千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

資源の再利用実験【49回生】

 今朝の千種町は17℃(午前7時時点)と半袖シャツでは少し寒さを感じる気候となりました。湿度もなく、教室の窓を全開にしていると心地よい風が吹き込んで爽やかな一日でした。日中もエアコンが必要ないほどです。例年ならば残暑が厳しい時期ですが、今年はもう秋の訪れを感じます。
 さて、今日は6限目1年生(アクティブ類型・ベーシック類型)「科学と人間」の授業で、面白い実験が行われていましたので紹介します。アルミ缶の中に細かく切り刻んだペットボトル(ポリエチレンテレフタレート)を入れて熱し、インパクトドライバの遠心力を使って高速回転させることで、アルミ缶の小さな穴から溶けたペットボトルが糸のような繊維となって出てくるはずの実験です。筏先生による生徒に興味・関心を持たせる実験授業に、生徒たちも興味津々で、グループで協力しながら準備に取り掛かっていきます。そして、筏先生お手製のアルコールランプやガスバーナーを使用してアルミ缶を熱し、「よし、回せ!」と満を持してインパクトドライバを回転させます。「あれ?全然、糸出てこん…」何度やっても繊維らしき糸は出てきません。生徒たちも、諦めずに挑戦しますが、この時間は実験失敗に終わりました。
 授業の最後に、今回の失敗の要因と次に向けての対策を話合った生徒たち…、来週ももう一度この課題の克服に向けて再挑戦する予定です。失敗は成功のもとです。是非とも次回の授業も見学に行こうと思います。