千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

校種の垣根を越えて②…【交流授業】

 本日、千種中学校の1年生を対象とした2回目の「交流授業」が行われました。授業担当は、理科教員である筏先生で生物(特に魚類や水産)の専門家です。今回の内容は、「アユの生態と解剖」について学ぶ授業です。
 最初に、アユの生態についてスライドを用いながら説明を受けた生徒たち、産卵から孵化した稚魚が海に流され、また大きく成長し川の上流へ戻ってきて、産卵後に死んでいくという短いアユの一生について感慨深げに聞き入っていました。先生からの発問に対して積極的に挙手したり、意見を述べたりと中学生の反応は大変素晴らしかったです。また生徒たちが驚くほど知識が豊富で、的確に回答できており感心させられました。
 メインとなるアユの解剖では、一人一匹ずつまだ元気に生きているアユを手渡され、テレビモニターに映し出される筏先生の解剖技術を手本にハサミを使用して進めていきます。生徒からは「自分が切られている気分」、「かわいそう」、「ごめんなさい」、「おいしそう」など様々な声が上がっていましたが、みんな恐るおそるも興味津々に解剖を進めていきました。解剖後もピクピクと動く心臓に「まだ、生きてる!ごめんよ」と声をかける生徒もいました。その後、各臓器を一つひとつ確認しながら、臓器の働きや配置について学んでいました。
 中学生のみなさん、今日の授業はどうでしたか?筏先生からあったように、命や食への感謝を忘れず、アユの住める美しい千種川をこれからも守っていきましょう。今日は、ありがとうございました。

 
 
 

情報をデザインする【46回生・ベーシック類型】

 今日は1日中冷たい雨が降り続き、気温が上がらずとても寒い一日となりました。コロナ対策で、教室や職員室も適度に換気するようにしていますが、扉が閉まったままの時間のほうが多かったように思います。また、生徒の服装を見ても、セーターやブレザーを着用している生徒が多くなり、秋の深まりを感じます。来週からは、中間考査が始まります。大切な時期ですので、体温調節をしっかりとして風邪等をひかないように注意して下さい。
 今日は3年生の「情報デザイン」の授業にお邪魔しました。情報と言えばタイピングしているイメージがありますが、この授業ではコンピュータを使ってポスターやホームページ、CG画像などを作成する技術の習得を目指す授業です。生徒たちはほとんど音のない静かな教室の中で画面と向き合い、この日はCG画像を作成していました。こうした授業を通して、レイアウトや造形、配色を工夫し、適切な情報伝達やコミュニケーション力、表現力等を身につけてほしいと思います。
 ワード、エクセル、パワーポイントなどの情報の基礎学習から、ベーシック類型の3年生はさらに高度な内容の授業へと進化し、実社会で通用する技術を身に着けようと今日も頑張っていました。

 
 

男子団体県大会出場決定!【卓球部】

 10月3日(土)~4日(日)、兵庫県高等学校新人卓球選手権大会西播予選がウインク体育館で行われました。
 3日(土)は男女団体戦が行われ、見事に男子団体が県大会への切符を手にすることができました。男女とも敗者復活戦で県大会の残り少ない枠を争う展開となりましたが、なかなか練習試合で勝てなかった高校に勝利するなど、今まで以上のチーム力を発揮することができました。女子団体も敗者復活戦でどんどん勝ち上がっていったものの、ほんとうにあと一歩の所で県大会出場に届かず悔しい結果となりました。
 また4日(日)は個人戦が行われ、残念ながらどの生徒も個人で県大会へ駒を進めることはできませんでしたが、生徒個々に課題や収穫を得て、今後につながる2日間となりました。悔しさも残る大会で、これから長いオフシーズンに入っていく中で、来年度の総体に向けて、キャプテンを中心に練習を頑張ると心に誓っていました。
 11月13日(金)~14日(日)にグリーンアリーナ神戸で開催される兵庫県大会の男子団体戦では、今持てる力を十分に発揮できるように、これからさらに練習を頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

 
 

気持ち切り替えて…【全学年・全教員】

 第4回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった本日、生徒はほとんど欠席することなく元気に登校しており、安心しました。その一方で、教員は私も含めリレーで無理をし過ぎて足どりが重く、足を引きずりながら歩く先生の姿もあり、年齢の差を痛感しています。しかし、この体育祭で教員チームが結成され、数日前から生徒に勝つために作戦会議を開いて教員が一つになり、生徒たちとリレーで一体となれたことは非常に意義深く、千種高校ならではの素晴らしい所だと思っています。来年は負傷者を出さないように事前トレーニングをしっかりと積んで、出場種目を絞ってまた生徒たちに挑戦しますので、楽しみにしていて下さい。
 さて、今日から中間考査一週間前となりました。生徒の皆さんは、来週からの中間考査に向けて気持ちを切り替えて今度は勉強に力を注いでほしいと思います。また、3年生は中間考査が終わるとすぐに就職選考試験がスタートします。何度も繰り返し練習している面接練習もいよいよ仕上げの段階に入ってきました。これまでの指導の過程で挫折しそうなこともあったと思いますが、「最後まで手を抜かない」という本校生の素晴らしい姿勢を今こそ発揮し妥協せず努力してください。私たち教員も、気持ち切り替えて今日からまた頑張ります!! ※写真は力走する本校教員たち

 
 
 

笑いと感動の第4回CHIKUSA合同体育祭

 第4回CHIKUSA合同体育祭が終了しました。笑いと感動の連続で、午前中開催でしたが非常に中身の濃い素晴らしい合同体育祭となりました。今日は多くを語りません。保護者のみなさま、今日はご声援いただきありがとうございました。
生徒たちの様子を写真で紹介します。成績は以下の通りです。
【中学の部優勝】2年生 【高校の部優勝】2年生 【総合の部優勝】中学2年生 【総合の部準優勝】高校1年生

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

予定通り開催します!【合同体育祭】

 おはようございます。本日の第4回CHIKUSA合同体育祭は予定通り9時より開催します。ご観覧の家族の皆さまは、検温やマスクの着用等感染予防対策を講じた上で、中学校へお越しください。なお、場内2か所にあるどちらかの受付を行なっていただきグランドに入場されますようご協力をお願いします。

本番さながらに…【合同体育祭予行】

 本日午前中、第4回CHIKUSA合同体育祭に向けた中学校との合同予行演習が行われました。入場行進、ラジオ体操などの最終動作確認と、本番を想定した各演技のリハーサルを行う中で、演技のイメージやそれぞれの集合隊形、入退場の流れ等も理解できたと思います。一番盛り上がったのは新種目のクイズでした。指揮者の長井大樹君(1年・波賀中)のアドリブと筏先生とのやり取りは会場に笑いを誘いました。また、最終演技の中高選抜リレーでは高校教員チームを結成し、普段見ることのない先生方の必死な姿を見て生徒たちも大喜びでした。当日も、教員チームは生徒チームに勝ちにいきますので、生徒のみなさん、負けないように頑張ってください。本番さながらの素晴らしい予行となりました。
 
  
 
 

食トレやってます!【硬式野球部】

 職員室前の机の上に置いてある上皿はかり、「なんでこんな所に!?」と思っていましたが、登校してきた野球部員が自宅から持ってきた弁当箱を計測していることに使用されていました。清水監督から「しっかり食べろよ」と声をかけられ、「はい!失礼します!」と言って教室へ戻っていきます。再び昼食後に、同じ生徒たちが職員室前へ現れて、今度は体重計に乗ります。「よし、合格!」「おいおい、全然増えてへんがな…」とファイルに記録されながら増体状況のチェックを受ける……。これは硬式野球部員による食トレで、生徒は通常の給食に加えタッパーに入った1kgのご飯を毎日プラスして食べることを命じられているのです。まるでその様子は、お相撲さんの新弟子検査のような光景……。
 この夏の公式戦を何戦か見させてもらいましたが、本校の野球部員は他校の生徒と比較しても確かに小柄な生徒が多く、線が細く、パワーがないことは明らかでした。この課題を克服するために、野球部では9月から食トレが毎日続き、生徒たちは給食時と練習前後にこの1kgのご飯を食べきることを実践しているのです。いやぁ~、これは辛い!!給食だけでも、かなり量が多く食べきるのが大変なのに、これにプラスとは…。生徒に話を聞いてみると、「野球の練習よりもキツイです」と本音を漏らす生徒もいましたが、この食トレを辛い顔一つせず、前向きに捉えていました。
 試合で勝つためには野球の技術練習だけでなく、こうした体を作る努力も必要不可欠ですね。しっかりとした食事とトレーニングを通じて野球に必要な筋力を身につけ、しっかりパワーアップしてもらいたいです。そして、毎日お弁当を持たせてくれ応援してくれる家族にも感謝の気持ちを忘れず、野球を通じて自分を磨いてください。

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 9月27日(日)、近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会兵庫県選考会が明石西高校で行われ、本校から1,2年生の9名が出場しました。ライフル射撃部は、コロナの影響により今年度は一度も公式戦がなく、目標を見出せない中で地道なトレーニングが続けられてきましたが、初戦となる公式戦で本校部員が大躍進しました。
 なんと、ビームライフルの部で、秦陽乃(2年)が624.5点の高得点で優勝!!、猶原宏海(1年)が4位に入賞し、二人揃って近畿大会への出場権を獲得したのです。また、ビームピストルの部でも近畿大会にはあと一歩届きませんでしたが、藤川佳大(2年)が7位に入賞しました。本人たちには失礼ですが…7月に各校ごとで行われた記録会では、本校ライフル射撃部員は、他校の選手に圧倒されており、実力不足は否めない状況でした。ですから私も、正直上位大会へ進出することなど想像もしていませんでした。しかし、毎月ごとに個人目標を定め、ランニングや体幹トレーニング、縄跳びなどの基礎トレーニングをコツコツ積み重ねたことや、本番を意識した緊張感ある部活動への取り組みによって、生徒たちは格段に飛躍していたのです。入賞者以外の生徒も自己ベストやそれに近い成績を収めたと聞いています。ライフル射撃部員の活躍に大きな拍手を送りたいです。よく頑張りました!
 近畿大会は11月20日(金)、21日(土)に大阪にて開催されます。「やれば出来る!!」を実践してくれた生徒たちが、自信を深め今後さらに活躍してくれることを願っています。



 

とったどーっ!実りの秋 実感【48回生】

 今朝の千種町は14℃(午前7時時点)とよく冷え込んだ分、すっきりと青空が広がる秋晴れの一日となりました。千種町を見下ろす兵庫県で2番目に高い山「三室山(1358m)」も青空にくっきりと映え、山頂付近ではかすかに紅葉が始まっているように見えました。
 そんな絶好の秋空の下、1学年によるイネの収穫実習が行われました。外部講師の田住学先生にご指導いただきながら、ノコギリ鎌を持って腰をかがめながらイネを刈り取っていきます。黄金色に輝くイネはずっしりと重く、何株かまとめて最終的にはコンバインで脱穀していました。約4カ月前、小さくか細かったイネがこの期間に分げつ、出穂、受粉、登熟と順調に生育し、1株2500~3000粒もの籾をつけるにまで生長していました。夏休み期間も含め毎日水管理したり、除草作業を適切に行ってきた成果が形になり、生徒たちもとても喜んでいました。収穫したお米は、後日学年で試食したいと思いますが、残りは今後の「総合的な探究の時間」を通じてみんなで活用方法を考えていきたいと思います。
 田植えからイネ刈りまでの一連の作業工程を身をもって学んだ生徒たち、「食」への感謝の気持ちが一層強まり、環境問題や農業の営みについて関心をもってもらえると嬉しいです。田住先生、今日は大変お世話になり有難うございました。