千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

丸太から材木へ…【50回生・アクティブ類型】

 今朝の千種町は15℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。これまでが暑すぎたため、一気に秋が到来したような感じです。日中も22℃くらいで過ごしやすく、勉強にスポーツに最も適した季節になってきました。今日も、生徒それぞれが各授業で充実した時間を過ごしたことと思います。

 さて、水曜日は2週連続で3年生「アクティブ(木工)」の授業をブログで紹介してきましたが、今日もその続きです。先週の授業で、2本のヒノキをノコギリと斧で切り倒したのですが、今日はその樹を製材する様子を見学しました。学校から車で約15分の西本製材所さんに協力いただき、その工程を学ばせていただきました。ありがとうございます!まず、太めの丸太は台車に乗せ、大きな鋸が回転している製材機に向けて移動させ、丸太を挽き割っていきます。4cmの厚みにスパスパとスライスされる様子に少し恐怖を感じつつ、初めてみる光景に生徒も私も吸い込まれました。木の断面が一枚一枚表情が違って面白い!そして、その表情を見ながら迎山先生が、この樹が育ってきた環境を解説してくださいます。「なるほど…奥が深いなぁ」と非常に興味をもって聞き入りました。細めの丸太は、60cm幅でノコギリを使用して生徒の手で切っていきます。今日で3週連続で丸太切りをしている生徒たち、かなり上手に切れるようになっていました。この材木は表皮をはがしましたが、光沢ある美しい材木が姿を現すと、生徒が「持って帰りたい…」と本音を漏らしていました。

 来週からはこの木材を使用して作品制作に取り掛かりますが、生徒たちと相談して「ベンチを作ろう!」と決めました。森に生えていた樹が、自分たちが切った樹が、形を変え作品に近づいていく様子を今後も追い続けます。迎山先生、今日もライブ感のある素敵な授業をありがとうございました。そして西本さん、笑顔で私たちを迎えてくださり、貴重な体験をさせていただけたこと心から感謝いたします。ありがとうございました!