千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

数学・理科甲子園2022に出場しました!【自然科学同好会】

 今日も朝こそは寒かったですが、日中はグングン気温が上がって快適な陽気となりました。そのため、昼食(給食)後は、ウトウトして居眠りしてしまいそうになった生徒もいたのではないでしょうか?

 さて、10月29日(土)に数学・理科甲子園2022が甲南大学で開催され、本校から自然科学同好会の6名の生徒が参加しました。県下から有名進学校がズラリと勢揃いする数学・理科甲子園は、今年も55校の出場チームがあり、本校生も出場するだけでもスゴイと感じる大会です。予選はチーム対抗で、知識を問う問題と知識の活用について問う問題を解き、個人戦と団体戦の総合計により上位13チームに与えられる本戦進出を目指します。本校生は、個人戦に一坪小春さん(2年・千種中出身)、田口恭子さん(2年・千種中出身)、平瀬由昴くん(2年・千種中出身)の3名が出場。また、団体戦には、小松煌くん(2年・千種中出身)、船積美羽さん(1年・波賀中出身)、西田有里さん(1年・波賀中出身)が出場しました。結果、55チーム中39位と本選進出はなりませんでしたが、十分な準備期間もない中でよく頑張ったと私は評価しています。

 放課後職員室前の廊下で、答えられなかった問題を先生に質問している船積さん、西田さん、和田さんの姿がありました。「お疲れ様…難しかった?」と問いかけると「難しかったけど楽しかった!」と返答がありました。スゴイ!!彼女たちの目線は、もうすでに来年に向けられていました。

後輩へ想い語る…【49回生】

 今日も日中はポカポカ陽気…、秋晴れの素晴らしい天気となりました。ゆっくりと秋の移ろいを感じたい季節ですが、千種高校の先生方は日々の授業や行事に向けた準備、進路指導、部活動指導に追われ、とても忙しそうにしています。私も、気づいたらお昼になっていたり、時間がいくらあっても足らない感覚で仕事に追われる日々です。心に余裕をもって、象のようにどしっと構えて歩みを進めたいと思います。

 さて本日午後から、千種中学校で進路説明会が行われました。そこで本校の学校紹介をするのですが、私が説明するとどうしても営業トークとなり宣伝ばかりしてしまい真実味に欠けてしまいます。そこで、昨年から千種中出身の2年生にも参加してもらい、生徒目線で学校を語ってもらうようにしています。今年はなんと7名もの生徒が参加してくれ、所属している類型、生徒会・部活動、入学して感じていること等を話してもらいました。中学9年生とその保護者を前に緊張している様子でしたが、「私が話しするより生徒の方が説得力あり面白い!!」生徒それぞれの切り口で自身が感じている千種高校を語ってくれました。本当に助かりました。ありがとうございました。

 千種中学校9年生の皆さん、保護者の皆さま、そして中学校の先生方、本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。つたない説明でしたが、学校の魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです。一人でも多くの受検、入学を心からお待ちしています。

今日の給食きなこパン!【全学年】

 「教頭先生、今日はきなこパンの日ですよ…」事務室に行くと、今日の給食メニューを事務員さんから教えていただきました。「きなこかぁ…あまり好きじゃないんだよな…」と思いつつ、給食をいただきました。揚げたてでまだほんのり温かく、一つ一つ丁寧にナイロン袋に包まれた、手作り感たっぷりのきなこパン…、そのきなこパンを口にした瞬間、「うまい!うますぎる!!」驚きのあまり何度も連呼してしまいました。パン生地はもっちりとしてフワフワだし、ほど良い甘さのきなこがビッチリとまぶされたパンは、私のきなこ苦手意識を覆す衝撃的な味でした。ちくさ学校給食センターに「きなこパン、最高に美味しかったです!」とお礼の電話をした所、きなこパンは約10年ぶりのメニューだそうで、原材料が高騰する中、宍粟市内の他の給食センターでもほとんど例がないと言われていました。改めて、日々の児童生徒たちが喜ぶ創意工夫を凝らした献立と愛情たっぷりの調理に心から感謝いたします。ありがとうございました。

 生徒たちの喜ぶ顔を見ようと、各教室に足を運びました。「今日はこなこパンやぞ~っ」と生徒に伝えると「えっ、マジですか!」「やったーっ!」とテンションが上がり、めったにないパン食に喜んでいました。黙食のため、声には出していませんが、私と同じように心の中で「うまい!うますぎる!!」とつぶやいていた事でしょう。こうした機会に改めて手の込んだ給食をいただけている事に感謝して、ご飯の日でも苦手なおかずでも残さずしっかり食べるようにしてほしいです。

台湾との交流授業②【チャレンジ類型】

 今朝の千種町は6℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。昨晩のニュースで鳥取の大山(標高1729m)では、平年より8日早い初冠雪の便りが聞かれました。生徒たちの多くがブレザーを着用し、ポケットに手を入れ、寒そうに登校する姿が見られましたが、今年の冬も寒く多くの雪が降る予感がします。本校は、冬にスキーの授業があるので、ある程度は降ってもらわないと困りますが、ええ感じで降ってほしいです。

 さて本日5,6限目は、台湾の新竹縣義民高級中學との2回目の交流授業が行われました。私も初めて授業を覗かせていただきましたが、互いの教室同士をオンラインでつなぎ交流する様子にワクワクしました。「 hello!! ]と互いに手を振り合って笑顔で挨拶するところからスタートし、事前に用意したプレゼンをもとに英語で交流が進められていきます。台湾の高校からは、台湾の伝統的な食べ物や屋台、文化についてプレゼンがあり、本校生は必死にメモをとり内容をくみ取ろうと頑張っていました。また、英語で質問をして意志の疎通が図れた時は、互いに拍手しあい親睦を深めました。本校からのプレゼン担当は2年生でしたが、日本の和菓子や姫路市、ジャニーズや甲子園等について紹介し、質問の返答も行っていました。様子を見ていて感じたのは、台湾の高校生は発音がきれいで聞き取りやすく、英語力が非常に高いということ。これは、本校生にとっても大きな刺激になるのではないかと感じました。

 1~3年生のチャレンジ類型の生徒たちが縦割りで一堂に集まり、先輩や後輩の前で英会話力を披露する機会にもなり「校内での生徒間の刺激もかなり大きい」と村上先生は言います。「先輩スゴイ!!」「後輩、やるなぁ…」という関係が今後の学習意欲向上につながってくれれば嬉しいです。次回は、11月30日(水)を予定しています。生徒の皆さん、お疲れ様でした。

薬物乱用防止講演会【全学年】

 昨日6限目、龍野保健福祉事務所の管藤未奈子主査に講師としてご来校いただき、全校生を対象とした薬物乱用防止講演会を行いました。「薬物なんて自分には関係ない…」と考える生徒も多いかと思いますが、どんな種類の薬物があり、使用するとどうなってしまうのか。また、どんな手口で勧められるのか等について説明を受けました。

 その中で、薬物の一番恐ろしい所は「一度使うとやめられなくなる」という点。つまり、依存性が非常に高いという事を力を込めてお話されました。そして、心のコントロールが保てずそこから抜け出せなくなり、自分だけでなく家族も崩壊させるので絶対に使用してはダメ!!持っているだけでも犯罪です!と生徒に訴えられました。生徒たちは、約50分の講演を頭を上げて自分の事としてしっかりと聞き、その怖さ恐ろしさを感じていたようです。最後に、生徒会長の小松煌くんが「薬物の怖さをリアルに感じた。身の危険を感じたら絶対に断る勇気を持ちたい。」と謝辞を述べました。

 菅藤様、お忙しい中ご講演くださり、ありがとうございました。生徒たちは、薬物乱用の恐ろしさを身に染みて感じてくれたと思います。また、飲酒、喫煙等が未成年に禁止されている理由も分かりやすく説明してくださり、感謝いたします。今後とも、よろしくお願いいたします。

ちくさふれあいフェスタ2022

 昨日、好天に恵まれ3年ぶりの「ちくさふれあいフェスタ2022」が開催されました。過去2年間、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、私はこのイベントを見たことがありませんでした。行事の中止が長期化すれば、その行事を知る職員や生徒が減り行事の目的すらも薄らいでしまう可能性がありますが、実行委員会の皆さまのご尽力により開催できたことを心から嬉しく思います。

 本校からは、カルチャー部による吹奏楽・和太鼓演奏とライフル射撃部によるライフル射撃体験という形での参加となりました。早朝より和太鼓やライフル射撃に必要な道具を運搬し、生徒たちはそれぞれの場所で入念な準備を行っていました。カルチャー部は、オープニングで千種中学校吹奏楽部と合同で2曲の演奏を披露…素晴らしい音色が町内に響きわたり、ふれあいフェスタの幕が開けました。その後、ステージ発表の中盤には迫力ある和太鼓演奏を披露し、聴衆から大きな拍手を受けました。直前に中間考査があり、全員が揃って練習することが思うように出来ない中で、本当に良く仕上げたと感心しました。ライフル射撃体験では、実際のライフル銃を使用して約5~6m先にある的に向けビームを放ち、競技と同じように得点が確認できるように設定をしました。生徒たちが、体験を希望する子どもたちに的を射抜くコツを伝授し指導する様子はとても微笑ましく、見ていて癒されました。こうした機会に、ライフル射撃の魅力を伝え普及に繋がれば嬉しく思います。

 カルチャー部、ライフル射撃部の皆さん、そして顧問の先生方、様々なイベントが続きお忙しい中、参加してくださりありがとうございました。町の活性化に高校生は不可欠です。今後も、可能な限り地域の方々と一緒に町づくりに参加できるよう取り組んでいきます。

お米の選別授業 in 千種小学校【交流授業】

 柿の実が色づきコスモスの花も満開…、今日も秋晴れの素晴らしい一日となりました。秋は私の一番好きな季節…、理由は、学生時代に陸上の長距離が専門でしたので、大好きな「駅伝」が始まる季節だからです。先週は、箱根駅伝予選会が行われ母校(日大)はまたも本戦出場ならず…、「何やっとんやーっ!」とフラストレーションが溜まりましたが、宍粟市中学駅伝では女子の部で千種中学校が準優勝し非常に嬉しかったです。陸上部のない小さな中学校が陸上部のある大きな学校に勝つなんて凄くないですか!?千種っ子の「何事も全力、手を抜かない」、「我慢強い」という気質が、駅伝の結果にも表れていると思い、本当に嬉しいです。おめでとうございます!

 さて、今日はお米の選別授業第2弾…、千種小学校3年生(10名)を対象に授業に行ってきました。授業の目的は色々ありますが、一番は「美味しいお米を郷土の誇りに感じてほしい」という願いを込めて行いました。この日は偶然、本校2年生(5名)が就業体験で小学校に来ていたため、高校生にサポートしてもらいながらの授業となりました。選別作業の経験がある高校生が、小学生の間に入って実習するためホントに安心…。高校生が温かい眼差しで小学生に指導する姿は微笑ましく、何より子どもたちが楽しく取り組めていたので大助かりでした。ありがとうございました。私も小学校の教員免許はあるものの小学生相手の授業は初体験…、楽しみなのと緊張とで朝4時30分に目が覚めました。小学生の印象は「とにかく可愛い…」無邪気であどけない子どもたちですが、こちらの質問に「えっ、こんな事も知ってるの?」と的確な返答があり驚かされました。今どきの小3生はスゴイです。

 本日選別された選ばれしお米は「全国農業高校お米甲子園」に向け出品します。今年も金賞となれば嬉しいですが、入賞ならずともこうして小中高生が同じ想いで米づくりに携われただけで「最高金賞」に値するお米だと感じました。千種小学校3年生の皆さん、今日はホントに楽しかったです。ありがとうございました。

新聞掲載されました!

 おはようございます。今朝の神戸新聞に前生徒会長の南光開斗くんを中心とした生徒会執行部の生徒たちの「若人の賞」受賞の記事が掲載されました。名誉ある賞に輝いた生徒たちは千種の誇りです。

 

段ボールで仮面・帽子づくり【49回生】

 今朝の千種町は8℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。ついに町内でも1ケタの気温になり、そろそろストーブやコタツ等を準備し冬支度をしなければなりませんね。とは言っても、原油高の状況下で灯油の使用も控えなければなりません。そして、学校ではストーブの設置基準日は12月からなので、まだ当分は衣服の重ね着等で寒さをしのいでいくしかありません。しばらく耐えましょう!

 さて、今日は久しぶりにアポなしで2年生「選択美術」の授業にお邪魔しました。現在、2年生では段ボールの素材を使って仮面・帽子づくりが行われていました。事前にイメージするイラストの図面を作成した上で、段ボールの素材の可能性をさぐりつつ試行錯誤しながら形作っていきます。生徒の作品を見ながら声掛けしていく中で、「それはチョンマゲか?」と尋ねたら「違いますよ、サクランボです…」と大変失礼な間違い発言をしてしまいました。それでも、生徒たちは爆笑しながらも互いに助け合い懸命に作品づくりに取り組んでおり、素晴らしいと感じました。定規でサイズを測ったり、実際に被ってサイズを確認したりしながら、世界に一つしかない個性豊かな段ボールの被り物がどんな風に仕上がっていくか楽しみです。最後まで投げ出さず頑張ってください。

ジュニアゴルフレッスンに参加!(50回生・アクティブ類型)

 本日、宍粟市ゴルフ協会主催のジュニアゴルフレッスンが千草カントリークラブで行われ、本校1年生アクティブ類型の生徒11名が参加させていただきました。宍粟市ゴルフ協会の皆さまには、毎年ゴルフを始める生徒全員にゴルフシューズやグローブを寄贈していただいたり、クラブやボール等も補充していただくなど大変お世話になっています。

 今日は、宗接会長様をはじめ4名の会員の皆さまから直接ゴルフの手ほどきを受け、生徒たちはパターやアプローチ練習に熱心に取り組みました。実は1年生、これまでアプローチ練習を中心にしてきましたが、パター練習は初めての生徒が多く、最初は全く力加減や方向性が定まりませんでした。しかし、クラブの握り方や足の向き、目線やターゲットラインの見方などの指導を受ける中で、みるみる上達する生徒たちに協会の皆さんも喜んでおられました。

 宍粟市ゴルフ協会の皆さま、本日はお忙しい中ご指導いただき、ありがとうございました。ゴルフの授業を通して技術面だけでなく、マナーやルールをしっかり身につけた誠実な大人に成長してくれることを願っています。

最強カルテット西播大会で躍動!【卓球部】

 今日から寒さが一段と増し、生徒たちの服装もブレザーを着用している姿が見られるようになりました。千種町の手前にある佐用郡三河地区あたりから朝霧が発生して、少しずつ樹々の紅葉が進んでいます。この季節らしい千種の自然を目で楽しみたいと思います。

 さて、10月8日(土)、9日(日)にウインク体育館で西播新人卓球大会が行われました。本校の男女の1,2年生がほぼ全員出場しましたが、女子が団体戦で5位に入賞するなど素晴らしい活躍を見せました。そのメンバーは、福下愛菜さん(1年・千種中出身)、大畑怜夢さん(1年・安富中出身)、小椋真優さん(1年・波賀中出身)、長谷川和さん(1年・山崎南中出身)の4名です。女子卓球部史上、最強のカルテットと言っても過言ではない活躍ですが、ベスト4も狙えていたので「悔しい気持ちの方が強い」と話してくれました。それでも、団体戦の5位決定戦では、飾磨高校、山崎高校の3校で順位決定戦を行いましたが、山崎高校に3-0でストレート勝ちするなどその実力を存分に発揮した生徒たちに大きな拍手を送ります。よく頑張りました!この4名の強みは「チームワーク力」にあると私は見ています。そして、どんな相手でも物怖じしない度胸があり、本番に強いところが魅力です。11月に開催される県新人大会に向け、大畑さんは「1勝でも多く勝ちたい!」と抱負を語ってくれました。

 また、女子ダブルスでも福下さん、小椋さんペアが県大会出場を決めたほか、女子個人戦では福下さんが4回戦で強豪姫路商業高校の選手を相手に3-1で勝利する快進撃で県大会出場権を獲得しました。顧問の吉田先生も現地から「これはスゴイ事です!」と興奮気味に速報の連絡をくれました。福下さんは「5点くらい取れたらいいかなぁ…と思っていたけど勝ててビックリです」と語ってくれました。今後も女子最強カルテットの活躍に目が離せません。県大会でも持ち前のチームワークと強心臓で頑張ってもらいたいです。※写真は練習試合のものです。

 

秋のイベント目白押し…【カルチャー部】

 今朝の千種町は17℃(午前7時時点)、午前中は雨が降り続きましたがお昼前には雨も上がって太陽が顔を出す時もありました。本日で中間考査も終了…、今日の天気は生徒の心境を表しているようで、考査を終えた生徒の表情は、開放感でいっぱい…部活動や下校途中に笑顔がたくさん見られました。明日からまたグッと気温が下がるようですが、2学期の後半戦も頑張っていきましょう!

 「考査」という一つのヤマ場を乗り越えた生徒たちですが、考査期間中ももう一つのヤマ場に向けて必死に練習に励む部活動がありました。それは、カルチャー部です。2学期に入り10月1日(土)のしそうバンドフェスタの参加、10月2日(日)中高合同体育祭でも部活動行進の演奏など大活躍のカルチャー部ですが、10月23日(日)の千種ふれあいフェスタと11月5日(土)の園小中高合同文化祭でも中学校吹奏楽部との合同演奏や和太鼓演奏を行います。さらに、12月4日(日)にはしそうファミリーコンサート in ちくさに出演し、宍粟市吹奏楽団と共演での参加を予定しています。昨年までは、コロナウイルス感染症の影響からカルチャー部の発表の場がなく可哀そうな状況がありましたが、今年からコロナ前の行事が復活し大忙しです。今日も、考査終了直後から生徒たちが自主練習に励み、それぞれのパートごとに練習が進められていました。

 文化行事が目白押しの秋…、カルチャー部の皆さんには多くの出演に「充実」を越えて少し「負担」になっていないか心配ですが、1つ1つのイベントに楽しんで参加し練習の成果を出し切ってほしいと願っています。頑張れ、カルチャー部!!

 

日本一美味しい米コンテストに向けて!【交流授業】

 今日の千種町は朝からすっきりと晴れ、気温がグングンと上がり暑さを感じる陽気となりました。つい3日前は真冬の装備で出勤した私ですが、今日は日中半袖カッターがちょうど良い感じで、水筒のお茶も飲みほしていました。中間考査はあと一日残されています。最新の天気予報を見ながら、快適な着こなしで体調管理に努めてください。

 さて、本日午後から私は千種中学校に出向いて9年生を対象とした「お米の選別」交流授業を行ってきました。授業の前に、私はついつい授業と関係のない話をする癖があるのですが、「皆さんにお礼が言いたい」と切り出し、米づくりや中高合同体育祭など様々な場面で、何事にも本気・全力の姿にいつも元気をもらっていることを伝えました。そして、私の自己紹介を少しした後、本題の「お米の手選別」がスタートしました。実は、日本一おいしい米コンテスト(昨年度、金賞受賞)に出品する期日が迫っており、高校生は中間考査中で実習ができないため、今日の授業での9年生の頑張りに頼らざるを得ない状況がありました。「終わるまでやるぞーっ」と冗談のような本気で激を飛ばしつつ、生徒たちは、「それはヤバイ!」と言いながら正確かつスピーディーに選別を進めてくれました。中には、一粒一粒細かくチェックしている生徒もおり、その真剣な表情にとても癒されました。最終的に選ばれ抜かれた玄米は、家庭用精米機によって白米にし、その白米を生徒の手によって正確に計量してもらいました。授業時間を少しオーバーしてしまいましたが、生徒たちは妥協せず最後まで出品に向けて全力で取り組んでくれ、本日夕刻に山形県に向け郵送することができました。

 9年生の皆さん、ありがとう、素晴らしい!!皆さんから今日も元気をたくさんもらいました。千種町の小中高生が丹精込めて育てたお米、そしてその中から選ばれ抜かれたお米は、きっと今年も審査員の心を引きつけるでしょう。

 

総合的な探究の時間の在り方を学ぶ【職員研修】

 中間考査2日目…、今日は太陽の日差しもあり過ごしやすい一日となりました。生徒は今日も時間の限り考査に向け全力で取り組んでくれたことでしょう。先生方も生徒が下校したあと採点等で忙しそうにしていますが、今日は11時より県立村岡高等学校の今井典夫先生に講師としてご来校いただき、「村岡高校の実践に学ぶ総合的な探究の時間の在り方」と題して職員研修を行いました。

 村岡高等学校は、千種高校と同様に急激な過疎化が進む山間地域にありながら、教科「総合的な探究の時間」の中で地域、行政、企業、大学と密接に関わり、地域に学び地域と協働する学校づくりを行う先進校です。実は、今井先生の初任校は千種高校で、本校のカルチャー部(千種太鼓)の創設や演劇文化の導入に力を注がれてきた伝説の先生…、私も節ちゃんのお店でお名前を聞いたことがありました。そんな事もあり、今井先生と関わりの深い地域の皆さま7名が特別参加しての職員研修となり、大変盛り上がりました。

 約70分の講演会の中で、「これでもか」と言わんばかりに様々な取り組みの紹介を受けました。わずか18名ほどの教職員で、どうやってこんなスゴイ事が出来るのか!?私の中では目からウロコのお話ばかりで、その取り組みの深さの違いに驚かされました。もちろん、すべて真似できるものではありませんが、本校の「総合的な探究の時間」をより良いものにするためのヒントがたくさんあり、大変勉強になりました。最後に、地域から高校が無くなったら地域は錆びれる…、「千種高校は私の第2の故郷、これからも要望があればいつでも来ますよ」と温かいお言葉をいただきました。今井先生、本日は貴重なお話を有難うございました。今日のお話をもとに、千種だから出来る「総合的な探究の時間」を、生徒たちとともに作り上げていきたいと思います。

 

 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 本日より、2学期中間考査がスタートしました。寒くなったり、暖かくなったりと気温の変化が大きい時期ではありますが、10月17日(月)までの間は勉強最優先で頑張ってほしいと思います。

 さて、報告が遅くなりましたが、9月25日(日)に県立明石西高等学校で開催された兵庫県高等学校秋季ライフル射撃選手権大会のビームライフルの部で、本校の藤井大樹くん(2年・山崎東中出身)が10位に入賞し、11月20日(日)に大阪府能勢町の国体記念能勢ライフル射撃場で開催される近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会への出場権を獲得しました。実は、近畿大会に出場するためには上位9位までに入る必要があり、藤井くんの得点576.4点は9位の他校生と同点だったのですが、ルール上ほんのわずかの差で10位と判定されたのです。その結果を知り、当日はクールな藤井くんも悔しさをあらわにしていたと言います。藤井くんの得点は、自己新記録であり素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、それ以上に近畿を逃した悔しさが上回っていました。

 しかし数日後、朗報が届きます。なんと上位者の中で近畿大会出場の辞退者がいたため、次点の藤井くんにその権利が舞い降りてきたのです。「棚からぼた餅」ということわざがあるように確かにラッキーではありますが、棚の下(10位)にいたから得られる権利です。地道に努力する姿を天の神様が見てくれていたのでしょう。

 ライフル射撃部は、3年生の猶原さん、藤原さんなど全国大会出場を果たした実力者が引退しましたが、こうして新たな後輩が出てきてくれたことを心から嬉しく思います。近畿大会でも頑張ってほしいです。

英語スピーチコンテスト初出場!【49回生】

 今朝の千種町は10℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。波賀方面から鳥ケ乢トンネルを抜けて峠越えしてきた先生は、「峠の温度計は6℃でしたよ!」と私に報告してくれました。「いやぁ~、寒くなりました…」私は寒さに弱いので、今朝は千種の寒さを予想してズボンの下にインナーを装備し、ウインドブレーカーを身にまとい真冬なみの装備で出勤しましたが、ちょうど良かったです。それに比べ本校の生徒は寒さに強い!!全員がブレザーも着ずに長袖カッター、ブラウスで登校していました。明日から中間考査…、体調管理を万全にして十分に力を発揮してくれることを願います。

 さて、10月8日(土)に第40回西播磨高校生英語スピーチコンテストが姫路市立琴丘高等学校で行われ、本校から山本実央さん(2年・一宮北中出身)が出場しました。このコンテストに本校生が出場するのはおそらく初めてで、担任であり英語科の村上望大先生とマンツーマンでこの日に向けて準備、練習を繰り返してきました。出場者は14名で、西播磨地区の精鋭が集うこのコンテスト…、今年度も、帰国子女が含まれていたりと非常にレベルの高いものとなりました。受付でくじ引きがあり発表順を決めるのですが、山本さんはなんと1番のくじを引きます。それでも動じることなく、「Effort will lie.But it will never be in vain(努力はウソをつく。でも無駄にはならない)」という演題で出場しました。山本さんは、硬式野球部に所属し誰よりも熱心に練習に励んでいますが、どんなに練習を頑張っても試合には出場できません。「努力は必ず報われるなんてウソだ!」と心が落ち込んでいた時、フィギアスケートの羽生結弦選手から「努力はウソをつく。でも無駄にはならない」の言葉を聞いて、救われ気づきがあったと言います。そうした想いを約5分間の英語スピーチで立派に発表しました。

 上位3人に与えられる県大会出場は叶いませんでしたが、山本さんの挑戦する気持ちに改めて勇気をもらいました。山本さん、お疲れ様でした。「努力は無駄にならない…」いいですねぇ…、どんな事でも心の持ちようで無駄にもなるし力にもなる。今後もポジティブ思考で自身を成長させていってください。

 

食味コンテスト「金賞」目指して【50回生】

 昨日の5,6限目、1学年全員の生徒の手による「米の選別」実習を行いました。収穫後、田住先生によってきれいに調整された玄米ですが、より品質の高い玄米にするため不完全米(青米、焼け米、胴割れ米、砕米、変形米、心白米など)をカルトンと呼ばれる黒と白の専用皿とピンセットを用いて取り除いていく作業…集中力と根気が求められます。

 しかし、生徒たちは休み時間も返上して米の選別に没頭…、見事な集中力で不完全米を取り除き、黙々と実習に取り組んでいました。この選ばれしお米は、「全国農業高校お米甲子園」(山梨県で開催)と「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」(山形県で開催)という2つの全国規模の食味コンテストに出品し、今年も金賞以上の獲得を目指します。

 もちろん、玄米は不完全米も含めて全ておいしく食べられます。しかし、生産されたお米の中にも何割かはこうした不完全米があり、その割合に応じてお米の等級(1等、2等、3等、規格外)が決まることを、生徒たちは体験を通して学ぶことが出来ました。出品用の玄米は、今日の2時間だけでは全然足りません。今後も、放課後等の時間に生徒の自主的な取り組みを期待しますし、来週には小中学校でも同じ選別授業を行う予定です。頑張っていきましょう!

新聞に掲載されました!

 今朝の神戸新聞に「小中高合同稲刈り」の記事が掲載されました。今年のお米の収穫量は、過去最高の223kgでしたが、お米の食味値を競うコンテストではどんな評価を受けるのか!?

 千種の自然環境の力と小中高生の地道な取り組みによって生産されたお米はまずかろうはずがありません。本日から、コンテスト出品に向けた小中高生による選別授業がスタートします。児童生徒の皆さん、頑張りましょう!

アユの解剖授業【交流授業】

 昨日から空気が一変し、一気に秋の深まりを感じる陽気となっていますね。生徒玄関前に立っていると、キンモクセイの甘~い香りが漂ってきたり、コオロギなどの昆虫のさえずりが聞こえ四季の移ろいを感じます。秋は美味しい食べ物が多く、ついつい食べ過ぎてしまうので体重管理に苦労しますが、適度に運動もしながら健康維持に努めていきましょう!

 さて、本日午後から千種中学校7年生15名を対象に、本校の理科教諭筏泰介先生による「アユの解剖」授業が行われました。私はこの筏先生の交流授業を毎年楽しみにしているのですが、今年も元気いっぱいの生徒を相手に、楽しくアクティブな授業が展開されました。最初に二人一組になって活きのいいアユを手づかみで捕まえ、袋の容器に入れていくのですが、これが至難の業…。暴れるアユがなかなか容器に収まらず、周囲の笑いを誘います。その後、容器の中にスポイドで麻酔を数滴垂らし、麻酔が聞き始めるまで筏先生による「アユの一生と生態」に関する授業が始まります。生徒にクイズ形式で問いかけながら、スライドを駆使した非常に分かりやすい授業に生徒たちも興味津々、積極的な発言も見られました。その後、「アユの命をいただくので、しっかりと学び何かを持ち帰ってほしい!」と熱く生徒に語り掛けた後、筏先生の手によってアユの解剖のデモンストレーションが始まります。ハサミやメスで切り開かれ臓器が見えてくると、「かわいそう…」と目を覆う生徒もいましたが逆に目が輝き前のめりになって説明に耳を傾ける生徒も多くいました。最後は、一人一匹ずつアユを取り出し、自らの手で解剖し臓器の名前や場所を確認しながら実習を進めていました。心臓を発見しヒクヒクと動く様子に「まだ生きてる!」と声をあげる生徒もおり、命の代わりに多くの学びを得た9年生たち…「ごめんなさい」「ありがとう」とアユに感謝していました。

 筏先生、今年も素晴らしい授業をありがとうございました。今日の経験は、生徒の心にずっと残り続けるでしょう。

ベンチ作りスタート!【48回生・アクティブ類型】

 今朝の千種町は18℃(午前7時時点)でしたが、日中はほとんど気温が上がらず、北風が強く吹いて肌寒い陽気となりました。夏のような強い日差しが照りつけ、つい先日まで「暑い暑い…」と言っていたのに、急に寒くなり体がついていきませんね。生徒の皆さん、中間考査一週間前となりました。体調管理に留意し、日々の授業に全力で取り組んでください。

 さて、3年生の教科「アクティブ(木工)」では、特別非常勤講師の迎山先生による5回目の授業が行われました。過去4回は、いわゆる「林業」を体験し生きた樹木から製材する工程を学んできた生徒たち…今日からはいよいよ「木工」の授業を行い、目標とするベンチ作りに向けスタートしました。最初に、迎山先生より図面を見ながら目標とするベンチの制作イメージについて説明を受けます。お年寄りの方々に楽に座っていただける高さで、丈夫なものとするための工夫が施されたベンチに生徒たちも共感し、真剣な表情で説明を聞いていました。その後、二人一組のペアを組み、台座となる板選びが行われ、いよいよ実習がスタート!ノコギリや斧、鉈などを使用して、機械に頼らず自分たちの手で形づくっていきます。「手作業でやれることはやる…」という迎山先生のこだわりの授業は、木目によって簡単に切れる場所や硬くなかなか切れない場所などを体感しながら学ぶことができます。「この感じだと台座だけで2学期が終わってしまうなぁ…」と迎山先生に冗談を言われながら、和気あいあいとした雰囲気の中で生徒たちは楽しく実習に励んでいました。迎山先生、今日もライブで楽しい授業をありがとうございました。2学期末に間に合わなかったら、来年度の3年生に続きをやってもらいましょうか!?(笑)