千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

専門家によるイネの特別授業【50回生】

 爽やかな五月晴れが続いており、今日も清々しい一日となりました。農家にとっては、この時期は田植えに向けた準備で大忙し…、学校周辺の田畑でも水が張られ代かきをされている光景が見られるようになりました。そして、校舎内の廊下等に並べられているクンシランはついに満開となり、私たちの目を楽しませてくれています。ちくさ高原のクリンソウも咲き始めている頃ですね。最高にいい季節、新型コロナウイルス感染症には十分気をつけなければなりませんが、生徒の皆さんにも季節の移ろいを感じられる場所を訪れてほしい思います。
 さて5月を迎え、本校が1年生の総合的な探究の時間で取組んでいる「イネの栽培プロジェクト」が今年もスタートを切りました。過去に現2,3年生が全国2位に相当する金賞を受賞してきた本校のお米作り…、今年こそは日本一の獲得を目指すと共に、宍粟市が千種町の農家さんと取り組んでいる特別栽培米作りを本校でも実践したいと生徒たちに伝えました。お米作りを通して高校生ができるSDGs、体にも環境にも優しい持続可能な取り組みを考えていきます。
 今日は、その最初の授業としてJAハリマ経済部から井口尚洋先生と衣笠嘉晃先生にご来校いただき、特別授業をしていただきました。日本の農業の現状やの農業の働き等について講義を受けた後、お米に関するクイズ大会がスタートしていきます。3,4人でチームをつくり、勝ち上がったチームには豪華な賞品が用意されていました。生徒たちは、目を輝かせてチームで相談しながら非常に楽しそうに授業に参加し、次々に賞品をゲットしました。「米一筋」など書かれた2,500円相当のJAオリジナルTシャツはあっという間に生徒の元へ…生徒たちは非常に喜んでいました。
 最後に、宍粟市の農業の現状を触れられ、「イネを栽培することは、もちろん食料を得ることが目的だけど景観を守り、そこで暮らす人々の暮らしを守ることにつながる大切な事です」と生徒たちに熱く語っていただきました。井口先生、衣笠先生、本日はお忙しい中生徒たちに素敵な授業をしていただき、有難うございました。