by 教頭 vice-principal
本日も天候が不安定な一日でしたね。途中、日が差したかと思えば午後からは激しい暴風雨となり、部活動等で学校に残っていた生徒たちも「キャーッ!」と言いながら建物の中に避難していました。今後も本格的な夏に向け、新型コロナウイルス感染症のほか、突然の雨や雷等には十分に注意して活動してほしいと思います。
さて本日1年生は、全員で米づくりを行っている水田に足を運び、イネの生育状況の観察と管理実習を行いました。田植えから約50日、イネは順調に生育していますが、よく見ると場所により生育の差が見られました。「なぜ、入水する側は生育が悪く、排水する側が生育が良いのか?」、「なぜ、雑草が特に多いのは入水側なのか?」、そして「なぜ、我々の水田は雑草が多く生えているのか?」等について生徒たちに問いかけながら、イネの特性や持続可能なイネ栽培等について理解を深めました。そして、水田雑草を紹介し夏休み前の除草の重要性について話をしました。ヒエやコナギ等の水田雑草は、このまま放置すればイネの生育に必要な養分や光を奪うだけでなく、イネの病気の発症源となるので頑張って駆除してほしいと生徒に呼びかけました。生徒たちは素足となり、恐る恐る水田に足を踏み入れ「キャー、カエルおる~っ!」とワーキャー言いながら除草作業に汗を流しました。ヒエは、イネと見た目全く同じで間違えてイネを引き抜いた生徒もいたようですが(笑)、まぁそれもお愛嬌…生徒たちと楽しいひと時を過ごしました。
今後、イネは8月上旬に出穂し、お盆前後に白い花を咲かせます。そして受粉、結実すると徐々に実を詰まらせ登熟していきます。生徒の皆さんには、今後のイネの生育をしっかりと観察しながら、夏休み期間も水管理をお願いします。本日の除草作業も含め、大変な思いをして育てた分、きっと収穫時の喜びは大きなものとなるはず…。9月30日(金)の稲刈りでは小中学生と一緒に収穫の喜びを嚙みしめてもらいたいと思います。1年生の皆さん、ありがとう!お疲れ様でした。