千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2021年12月の記事一覧

非常時の炊飯方法を学ぶ【49回生】

 今日の千種町は、みぞれ混じりの雨が降ったり止んだりの非常に寒い一日となりました。山頂付近は積雪により白く染まり、やはり千種の気候は北部だと感じました。3学期の授業では、アクティブ類型ではスキー実習が始まるため、ある程度雪も降ってもらわないと困るのですが、もう少しの間は降らないでほしいです。
 さて、本日3、4限の1学年家庭基礎の授業では、「炊飯器を使わないご飯づくり」が行われました。調理室には最新の炊飯器がありますが、あえて使用せず、ツナ缶の空き缶、アルミホイル、ティッシュペーパー、サラダ油、片手鍋等を使用しての炊飯に挑戦したのです。「これは面白い!」生徒たちは、三宅先生に指導を受けながら、コンロにあたる土台を作り、芯にサラダ油を染ませて点火し、鍋に火をかけていきます。芯の長さや太さによって微妙に炎の付き方が変わり、技術を要しましたが、班員で協力しながら根気強く取組んでいました。
 炊き上がったご飯は、少し焦げたものやお米に芯が残ったものもありましたが、生徒たちはラップに包んで塩むすびにして食べました。今回の実習を通して、非常時の電気やガス等が使用できない状況下でも、身近にある道具で簡単にご飯が炊けることを学んだことでしょう。また、炊飯器等の家電機器の有難みも感じたのではないでしょうか?
 三宅先生、準備が大変だったと思いますが、労を惜しまず、生徒たちに様々な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。

 
 
 

将来の進路を考える【48・49回生】

 昨日、第4回ちくさ園小中高合同マラソン大会のポスターを配布するため、千種商店街を歩いてまわりました。「すみませ~ん…来週マラソン大会でご迷惑をおかけします~っ」と恐縮しながらお店を訪れた私に、商店街の皆さんが温かく歓迎してくださり心が和みました。「ええ天気になったらええね」、「ポスター貼っとくね」、「応援するわ」と声をかけていただき、本当に嬉しかったです。また、あるお店では千種高校や商店街の歴史を熱心にお話してくださる方もいて、とても勉強になりました。こうした地域の方々の下支えがあり、本校の教育が成り立っているんだと実感しました。
商店街の皆さん、ありがとうございました。
 さて、本日3,4限に1,2年生対象の進路ガイダンスが行われました。3限目は(株)全力講師代表取締役の下村啓介様による講演会が行われ、社会に選ばれる人材になるための高校生活の過ごし方等についてお話いただきました。学校と企業との違いを分かりやすくお話くださり、私自身非常に勉強になりました。また、これからの時代に求められる力として専門性+その専門性を生かす応用力・思考力、そして自主性(自分で考えて行動する力)が求められるとお話されました。生徒たちも、吸い込まれるように聞き入っていました。4限目は、各分野別の大学、専門学校、就職希望者に分かれてワークショップが行われ、真剣な眼差しで講師の先生方の話を聞いていました。
 こうした進路ガイダンスをきっかけとして、高校生活の在り方や将来の進路を具体的に考えるきっかけとなってくれれば嬉しく思います。遠方よりご来校いただいた各学校等の講師の先生方、本日はありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 

中和滴定実験【49回生・チャレンジ類型】

 今日の千種町は、朝からすっきりと晴れわたり気持ちのよい青空が広がりました。本日より24日(金)の終業式までは午前中授業となりますが、放課後は、暖かな太陽の日差し感じながら元気に部活動に励む生徒が目立ちました。2学期も残す所約2週間です。慌ただしい年の瀬ですが、心を落ち着かせて最後まで頑張っていきましょう。
 さて、今日は1年生チャレンジ類型の「化学基礎」で基礎実験をすると聞きお邪魔させていただきました。中和反応の復習としてシュウ酸、食酢、水酸化ナトリウム、フェノールフタレイン等の薬品を用いた中和滴定実験です。まず、シュウ酸を電子天秤で計りとり蒸留水を加えて標準液を正確につくります。次に、そのシュウ酸10mlにフェノールフタレインを2,3滴入れます。最後に、ビュレットから濃度未知の水酸化ナトリウム液の滴定を少しづつ滴下し、よく振り混ぜて中和反応の終点を確認していきます。
 非常に繊細な実験でしたが、生徒たちは吉田先生に指導を受け、緊張しながらも楽しんで実験に取組んでいました。最終的には、中和反応に要した水酸化ナトリウムの容量を正確に読み取り、そこから濃度未知のモル濃度の求め方を復習していました。1つの班は予定通りの実験結果となりましたが、もう一つの班はなかなか中和反応せず実験は失敗に終わりました。しかし、「なぜこうなったのか?」という所を学ぶのが実験の醍醐味であり大切な部分ですね。是非、次はこの経験を生かしてください。吉田先生、素晴らしい授業をありがとうございました。

 
 
 

いざという時に備える…【全学年】

 本日をもって期末考査が終了しました。「人事を尽くして天命を待つ」…自分の全力をかけて努力したら、その後は静かに天命に任せるということわざです。こんな胸中になっている生徒も多いのではないでしょうか?生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。2学期の成績を楽しみに待ちましょう。
 さて、本日の考査終了後に地震後の火災を想定した防災非難訓練を行いました。生徒たちは校内放送や教員の指示に従い、迅速に机の下に身をかくし、その後グランドへ集合しました。緊急放送からわずか3分ほどで全校生が集合を終え、点呼、安否確認ができました。こうした訓練を通して、避難場所や避難経路、消火器の場所、避難の際の注意点などが確認でき、いざという時に対応できるようにしてほしいと思います。
 今日は、西はりま消防組合宍粟消防署千種出張所から4名の消防隊員の方にお越しいただき、避難の際の注意点と初期消火の重要性等についてお話いただきました。また、消火器の使用方法について指導を受け、代表生徒が実際の消火器で使用体験を行いました。いつ、どこで、誰の身に起こるか分からない自然災害…最悪の事態を想定し、柔軟に対応できる防災教育を今後も行っていきます。宍粟消防署千種出張所の皆さん、本日はご指導くださりありがとうございました。

 
 
 
 

1点を削り出せ!【全学年】

 期末考査4日目、本日も全員が無事に受験を終えました。毎回の事ですが、考査前の休憩時間は生徒たちが最後の詰め込み学習を行い、必死で勉強する姿が見られます。今日も誰一人投げ出している生徒はおらず、全員が切磋琢磨して1点でも多く点を得るために時間の限り頑張っていました。当たり前のことですが、テストは範囲こそ決まっているものの何が出題されるか分かりません。理解したからと言って必ず出題される訳ではないのです。そんな未知なるテストですが、テスト範囲の隅々までの内容を学べた生徒に高得点が与えられるのです。
 高得点を得るためには、より広くより深くを追求する必要がありますが、妥協せず最後まで全力投球してください。生徒の皆さん、明日で期末考査は終了です。「やりきった!」と言える考査にしょましょう!

 
 
 
 

日々勉強、日々成長

 期末考査3日目、気温1℃(午前7時時点)の寒さにも負けず生徒たちは、今日も元気に登校し全員受験ができました。気づけば落葉も終わり、本校の象徴であるケヤキ並木(自主敬愛の道)も寒々しい冬の景色になっています。
 さて、少し前の話題ですが今年の日本シリーズはヤクルトスワローズの20年ぶりの日本一で幕を閉じましたね。どの試合も甲乙つけがたい白熱した試合が続き、私もこんなに夢中になってプロ野球を見たのは久しぶりです。私のいとこが以前オリックスの選手でしたので、オリックスを応援していたのですが残念ながら敗れてしまいました。しかし、両チームとも日本一を争うにふさわしい素晴らしいチームだと思いました。前年度最下位のチーム同士が、たった一年で何でこんなにも変わったのか…高津監督、中嶋監督の前向きな言動で指揮高く挑んでいく姿と言霊の力に注目が集められています。そして、両監督の選手を信じる力や高津監督の「絶対大丈夫」等、ここぞという踏ん張りどころを下支えする日頃からの前向きな言葉の発信はすごく大切なことだと痛感しました。
 このことは、学校現場における教員と生徒との関係や私たち管理職と教員との関係にも重なるものであり、普段の人間関係の構築と相手を信じること、言葉かけの重要性などを改めて感じさせられます。そして、「私はまだまだダメだ」と自分自身を戒める毎日です。間もなく50歳を迎えようとしていますが、謙虚な姿勢を忘れず今後も日々勉強、日々成長をしていきたいです。

 

チョークの再生【47回生】

 期末考査2日目、今日も安定して全員受験ができておりホッとしました。考査終了後も各クラスの授業担当の生徒がきちんと出席順に揃えてノートやファイルの提出物を職員室に持参し、「失礼しました!」と爽やかに職員室を後にします。当たり前のことかも知れませんが、私はその姿に感動すら覚えます。本当に素晴らしいです。
 さて、先月の話題ですが3年生の「総合的な探究の時間」で見かけた光景を紹介します。この日は、進路に向けた個別指導を3学年の先生方(5名)が総がかりで行っていました。面接練習や面談、学習指導が中心でしたが、進路が確定した生徒は特に指示されることはなく、各自ですることを任されていたようです。
 その生徒たちが、「先生、使い終わった(短い)チョークありませんか?」と職員室にやって来たのです。「どうするの?」と尋ねたら「チョークを再生させます!」と回答があり、興味を持った私はその様子を見させてもらいました。チョークを削り粉々にし、適量の水を加え型に入れ乾かすとチョークが再生できると言うのです。へぇ~っ、短くなったチョークは捨てるしかないと思っていましたがひと手間かければリサイクルできるのか!?と勉強になりました。また、何をしても良い時間なのに、この取組みを思いつく生徒もスゴイと感心しました。チョークも喜んでいますね。環境や資源を大切にする取組みをありがとうございます。

 
 

期末考査を迎え撃つ【全学年】

 昨日の天気予報がズバリ的中し、夜中には千種町内に雪雲が流れ込んできたようです。そのため、千種の山々は雪景色となって平地でも屋根にうっすらと雪が積もっていました。路面の凍結こそなかったですが、これからのシーズンは車のタイヤもスタッドレスに履き替えなければ危険ですね。私もこの週末にはタイヤを履き替えようと思います。
 さて、本日より2学期末考査がスタートしました。学年や類型により受験科目数は違いますが、5日間で最大12科目の試験が行われます。考査の点数だけで評価が決まる訳ではありませんが、2学期の評価を左右するる重要な考査です。千種の生徒は、途中で投げ出すような生徒は一人もいませんが、最善の努力をし1点を削り出してほしいと思います。また、各科目ごとに日頃の取組み状況を確認するためのノート、ファイル等の提出が求められると思いますが、必ず全員提出しましょう。先生方は、提出物を見ながら皆さんの日々の頑張りや努力の跡を必ず評価してくれます。ぬかりのないよう準備して下さい。テストを終えて、バス待ちの時間に勉強する生徒が多く見られました。その様子を紹介します。
 明日は今日より寒い予報で氷点下になる可能性もあるようです。体調を崩さぬよう、登下校中は路面の凍結に十分に注意して登校してください。

 
 
 

段ボールアート撮影会【48回生】

 今日の千種町も寒かった。朝の冷え込みはいく分マシでしたが、日中は北風が冷たく7℃くらいまでしか気温が上がりませんでした。今夜は、お隣の岡山県西粟倉村で雪マークがついている天気予報です。もしかしたら、明日の朝は雪が流れてきているかも知れません。あっ!たった今、雪が舞い始めました。寒いはずです。
 さて、9月22日(水)のブログに2年生美術で段ボールアートを制作中であると紹介しましたが、11月24日(水)に全生徒の作品が完成し記念撮影会が行われていました。私はその日、出張で立ち会えなかったのですが、本日、野村先生から写真を見せていただき、生徒たちの作品を見て感動を覚えました。見て下さい!この個性豊かな段ボールの被り物を…ただの段ボールからこんなに素敵な作品ができるなんて本当に素晴らしいと思います。段ボールの性質を生かし、試行錯誤しながら作り上げた作品は立派なアートです。是非、学期末には自宅へ持ち帰り家族にも披露してもらいたいです。
 明日から期末考査がスタートしますね。放課後遅くまで学校で勉強している姿に必死さは伝わりますが、まずは全員受験ができることを願っています。勉強は裏切りません。この一週間、努力を継続させてください。