千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

先輩からの有難~いお話!【46回生】

 昨日の話題で申し訳ありませんが、昨日2~4限に「進路ガイダンス」が行われました。3~4限は各分野の大学、短期大学、専門学校、大学校にお集まりいただき、分野別ガイダンスが行われたのですが、2限には、各分野で活躍する卒業生をお招きしてのトークセッションが行われました。私は毎年、このトークセッションを非常に楽しみにしているのですが、今年のメンバーは私が千種に赴任した時の3年生であり、1年間とはいえ思い入れのある卒業生たちなので特に楽しみに聞かせてもらいました。

 そのメンバーは、大田美音さん(大学生)、千本達也くん(専門学校生)、宮本晧稀くん(市役所勤務)、北川未来さん(市内会社勤務)、垣内夢玖斗くん(市内会社勤務)の5名で、学年主任だった筏先生の熱く軽快な司会のもと、卒業して2年経過した今、高校時代の振返りや今の進路に至った経緯、実社会に出て感じていることやアドバイス等を後輩たちに向け語っていただきました。実体験に基づいた先輩方の言葉は非常に重く、深く、もちろん1,2年生はメモを取りながら真剣な表情で話に聞き入っていましたが、私たち教員は発言から見られる成長した姿に感慨深いものがあり、危うく涙が出そうになりました。

 小中学校で不登校を経験したが、千種高校の46回生との出会いと打ち込んだ部活動が自分を変えてくれた。自分から主体的に動くことが大切だと語ってくれた人。入社して数か月で本気で「辞めたい」と思ったが、困ったときに立ち止まり色んな人に話を聞いてもらい立ち上がることができた。逃げずに頑張ってほしいと語ってくれた人。就職したら全員が先輩になるので、先輩についていくこと。同じことを何度も聞くことは失礼なことなので、メモをとり同じ動作を復習するようにすることが大切だと語る人。高校時代に学校以外の場所で多くの人と関わった経験が、とても重要で就業体験をきっかけに進路が開けたと語る人。そして、共通していた話題は「人間関係」で、困ったときに相談し合える信頼できる仲間を大切にしてほしいと多くの先輩が語ってくれました。

 今日の話は後輩たちにどのように響いたでしょうか?もちろん、まだ社会経験のない高校生で私たち教員と感じ方は違うでしょうが、同じ環境で学んできた直属の先輩からの言葉は胸に突き刺さるものがあったのではないかと思います。46回生の皆さん、今日は素晴らしい話を本当にありがとう!久しぶりに元気な顔が見れて勇気をもらいました。今後も様々な困難が待ち受けているかも知れませんが、是非頑張ってください。応援しています。