千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

感謝の贈呈式【49回生・アクティブ類型】

 毎週火曜日は1~4限連続で1、2年生アクティブ類型の教科「アクティブ」が行われています。そして、ゴルフ、スキー、和太鼓、写真、木工など、本校の地域性を活かした特色ある授業が展開されています。特にゴルフの授業ではティーチングプロの林良民先生による講義と技術レッスンを実際にゴルフ場で受けられ、生徒にとっては非常に贅沢で有難い時間となっています。ゴルフ場を使用させていただき、生徒の送迎までしていただいている千草カントリークラブの皆様には、毎年のことながら本当に感謝しております。いつも、有難うございます。
 また、4月27日(火)にはゴルフの授業を始める1年生(10名)に対し、宍粟市ゴルフ協会の皆様より、生徒一人一人にゴルフシューズとグローブを贈呈いただきました。その贈呈式では、土居正栄会長から「ゴルフは年を重ねてもできるスポーツ、技術を磨いてゴルフを好きになってほしい」と生徒に呼びかけていただきました。また、林プロからは「感謝してプレーしよう」とお話をいただきました。
 今年も多くの方々の支援のお陰で、生徒たちの学ぶ環境が整えられていることに心から感謝致します。宍粟市ゴルフ協会の皆様、本日は誠にありがとうございました。3年間いや卒業後も大切に使用させていただきます。

 

クリンソウ咲く学校

 本校の敷地内にピンク色の可愛い花が咲き始めました。「クリンソウ」です。花の下の方から階段になって次々と咲いて、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ていることから「クリンソウ(九輪草)」の名がつけられました。北海道から本州、四国の山間部に自生する多年草で、兵庫県では絶滅の危険が増大している種として希少な植物に指定されています。
 そんなクリンソウが本校の敷地内で大切に育てられ、また種を落として様々な場所で花を咲かしている様子が見られるようになりました。とっても可愛らしく、強くたくましいその姿は、まるで本校生を見ているようです。
 学校から約12km北上し、ちくさ高原に行けば兵庫県内でも珍しいクリンソウが自生する群生地がありますが、ひと足先にその花を見ることができて幸せです。5月のGW明けには、ちくさ高原の40万株のクリンソウ群生地も一面ピンク色に染まり、多くの人の目を楽しませてくれますが、今年も緊急事態宣言が発令され入山が規制されるかも知れません。しかし、こうした自然豊かな千種ならではの風景を見て、心も豊かに学校生活を過ごせることに感謝したいと思います。

 
 

全力体育!【49回生】

 「イッチニー・イッチニー…イチ・ニー・サン・シー・ニー・ニッ・サン・シー!」
 職員室にいると、体育館から元気のいい掛け声が聞こえてきます。本校の体育の授業の流儀なのですが、自分の出せる声を目いっぱい張り上げて、全員が体育委員ばりの姿勢で授業を受けます。全学年共通して、ランニング、ラジオ体操、そして補強運動を行いますが、それだけでも見応えがあります。
 私が、掛け声に誘われて体育館に向かうと1年生が授業をしていましたが、すでに補強運動を終え、ラジオ体操の動作を1つずつ解説を受けながら行っていました。前屈→体側→体をねじる運動の3つの体操を何度も何度も繰り返し正しい動きを確認していました。大きな掛け声、目線、手足の指先まで神経をつかい、できる限り大きく動くことを意識して取り組みます。最初は、ぎこちない動きでしたが徐々に形になり、全体の動きが揃ってくる様子がよく分かりました。
 地道な体育の授業は、決して楽しいものではないと思いますが、生徒たちは真剣かつ全力で取り組んでおり、素晴らしいと思いました。1年生の皆さん、こんなに真剣にラジオ体操をしたことありましたか?大変だと思いますが、近くラジオ体操のテストもあると思います。繰り返し練習して、正しい動きを体で身に着けましょう。お疲れ様でした。

 
 
 

イネ栽培の特別授業【49回生】

 「米一筋」と書かれたTシャツを身にまとったあやしい風貌の講師2人が、本日、5限目の1年「総合的な探究の時間」の授業でイネ栽培の特別授業をしてくださいました。この方々は、お米栽培や鑑定のプロであるJAハリマ一宮営農経済センター課長の井口さんと衣笠さんです。昨年の1年生がお米甲子園金賞受賞したことをとてもを喜んで下さり、「私たちにも何かお米栽培のお手伝いをさせてください…」と今年様々な形で本校に支援をいただくことになりました。その第一弾として、今日はイネの栽培工程やお米甲子園で競うお米の食味値の評価項目と今年の目標値等についてお話をいただきました。
 授業の導入は、基本的なお米に関するクイズから入りました。10問ほどのクイズを真剣かつ楽しんで参加した生徒たちは、これで一気にイネという作物に興味をもってくれたようです。優秀な成績だった生徒には、景品までプレゼントしていただき、本当に喜んでいました。
 さぁ、今日の授業をきっかけとして今年も1年生によるイネ栽培がスタートします。昨年は、偶然にエントリーしたお米が金賞を受賞しましたが、今年はこうした地域の方々のバックアップを受けて、さらに美味しいお米づくりに挑戦します。そして金賞以上の賞を狙いにいって勝ち取りたいと考えています。井口さん、衣笠さん、今日は楽しい特別授業をありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

   
 
 

昨年の自分を越えろ!【47回生】

 今日も日中は初夏を思わせるような陽気となりました。校内では過ごしやすいですが、運動をするには暑さを感じます。そんな中、3年生の体育の授業では新体力テストが行われていました。男女に分かれて50m走、ハンドボール投げ、持久走(男子1500m,女子1000m)の計測があり、昨年度の自分越えを目指して取り組んでいました。
 和気あいあいとした雰囲気の中にも、スタート練習等に何回も真剣に取り組む姿に、本校生の真面目で一生懸命な資質を感じることができました。3年生にとっては高校生活最後の体力テスト、もう今後このような体力テストをすることはないでしょう。暑い中でしたが、手を抜かず全力で挑む姿に今日も感動を覚えました。今日は、そんな生徒たちの熱い姿を紹介します。生徒の皆さん、お疲れさまでした。よく頑張りました!

 
 
 
 
 
 
 

校内を彩るクンシラン

 新緑が美しい季節となり、今日もたくさんの陽差しを浴びて山々が輝いて見えます。そして、校内では本校の校務員さんの手により育てられたクンシランの花が咲きはじめました。場所によって咲き方に若干の違いはあるものの、2,3年生のHR教室前の廊下では3分咲きとなり、オレンジ色が目立つようになっています。満開の状態は迫力があり美しさも格別ですが、私は将来性のある今くらいの状態が好きです。
 そう言えば…昨年のこの時期、コロナによる学校一斉休業により、生徒は登校できていませんでした。したがって、生徒たちは、美しい光景を見て心を癒されていることでしょう。
 兵庫県における新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。兵庫県では、3度目の緊急事態宣言発令要請も決定し、また緊張感が高まってきました。しかし、私たち一人一人が出来る事はただ一つ、個々にすべき感染防止対策をきっちり行うことです。それしかありません。私たち教職員も含め、引き続きしっかりと取り組んでいきます。

 
 

昼休みのひととき【49回生】

 今日の日中は建物の中はさほど暑さを感じないものの、屋外に出ると日差しが強く、初夏のような暑さとなりました。車の中はムワッと暖気が立ち込め、こういう暑さは久しぶりでした。今週は、こんな陽気が続くようですが、今年は真夏の暑さも早く訪れそうで恐ろしいですね。
 さて、本校は午前中の授業が終了してから50分のお昼休みがあります。しかし、給食当番は給食の準備や後片付け、それ以外の生徒も順番に手洗い・消毒を行います。そして、各自でトレーにご飯や副食をとり、教室を数か所に分けながら分散給食をしています。食べ終わったら各自で食器を片付け、ほとんどの生徒が歯磨きをして、午後の授業に備えます。今日は、1年生の給食指導に入らせてもらいましたが、友達と談笑する時間は正味10分もあるかどうか…給食を食べるのに時間がかかる生徒は、ほとんど休み時間がとれません。正直、「もう少しゆっくりさせてあげたいな?」と思う所がありますが、生徒たちは、何の文句を言うわけもなく過ごしています。
 生徒の様子を観察していると、校舎の外を眺めて気分転換する生徒、日番の仕事を黙々とこなす生徒、次の授業の予習をする生徒、友達と談笑する生徒など.....それぞれの昼休みの過ごし方を見ることができました。今日は、そんな1年生の昼休みの様子を紹介します。

 
   

全国17位と健闘!【ライフル射撃部】

 一昨日、三重県で開催された第40回全国等高等学校ライフル射撃選抜大会に本校の秦陽乃(3年)が出場しました。結果は、611.3点で残念ながらファイナルには残れませんでしたが、それでも全国17位と立派な成績を収めました。
 練習の中で調子の波はあるものの、最近は620点台をコンスタントに出せていたので、本人の中では納得できていないかも知れません。しかし、全国の舞台を経験できたことは必ず今後につながると思います。独特の雰囲気を肌で感じ、様々なプレッシャーの中で自分の力を出し切る難しさも体験できました。この経験を、今後の競技に生かしてもらいたいと思います。ひとまず、お疲れさまでした。よく頑張った!胸を張って学校へ登校して下さい。

 
  

友達との距離近づく…【49回生】

 本日3限~6限に、1学年では「インプロ学習」が行われました。「インプロ」とは、即興劇の手法を用いた自己表現力の開発法ですが、本校では入学してきて間なしのこの時期に取り入れています。特別非常勤講師の長谷中先生と國分先生の指導により、最初は硬い表情だった生徒たちも様々な共同作業を繰り返す中で、どんどん打ち解けていきました。私がお邪魔したのは午後からだったのですが、生徒たちは男女問わず仲良くなり、笑顔が絶えない時間となっていました。みんなの前に出て自分を表現することは勇気がいることですが、どんなに失敗しても他者を受け入れ認め合う雰囲気が溢れており、心が温かくなりました。
 入学式の日に、校長先生の式辞の中でも「他者を受け入れる」、クラス目標の中にも「自他を愛す」と重ねて話された通り、クラスの中で実行されていると感じました。自分のことをうまく表現できない、友達をつくるのが苦手…という人も今日はみんなよく頑張りました。最後に長谷中先生から、「失敗を恐れないで色んなことにチャレンジする3年間を過ごしてほしい」と生徒たちにエールをいただきました。今日は生徒たちにとって非常に有意義な時間となりました。長谷中先生、國分先生、ありがとうございました。

 

 

 

夢の晴れ舞台へ【ライフル射撃全国大会】

 今朝の千種町は1℃(午前7時時点)とかなり冷え込みましたが、雲一つない青空が広がり、学校からは三室山がくっきりと見ることができました。日中は20℃近くまで気温が上がり、寒暖差が大きくなっていますが体調管理に気をつけていきましょう。
 さて、ライフル射撃全国選抜大会の出場を決めた秦陽乃(3年)ですが、その後の様々な取材等によるプレッシャーや自身の体調不良などから長いスランプが続いていました。それでも懸命に練習を積み重ね努力してきたのですが、3月末に熊本県で開催予定の大会中止が決定し、深い挫折を味わいました。その後、代替大会として今週末(17日・土)に三重県で開催される第40回全国高等学校ライフル射撃選抜大会に出場できることが決まり、いよいよ明日から現地に向け出発します。
 11月末の近畿大会3位の栄冠から約5カ月間、本人の心の中で様々な葛藤があり今日を迎えています。私は、「ここまで十分に頑張ったので、後は試合を楽しんでほしい!!」と思っています。今日は、学校での大会前最後の練習風景を紹介します。練習後には、チームメイトや教員が書き込んだメッセージ入り色紙を手渡されました。夢の晴れ舞台で、自身の力が発揮されることを願っています。緊張感を楽しんでこい秦陽乃!千種高校の生徒・教職員あげてエールを送っています。