千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

カテゴリ:2021.11

3年目の持久走始まる…【47回生】

 今日も曇天、無風で肌寒い千種町でしたが、11月からスタートした体育の持久走練習にはもってこいの気象条件です。そんな中、今日は3年生の体育が行われており、グランドでは生徒たちの懸命に走る姿が見られました。ちょうど一週間ほど前、1学年がグランドで持久走をしている姿を校舎内から眺めていた私は、ある3年生の男子生徒に声をかけました。「また、この季節がやってきたなぁ、去年の君の走る姿を思い出すわ…」と話しかけると、その生徒は「これは僕にとって死のサークルですよ」と微笑みながらトラックを指さし応えてくれました。この生徒は走ることが苦手で、クラスの中でもダントツの最下位でした。しかし、最後まで諦めず力を振り絞り、ゴール後倒れ込んだ姿に私は心を打たれたのです。
 そして今日は1年越しの3年生持久走でした。この生徒に限らず、部活動を引退し受験勉強に明け暮れている3年生は、運動不足のため不安が多かったと思います。昨年まで軽快な走りを見せていた生徒も、今年は少し重い走りになっていました。それでも、前を見据えて最後まで諦めない姿は今までと何ら変わりません。素晴らしいファイトでした。
 今年は、12月16日(木)に園小中高合同マラソン大会を実施する予定ですが、レース本番に向け練習を積み重ね、園小中生のお手本となるような粘り強い走りを見せてほしいと思います。

 
 
 

アートガラス作りに挑戦【49回生】

 今日も時折日差しはありましたが、ほとんどの時間が曇り空で日中も12℃ほどしか気温が上がりませんでした。本格的な冬を前に、夏場に涼しい日陰で管理されてきたクンシランも校内の廊下に並べられ冬ごもりです。そろそろ三室山の山頂付近の雪化粧も見られる季節ですが、生徒の皆さん、寒さに負けず頑張りましょう!
 さて、今日は1年生の美術の授業にお邪魔しました。授業の最初に前回の課題であった「オリジナルうちわ」の鑑賞会が行われていました。お互いの作品を見て評価し合い文字にして表現する…、これも美術の大切な学習ですね。野村先生からも、「投げやりにならず丁寧な作品ばかり…、特に色使いが素晴らしかった。」と評されました。また、「美術作品は人格が表れるので、端々まで丁寧に取組めるようにしてくださいね」とお話されました。
 次に、生徒たちの新たな課題として「アートガラス」に挑戦しています。下絵をデザインし転写して、角ニードルを使用してガラス面に線刻していきます。野村先生から立体感や質感を出すためのポイントを教わり、いよいよアートガラス作りがスタート!線刻の量によって作品の明暗も表現できるのでなかなか奥が深い作業ですが、野村先生にアドバイスをいただきながら、集中して黙々と取り組んでいました。
 野村先生、素敵な授業をいつもありがとうございます。仕上がりがとても楽しみです。

 
 
 
 

Speaking Test【47回生・チャレンジ類型】

 今朝の千種町は11℃(午前7時時点)と比較的温かい朝でしたが、一日中曇っていてほとんど気温が上がらず寒い一日でした。今週からもう一段階気温が下がる予報となっています。学校でのストーブ設置は12月からが基準ですので、しばらくは服装の着こなしで寒さをしのぐしかありません。生徒の皆さんは、寒さ対策を万全に登校して下さい。
 さて、今日は3年生チャレンジ類型の「コミュニケーション英語Ⅲ」にお邪魔しました。3年生のチャレンジ類型は9名の生徒が学んでいますが、学習意欲の高い生徒ばかりで雰囲気が良く、素晴らしい授業が展開されています。今日は一人ずつ3分間の英語によるスピーチテストが行われ、生徒たちは緊張しながらも楽しく英語でコミュニケーションを図っていました。英語でのスピーチ内容は「自分の得意なことに関する3つの秘訣」です。生徒たちは、身振り手振りで3分間のスピーチを披露…、その後聞き手側から英語による質問があり、英語で応えていきます。全員が必ず英語で質問しなければならず、聞く側も内容を理解するために真剣です。最後は、発表者に対して全員が英文でメッセージを書き、発表者はルーク先生からコメントを聞いて完了です。
 「いやぁ、スゴイ!」ハイレベルで質の高い授業で驚きました。生徒の皆さん、お疲れさまでした。そして、北口先生、ルーク先生、いつも素晴らしい実践的な授業をありがとうございます。

 
 
 

研究成果を発表!【自然科学同好会】

 昨日、第45回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会がバンドー神戸青年科学館で行われ、本校の自然科学同好会の生徒が研究の成果を発表しました。出席者は自然科学同好会を代表し、大田光君(2年・波賀中出身)、岡柊花さん(2年・波賀中出身)、一坪小春さん(1年・千種中出身)の3名で参加者を前に堂々たるポスター発表を行いました。
 実験内容は「発酵の力を生かした酒粕の新たな活用法」です。世界中でプラスチック汚染が問題視されていることに着目し、地元酒造メーカーからいただいた酒粕を活用して生分解性プラスチックを作ることを試みます。酒粕をプラスチック化させるためにイースト菌、乳酸菌、麹菌を使用して様々な比較実験を試みます。その中で得た成果や課題を一枚のポスターにまとめ、自分の言葉で紹介しました。
 自分たちで主体的に取組んだ実験ですので、生徒たちは身振り手振りを交えながら堂々と紹介できており顧問の先生方も「よく頑張った」と生徒たちの姿を讃えていました。3名の生徒の皆さん、素晴らしいポスター発表をありがとう!今回得た成果を次の実験につなげて、来年度もさらに素晴らしい発表が出来るよう頑張ってほしいです。

 
 
 
 

いよいよ出発へ【48回生】

 明日から2学年は北海道(知床・小樽・札幌)へ3泊4日の修学旅行へ出発します。この学年は、新型コロナウイルスの影響を最も受けた学年で、1年生の野外活動や今年の9月に新たに計画した校外学習も中止となり、学年で校外に出たことは一度もありません。今回の修学旅行も当初はベトナムへ行く予定でしたが、安全面を最優先し行き先を変更…やむを得ず国内の修学旅行へ切り替えることになりました。中止や変更を経てようやく迎えた修学旅行…生徒たちも待ちに待った時間に違いありません。
 本日5,6限目は、HR教室にて学年の先生方と最終のしおり読み合わせがあり、その後「結団式」が行われました。学年の各先生方から一言ずつ修学旅行に向けたお話があり、その後、修学旅行副実行委員長の日平梨里葉さん(千種中出身)から「守るべきルールを厳守し、おもいっきり楽しもう!」、実行委員長の北川陽基くん(波賀中出身)から「いつまでも記憶に残る最高の修学旅行にしよう!」とそれぞれ挨拶がありました。
 北海道旅行に過去20回以上行くほど北海道大好きな私なので羨ましい限りですが、北海道の広大な景色、美味しい食べ物、そして可能ならば現地の人々に触れ、五感を使って北海道を感じてきてほしいと願います。良い旅行にするためには、体調を崩さないことも非常に重要です。夜はしっかりと休んだり、移動中にテンションを上げ過ぎないことにも気をつけながら、元気に帰ってきてくださいね。
 2学年修学旅行の様子は、学校HPを通してなるべくリアルタイムにアップしていきます。保護者の皆さま、是非ご覧ください。