2学期がスタートし5日目…、暑かったり涼しくなったりと気温差が激しいこともあり、体調不良者が多くなかなか「全員揃っての学校生活」とはいきません。特に3年生は選考試験が間近に迫っており心配です。一方で、最も出席率が高いのは1年生…今日も全員が当たり前のように出席し非常に元気です。早く全員が揃う学校生活になってほしいと願っています。
さて、本日から2,3年生の教科「アクティブ(内)」は、迎山直樹先生をお迎えし木工の授業がスタートしました。迎山先生は、5年前に放送されたNHK番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」で椅子職人として登場された、日本屈指の木工職人です。そんな迎山先生が、「後世のために少しでも木工の魅力を伝えたい」と本校生の授業を今年度から引き受けて下さることになったのです。まず最初に、迎山先生の自己紹介を兼ねて、プロフェッショナルのDVDの一部を生徒全員で観賞します。迎山先生の卓越した技術とこだわり、仕事の流儀に生徒みんなが映像に見入っていました。その後、自身で製作された椅子や設計図を紹介いただき、「鉄や石と決定的に違うのは、樹は生きているということ…。私たちは、生きている樹を伐採し、製材し、加工して様々なものに利用しているんだ」と語られました。その後、グラウンドに集合した生徒たちは、事前に準備された丸太と二人挽きのノコギリを使用して丸太切り体験をします。チェーンソーで切れば簡単ですが、ノコギリで切る大変さ臨場感や協力して取り組むことを学ばせることが狙いでした。また、来週は近隣の杉の木をノコギリや斧等を使用して実際に切る予定ですが、その予行演習を兼ねたものでした。生徒たちは、「キツイ~っ!」と悲鳴を上げながらも投げ出さず最後まで頑張っていました。
今後は、切り出した樹が木材になる工程を学び、自分たちで切った木を使用して「何か形にする」ことを目標に学習を進めていきます。まさに「生きた授業」…、今後の木工授業に目が離せません。迎山先生、本日はありがとうございました。来週からもよろしくお願いいたします。
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