千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

2022年4月の記事一覧

千種高校の大谷翔平【48回生・村上先生】

 メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手…昨シーズン、二桁勝利と二桁ホームランこそ逃しましたが、誰もが想像し得なかった次元の二刀流で、世界中の野球ファンを魅了する姿に連日感動しています。1つの事だけでも極めることは簡単ではないのに、打って、走って、投げてと高いレベルのパフォーマンスを維持する大谷選手…、それでいて、謙虚で努力家で礼儀正しい人柄は我々日本人の誇りですね。
 そんな大谷選手の活躍に負けないくらい、本校の先生方は常に生徒のために全力で仕事に励んでくれており頭が下がる思いです。小規模校で教員が少ないため、他校では考えられないほど幅広い仕事をお願いしており、教科指導以外に学年主任は部長と掛け持ち、部活動顧問の2つ以上の掛け持ちが当たり前です。私から見れば、千種高校の先生方は全員が大谷翔平のように見えるのです。本当に先生方には感謝しかありません。
 その中で、英語科の村上望大先生が英語の授業以外に国語の授業も一部担当をしていただいており、生徒たちに衝撃を与えています。実は国語の教員免許も持っておられる村上先生…、無理を承知でお願いした所、「千種高校だから経験できる事なので、やってみたいです!」と即答をいただきました。先日、どんな授業をしているのか3年生の「国語表現」を拝見しましたが、ICTを駆使しグループワークを取り入れた先進的な授業を行っていました。まさに二刀流…、英語も国語も非常に高いレベルで授業をこなす村上先生は、まさに千種高校の大谷翔平です。

 
    

プロから学ぶ撮影テクニック【49回生】

 千種高校に赴任して3年目、ほぼ毎日のように生徒たちの写真を撮影していますが、私の写真技術はいかがでしょうか?私は、あまり深く考えずカシャカシャと撮影しているのですが、写真の世界も非常に深く、追求すればするほど面白い世界であるのは想像できます。
 本校では、教科「アクティブ」の授業で2年生から写真(カメラ)の専門家である萩原将弘先生を特別非常勤講師としてお招きし、写真(カメラ)について学ぶ授業があります。今日はその萩原先生の授業にお邪魔して生徒たちが写真を撮影している写真を撮りまくりました。2時間連続の授業ですが、最初の20分ほどは「カメラの正しい使用方法」についてレクチャーを受けていた生徒たち…高価なカメラを大切にする心を学びます。その後、校舎外に出て、草花を被写体としてピント合わせや美しく撮影するポイントを教わります。生徒たちは、その教えを意識しながらタンポポやヒメジョオンなどの野草を見つけ思いおもいにシャッターをきっていました。
 「あっ、クリンソウが咲いてる!」ちくさ高原に群生するクリンソウを発見し、私もテンションが上がりました。最後は、学校外に出て千種の自然をテーマに写真に収めた生徒たち…その姿はイキイキとしていました。
萩原先生、今日も生徒たちに写真の魅力を楽しく伝えていただき有難うございました。生徒が撮影した写真は、文化祭で展示しますので是非、ご覧ください。

 
 
 
 

体育は集団行動【50回生】

 今日も出張でした。そのため、生徒の様子は見れませんでしたが、1学年の生徒たちも授業が始まって3週目を迎え高校生活にもかなり慣れてきたように感じます。欠席や遅刻する生徒もなく、順調に学校生活を過ごしており嬉しく思います。今週を乗り切れば、G.Wが待っていますね。4月はかなり気を張ってきたと思いますので、大型連休で少しリラックスし疲れを抜いてほしいです。
 さて先週、1年生の体育の授業を見学に行きました。体育館に入ると「駆け足、始め!」「全体、止まれ!」と井川先生の小気味よい号令に合わせ、「イッチニー、イッチニー!」「1,2,3,4,5!」と生徒が元気よく動いていきます。その表情は真剣そのもの…、学年全体が一つになって懸命に息を合わせて集団行動が繰り返されていたのです。隊列移動や体操の隊形への動きなども含め、かなり仕上がっていました。素晴らしい!!
 集団行動は、1年生の体育授業の登竜門で決して楽しい授業ではないと思いますが、全員が手を抜くことなく前向きに頑張っていました。1年生の保護者の皆さま、中学校の先生方、ご覧ください。本校1年生は、こうして元気に前向きに全員が取り組んでいます。ご家庭においても生徒たちに温かいエールを送ってあげてほしいと思います。

 
 
 

つちのこ見っけ!【ボランティア部】

 昨日の神戸新聞に掲載いただきましたが、本校ボランティア部(18名)の生徒が、みちの駅ちくさ様からの協力を受け「つちのこアート」の制作を行いました。体長1.7mのつちのこを模った土台に、生徒たちがカラフルな色のウロコを書いて貼り付けました。みちの駅ちくさのトイレの入口付近に設置されていますので、通りがかられた際には是非ともご覧いただき、映える写真を撮っていただきたいと思います。
 本校生が、地域のために様々な場面で活躍していることで、地域の方々から感謝の言葉をたくさんいただいています。その都度、生徒たちだけでなく私自身も千種高校を誇りに感じています。これからも、可能な限り地域活性化に向けて取り組んでいきます。道の駅ちくさの皆さま、ありがとうございました。

 
 

感謝の離任式【全学年】

 本日の6限目、離任式が行われ昨年度までお世話になった先生方とお別れを行いました。私は、どうしても抜けられない出張があり立ち会えませんでしたが、離任された先生方から生徒たちに向けて最後のメッセージがあり、生徒たちは背筋をピンと伸ばして話を聞いていました。中田先生は、ステージ上でエッサッサを披露…、千種高校の生徒へ力強いエールを送ってくださいました。その後、生徒を代表し生徒会長の南光開斗くんが謝辞を述べ、会場は感動に包まれました。
 齋藤前校長先生をはじめ5名の先生方、本日はご多用の中、生徒たちに会いに来てくださり、また心温まるお話をいただき有難うございました。そして、千種高校の生徒たちのために長年に渡り尽力してくださり、心から感謝申し上げます。
今後もどうか千種高校を応援してくださいますようお願いいたします。先生方の今後のご健勝とご活躍を心から祈念しております。本日は、本当に有難うございました。
 【離任された先生方】
 〇齋藤 勝校長先生(県立福崎高校へ)  〇志水 幸代事務長(県立佐用高校へ)
 〇清水 雄一先生(県立姫路飾西高校へ) 〇舩曳 翼先生(市立飾磨高校へ) 〇中田 勇貴先生(県立伊和高校へ)
 〇安積 拓男先生(県立上郡高校へ)   〇櫻井 亮介先生(県立多可高校へ)

 
 
 
 
  

自分探しの一年にしよう!【49回生】

 昨年度、総合的な探究の時間を活用し一年間を通して「イネの栽培」に取り組んできた2年生…。日本一おいしい米コンテストで金賞を受賞するだけでなく、お米の商品化と販売、ちくさ学校給食センターと連携した食育活動など収穫したお米を活用し様々な場面で大活躍してくれました。その2年生ですが、今年度の総合的な探究の時間では一年間を通して「就業体験」を行い、地域の方々のお力を借りながら将来の進路に結びつく取り組みを実践していきます。
 そのスタートとなる授業が本日4限にあり、最初に私も生徒に話をさせてもらいました。人生のターニングポイントは大きく2つあると思っている!と切り出して、1つは「高校3年生」、2つ目は「結婚」だと伝えました。高校を卒業して50年以上も実社会で働く訳ですが、自分の適性に合ったやり甲斐のある仕事についてもらいたい。そのためには自分を知ること、仕事を知ることが必要で就業体験に前向きに取り組むことで、必ず皆さんを後押ししてくれると伝えました。みんな頭を上げて、私の話を真剣に聞いてくれました。その後、グループワークを行い「学生と社会人の違いとは?」、「社会人になる前に身につけるべき力とは?」について話し合い、代表生徒が発表を行いました。生徒からは、様々な意見が出たようですが自分を見つめなおす機会になったのではないでしょうか?
 就業体験は6月24日(金)を皮切りに年間5回、町内の各事業所で実習をさせていただく予定です。準備をして下さっている学年の先生方、受け入れしていただく事業所の方々に感謝して、実り多い就業体験にしてください。

 
 
 
 

最後まで投げ出さない…【50回生】

 今朝の千種町は8℃(午前7時時点)と少し肌寒かったですが、日中は22℃と爽やかな過ごしやすい陽気となりました。校舎内廊下にはクンシランが並べられ、校務員さんによって手入れがなされていますが、花茎が伸びて蕾がかなり膨らんできました。千種高校の風物詩…校舎内をオレンジ色に染める景色がもうすぐ見れるかと思うと嬉しくなります。
 さて、連日1年生の話題が続き2,3年生の皆さんには申し訳ないのですが、今日も1年生の授業の様子を紹介します。今年の1年生の選択芸術は、音楽が14名、美術が24名と圧倒的に美術選択者が多いのですが、人数が増えた分授業担当の野村先生に迷惑をかけていないかと思い美術の授業にお邪魔しました。美術教室に近づいても授業しているのか分からないほどシーンと静まりかえっていたのですが、生徒は私が接近していることを気づかないほど集中しており驚かされます。自分の好きな動物をモチーフにした紙粘土の「アニマルマグネット」を最終的に作っていくのですが、まずはイメージする動物の模写に取り組んでいたのです。思うように描くことが出来ず悪戦苦闘の生徒もいましたが、首を傾げ何度も書き直ししながらも投げ出さず取り組んでいる姿に安心しました。
 千種高校の生徒の「最後まで粘り強く投げなさない」というDNAを1年生もきちんと受け継いでいるな…と嬉しく思いました。今後も、そうした姿勢を忘れず授業を大切にしてほしいです。

 
 
   

上級より上質を目指して【50回生・アクティブ類型】

 今日は早朝から青空が広がり、日中は22℃くらいまで気温が上がりました。少し紫外線が気になりますが、勉強や部活動するには最高の季節です。こんな天気の良い日は、午後からの授業で睡魔が襲ってきますよね。必死に睡魔と格闘した生徒もいたのではないでしょうか?
 さて、本日1年生アクティブ類型では、午前中に初めてのゴルフ授業が行われました。2,3年生と同様に最初の1時間は座学を行いましたが、特別非常勤講師の林良民ティーチングプロから授業にあたって「上級よりも上質を目指してほしい」と生徒に投げかけられました。つまり、ゴルフの技術は問わない…ゴルフを通して礼儀やマナーを学び人間性を磨いてほしいと語られたのです。私の心の中にもその言葉が刺さりましたが、生徒たちも真剣に受け止めてくれていました。「ありがとうございました!」、「お願いします!」など周囲への感謝を忘れない人、気遣い・心遣いができる人になってほしいです。
 3年間使用するクラブを確認した後、千草カントリークラブへバスで移動してゴルフ場の案内等を含めたオリエンテーションがスタートします。全員が初めて訪れるゴルフ場…、クラブハウス内の充実した設備(プロント→ロッカールーム→シャワールーム→コンペルーム)など林プロから説明を受けながら見学していきます。その後、クラブハウスを出て遠くに日名倉山、手前にはゴルフコースを眺める最高のロケーションを見た生徒たち…、「すげぇ!」、「広~い!」、「キレイ!」と目を輝かせていました。一般のお客さんが多く、ゴルフを楽しむ方々の様子を見ながら、将来の自分自身と重なって見えた生徒もいたかもしれません。ゴルフというスポーツが、実際の現場を歩いて、聞いて、見てよく理解できたと思います。林プロ、ありがとうございました。
 次回の授業からは、実際に自分のクラブを持参し基礎練習を繰り返し行っていきます。林プロから様々な知識と技術を学び、教科「アクティブ」で人間的に大きく成長してくれることを心から願っています。頑張れ、50回生!!

 
 
 
 
 
 

宍粟市SDGs植樹祭に参加【女子バレー部】

 4月16日(土)の話題ですが、ちくさ高原にて第1回宍粟市・ヴィクトリーナの森SDGs植樹事業が行われ、本校の女子バレー部6名が参加しました。この事業は、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成に向けてヴィクトリーナ姫路(プロバレーボールチーム)が参加して宍粟市と連携した地球環境の保護や地域貢献を目指す活動で、今年度からスタートしました。
 盛大な記念式典が行われた後、ちくさ高原「ヴィクトリーナの森」にてヴィクトリーナ姫路の選手と本校女子バレー部生徒、山崎高校女子バレー部生徒、小学生バレーの児童で5名程度のグループをつくり植樹を行います。ヴィクトリーナ姫路のチームカラーにちなんでヤマザクラが約20本植えられたそうです。ピンク色の真新しいスコップで穴を掘り、苗木を垂直に固定させ樹木保護ネットを被せる作業は、慣れない生徒たちにとって新鮮だったに違いありません。最後に、覆土と水やりを終えて約30分で植樹は完了しました。プロバレーボール選手と交流をしながら、地域貢献活動に取り組んだ生徒たち…、短い時間でしたが貴重な経験ができましたね。
 午後から生徒たちは、体育館に戻って山崎高校との練習試合を行いました。女子バレー部は今週末(4/23)に西播大会を控えており、本番さながらの実践的な練習が積めたと思います。部員6名とは言っても、他の部から1名応援してもらってやっと大会に出場できるチーム事情です。しかし、バレー大好きの仲良し地元メンバーで結束し、勝利目指して頑張ってほしいと思います。頑張れ、女子バレー部!!

 
 
 
 
 
 
 
 

校長先生との面談【生徒会】

 昨日から降り続いた雨も上がり今日は一日曇り空でしたが、乾燥状態が続いていたので非常に有難い雨でした。新緑も鮮明さを増し、ツツジやアメリカハナミズキなどの開花も確認でき植物がイキイキとしています。寒暖差が激しい時期であり、新年度のスタートを心配していましたが、全学年通して生徒はほぼ欠席せず元気に登校してきてくれました。非常に嬉しく思います。特に一年生は緊張の連続だったと思います。週末はゆっくりと体を休める時間を確保し、来週に備えてほしいです。
 さて昨日の放課後、3年生の生徒会執行部7名が校長室を訪れ4月に着任されたばかりの松浦弘幹校長先生とお話をする機会をいただきました。校長室に入る経験のない生徒たち…、緊張した面持ちで校長室に入ると「どうぞどうぞ、座って…」と優しく対応していただきました。話題の中心は、昨年9月頃から生徒会執行部の生徒たちが綿密に計画を進めてきた「こくう映画祭2022」でした。生徒会長の南光開斗くん(3年・山崎西中出身)が映画祭の趣旨や開催に向けた熱い想いを生徒を代表して語ります。校長先生から予算、銀行口座開設等に向けて鋭い質問を受けても、南光くんは自身で動いて得た情報をもとに冷静に答えていきます。本当に、堂々たる姿で校長先生も感服されている様子でした。
 当初5月にちくさ高原で開催する予定であった映画祭ですが、諸事情により6月11日(土)の文化祭と抱き合わせて千種高校体育館及びグランドを使用して開催する方向で計画変更しています。今後も新型コロナウイルス感染拡大による影響が危惧される所ではありますが、生徒の想いを形にできるよう教職員一同できる限りの応援をしていきたいと思います。