差の大きな気象条件、そして生徒たちの愛情をたっぷり受けたお米がどんな評価を受けるか、今からとても楽しみです。1年生の新たなチャレンジが始まっています。

 
 
 

美術の授業【47回生】

 今日は2年生(ペーシック・アクティブ類型)の「美術Ⅱ」の授業にお邪魔しました。授業を拝見する頻度が高い教科なのですが、普通教科の授業に比べ生徒の活動に変化があり、みんなイキイキしていることが一番の理由です。また、教科担当の野村先生が「いつでも見に来てください」と言ってくださり、ブログを書く上で美術は非常に有難く、いつも遠慮なく写真を撮らせてもらっています。
 教室に近づいてそ~っと扉を開けると、いつも元気な男子生徒たちが静まりかえった教室の中で作品作りに集中していました。生徒の進度により、紙粘土を使った手のひらサイズの空想動物づくりや能面の模写が行われていました。空想動物づくりでは、事前に作成したアイデアスケッチをもとにアクリルガッシュを用いて着色した粘土で形をつくっていきます。ユニークな空想動物が少しずつ形になっていく様子は見ていてとても楽しく、生徒たちも夢中になって取り組んでいました。
 いつも明るくノリの良い2年生(特に男子)、野村先生からも「最後まで投げ出さない子たちです」と評価されていました。これからも、得意不得意に係わらず明るく楽しく全力で頑張ってください。

 
 
 

人事を尽くして天命を待つ【46回生】

 今朝の千種町は8℃(午前7時時点)まで冷え込みましたが、日中はポカポカ陽気で気持ちのいい秋晴れとなりました。2,3年生のアクティブ類型は午前中に千草C.Cでゴルフの授業でしたが、絶好のコンディションでのゴルフは最高でしょうね。生徒が羨ましく感じます。
 さて、3年生の進路指導も就職や進学(大学・専門学校)に違いはあれど、生徒にとって最も変化に富んだ時期を迎えています。一部の専門学校受験生徒はすでに合格を勝ち取っていますが、就職希望生徒の約7割は結果待ちの状態、残り3割は明日以降に試験を控えている状況です。また、推薦での大学受験も生徒によっては始まっており、3学年の生徒たちの心中は穏やかではないと思います。試験を終えた友達から様々な話を聞いて、さらに不安がかき立てられている人がいるかも知れません。どうか、今こそ心を落ち着かせて、地に足をつけた行動を心がけてほしいと思います。
 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。自分でできるベストを尽くしたのだから、どんな結果になろうとも後悔しないという心境に立てるよう皆さんは努力してきたはずです。あとは静かに天に運命を任せましょう。また、これから受験を控える人は自分でできるベストを尽くし、試験日まで最善の努力を積み重ねてほしいです。
 選考試験ですから、当然うまくいかない事もあるかも知れません。46回生全員の進路が決まるまで、仲間を思いやり励まし合いながら頑張っていきましょう。今日はそんな3年生の昼食(給食)の様子を写真で紹介します。現在もコロナ対策として男女別々に食べていますが、食欲は旺盛のようです。

 
 

体育はソフトボール【48回生女子】

 今朝の千種町は11℃(午前7時時点)、雲に覆われている時間が長かったため日中も気温がさほど上がらず肌寒かったです。夏の間外に出して、涼しい日陰で過ごしていたクンシランも寒さから守るために再び校舎内に並べられ、クンシランたちも冬支度に入っています。
 さて、今日は48回生女子の体育の様子を紹介します。2学期の後半は「ソフトボール」を実施しており、和やかな雰囲気の中でキャッチボールや守備練習が行われていました。ソフトボール経験者も何名かいるようですが、ほとんどが初心者のようで相手のグラブめがけて正確に投球したり、キャッチすることに最初は苦戦していました。送球した生徒が「(悪送球のため)ごめ~ん」と言えば捕球する生徒も「(捕球できず)ごめ~ん」と言い返す。そして、悪送球のボールを追いかけて走る…そんな微笑ましいシーンを何度も見ました。
 櫻井先生から(相手の受けとりやすい)「愛のあるボールを投げるんやぞ」と指導を受けて、練習を繰り返す中で少しずつコントロールが定まりキャッチボールのラリーが続いていました。その後、ノックを受けてゴロを捕球し1塁へ送球する練習へ進みます。櫻井先生の愛のある絶妙なノックを生徒たちは前進しながら上手に捕球していましたが、その後の送球では「ごめ~ん」という場面が多かったように思います。それでも、生徒たちはお互いに声を掛け合いながら楽しんで取り組めており、見ていて清々しい気持ちになりました。
 今日は、肩の筋肉痛かも知れませんね。男子のラグビー同様に今後の成長を楽しみに見守っていきたいと思います。

 

 
 

体育はラグビー【48回生男子】

 中間考査も終了し今日から2学期の折り返し、学校では通常授業を再開しています。授業によっては、考査返却もあったのではないでしょうか?考査の結果に一喜一憂するのではなく、今回の結果を踏まえしっかり反省し次回の考査に気持ちを切り替えてほしいと思います。
 本校は職員室前の廊下からグランドが一望でき、いつも部活動や体育の授業の様子を楽しみに見させてもらっているのですが、今日は面白い光景が目に飛び込んできました。なんと、男子生徒が赤と紺のヘッドギアをつけて一列に整列しているではありませんか。本校の1年生(男子)の2学期の体育では、なんと「ラグビー」をしていたのです。これは珍しい!!グランドに足を踏み入れ様子を伺うと、頭で体全体を支えるケガ防止のための補強運動が始まります。ラグビーは、首に力を入れておかないと大きなケガにつながるのです。その後、ラグビーボールを使用したパス練習が始まり、上手にスクリューパスもこなしていきます。さらに、1対1でパス→タックル→ラック動作の練習、ステップ動作のポイント等を学び、最終的には2対2でのミニゲームまで行われていました。生徒たちは、清水先生の指導に真剣に耳を傾け、汗と土ボコリにまみれながら楽しく意欲的に頑張っていました。
 昨年、日本で開催されたラグビーワールドカップで日本チームが大活躍したことは記憶に新しい所ですが、生徒たちも見たことはあっても実際に経験したことのないスポーツでしょう。1つのボールを守り、奪い、チームみんなの力で前に進めるラグビーの精神と技術をしっかり身につけてください。本格的にゲームが出来るようになったら、また見学に行きます。